音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2020年10月12日
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テーマ: ラテン音楽(411)
魅惑の曲とヴォーカル、ファースト作


 フランシスコ・セスペデス(Francisco Céspedes)は、1957年キューバ出身で、メキシコに帰化した男性シンガー。1997年に彼が最初に発表したアルバムが、『ビダ・ロカ(Vida loca)』である。現在に至るまで数年おきに合計10枚近いアルバムを発表している。また、デビュー以前にもソングライターとして活動しいて、ルイス・ミゲルの楽曲を書いたりもしている。

 フランシスコ・セスペデスという人は、元キューバ人らしく、キューバの“フィーリン”などの現代音楽のよき伝統を受け継いでいる。彼の紡ぎだす音楽は、軽妙でいて、かといってありきたりではなく、しっかりと個性があるというように思う。このファースト作では、後の諸作に比べるとまだ荒い部分もあるかもしれないが、そうした彼の特徴が十二分に発揮されている。

 1曲(4.「レモリーノ」)を除いて、すべての収録曲がセスペデス自身のペンによる。注目したい曲としては、シングルとして好評を得た3.「ビダ・ロカ」や7.「セ・メ・アントハ」が挙げられる。前者はしっとり系のバラードで、後者はミディアム・テンポで聴かせるポップ・ナンバー。さらに、11.「セニョーラ」は、テレビ・ドラマの曲として親しまれた曲。これらとくに有名な曲以外に筆者のお気に入りとしては、1.「トド・エス・ウン・ミステリオ」や5.「ペンサール・エン・ティ」も捨てがたい。

 その後、フランシスコ・セスペデスはさらなる進化を遂げ、いくつも好作を残している。すべての作品を聴いているわけではないけれど、他の作品についても機を見て取り上げていきたいと思っている次第である。


[収録曲]

1. Todo es un misterio
2. Como si el destino
3. Vida loca

5. Pensar en ti
6. Tú por qué
7. Se me antoja
8. Que hago contigo
9. Morena
10. Vida vida
11. Señora

1997年リリース。




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Last updated  2020年10月12日 05時45分19秒
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