音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2021年09月26日
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テーマ: 洋楽(3506)
大きなヒットとなったスタジオ第5作


 リトル・リバー・バンド(Little River Band,リトル・リヴァー・バンドとも表記)は、オーストラリア、メルボルン発のバンド。1975年にデビューし、とりわけ1970年代後半に米国で人気を得た。そんな彼らのスタジオ作の中で特にヒット作となった1枚が、1979年発表の本盤『栄光のロング・ラン(First Under The Wire)』である。アルバム・チャートでは、全豪2位、全米10位を記録した。

 前年発表の前作( 過去記事 )からは、 「追憶の甘い日々(リミニッシング)」 (全米3位)、 「レディ(レイディ)」 (全米10位)のヒットが生まれた。この勢いそのままに、本盤の収録曲からも2つの全米トップ10ヒットが生まれた。

 その2つのシングルのうちの1つは、1.「ロンサム・ルーザー(孤独な負け犬)」。全米6位を記録し、このバンドの特徴であるコーラスワークが見事に発揮されたナンバーである。もう1つは、4. 「クール・チェンジ(クールな変革)」 。こちらは全米10位のヒットとなり、グレン・シャロックのヴォーカルの持ち味が発揮されたスロウ曲である。

 もちろん、他の収録曲にも聴きどころがある。筆者のおすすめとしては、6.および7.の「ハード・ライフ」。前奏曲と本編の2つのトラックから成り、LP盤ではB面の冒頭を飾っていた楽曲で、ハードなギターを含むスリリングな演奏がいい。さらにもう少し他の曲も挙げておきたい。8.「ミドル・マン」は、どちらかというと抒情系のスロウ・ナンバーで、やはりバンドのコーラスワークが生かされた曲である。10.「魔力の女」は、やや陰のあるミドル・ナンバーで、この手のどこかに憂いのある曲調は、リトル・リバー・バンドの大きな魅力の一つでもあると個人的には思っている。




1. Lonesome Loser
2. The Rumour
3. By My Side
4. Cool Change
5. It's Not a Wonder
6. Hard Life (Prelude)
7. Hard Life
8. Middle Man
9. Man on the Run
10. Mistress of Mine

1979年リリース。





栄光のロング・ラン [ リトル・リバー・バンド ]



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Last updated  2021年09月26日 06時51分39秒
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