EL TRI(エル・トリ)にとって、5枚目のスタジオ作(ライヴ盤も含めると6枚目)となったのが、1989年の『21年後~ベインティウン・アニョス・デスプエス(21 años después Alex Lora y El Tri)』であった。“21年”というのは、リーダーのアレックス・ローラ(Alex Lola,アレハンドロ・ローラ)が、EL TRIの原型となったバンド(スリー・ソウルズ・イン・マイ・マインド,Three Souls in My Mind)を結成した1968年から数えて21年になることに因んでいた。