音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2025年08月16日
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テーマ: 洋楽(3548)
当時の勢いと熱気が満載のライヴ盤(前編)


 アメリカン・ロック界の大御所、ブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)の若き日のライヴで、40年以上の歳月を経て2021年にリリースされたのが、本盤『ノー・ニュークス・コンサート1979(The Legendary 1979 No Nukes Concerts)』である。

 21世紀に入った頃からだろうか、巷では、いわゆる“蔵出し”ライヴ系のリリースが溢れるようになった。そうした古い音源のリリースには、正直なところ、玉石混交という感が否めない。けれども、いざリリースされて聴いてみた時、何十年か前のライヴでこれほどに感動したのは、どちらかと言うと珍しい例だったというふうに記憶している。

 収録されているのは、2枚組で全13トラック。音源には、ボブ・クリアマウンテンによる新たなリミックスが施されている。このライヴの前年(1978年)にリリースされた 『闇に吠える街』 と1975年の出世作 『明日なき暴走』 、そしてライヴのレパートリー曲が中心となっている。その一方で、リリース目前の 『ザ・リバー(ザ・リヴァー)』 に収録されることになるナンバーからも2曲が披露されている。

 E・ストリート・バンドの息の合った絶妙の演奏は、これ以前のライヴでもよく知られているし、スタジオ作ながら『ザ・リバー』にも顕著である。また、後にリリースされた大部なライヴ作 『ザ・ライヴ』 (1975~85年の音源)の時期を考えると、すでに完成された演奏力が存分に発揮されていることもうかがえる。その演奏に加えて、ゲスト陣も目を引くもので、ジャクソン・ブラウンにトム・ペティ、さらにはローズマリー・バトラー( 参考過去記事

 そのようなわけで、ライヴ・パフォーマンスの質が高かった(けれども1984年以降の『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』の妙な熱狂はまだ訪れていない)時期の、優れた演奏が堪能できる盤であると、全体としては言えるだろう。

 長くなってきたので、いったんここで稿を改めて、 後編 に続けたい(曲目等の情報は後編を参照)。




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Last updated  2025年08月17日 14時33分27秒
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