ロバート・ラム(Robert Lamm)は、テリー・キャスらとともに、ブラス・ロック・バンドのシカゴの創設メンバーである。彼は、1970年代のシカゴのソングライティングの重要な部分を担った。しかし、時の経過とともに、シカゴはAOR路線へと向かっていった。これによって、彼が曲を作らなくなったかというと、そんなことはなかった。バンドとしてのシカゴが“甘い”路線をとる中、彼は相変わらず自作曲を作り続けていた。そうした曲が日の目を浴びることになったのが、1993年発表のソロ・セカンド作『マイ・ネイバーフッド(Life is Good in My Neighborhood)』である。