あるが侭に・・・

あるが侭に・・・









風が心地よい日、芝生に寝転がり空を見つめる。
吹き抜ける風を感じながら、空をただただ見つめ
てみる。青く澄んだその色、視野全部に入りきら
ない広さを実感し、空への思いを募らせる。眺め
ているうちに漂う小さなチリに目が止まる。じっ
と見つめていると、さっきまでその大きな存在を
誇示していた空の存在が曖昧になる。ほんの一瞬
そのチリに目を奪われている間に、さっきまで青
く澄んでいたその空は混沌の雲に覆われていた。

僕はその混沌の中にまた青を探す。空を自分の
視野に全て収めきってしまおうとも試みる。
もう、時は流れてしまっていた。小さなチリに
目を止めた時点で、空は僕に曖昧な姿勢しかみせ
なくなっていた。そして僕は気づく。もうすぐ
夜がやってくることに。。今度は闇夜に星を探そ
うともがく。混沌は未だに存在し、僕に一つの
星さえ見せてはくれない。

漸く見つけた星は赤く瞬き、僕に情熱の嵐を見せ
つける。闇の中、瞬く星よ。お前は僕に何が言い
たいのか?芝生の冷たい感触を感じながら僕は
その答えを探している。。空にノイズが見え始めた
この僕に何を言いたいのか。。。




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