オセロ

2011/03/25
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カテゴリ: 入院生活
3月22日

消灯後に刃物を探した。

トイレにはさみがあった。

私はなんの迷いもなく切ったけど切れなかった。

目が覚めるごとに続けた。

そのときの看護師さんにイライラするなど言えるわけはなかった。

整形外科の病棟で言うことは間違いだと思った。

翌朝私は売店で剃刀を買ってかわいいぐらいに切った。

私なりの理性の中で大きいことはしなかった。



新人の看護師さんと婦長に見つかった。

いや、婦長は言われて知っただけだろうけど・・・

私は完全に切れていた。

婦長に「どうして切ったの?」って言われた。

私は止まらなくなった。

泣いちゃダメだと分かりながらも悔しくて泣いた。

「主治医がむかつく!傷ついたんです」と・・・

内容も話して。

隣にいた新人の看護師さんが「ごめんね。気づいてあげれなくて」と

泣きそうになってしまって、私は一番苦しくなった。

あなたは悪くない!



婦長は分かってるの分かってないのかはっきりしない顔だった。

そして「刃物を出して」と言った。

私は「持ってない!」と言った。

完全な嘘。でも、この婦長になんか渡せるか!って思った。

そのままリハビリに行って戻ってくると主治医までプラスされて部屋に



最悪。

この状態でなんで主治医を呼んだんだろうと思った。

主治医が消毒して薬を塗っていても私は知らない顔をした。

それどころか「こんな傷そんなこといりません!」と言った。

事実いらないと思った。いつものことだから・・・

自分で出来るし。

また、傷を男性に触れることは私は嫌だった。

夕方に両親と婦長は話した。

結果私が切った理由は「入院のストレス」となった。

都合いいようにするなぁ~と思った。

親は違うと言ったけど。

私は最後の願いを込めて主治医に手紙を書いた。

切ったことは悪い。そして、主治医が今執刀医について毎日

手術にあけくれていることから精神的余裕がないことも分かった。

でも、自分の中で分かりながらも一言が欲しかったんだと思う。

翌日・・・

看護師と廊下でじゃれあっていた。このとき私が何をしたかを

看護師全員は知らなかったらしい。

でも、依存してる看護師さんはみんなの雰囲気から何かあったことは

分かっていたとか・・・

翌日担当になってくれた。

2週間ぶりのお風呂。

知らない看護師さんが「荷物持ってあげるよ」って言ってくれた。

でも、一人でなんでもしなきゃっていう変な維持が強かった。

私は笑顔で出来ると言った。

荷物と杖を持って歩いていたら、看護師さんがからかってきた。

私は自分でもビックリすることになった。

ワンワン泣くとはこういうことだと思った。

みんな見てるのに涙が止まらなかった。

こんなに泣いたのは彼氏が死んでからだと思う。

それも人の胸で泣くなんて彼氏が生きていたときだけ。

その感情は抑えれなかった。

看護師さんは抱きしめてから「お風呂いっておいで。

あんまり泣くとお風呂の水増えるから!」って言った(笑)

私は笑った。バカ!って思いながら。

お風呂担当の看護師さんは心配だったのか何回も見にきた。

部屋に戻っても、自分の感情を抑えれなかった。

なんでか、死ぬ方法を考えていた。確実にどうする?とか・・・

そんな時に、看護師さんは部屋に来た。

血圧などを測って全部終わるとドアをしめて

「お互い心に傷があるんだから語ろう!前から気になってたし」と

言った。

私は笑った。

看護師さんは「泣かせにきたの」って言った。

結局1時間ぐらいお互いのことを話した。

看護師さんの個人情報も含めて。

病気は違っても過食すること、仕事に行けない辛さは何も変わらなかった。

そして、偏見についても。

だけど、私が週1でも学校に行ってる事や学校の先生に病気を

話していることは褒めてくれた。

自分も話してるけどそれを理由には休めないと言った。

その通りだろう。

そんな甘くない。

結局、私は昔看護師か老人ホームで働きたかったことを話した。

でも、今そこにいない理由を聞いて無理だと言っていた。

私が看護師さんの表現ですごく分かったものがある。

「ある日糸がプチンって切れた」

あぁ!その通りだと思った。私も切れたとき動けなくなった。

でも、看護師さんも飛び降りようとして旦那さんに捕まってることを

聞いたとき私は泣きそうだった。

あなたがいなくなったら私はもう話せない。

もうそんな世の中に魅力はもちろんない。

これが死んだらダメってことなのかもしれないと思った。

昼食は食べないっていう私に看護師さんは「食べさせてあげるから」

とか言っていた。

でも、断固私が主治医にイライラして食べないことだけは分かっていた。

リスカのことは辞めて欲しいって言ったから説明した。

そしたら、精一杯の理性でリスカにしたんだと思うと止めれないって

言われた。

看護師さんからも刃物を出してと言われた。

私は出すことは出来た。でも、「もう病院で切らないよ」って言った。

理由は新人の看護師さんに悪いことをしたから。

それを話したら「優しい理由だね」と言ってもう取り上げないと

言ってくれた。

そして、ヨーグルトだけを食べる約束をした。

約束どおり食べたけどストレスで終わった(泣)

昼から廊下を歩いていたら看護師さんがおんぶしようとしてきた!

やたら、廊下でじゃれあっていた。

他の患者さんやスタッフさんから「姉妹みたい」って言われた。

「お姉ちゃん!!」って呼んでいた。

年齢は一回り違い。

「お姉ちゃんは拾ったんだよ」とかアホなことばっかりやっていた。

幸せすぎて辛かったかもしれない。

退院前だったので手紙を書いた。

看護師さん全員宛は婦長宛のように感情的になった。

依存してる看護師さんは無駄に働こうとする。

だから夜になってもいた。

はじめて、その日自分の背中に埋め込まれていたボルトを見た。

衝撃だった。ロボットかよ!!って思った。

その日はまた看護師さんとリハビリといいながら廊下を

何往復もして話した。

それは婦長がいたから歩いていただけ(笑)

ずっと杖がないほうの手をつないでいた。

暖かくて悲しかった。

だって、退院したら会えない。

それが精神科の先生との約束。依存を抑えるため。

だから夜が終わらないで欲しかった。

こうやって一緒にいて安心出来る関係。あったんかな・・・

初めて泣いた人。

そして、最後にマッサージをしてくれた。もう働く必要はない

のに・・・

「なんでマッサージするの?」って言った。

はじめはふざけていた。

でも、本当の理由を聞いてすごいと思った。

「マッサージも少しは出来るらしい。でも、それを仕事には絶対

しない。これは私のボランティアみたいなもの」って言った。

人は人に触られることで癒されるものがあるらしい。

だから患者さんに触ることは大切なんだって言った。

なんで、神様はこの人を病気にしたんだろうって思った。

いや、病気になって分かったんだろうか?残酷に思えたけど。

最後の夜は複雑だった。

おまけに、最後の夜の担当は新人看護師さんの初夜勤でした。

手紙渡したらまた泣きそうになっていて焦る!!

3月25日

最後の病棟。

最高に忙しかったかもしれない(笑)

リハビリをしてもらっていたら主治医や看護師さんが来た。

夜にMRIの結果から分かったことが実はあった。

執刀医が気づいたんだけど。

手術した部分に水がたまった・・・

つまりそれも痛かった原因。

最高に嫌だったけどうつ伏せになった。

看護師さんが手をつないできた。

ビックリしたけど、強く返した。

反対側はムッシュ熊雄を握らされた(笑)

どんな針かは知らないけど刺された。

痛いのに抜けない・・・

おまえ・・・ってちょっと思った。

他の看護師さんとかが抑えると水は出た。

ありえない量が。

本当に背中がつぶれた!!

おかげでお風呂いけないけど・・・

看護師さんに「よく頑張りました!」と言われてみせてもらった

水ってのは気持ち悪かったなぁ・・・

ってか針!!

太すぎる。麻酔しないことにビックリしたらしいけど。

うらんでますか?(笑)

主治医が「痛かったけ?」って言うから「むっちゃ痛い!って

言っておいたけど。

そして、リハビリが終わると人生初泌尿器科。

死ぬまで関わりたくなかった。

お年寄りばっかりだったし・・・

実は術後1時間に3回とかトイレに行くようになりました。

神経やったか?と思ってました。

でも、怖くて昨日まで言えず・・・

今日の受診。

ストレスからでした。

人間の体ってすごいよね~ストレスでなんでも出来ちゃうんだからさ。

ストレスでトイレ3回かよ!!って思ったし。

過敏性はやばいことになったし・・・

病棟に戻って最後に看護師さんが手をつないできた。

最後の廊下。

もう出会えないかもしれない。でも、すごく大切で言葉なんかで

表現出来ない人。

手をつないで歩く私たちを執刀医が見てビックリしてた。

そう、私は笑わない子だから。

本当の笑顔を見せたのは数日。

執刀医がどれほど頑張って私を助けてくれたかは知っている。

2年ちょっと前。

今の執刀医がいなかったら私は寝たきりだった。

大人しい人。

だから、嫌いなんかじゃないよ。でも、好きでもない。

主治医・・・

3人目。

近寄ろうとしても笑えなかった。

先生が今どれぐらい大変かは分からない。

でも、毎日オペに明け暮れるってきっと大変なんだろう。

そんな時に私が主治医からしたらどうでもいい言葉に切れた。

彼は手紙を握り締めていた。

どう思ったか分からない。

でも、私はあの主治医がいつか一人でオペ出来るようになって

心に余裕が出たらいいお医者さんになるんじゃないかな?って

思うのです。

本当イライラしたけど・・・

でも、あの人は「心」あると思った。

だから、看護師さん全体への手紙は渡さなかった。

私だって悪いんだもの。お互い、いつか笑えたらそれでいいよね。

そう思えたのは看護師さんが私を受け止めてくれたからだろう。

お別れのとき泣かなかったよ。

まぁ、家に戻って精神科の先生への手紙また切れたんだけど(笑)

私がセルシンを点滴したのは全部不安定だからっていうことに

なっておりまして・・・

それは絶対違う。誰が不安定だって言ったんだか。

痛いからだって言ったのに・・・

まぁ、これは先生に私がはっきり言います。

さて、来週は毎日病院。

入院も退院も変わりません。

もう、水たまるなよ!ってのが本気のお願い。

いっぱい泣いたから頑張らないとね。





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最終更新日  2011/03/25 08:17:23 PM
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