ジャズの神様の思し召しのままに

< 新しい記事

新着記事一覧(全509件)

過去の記事 >

2005年11月21日

Lee Konitz / Jazz A Juan (SteepleChase)

テーマ： Jazz(2004)

カテゴリ： ★★★★☆

1974年のアンティーブ・ジャズ・フェスティバルでのライブ録音。メンツが豪華で、マーシャル・ソラール(p)、ニールス・ペデルセン(b)、ダニエル・ユメール(ds)。顔ぶれを見てるだけで、なにかタダならぬ雰囲気が漂ってくる。

１曲目はいきなり無伴奏アルト・サックスから始まる。日本語ライナーによるとブルースなんだそうだが、それすら良く分らない。コニッツもかなりアブストラクトになっているが、それ以上にリズム・セクションが予想通りスゴい。
２曲目は"What Is This Thing Called Love"は１曲目と繋がっているらしく、いつの間にか始まってしまう。ただし、あまりにコニッツ・ワールドに入っているため何の曲か良く分らない、かなりイカれた演奏。
３曲目は"Round About Midnight"。コニッツはそこそこ普通に演奏したものの、その後に登場するソラールがかなり過激なソロを披露。最初から思わずのけぞってしまった。
４曲目"You're A Weaver of Dreams"と５曲目"The Song Is You"はスタンダードにもかかわらず、見事にコニッツ・ワールド。
最後の曲は何故かLeaves"。こちらも結構やりたい放題の演奏で面白い。

猫麻呂ポイント：★★★★（4.5）
Lee Konitz / Jazz A Juan (SteepleChase)