セッションで活躍するのが、コードとメロディーが書いてある本。"The Real Book"という本が昔から有名だが、手書き(?)文字の字体が個性的で、どことなく海賊版っぽい作りが何とも味わいのある、不思議な本である。スティーヴ・スワロウのこの作品は、そんな"The Real Book"をパロディー化した作品。"Real Book"のロゴから独特の字体まで、そっくり再現している。さらに、曲の解説に代わって収録された曲のテーマ譜が"The Real Book"風に掲載してあるのには笑えたというか、つい癖で譜面とコード進行を追いかけながら曲を聴いてしまった。スワロウの思惑にまんまとはまったというところだろう。ジャケット写真には、コップを置いたシミなどがわざと付けてあるが、これもリアルな感じで面白い。いやー、芸が細かいですな。