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(いま読んでいる本)
人には人それぞれに本の読み方があるらしい。
例えば 、『居眠り磐音・江戸双紙シリーズ』(
佐伯泰英・
双葉文庫)は既刊だけで17巻もある。1巻・「陽炎の辻」
から読み始めるのがちょっと億劫になったので4巻めの
「雪華の里」から読み始めた。長編時代小説だが各巻を
構成する各章は、それぞれが独立したストーリーになって
いるから、興にまかせていま7巻・「狐火の杜」まで読み
進んだ。
<晩秋の風情が江戸を包む頃、深川六間堀、金兵衛長
屋に住む坂崎磐音は相も変らぬ浪々の日を送っていた
が・・・>
肩が凝らなくて面白い。
テレビの娯楽番組や、娯楽小説本ばかりにうつつを抜
かしていたのでは、脳の前頭葉がバカになるので、時
には基本的な素養も脳みそに注入しておかなくっちゃ。
『日本語の歴史』(
山口伸美・岩波新書)を併読すること
にした。
<現代の日本語はどのようにして出来上がってきたの
だろうか。やまとことばと漢字との出会い、日本語文
の誕生、江戸言葉の登場、言文一致体を生み出すた
めの苦闘、「話し言葉」と「書き言葉」とのせめぎあい>
等々の内容。