ぼくの細道・つれづれ草

ぼくの細道・つれづれ草

2010.01.14
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  「図書館だってそうでしょう」
  「ちょっと違うね」
  (お召し上がりですか)
  (お持ち帰りですか)
  と問われれば
  やっぱり持ち帰りたいのです
  「知」を発信・流通させる力のあるのは書店です
  図書館はいうならば「知」の倉庫です

  でも お互いに補完関係にあることは間違いない

  例えば万葉集について知りたいと思っても
  万葉集についての万巻の書を
  購入するわけにはゆかない
  置く場所がない
  購入するお金もないし
  書店に古今の研究書が完璧に揃っていることもない
  第一その道の研究者ならいざしらず
  万巻の書に通暁することもない

  座右の名著を数冊 時々ひもときながら
  疑問の箇所は

  専門書の知恵を借りればよい

  とはいうものの
  座右の書たるもの
  教養の一端として必要不可欠なのです
  それを求めるのが書店です


  さてさて
  IT アイティーというけれど
  電車に乗っている客で・・・
  ケータイ
  (そもそもこの言葉自体あまり好きじゃない)
  携帯の本来の意味は
  ポータブル(portable)ということでしょう
  携帯電話もなるほどポータブルには違いないが
    きょうび
    猫ちゃんのケージだって
    トイレも
    テレビも
    パソコンも
  携帯可能なものは世の中に溢れている
  なのに なんで電話だけを特定して
  ケータイというのか
  携帯電話と正確にいえばいい
  こんなご時世だから日本語が乱れてくる

  はてさて困ったものだ
  詩を書こうと思ったのに
  いつのまにか意地悪おじさんの繰言になってしまった
  どだいテーマそのものに無理があったか

  ところで
  話は電車の中だった
  乗客のうちで
  携帯電話をいじくっている客約三割
  何もしないでぼんやりしている客約三割
  隣同士しゃべくっている客約二割
  本を読んでいる客約二割
  わたしはこの後の二割の人があるかぎり
  日本は少しは健康だと安心する

  図書館や書店で
  子供たちが
  目を輝かして
  絵本に見入っている姿を見ると
  ほっと安心するのです
  この日本も
  まだ見捨てたものではないなと
  「知」のロジスティクセンターが機能している限りはと 






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Last updated  2010.01.14 15:49:02
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