ぼくの細道・つれづれ草

ぼくの細道・つれづれ草

2012.09.23
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      女川の夕べ寂しみ「ほや」を食む人体模型の肌色のそを

   十数年も以前のこと とあるオンボロ会社で 販促のため 仙台営業所に赴任した
   仙台営業所といっても 営業拠点はなぜか多賀城にあった

   多賀城から 塩釜・松島・石巻を経て女川まで足を伸ばした
   女川のさるお宅を訪問したときのこと
   お茶受けに「ほや」を出された
   それは酢の物だったが なにかグロテスクな印象を受けた記憶がある
   「じゅごん」の肉なら きっとこんな色合いだろう
   とはいうものの せっかくの好意を無にするわけにもいかず
   こわごわ その一切れを口にした

   しこしこした食感のあとに すこし生臭みが残った
   それっきり 以後「ほや」なるものを口にしたことがない
   京都の錦市場でも 大阪の黒門市場でも 金沢の近江町市場でも
   お目にかかったことがない

   あのときの オンボロ会社の同僚たちは
   いまごろ皆元気にしているだろうか・・・

   「ほや」は漢字では「海鞘」の字を宛てる ものの本には

   「ホヤは海底に着生し セルロースに似た物質チュニシンからなる
    独特な被嚢で包まれている
    系統的位置は長い間不明であったが 1866年ロシアのコヴァレフスキー 
    による発生の研究以来 脊索動物・尾索類の一目として扱われる

    海草が岩に生えている感じがする
    陸上のヤドリギを方言でホヤという地方があって
    大木にホヤ(ヤドリギ)が根を張っている様子と
    この動物が岩についている様子が似ているので
    この動物をホヤとよぶようになったらしい







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Last updated  2012.09.23 16:03:55
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