代替可能な全ての人に

代替可能な全ての人に

2008.07.09
XML
カテゴリ: 戯れ言
全部うる覚えだが、殴り書き。


例えば、「カラマーゾフの兄弟」でイワンが語る話、
小さな子供が閉じこめられて、
どうしようもない絶望の中、神に祈ること。

例えば、大江健三郎の講演?の中で
長男が鳥の囀りを聞き、それについて言葉を口にしたとき、
もう一度だけ、鳥に鳴いて欲しいと願う大江氏の感情。

例えば、スザンヌ・ヴェガの「ルカ」って曲の中の
独白を暗示させる「You don't care any more.」


どれも、何かに触れようとする想い。
触れられないことを知っていても、
その行為がもしかしたら無意味かもしれないと思っていたとしても、
駆り立てられてしまう状況。

それが祈りだとしたら、

秋葉原事件の容疑者が携帯電話の掲示板へ書き込んだその行為は
祈りだったのだろう。


貧富の格差が拡大するから絶望したのか、
彼女ができなかったから絶望したのか、
多分そうではなくて、
彼なりの祈りが届かなかったから絶望したのではないだろうか?


宗教的な何かは、彼の絶望の受け皿に成り得たはずだ。

携帯の待ち受け画面の光は、
ある人にとっての天窓から礼拝堂に差し込む光だったのかもしれない。



殴り書きついでに、

曽田作品が相変わらず、めっちゃ高いクオリティ。


多分、スザンヌ・ヴェガのアルバムタイトルをモチーフにしていて、
「昴」のテーマも
孤独の中、バレエを通じて、何かに触れようとする
祈りにも似た真摯さ
を扱っているのかなぁって読んでいて思ってしまう。

「カペタ」が逆に人間の繋がりの中での
真摯さを描こうとしているのと対照的だ。













お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.07.10 00:16:28
[戯れ言] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: