ボヤキ・ツブヤキ・ヒトリゴト

ボヤキ・ツブヤキ・ヒトリゴト

December 2, 2004
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「子は親を映す鏡だ」・・・とはよく言われる言葉だけれど、幼稚園の先生なんかをしていると、その言葉って間違いで、本当は「子は教師を映す鏡だ」が正しいんじゃないかと思われてくる。

私は、幼稚園教諭という職に就いて、子ども達からいろいろなことを教わった。人の優しさとか、人を愛しいと思う気持ちとか、頭ではわかっていたけど、もっと本質的なもの・・・子どもって、言葉は悪いけど動物的なところがあるから、感情がとても原始的なところがあったりする。原始的で、ストレートだからこそ、ハッとさせられ、感動させられる。
でもそれと同じくらい、落ち込ませてもくれる。

今の私がそう。子どもと向き合おうとすればするほど、自分の醜さや愚かさを目の前に突きつけられるような感じで、愕然とする。
でも逃げるわけにはいかないから、私はこの“作業”を続けるしかない。続けようと思う。
今までのほほんと生きてきて、自分の愚かさや無力さからは目を背け続けてきた。溜まりに溜まったツケを、いつかきっと払わなければならないのだとしたら、今がそのときだと思う。

・・・正直に、文字にしよう。
今、うちのクラスの子がひとり、幼稚園を休んでいる。
「不登校」・・・いや、幼稚園だから「不登園」とでも言うのかな。

親子関係がギクシャクしていて、母子分離が十分にされていなかったのは事実だ。でもだからといって、すべてを家庭のせいにできるほど私は厚顔無恥な人間ではない。

子どもが「幼稚園に行きたくない」のなら、その責任は母親ではなく、幼稚園、そして担任である私にあると思うから。
彼が幼稚園に来たくなくなるほど悩んでいたのに、私は何もしなかった。いや、言い訳をすれば、彼の悩みには気づいていたつもりで、自分なりに色々としたつもりだけれど、でも彼の苦しみは軽くならなかったんだから、それは何もしなかったのと同じ事だと思っている。

正直、どうしたらいいのかわからない。友だちにぶちまけて泣いてしまえばちょっとは楽になるかとも思う。でも、一番苦しいのは私ではなく、彼の両親、そして彼自身のはず。そして彼が泣いていた時、助けを求めていた時、私は「何もしなかった」。

だから私は泣かないし、それに何より、私に泣く権利は無い。誰かに愚痴ったり、助けを求めたりする権利も無い。だって私は、あんな小さい子どもに、結果的にはそれを強いてきたんだから。
ただ今は、自分の愚かさと向き合う“作業”をひたすら続ける時だと思っている。

今日の日記は、人様に読んでいただくような内容じゃないと思う。
でもせめて、ここでだけ、思い切り吐き出させてもらいました。
私の顔が、「疲れやつれた美しい顔」になれるのは、いつのことなんでしょうね。
暗い日記でごめんなさい。明日も頑張ります。





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Last updated  December 2, 2004 08:01:47 PM
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