ボヤキ・ツブヤキ・ヒトリゴト

ボヤキ・ツブヤキ・ヒトリゴト

December 7, 2004
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バレーボールの試合会場に行くと、それはもうたくさんの応援幕が壁からぶら下がっています。
選手の名前と背番号を染め抜いたものから手作りのものまでそれはもう色とりどりなんですが、5日の天童戦には
『北京でも見たい 柳本JAPAN』
なんてものまでありました。

・・・・・・・・ここでそれをぶら下げてなんの意味が?と思わないでもありません。選手たちは、今はリーグの事しか頭にないでしょうし、それに吉原選手にとって、柳本氏の去就問題は“今、一番心を乱されたくないこと”のひとつでしょうから、頼むから心を乱すようなものを掲げないでいただきたいと思う・・・いや、今は優勝以外の、他のことで心を乱されるような人ではないかな?

でも、いくら優勝だけを見据えているとはいっても、人間ですから気にならないわけはない、と思うんですよね。
協会のお馬鹿さ加減は、彼女自身、身をもって十分承知していたはずだけれど、一年半の、それこそ血を吐くような戦いを終えたばかりだというのに、そしてその戦いが身に及ぼした傷がまだ癒えていないというのに、今回のこの騒動は、彼女のその傷口に塩どころか唐辛子を練りこむような所業だと思ってしまいます・・・。

自らのカリスマ性で選手たちを引っ張り、勝利を掴み取ったかつての名監督たち。当時の選手たちは、『監督が私たちのために苦労してくださっている。だからその恩に報いなければ』という気持ちで(勿論それだけだとは思いませんが)日々の辛い練習に耐えていた、というのをどこかで読んだことがあります。
「東洋の魔女」の伝統は、選手たちを片方の手で“魔女”と崇めつつ、もう片方の手では“女工ふぜい”と高みから見下ろしているようなところがあったように思います。


勿論「おれについて来い」の大松監督(=当時の協会)を否定しようとは思いません。
でも、監督(=協会)についていくだけだった選手や現場の人間が、自分の意志で歩き始めようとした時、それを阻むのが正しいことだとは到底思えません。
「おれについて来て」ほしいのなら、現場の人間の話をよく聞いて、現場の人間に何も文句を言わせないような、現場の人間が伸び伸びとバレーに集中できるような体制を整えてから、デカイ口を叩くべきだと思います。

吉原選手は賢い人ですから、たとえインタビュー等で今回の騒動について尋ねられても、自分の気持ちをはっきり語ることはしないでしょうね。
でも、彼女の心の中で今回の騒動がどういう位置をどのくらいの大きさで占めているんだろう・・・それが、彼女の身体の痛みとリンクして、どれくらいの重みとなって吉原選手にのしかかっているんだろう、と思うと、なんともいえない気持ちです。

私は後輩たちをアテネに導くことができた、私は私の仕事を終えた、だからあとはどうなろうと知らない

・・・・・・なんて軽く考えられるような人とは、到底思えないので・・・。
でも、今彼女には、自分の身体のこと、目の前の試合のこと、そして優勝だけを考えてしてほしい。吉原選手がそれをしたって、一体誰が責められますか?

協会の方々には、もう一度自分の“手”をじっくりと眺めていただきたい。ファンが絶望してしまったら、選手たちが可哀想だ。
だって選手たちは、どう足掻いたって協会の枠の中でプレーするしかないんだから。
協会に絶望するのは、選手たちを見捨てるのと同じことだと思う。


手を、見つめなおしてください。

柳本さん、あなたは燃えるべきだ。燃えられないんじゃなくて、なにがなんでもあなたは燃えなくちゃならない。
2歳の幼子が母親と1年間も離れたその寂しさは、故障を抱えた身体で必死にプレーを続けたその痛みは、若手起用の陰で涙を飲んだ選手たちの悔しさは、13位から5位へと日本を引きずりあげた情熱は、すべて北京へと繋がるためのものだったはずです。

もしかしたら、柳本さんよりももっと結果を残せる監督が就任するかもしれない。
でも今は、少なくとも今は、あなたはその位置に立つ義務がある、と思います。





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Last updated  December 7, 2004 09:11:08 PM
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Re:手。(12/07)  
たまキャット さん
私も行って来ました、天童。
ありましたね、「全日本」の垂れ幕。
去年は別に気にならなかったんですけど、今年の、特に日曜日のパイオニアを見ていて、選手たちの目に入りませんように!と思ってしまいました。

それにしてもスタメン紹介の時、吉原選手がサインボールを持ってベンチに座ったので「おっ!!今日はスタメンだ。」と思ったのもつかの間、島崎選手もいる、フールマン選手もいる、多治見選手もいる…ってことはどこにはいるんだ??と試合開始からしばらくは頭が混乱してました。
開始早々からオープンや二段を打つ吉原選手を見て、「うっそー。レフトかい。」と気づきましたけど。
故障でスタメンはずれてた人をいきなり本職じゃないポジションで出すとは、セリンジャーさんもかなり苦渋の選択というか、せっぱ詰まってたんでしょうか。

佐々木選手もまだまだ完全ではないみたいだし、お二人ともなんとか無理しないでほしいなと思います。(っていっても無理するんでしょうけど。)

柳本さんには、監督自身の期待通りにこの1年半を文字通り「死にもの狂い」で戦い抜いたキャプテンと、その思いに必死でついていった選手たちの思いを間近で見ていた人間として、吉原選手の言っていた「同じ過ちを繰り返さないで」という思いに応えるためにもどうか再び燃え上がっていただけることを望みます。 (December 7, 2004 11:07:20 PM)

柳本さん!  
もと さん
こんばんは チルエさん。
「2歳の幼子が母親と1年間も離れたその寂しさは・・・
13位から5位へと日本をひきずりあげた情熱は、すべて北京へと繋がるため」
これを読んでいるところに、ちょうどNHKから「栄光への架け橋」が流れてきて
ウルウルしてしまいましたよ。

柳本さん、燃えるべきだ!私もそう思います。
私たちにはわからない事情もあるかもしれないけど、
日本中のバレーファンを魅せた彼女達の情熱で、
せっかく繋げた歴史をまた途切れさせてしまってもいいでしょうか?!
(December 7, 2004 11:15:15 PM)

こんばんは。  
たまキャットさん、こんばんは。

私は、吉原選手がベンチに座るのを見た時(というかまさかスタメンだとは思わなかったので、このヒトなにをいつまでもベンチの前でウロウロしてるんだろうと思った私はファン失格)、驚いてそれから嬉しくて飛び上がりそうになって、それから「うわ~センターばっかしどうすんのこれ」と思いましたね。
最初は、フランシーがレフトで吉原-多治見のセンターラインかと思ったんですが。
て言うか、順当にいけばその布陣で行くところなのでしょうが、吉原選手が左足を故障しているため、センターでの起用は難しかったんでしょうね(ブロック跳びまくり&ブロードの踏み切りが左足という点)。う~ん、まさに苦肉の策。
土日の試合はどうなるんでしょうねえ・・・・

もとさん、こんばんは。
たまキャットさんも仰っておられますけど、ホント「燃えなきゃウソだ!!」ですよね・・・。
ギックリ腰でも、骨折しててもコートに立ってきたあの人が、今コートに立てない状態・・・どれだけ、彼女の身体は壊れてしまったんでしょうか。それだけを考えても、あと4年、柳本さんにはやり抜く義務があるような気がするんですけど・・・。
そろそろ、結論を出さなきゃいけない時期ですよね。なんか、希望は限りなく小さいですけど・・・。 (December 8, 2004 08:03:58 PM)

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