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2005年10月19日発行号公開アーティスト・ブルーシャ西村のエッセイ「強引ぐ マイ ウェイ」 vol. 49 10/19/05 (水) 発行 皆様、こんにちは。お元気ですか? 前回のメルマガの、「コンテンツとスキル重視の時代到来の兆し!」1も、とても反響がありました。「すごくよかったです!全くその通りです!」というお便りがいくつか寄せられました。一部の読者の、お役に立てて良かったです。 急激に出世した優秀な人々を、たたき上げ型と丁稚奉公型がねちねちと嫌味を言ってたたいてきても、全く気にしないで無視して、自分の道を突き進んでくださいね! そんな卑屈な人には、ちゃんと宇宙からしっぺ返しが必ず来ますから。現在は、自分がやったことに対するカルマが返ってくる速度が、どんどん速くなってきているのです。「コンテンツとスキル重視の時代到来の兆し!」2* カオスな日本 実は、前回あのメルマガを書いてから、この1週間の間に、また別の友人からいいお知らせがありました。大抜擢されて、急に出世した様子です。彼にも、「もし、卑屈な人からネチネチと嫌味を言われてたたかれても、絶対に反応したらだめだよ! 気にしないで無視するようにしてね! 私の他の出世した友達が、卑屈な人達からたたかれて悩んでいた人がいるから、気をつけて!」と言っておきました。 またもや、自分の仲間がそのようなことになるなんて、ここのところ短期間であまりにも頻度が多すぎると思いました。まるでカオスです! ここ数ヶ月間に、私の友人たちは、日本で次々に抜擢されて、飛び級式に、出世し続けています。やはり、前回のメルマガで書いたような、何かが日本で今まさに、起こっています! ずっと勉強を続けて才能や能力を磨き上げてきた人達が、大抜擢をされて、ごぼう抜きの飛び級で、ありえない速度で若くして出世し始めている傾向は、本当なのですね。いきなり、丁稚奉公型やたたき上げ型の人々を全員通り越しています。 今までの日本の既成の枠が崩れ始めて、古い膿が出てきているのです。もっと若い世代の優秀な人々を抜擢することによって、日本の再生のために時代が動いているのは、確かなことですね。 この傾向は、日本で、今後ますます強まると思います。そのため、混乱は続くでしょう。すぐに結果を出せるならO.K.、結果を出せないならNO、と、実力主義になってきているのです。そうでなければ、経済が沈んできている日本で、会社が生き残っていけなくなっているのですね。数年前は、外国から、日本の会社を立て直しにカルロス・ゴーン氏が来て、話題になっていましたが、今は外国から優秀な人を呼ぶだけでは間に合わないし足りないのですね。日本国内でも、より優秀な人材を、年齢や経歴に関係なく抜擢するようになってきたのです。それほど、日本の経済がズブズブと沈んできてしまって、どうしようもない状況だという証拠です。 今までの日本のように、結果を出しても出さなくても、能力が抜きん出ていてもいなくても、年功序列型で、放っておいてもそのまま順番で出世していけるような状態だったのは、高度成長期で経済が上り坂だったからにすぎません。日本の経済に、余裕があったからですよね。ですから、今までは、日本では、中身であるスキルや実力よりも、「一生懸命にやっているんだ」というフリをしてパフォーマンスを周りに見せ付けることの方が大事で、そのほうが生き残りやすかったし、抜擢されるのに効果があったのですね。しかし、「一生懸命やっている」というフリをすることにエネルギーを注ぐことは、本当は無駄が多い空回りの状態で、結果を出すことにさほど効果は無いのです。フリをすることに、無駄にエネルギーが使われて気が散っているのですから、仕事で結果を出すこと自体に、集中できていない状態ですね。 一生懸命にやっているフリなんてしなくていいので、「どうしたら効率よく目的を達成して結果が出せるのか」という方法を考えて、効率よく自分がやりたいことに集中すればいいのだと思います。 これからはどんどん、「結果を出せる、スキルが抜きん出ている人」が抜擢され続けていく社会になっていくでしょう。また、一生懸命にやっているフリは、通用しなくなっていくでしょう。この傾向は、今後ますます強まって、加速していくはずです。* これからの若い人々は、スキルを磨いて極めることに力を入れましょう 今後、ますます日本もアメリカのような実力主義になってくるので、これからの若い人達は、自分のエネルギーを、好きな分野の勉強と、スキルを磨くことに力を注ぐほうがいいと思います。そういう人のほうが、生き残っていけます。 勉強期間は、長ければ長いほどいいです。長く勉強を続けたほうが、ゆっくりと自分の好きな道を極めることが出来るし、そのあと活躍できる事の幅が広がるからです。* 卑屈な人に、反応しないように! 卑屈な人は、なぜ、急に出世した優秀な人に向かって、ネチネチと嫌味を言って、あたってくるのでしょうか?「それは、性格が卑屈だから」だと言ってしまえば、それまでなのですが、ちょっと分析してみます。 卑屈な人は、コンプレックスの塊のようになっていて、自信が無いので、優秀な人を見ると「このままだと自分が負けてしまう」と本能で思って、相手の足を引っ張りたくなってしまうのですね。負けを認めているから、たたくのです。人の足を引っ張れば、自分が生き残れると無意識で考えているのです。自分のことしか考えていないのです。コンプレックスが原因の自信のなさが、むしゃくしゃした自分の感情をコントロールできなくしてしまって、面と向かって本人にわざわざ一言言わなければ気がすまない状態なのですね。 ですから、卑屈な人があたってきている内容や嫌味自体に、深い意味はありません。彼らは、何も考えずに言っているとしか思えません。特に、「あなたのためを思って言っているんだから!」という人に限って、自分のために言っているのですから、その話しをまともに聞く価値はないです。何も考えていないから、そんなしょうもないことを言えるのです。もし考えていたら、何も言わないはずですよね。巡り巡って、全て自分に返ってくるのですから、そう考えると、人の足を引っ張るようなことは、何も言えませんよね。 何を言われても、反応しないことが一番いいのですが、これはなかなか難しいみたいですね。右から左へ、まるで何も無かったかのように、無視するのがいいですね。自分と同じ人間だと思ったら何も理解できないので、彼らは根本的に違う生き物なのだとでも考え直して、「なんかしょうもないことを言っているな~」と、無視して、一切反応しないことです。ちゃんと、宇宙から、卑屈な人には、しっぺ返しがきますので、放っておけばいいのです。* 自分を応援してくれる人が、大事な友人 実は、長い間、私が現在も大事にしている友人達は、絵画の本場であるスペインに留学する前に何年もお金をためつつ悩んでいた時に、「絶対に留学した方がいいよ!」と言って、応援してくださった方々なのです。 当時、私がまわりの人々に、スペインに留学したいと言ったら、彼らの反応は、2つに分かれていました。「絶対に、絵画に関して世界の本場であるスペインに行った方がいいよ!ピカソだってダリだって、スペイン人じゃない!」と言って、応援し続けてくれる人と、「そんな、日本にだっていい学校があるのに、わざわざスペインなんて行かなくてもいいじゃない!日本が一番だよ。」なんて言う人達もいました。 スペイン留学計画の話しを彼らにすると、彼らは機嫌がとても悪くなるのでした。日本で美術の学校に行った年上の人達は、このように言う人が結構いたので、びっくりしました。これは、嫌がらせですね。自分よりも若い人の足を引っ張って、可能性を縮める方向に導いていたのですから。今から考えると、彼らは、自分の人生に満足いっていなくて、自分に自信がなかったのですね。私も、それからは、スペインに行きたいという話を、このような人達には一切話をしなくなっていきました。その後、もちろん、自然にこのような人達とは連絡を取らないようになり、疎遠になっていきました。今では完全に音信不通です。 そして、スペインに留学することを応援し続けてくださった人達とは、その後も連絡を取り続けるように自然になっていって、彼らとは、今でも信頼関係があるいい友人になっています。このような友人たちは、かけがえのないものだと思います。一番大事にしなければならない人達です。中には、美術の分野で、大先輩にあたる人が、激励してくださっていました。「僕は東京芸大のデザイン科出身だけど、僕たちの時代は、外貨が高くて、ヨーロッパなんて留学できるような時代じゃなかったんだ。僕も行きたかったけど、行けなかった。ヨーロッパに乗り込むには、30歳を超えてからでは遅いんだよ。僕が自分の力でアメリカやヨーロッパに行けるようになったのは、30歳を過ぎてからだったんだ。それでは、遅かったね。君はまだ若いんだし、今は外貨が下がって、スペインにも留学できるんだから、絶対に留学した方がいいよ!留学して欲しい!応援するから、スペイン留学をぜひ実現させて欲しい!できるだけ若いうちにスペインに行った方がいいよ。僕が出来なかったことを君にやってほしいんだ」と、常に何年間も私を激励してくださいました。 この人は、とても人間の良く出来た人で、私が大事にしなければならない恩人だと思っています。自分が出来なかったことを、後輩に薦めて、応援できる人というのは、懐が広くて、品性の高い、自分に自信がある人なのです。なかなか、できることではありません。 他にも、今でも付き合いが続いている人で、ずっとスペインに行くことを激励し続けてくださった方がいます。一回りくらい年上なので、当時、彼はすでにビジネスマンとして頭角を現してきていて、成功している人でした。私は、若気の至りで向こう見ずで大胆なところもあった反面、よく考えたらほとんど日本人がいないようなスペインに一人でぽつんと乗り込むことを不安に思ってきて、悩みだしたのでした。そんな時に、彼は、「絶対にスペインに行った方がいいですよ! 応援しています! 僕も本場に留学しましたが、そのほうが良かったです!」などと、スペインに行く前もずっと激励し続けてくださり、行った後も応援してくださいました。 時々葉書を下さって、いつも、「応援しています!がんばってください」などと書いてありました。 今から考えると、私の節目節目で、かなり年上ですでに仕事で成功している先輩方達が、何人か激励してくださったお陰で、とても元気付けられてきました。彼らには、とても感謝しています。私は、人生の先輩に恵まれていたと思います。自分よりも若い後輩に、その人生の可能性が広がるような方向に応援して、アドバイスしてくれる人は、なかなかいないものだと途中で気が付きました。彼らのような人達は、自分に自信があって、本当に人の幸せを素直に喜べる素晴らしい方々だったのです。そういう人達は世の中にはまだまだ、とても少ないので、見つけるたびに、嬉しくなったものです。 ですから、私も、同じように、後輩たちを激励して元気付けていきたいと心がけています。そして、彼らにも、才能を伸ばして、活躍して欲しいと願っています。そうすれば、また彼らが10年後、20年後に、成長して活躍してくれて、社会に還元してくれるのだと思います。リレーになっているのですね。
2007年10月31日
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2005年10月12日発行分 公開アーティスト・ブルーシャ西村のエッセイ「強引ぐ マイ ウェイ」 vol. 48 10/12/05 (水) 発行 皆様、こんにちは。お元気ですか?季節の変わり目なので、お体にはくれぐれもお気をつけ下さい。 日本と、アメリカやスペインの、表現や仕事の進め方の違いについて、前回2回にわたって書いたところ、反響が大きかったです。日本にずっと住んでいるとその中の習慣や表現が普通だと思いがちなので、外国の常識を改めて文章化したものを読んで、「はっ」と気づいて考え直すきっかけになったのでしょうね。 ボーダーレスの国際化が進んできて、日本人の若者がどんどん海外に出て行くのはありふれたことになっていますが、外国に行っても、意識が日本の中にいた頃と同じ状態のままだと、現地で外国人の中に入っていって対等に仕事を進めていけません。外国に出ていても日本人の中で仕事をしている人なら問題ないですが、そうでないならば、自分の意識の日本的な殻を外して国際的にしなければ、可能性が縮まって、ずぶずぶと沈んでいってしまいます。外国に出るならそれにあわせて、意識を変えることが大切だと思います。 読者の一部の人達に対しては、お役に立てた様子で、嬉しいです。これからも、疑問や感想など、何でも嬉しいので、ご遠慮なくお便りを下さい。大歓迎です。お待ちしています。「コンテンツとスキル重視の時代到来の兆し!」1*日本の25歳以下の後輩たちへ 私はまだまだ、「こんなことを書いたら、落ち込んでキズつく人がいるかなあ」なんて考えがよぎって、あまりきついことは書けませんね。しかし、自分の意見を公に書くということは、共感する人もでるけれど、反感を持つ人もでるのは当たり前のことなのですよね。 それでもあえて自分の意見を書きたいという理由は、私は日本の若い後輩たちへ、彼らに目覚めてもらうためにメッセージを送りたいからなのです。もうすでに脳みそが固まってしまっているトラウマだらけの人達は遅いので、それよりももっと若い世代の人々に、元気を出して伸び伸びと才能を伸ばして欲しいのです。それが、沈んできている日本の再生の道だと信じているからです。 日本の後輩たちにどんどん目覚めてもらうために、10代や20代前半の人達でポテンシャルが高い人達を見つけるたびに、私は力強く励まし続けています。それが、私が身の周りで出来る小さな人助けです。これは、この先もずっと続けていこうと思っています。 日本の、「若い芽は摘む」という言葉は、間違った習慣だと考えているからです。この言葉は、無能な人でも若い芽を摘んで、若い人にチャンスを与えないようにしておけば、自分が生き残っていくことができるというやり方を、一言で言い表したものなのです。つまり、日本人で無能だけれども権力を持ってしまった人は、能力の高い若い人に下手にチャンスを与えると自分の無能さがばれてしまって自分の仕事のチャンスを失ってしまうので、それを防いで自分がぬくぬくと生き残れるように、若い優秀な人にチャンスを与えないようにしていくのですね。 日本の社会のこういう習慣は、かなり昔から続いているそうですね。日本は、今まで、一種の社会主義国に近い状況なのではないかと、私は直感で感じています。若い優秀な人にチャンスが与えられないという場所は、まさに、社会主義国ではないですか。 今までの日本では、どんな若い人だったらチャンスが与えられてきたかというと、「丁稚奉公」型と、「たたき上げ」型です。仕事の出来や才能や成果よりも、その道一筋でもくもくと、エネルギーを注いで一生懸命がんばっているというパフォーマンスを見せ付けることの方が大事だったのです。一生懸命がんばっているんだという姿を見せ付けなければ、誰か大先輩に引っ張り上げていただいてチャンスを与えてもらえることはありえないのですね。だから、様子を伺いながら、一生懸命さをアピールして、ひたすらチャンスを待って、やりたいことも犠牲にしなければなりませんでした。江戸時代以降の百姓根性が、何百年もずっとそのまま残ってきていたのですね。 でも、このやり方や風習では、これからの日本の再生は、とても難しいと私は危機感を持っています。もっともっと、優秀で実力のある若者に、チャンスをどんどん与えていかなければなりません。実力主義になっていけば、日本は再生すると信じています。*国際的になりましょう 前回の私のメルマガで次のようなことを書きました。「とても日本的な、本音と建前を分けて波風立てないように自分を押さえ込むタイプの人は、アメリカやヨーロッパの生活には、あまり向いていないということです。このようなタイプの人は、本来ならば日本にいるほうが向いているだろうし、アメリカに住んでいても仕事をするなら日本人の中でやるほうが合っているということだと思います。そうでなければ、本人も気疲れしてしまうし、相手のアメリカ人(ヨーロッパ人)も気疲れさせてしまいます。」 その前にも、私の著作やメルマガの中で、何度も、「出る杭は打たれるという言葉は、日本独特のもので、スペインにはそんな言葉は無い」ということについて、詳しく述べました。何年も前から、繰り返し、私はこれについて書いて、日本の後輩たちに目覚めてもらうために、彼らに知らせようと思って、試みてきました。 国際人とは、グローバルスタンダード(世界水準)の考え方と価値観を身につけ、外国人に混じって対等に仕事をしていくことが出来る人のことだと思います。この場合、語学力よりもその人の考え方と価値観、頭の中身とキャラクターのほうが、重要です。語学力を磨くだけでは、あまり意味がありませんし、外国人の恋人とつるんでいるだけでも意味が無いです。外国人の恋人とつるむことだけでは、国際的とは言いません。やはり、外国人と対等に意見を交し合って、日本人社会の中でつるむのではなくて外国人とも仕事をやっていける人こそが、国際人だと思います。日本の後輩たちには、国際人になっていって欲しいと思います。 そのためには、意思表示をはっきりして、自分の意見を述べることが重要ですね。そうすれば、仕事相手として、外国で仲間に入れてもらえると思います。 今回、私が、私以外7人全員アメリカ人の世界水準のジャズ・ミュージシャン達とバンドを組んで、音楽を録音できた経験から、そのように学びました。もしも、私が、日本人的に縮こまっていたら、彼らは認めてくれなかっただろうし、参加してくれなかっただろうと思います。アメリカに来る前に、6年間スペインに一人で住んでいたので、その時に色々学んで、知らないうちに国際的になっていたのだと気付きました。* 丁稚奉公型、たたき上げ型が無意識下であせりだした日本の様子 最近のお便りや友人からの相談を見ていて、日本の社会の枠がくずれはじめ、時代が変わってきている様子を、肌で感じています。 何が起こっているかというと、「スキルとコンテンツ重視の時代」に変わってきているのです。 私の周りで、今まで私と同じように、ずっと勉強を続けて才能や能力を磨き上げてきた友人達が、日本でどんどん信じられない抜擢をされて、それこそごぼう抜きの飛び級で、ありえない速度で若くして出世し始めているのです。丁稚奉公型やたたき上げ型の人々を通り越して、いきなり、彼らの上司になったり、大きな会社で一番偉い人として抜擢されるケースなどが、ここ数ヶ月ずっと、続いているのです。おかしいです。確率論からいって、そんなに何人も続出することは、ありえません。 最初は、昔からの友人が、出世したニュースを聞いて、「よかったね!おめでとう!」と一緒になって喜んでいましたが、それがまた一人、さらにまた一人と続くと、「これは、日本の時代が変わってきているんだ、今はカオスの状況だ! 何かが起こっている」と気付きました。そんなわけで、はたと気付いた私は、昔からの友人で、霊体のポテンシャルが高かった人々を思い浮かべて、彼らの名前をグーグルで検索し始めました。すると、みんな、出世しているではありませんか! 中には国会議員になっている人もいました。まだ若いのにありえない話しです。一昔前では、考えられない状況になってきています。多くの私の友人達が、飛び級出世状態です。 カオスです。そうして、数日前、ある友人から悩みの相談を受けました。彼はずっと留学して学問を積んできたので、日本に帰国していきなり取締役になったのですが、たたき上げ型の人々から嫌味をねちねちと言われ続けているらしいのです。なぜなら、彼は勉強を長く続けたお陰で、人がちょっとやそっとでは追いつかないくらいの知識と能力を蓄えているからで、スキルの実力が抜きん出ているからなのです。たたき上げの人達が毎日いろんなことを犠牲にして働き続けている間に、彼は、自分の勉強に集中して、好きなだけ思う存分に能力と知識を伸ばしたのだから、即戦力となる高いスキルがあるために、会社は彼を抜擢したのです。彼は人を使う側になったので、使われる側になった彼の友人は、急に嫉妬心から嫌味を言ってくるようになってしまったといっていました。「そんな、卑屈で嫉妬心の強い人達の言うことなんか、無視して、元気を出してがんばって!」と、私は励まし続けています。ここで、彼はへこたれてはいけません。「へこんでいるひまがあったら、どんどん仕事で結果を出して、優秀さを発揮して!」と勇気付けています。 今までだったら、飛び越して急に出世するということは、日本ではありえなかったことですね。優秀で能力が高くても、チャンスさえ与えられませんでした。それが、今になってなぜ、優秀な人々が抜擢されてだんだんチャンスが与えられるようになっているかというと、すぐに結果を出せる優秀な人に活躍してもらわなければ、会社の存続が危うい、経済が下降気味のカオスの状況だからです。 少子化で、財源が減ってきていることも影響して、結果重視の、アメリカのような実力主義に、日本も変わってき始めているのですね。今までのように、「実力がさほどではないけど一生懸命にやってますぅ~パフォーマンスのみで生き残る方法」が通用しなくなってきているので、丁稚奉公型やたたき上げ型の人々が、「追い越されてしまう、やばい、有能な人にチャンスを奪われてしまう!」と、あせりはじめているから、優秀で急激に出世した人を、たたくのですね。なせ、彼らは自分が能力を高めることではなく、優秀な人をたたく方向にエネルギーが向かうのか、それは、自分の人生が上手くいっていなくて満足していないので、自信が無いからです。 日本では、この先、まだまだこの混乱は続くでしょうし、急激に出世した優秀な人々を、たたき上げ型と丁稚奉公型が、ねちねちと嫌味を言ってたたいて足を引っ張るという現象が、もっともっと続いていってしまうでしょう。しかし、次の時代へ生まれ変わるための、膿だと思うので、次の日本を再生させる役割の優秀な人達は、そういう風当たりに、決してへこたれないで下さい! 優秀な人をたたく、嫉妬心を持っている卑屈な人は、放っておいても、ちゃんと宇宙からしっぺ返しが来ますので、そんな卑屈人なんて余裕を持って無視して、自分の道を突き進んでください! 日本が沈んできてしまっている今の時代だからこそ、私はそんな人達を応援します! これからの日本は、頭の中身(コンテンツ)と、スキル重視の、実力主義に変わっていきます。 続きは、また次回!
2007年10月29日
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2005年10月5日発行号 続きアーティスト・ブルーシャ西村のエッセイ「強引ぐ マイ ウェイ」 vol. 47 10/04/05 (水) 発行<前回続きです。>* 録音後、ミュージシャン達は、霊界からの音楽だと身にしみて納得! 私は実は、5歳から19歳まで長年オルガンを学んで、子供に教える免許も取得しているため、音楽理論はマスターしてあるので、コードについても知識はありますが、作曲した本人もついていけないような曲でした。 たまに人に、“パッとやって、ちょっとやっただけで、音楽が上手くいくと思ってるのか?なめんなよ。”みたいなことを思われたりしましたが、私は外にいちいち言っていないだけで、実は、音楽の下積みは英才教育から始まり、今まで辞めずに続けてきています。その姿を全く知らない人は、ずるいと思う人もいるということを知って、日本に向けては、幼少時から音楽を続けているということをわざわざ言わなければならないのかなと、気が付き始めた今日この頃です。 アメリカでは、今まで私が積み上げてきたことをいちいち言わなくても、出てきた作品が素晴らしいかどうかのほうが大事なことなので、問題ないです。アメリカは、ほんとに、いい意味でも悪い意味でも実力主義です。その人が今までどんなに一生懸命やってきたかという姿勢は一切見てくれない代わりに、いい作品を作っているかどうかだけを重視します。その人がどう取り組んでいるのかということは、見ないですね。結果のみが問われます。ですから、私にとっては、アメリカは音楽の仕事をしやすかったので、スムースに事が運びました。 今回の音楽制作は、作曲、編曲の一部、ミュージシャンの選考とスカウト、交渉、プロデュースも全て自分でやり遂げたので、何も音楽をやったことがない人がいきなりは出来ない仕事です。5歳から続けた音楽の下積みの成果が、表れました。3年ほど続けたDJ活動も、とても役に立ちました。何事も、楽して上手くいく世界はないですね。長い間かけて、こつこつと積み上げていかなければ、いいものは作れないと思います。 今回参加してくださったミュージシャン達は、私の意図、音楽の下積みの知識、才能をよく理解して下さったし、難解な曲にチャレンジしたことをとてもエキサイティングに感じてくださり、今後の録音や音楽活動にも参加してくださることになりました。私には、それだけで十分幸せです。一部の人々でも、自分の音楽を理解してくださる人がいるということは、とてもありがたく思っています。彼らには、とても感謝しています。 録音が終わると、彼らは全員、最初の印象以上に、私に才能があったことを身にしみて理解してくれて、見直されました。みんな、握手が固かったです!あまりにも難解な曲だったので、みんな、本当に霊界からの曲なのではないかと、納得してしまった様子です。
2007年10月27日
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2005年10月5日発行号アーティスト・ブルーシャ西村のエッセイ「強引ぐ マイ ウェイ」 vol. 47 10/04/05 (水) 発行 前回のメルマガで、日本人とスペイン人やアメリカ人の表現の違いについて書いたことについて、お便りが何通かありました。いつもより反響が大きかったです。みんな、日本の、周りに気を使って縮こまって、本音が言えない風土について、なぜか分からないけれどなんとなくおかしいなと、考えている人が多いということです。 逆に言うと、とても日本的な、本音と建前を分けて波風立てないように自分を押さえ込むタイプの人は、アメリカやヨーロッパの生活には、あまり向いていないということです。このようなタイプの人は、本来ならば日本にいるほうが向いているだろうし、アメリカに住んでいても仕事をするなら日本人の中でやるほうが合っているということだと思います。そうでなければ、本人も気疲れしてしまうし、相手のアメリカ人も気疲れさせてしまいます。20代後半以降の人達は、自分のキャラクターと価値観に合わせて、日本に住むかアメリカやヨーロッパに住むかを決める方がいいと思います。 しかし、10代後半から20代前半まで位の若い人達は、日本で縮こまって、自分を押さえ込んで能力(その人のポテンシャル)を小さく見積もらないで、もっと伸び伸びと大きく才能を伸ばしてほしいです。それが、沈みかけている日本の再生の道の1つだと思っています。一人一人のポテンシャルを最大限に伸ばして活かせば、それは社会に大きく還元されていくことだからです。脳みそは、20代前半までには固まりはじめ、28歳くらいから脳の老化が始まるので、その前までに、本音と建前によって自分を縮こまらせてしまう考え方の型を外して、自由に伸び伸びと自分のポテンシャルを伸ばしてほしいと願っています。20代前半ならまだ間に合うので、私はそういう人達に出会うたびに、彼らを励ましています。やりたい勉強があれば、どんどんやってください。そして能力を伸ばしてください。 生まれ持ったポテンシャルは差がありますが、中には、せっかくポテンシャルが高いのにそれに気づかず、抜きん出てはいけないという意識で自分のポテンシャルを押さえ込んで、自らの可能性を縮めてしまっている日本人を、よく見かけます。せっかく素材はいいのに、自分で自分を縮めて押さえ込んでしまっては、実にもったいないです。同じくらいのポテンシャルなら、例えばスペイン人やアメリカ人だったら、自分を縮こまらせることなく、伸び伸びと才能を伸ばしていっています。「抜きん出ないように縮んでいなければならない」というのか、「好きなだけ伸び伸びと才能を伸ばしても大丈夫なんだ」という、意識の違いが原因です。スペインのピカソやダリのようなケタ外れの芸術家が出てこないのは、そのせいだと思います。「人間が演奏できない七福神の曲」 さて、七福神の音楽は、8月15日に録音が終わりましたが、じっくり聴いて検討した結果、一部分をオーバーダブ(録音の音源の上にさらに重ねて再録音すること)をして、もっと丁寧に編集しなおすことに決まりました。音の調節をしなおしたいです。例えば、ベースをほんの少し大きくして、ドラムスとパーカッションをもっと大きめにして、サックスを少し小さくする、などです。音の調節は、きりがないので、たぶん、これで終わりということはないですが、自分で納得のいく音になるまでは、一人でスタジオにこもってミックスし続けようと思っています。何日も、結構時間のかかる、地道な作業です。コストもかかってしまいますが、ちょっとでもいい音楽作品を、皆様に提供したいという一心で、出来るところまでは丁寧に仕上げます。 実は、全ての録音が終わった時には、参加したミュージシャン達は、「あまりにも難解な曲で、聴いたことがないものがあるので、もしかしたら、本当に神様から送られてきた曲なのかもしれない」と、うすうす理解していました。中には、人間が演奏できない曲もありました。今日は、これについて書きます。* 3曲目 “Coming Down from the Universe” アルバムの3曲目に入っている、「七福神たちが宇宙から、私達のいる下界に降りてくる」という内容の曲があるのですが、これがまた、参加ミュージシャン達にとって、思った以上に難しい曲だったのです。デモテープは、一見、ぱっと聴いたときは、簡単そうに聴こえるので、プロの中でも世界水準のジャズ・ミュージシャン達が手こずっている姿を見て、私はびっくりしてしまいました。自分の予想では、もっと簡単そうに思っていたからです。 私が作曲したとはいえ、しかも、初めての作曲だったのに、こんな複雑な曲を作ってしまったので、自分でも驚いています。私以上に驚いていたのは、参加したミュージシャン達のほうでした。彼らは全員、40代後半のベテランです。オリエンタルはとても若く見られるので、私のことも、彼らは見かけで判断して、10代後半か20歳くらいに思っていて、「無名の小娘の作った曲だから、大丈夫だろう、なんとかなるだろう」なんて考えていたのでしょうね。それが、録音が進むに連れて、みんなの形相が変わってきて、必死になってきて、驚きの表情になっていきました。歯を食いしばって必死で演奏している人も何人かいました。「こんな若い小娘の、しかもファーストアルバムなのに、俺にとって難しい曲を作ってきやがって、こいつは、もしかして、ジェニュイン(本物:ここでのニュアンスは、生まれつきの持って生まれた才能)なんじゃないか?」と、3曲目くらいから、みんな、はたと気づき始めたのです。 どこが難しいかというと、コード進行がとても複雑なのです。みんな、前もって練習が必要でした。録音のために、デモテープの音楽を、全て楽譜に起こしましたが、複雑極まりないコード名が、ずらずらと続くのです。“何?このコードは?”という感じで、いつものように、パッとコード名を見ただけでは演奏できません。 私の曲はジャズで一般的に使われるコード進行とは、全く違ったものです。ジャズは、コード進行のパターンがあるので、それにあわせて練習して精進していけば、やがてだんだんと何でも演奏できるようになっていくものなのです。 しかし、私の曲(七福神の曲)は、ジャズのコード進行でもないし、他の曲で参考になるようなコード進行に当てはまらない、強烈に独創的なものなのです。だから、練習してクリアするしか、方法がなかった曲です。 特に、この曲は、ベーシストが、私が作った通りには全くといっていいほど演奏できず、みんながピザを食べて休憩している間も一人で練習し続けていましたが、彼はとうとう根を上げて、“I can’t ! ”と言いました。それで、仕方がないので、「あなたが出来るように適当に変えて弾いて下さい。曲が変わってもかまわないので。神様の音楽なので、難しすぎるのです。」と、私はなぐさめました。このベーシストも、巨匠のディジー・ガレスビーと活動していたような、世界水準の人なのに! 驚いたのは、私のほうでした。彼は、きっと、この日、くやしくて夜は、寝られなかったかも知れません。 この曲は、ダブルベースで、私はベースラインを2つ作って、組み合わせたので、片方をピアノに低い鍵盤でひいてもらって、もう片方をベーシストに弾いてもらう予定でした。当日、ベーシストが弾くことが出来なかったので、私が作った曲とは全くといっていいほど、変わってしまいました。 この曲は、改めて、私が一人で、オルガンの下の方の鍵盤を使って、ベーシストが出来なかった複雑なベースラインを弾いて、上からかぶせて録音しなおして、加える予定です。10月中には終わらせます。この曲は特に、ベースラインが独特で、それが個性となっている大切なキーポイントなので、どうしても、このベースラインを加えなければならないと思い直しています。できるだけ、七福神が送ってきた音楽に近づけて、それを再現したいです。* 4曲目 “Ritual for Purification” 4曲目の、浄化の曲は、これもまた難解な曲でした。これは、全員が、” Very hard tune! “といって、苦労していました。何度も何度も、演奏途中に、誰かが“失敗したからもう一回やり直してくれー!”といって、止めて最初から録り直しました。恐るべし難しい曲です。 これも、コード進行が難しくて、リズムが裏拍子ばっかりなので、とても演奏しにくい曲です。 これは浄化のパワーのある曲なので、ぐるぐると回っているような、渦が起こる曲です。落ち込んでいたり、うつ気味の人は、よくない霊が近寄ってきていますが、そういうのを含めて、浄化の力がある曲です。うつ気味の落ち込んでいる人が聴くと、ちょっと気分が悪くなるかもしれません。逆に言うと、だからこそ、それだけ、浄化の作用があるということだと思います。 明るい前向きな、精神状態がいい人が聞くと、なんともない曲かもしれません。これも、私自身が作曲しているのではなく、宇宙霊から送られてきた、浄化の目的の曲なのです。これは、皆様のお役に立てる曲だと自負しています。 ドラマーは、「これは人間がたたけるリズムではない! 人間がたたけるように、ちょっと変えさせてもらったよ。」と言っていました。 これも、デモを聴いたら、簡単そうに聴こえるのですが。リズムがそんなに複雑かなあ、と思ってもう一度よく聴いて観察すると、な・な・なんと、リズムは、「7ビート!」でした。「ああ、七福神の曲だから、7ビートになっているんだろうな。」と納得しました。聴いたことのないリズムです。これは、私が頭で考えて作っているのではなく、七福神からチャネリングして受け取った曲なのです。頭で考えて、7ビートなんて作ることは出来ませんから。 結局、7ビートは無理なので、少し変えて、「サルサ・グルーブ」と名づけて、新しいリズムを作りました。これが、人間がたたけるリズムの範囲内です。
2007年10月24日
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2005年9月21日号 公開アーティスト・ブルーシャ西村のエッセイ「強引ぐ マイ ウェイ」 vol. 46 9/21/05 (水) 発行 皆様、こんにちは。お元気ですか? 私は、最近は特に、新しい面白い人々との出会いが急速に増えて、エキサイティングな日々になってきました。毎日忙しいですが、楽しいです。 私は、ニューヨークに来て以来、日本のメディアでライターの仕事もしていることもあり、今まではずっと行動半径が狭くて、身の周りの日本人達と関わることが多かったのです。 それが、七福神の音楽の録音がきっかけで、ミュージシャンが私以外全員アメリカ人ということで、そこからアメリカ人の友人達が増えています。私の身の周りが、今までとは打って変わって、急激に国際的になってきました。七福神が、「あなたはニューヨークで、日本人とだけつるんでいてはいけません。ヒントは多様性です。行動半径をもっと広げなさい」というメッセージを私に送ってきていたので、だんだんそのように、私の日常が変化してきているのだと思います。 今日は、アメリカ人について気づいたことを書きます。日本人とアメリカ人の表現の違いについて。比較文化ですね。 このメッセージは、ぜひ日本にいる若い人達、特に20代前半までの人々に向かって送りたいです。彼らは日本で縮こまらないで、伸び伸びとしてほしいし、それぞれの才能や能力を伸ばしていってほしいです。 「ニューヨーク育ちのアメリカ人F」* スペインとアメリカの省エネさ スペイン人はとてもストレートで、本音と建前とか、裏表が無くて友達付き合いがとても楽でしたが、アメリカ人もそうですね。少なくとも、私の周りにいるアメリカ人達は、とてもストレートにはっきり物を言います。彼らは、「こう言ったら嫌われる」とか考えずに、率直に物を言ってくれます。考えていることと言っていることが、一致しています。ですから、お互いに信用できるいい友人関係を築くことができます。これは、日本から出て気づいたことですが、海外では友達付き合いの基本ですね。友達かそうでないかの違いは、考えていることと言っていることが一致しているかどうかが、大きな要因になります。 私にとっては、このようなスペインやアメリカの、ストレートに物を言い合える風土のほうが、とても合っていることに気づいて、伸び伸びと生活することができました。「伸び伸び」するということは、「余計なことに気を使わなくていい」ということなので、「自分のエネルギーを余計なことに使う必要が無い」ということです。この環境は、私にとって、とても「省エネ」でした。省エネのお陰で、伸び伸びして、勉強に打ち込むことができたし、自分の才能と能力を思う存分伸ばすことに集中できました。人に気を使わせない風土のスペインを留学先に選んで、とてもよかったです。 スペインだけでなく、アメリカも、人に気を使わせない風土で、省エネです。よく考えたら、ヨーロッパやアメリカのほうが日本よりも大きいので、世界的に観れば、日本の「本音と建前」の人に気を使わせる風土のほうが、特殊です。各人の才能や能力を存分に伸ばすという点で観れば、日本のこの風土は、マイナスに働きます。本音と建前を常に考えて、周りに波風を立てないように気を使い続けていることは、自分のエネルギーをその分無駄に使っていることなので、才能を伸ばすことにエネルギーを集中できないということになります。 人間のエネルギーには限りがあるので、一生を長いスパンで見れば、若いうちにできるだけ才能と能力を伸ばすことに集中して、ゆるぎない土台を作ってから活躍するようにするのがいいと思います。ちまちまと、「周りに出遅れたらまずい」なんて考えてあせらずに、伸び伸びと能力を伸ばしてください。何の分野でもいいので、ゆるぎなく自分の才能を伸ばして築いたら、アメリカやヨーロッパでは、自然に活躍のフィールドが広がります。あせる必要はありません。 勉強期間は長ければ長いほどいいです。ヨーロッパは貴族階級社会ですが、貴族の子息は、35歳くらいまではずっと勉強を続けて、世界中を留学して歩きます。人間の教育に一番投資するのです。そして、35歳以降になってからぼちぼち、「思う存分勉強したから、そろそろ、何か働き始めようかなあ」と彼らは考え始めます。伸び伸びとして、ゆるぎない何かの能力を確立してからのほうが、その後、活躍のフィールドが広がっています。驚きですね。貴族の友人ができて、この風習を知った時、「ああ、まだまだ日本は豊かな国ではないのだな。若者に余分なエネルギーを消耗させて、縮こまらせて、才能を伸ばさせない国なんだな」とつくづく思いました。 今後は、20代前半までの若い人々に、ぜひこれを伝えていきたいです。彼ら若い人々は、これからの日本を背負っていると思うので、彼らに、できるだけ、伸び伸びと周りを気にせずに才能と能力を伸ばして欲しいと願っています。日本のほうが特殊なのだから、日本にいて周りに気を使ってエネルギーを消耗して縮こまっているのなら、思い切ってヨーロッパやアメリカに来て、率直にどんどん現地の人々の中へ入って行って、各自の才能を伸ばして欲しいです。* アメリカで対等に仲間に入れてもらうには 私は日本生まれで日本育ちなので、日本にいた頃は、日本人の「本音と建前」の裏表のあるところは、「周りと波風立てないようにするための、大人としての仕方がないエチケット」なのだろうなと思っていました。皆、無意識のレベルまで、「本音と建前」が染み付いてしまっている人が多いですよね。条件反射のように、いつもそうやってしまうのです。しかし、「本音と建前」が常にあるということは、「考えていることと反対のことを言っている」ということなので、つまり、「ウソつきである」とも言えるので、よく考えると、「信用できない奴だ」ということになります。 これを、このまま、よく考えないで海外で外国人に対して同じようにやってしまうと、「あの日本人は、何を考えているのかよく分からない奴だ、信用できない奴だ」と捉えられてしまいます。これでは、なかなか日本人の枠から抜け出ることができませんね。 ニューヨークで、日本人でジャズをやっている人々からよく聞くことですが、「私が日本人だから差別されて、世界的なジャズミュージシャン達に、なかなか仲間に入れてもらえない、黒人じゃないとだめなんだ」などと言っている人が多いのです。 これは、こちらに住んでいるうちにだんだん分かってきましたが、才能や実力のせいだけではないと思います。本人のキャラクターのほうが、大きな原因ではないかと思います。日本にいた時と同じように、アメリカ人ミュージシャンに対しても「本音と建前」を使い分けて、いつもニコニコしていては、そりゃあ、相手は「こいつ、何を考えているのか分からない」と気持ち悪がることでしょう。 今回、私が、ファーストアルバムで初めての録音だったにもかかわらず、世界水準のアメリカ人ジャズミュージシャン達7人に、参加していただけた理由は、私が一切「本音と建前」で話さずに、率直に「本音のみ」で話をするように努めていたからだと思います。私は常に率直に物を言っていたので、彼らの多大なる信用を獲得できたのだと考えています。自分の才能のお陰だけではなく、キャラクターのお陰もあります。世界的ミュージシャンといっても、向こうだって人間なので、彼らが友達になりたくなるようなキャラに自分がなればいいのです。* ニューヨーク育ちのアメリカ人Fとの出会い 最近、インタビューを取った人で、ミュージカルやダンスのプロデューサーがいます。彼女は、なんと、もとバレリーナ・ダンサー上がりで、敏腕のプロデューサーなので、私は以前からとても興味を持っていました。彼女とは3年前に、仕事を通じて知り合ったのですが、会った瞬間に、彼女は私に何かを感じて、「私はあなたが何者であるか知っている!」という謎の言葉を私につぶやきました。私はびっくりして、それ以来、お互いに、「今どうしてる? 何やってるの?」と連絡を取り合っていました。私は全くの無名なのだから、今思えば、彼女は、そういう謎の勘が働く人なのでしょうね。 彼女はまだ若いのに、自分の力で何億円も(!)集めてきてブロードウェイ・ミュージカルをプロデュースしています。リンカーンセンター・フェスティバルにダンス公演を実現させたりもしています。「よく、そんなことを実現させる能力があるなあ、すごい人だなあ」とずっと関心がありました。ただのダンサーが、そこまでのことをやり遂げる能力があるわけがないのです。企画も、時には脚本や振り付けも、企画書執筆も、資金集めの交渉も全て、彼女がやっているのですから。彼女の方こそ、タダ者ではありません(笑)! インテリに違いないと思いました。 インタビューをとっている最中に、さらに驚愕しました。日本では、言ってはならないようなことばかり、当たり前のような顔をして、彼女は普通に言い放つのです。日本とアメリカの文化の違いを目の当たりにしました。例えば、「あなたは、もとダンサーだけれど、そんな大掛かりなプロデュースができるなんて、ただのダンサーではないでしょう?ダンサーが、そこまでやり遂げる能力はないですよ。」と私が聞いたとき、「はい、私は普通のダンサーではありませんよ。」と答え、「あなたは、インテリでしょう?」と聞くと、「はい、そうです。大学は2つ出ていて、ダンス専攻と、サイコロジーと、2つの学位を持っています。ダンスだけでは、退屈です!」と言い放ちました。大学は名門コロンビアでした。「すごいですねえええ。」と私が言うと、「はい。実は父親が外科医なので、私に4歳からバレエ教育をつけさせてくれて、父がずっと私をサポートしてくれました。そのお陰で、16歳からプロとしてバレエ団に入り、踊っていました。私の勉強を、父親がサポートし続けてくれたお陰です。」と、彼女は答えました。 彼女はなんて率直な人だろうと、私はとても気に入って、すぐに打ち解けていい友達になりました。でも、もし、彼女のような日本人が、日本人に同じことを言ったらどうでしょうか?きっと、「たたかれる」か、「総スカン」でしょうね。「タダのダンサーではないでしょう?」とか、「インテリでしょう?」と聞いたら、日本では、「いえ、それほどでも・・・。そんなことないです」などと、建前を言わなければ、波風が立ってしまいます。 そのうえ、「父親が外科医だから」だなんて、日本で言ったら、それこそ、「こいつ、自慢しやがって!」なんて受け取られてしまいますよね。 やっぱり、アメリカは自由に意見が言えて、伸び伸びと率直に物が言える風土なので、才能が伸ばしやすくていいなあと思いました。余計なエネルギーを消耗せずに、気を使わないで伸び伸びと、自分のやりたいことにエネルギーを集中させることができます。 彼女が、自分の才能を存分に伸ばして、若くから活躍しているのは、きっと、アメリカの風土の中で育ったからという要因が大きいと思います。日本人の若者が、周りに気を使って縮こまってエネルギーを無駄にすり減らしている間に、彼女は、周りに気を使わずに、率直に物をいい続けて、伸び伸びと能力を伸ばすことが出来たからだと思います。
2007年10月22日
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2005年9月13日発行号公開アーティスト・ブルーシャ西村のエッセイ「強引ぐ マイ ウェイ」 vol. 45 9/13/05 (火) 発行 皆様、こんにちは。お元気ですか?ニューヨークは、秋らしくなってきました。写生教室のためにセントラルパークに行くと、涼しくて気持ちがよかったです。 さて、今回も、前回のタロットカードについての続きを書きます。手相鑑定とタロット鑑定は、本職のアート活動とは違って副業なのですが、もうかれこれ7年もの間、ずっとお客さんが途切れることなかったので、細々ながら続けさせていただきました。孤独な芸術制作と違って、様々な人と出会って悩み事を改善するお手伝いができるので、充実感があったため、続けてこれたのだと思います。人のお役に立てると嬉しいものです。(2006年秋より、手相鑑定とタロット鑑定は辞めてアート活動と執筆活動だけに専念しております。現在は鑑定を行っておりません。ご了承くださいませ。)「タロットカードについて」2* タロットカードとの対話 前回書きましたが、私が使い込んでいるタロットカードは、スペインで手に入れたもので、世界最古の2つのタロットカードのうちの、1つだと言われているものです。22枚一組です。 使っているうちに、いつからか、私のカードには何か霊的存在が宿っています。それから私は、カードと会話をするようになり、今でもその会話(チャネリング)は続いています。きっと、タロットカードとは、霊界と人間界との橋渡しをする、交信機器のような作用をするのだと思います。私は、タロットカードを通して私にメッセージを伝えてくる霊的存在の彼らのことを、「先生方」と呼んでいます。 カードは、右手で反時計回りに混ぜますが、私の右手の指先から、カードが言いたいことが、ダイレクトに伝わってきます。テレパシーによる、霊的存在と私の会話なので、その信号は、激しいものです。見逃すようなかすかな信号ではありません。ものすごく強い信号なのですぐに分かるし、無視できないほどの強烈な衝撃で伝わってきます。彼らは、言葉で伝えてくるわけではないので、強い衝撃で私に理解させようと試みるのでしょう。 カードを混ぜていると、「ここで止まれ!」と、カードたちは私に強い衝撃で知らせます。 私はそこですぐにカードを止めて、そっと集めて、上から開いていき、解読します。そうすると、質問の答えが出てきます。カードを眺めているうちに、彼らの言いたいことが聞こえてきます。それをお客さんに答えています。 タロットカードはウソをつきません。恐ろしいものですね。お客さんが伏せていることまで出てきます。ですから、私はむやみにはタロットカードでは質問しないようにしています。必要最小限だけの質問にしています。 自分のことについては、自力で考えて決断するようにしているので、タロットカードには質問しません。敬意を払っています。* 質問を絞るということ タロットカードに質問する時は、カードたちは、私に、「質問者が誰であるか特定できる情報として、名前(漢字で)、生年月日を言って下さい」と伝えてきます。そして、「ある場所について知りたい時は、その住所を言って下さい」とか、「目の前にいない人について聞きたい時は、その人物の情報として、名前と生年月日を言って下さい、できれば住所も教えてくれるとより特定できます」と言います。 ですから、私は最初、タロットカードの使い方の手ほどきは、スペインの祈祷師に教えていただきましたが、そのあとはカードたちとのチャネリング会話によって、使い方をカードから直接教えていただきました。* 的を得ない質問はカードが怒ります お客さん自身が自分の状況と質問内容を整理できていなくて、頭の中がまとまっていない状態の時は、いいかげんでくだらない質問をカードにすると、カードが怒ることがありました。私は、お客様に対しては、丁寧に応対させていただくことを心がけているので、カードが怒っても伝えることはできませんでした。 質問者が一度聞いた質問を、形を変えてもう一度聞いたときのことです。私は、しばらく考えて、仕方なく黙ってカードを混ぜていました。 すると突然、カードを混ぜていた私の右手指先から、ものすごく強い不愉快な衝撃が伝わってきて、カードが拒否しているのが分かりました。その衝撃は、耐えられないほどの吐き気として、私に伝えられます。思わず、混ぜていた手を止めてしまいました。「あんた、これについては、今さっき答えたじゃないか! つい今しがた聞いてきた質問と同じ内容の質問を、私にしないでくれ」とカードが私に伝えてくるので、「はい。ごめんなさい。」と私は心の中で答えました。目の前のお客さんには言いませんでした。「あんたね、この人は、自分で自分が何を考えているのか、頭の中がまとまっていない状態なのだから、まず、自分の状況を客観的に見てもらって、質問を絞ってもらわないとダメだよ。」とカードは私に伝えてきました。「はい。先生方、申し訳ございません。もっと本人に自分の問題について考えてもらって、質問を絞るべきでした。」と私がカードにテレパシーで答えると、「質問者自身に、もっとよく自分のことについてよく考えてもらって、どうしても困っている時だけ、質問をできるだけ絞って、私達カードに聞きなさい」と先生方は答えました。 タロットカードは、まるで一人の人間のようで親しみがもてますね。ごもっともなことを言っておられます。 カードたちは、私に分かりやすい信号として、強い衝撃を送ってくるのです。カードが嫌がっている時は、私はその度に、一瞬ですが強い吐き気を感じるので、タロット鑑定は、決して生易しいものではないですね。覚悟がいります。「どんなに困っている質問者でも、その問題を招いたのは、自分自身なのですから、自分でよく考えて、学ばなければなりません。特に、カップルや夫婦の問題は、片方だけが悪いということは、決してありません。恋人というのは、自分と同じようなレベルの波動のもの同士が惹かれあってくっつくのですから。相手の問題の中に、自分の問題があるのです。傲慢な人は、どうどう巡りをしてしまいがちです。私達カードに聞かずに、自分で考えるということは、とても大事なことなのです。」と、カードは語っていました。 逆に、カードによって、自分の潜在的能力に気づいていない人を見つけて、励ますことができたときや、その後、自信をつけて活躍してくださっている様子をお便りで頂いたときは、とても嬉しく、感慨深いです。 人生の問題は、結局は、自分の胸に聞いて考え抜いてみなければ、本当には解決していけないのですね。タロットカードの先生方に教えていただくことは、計り知れないです。
2007年10月19日
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2005年9月6日発行号公開アーティスト・ブルーシャ西村のエッセイ「強引ぐ マイ ウェイ」 vol. 44 9/06/05 (火) 発行 皆様、こんにちは。お元気ですか? ニューヨークは涼しくなりました。過ごしやすい季節です。 さて、今回は、タロットカードについて書きます。最近、霊感とか占いとかには全く興味がない知人が私のタロットカードを一目見て、それに漂っている非常に強い霊力を感じて驚いていたからです。彼は、ただならぬ何か強い力を、カードから感じていました。私が机の上にタロットを置くと、彼はそれを見て、「何これ? なんか、これには、ただならぬ雰囲気が漂っているなあ。これ、なんかあるなあって、僕でも分かるよ。タロットカードなんて、僕はバカにしていたのに!」と、ギョッとしてビビッてしまいました。「ええ? そう? 私には、このカードは見慣れているから、今さら、そんなカードの雰囲気なんて何とも感じないなあ。そんなに、このカードは、何かありそうに感じるの?」「うん。パッと見て、何だこれは! っていう感じが漂っているよ。ああ、びっくりした。タロットなんて、バカにしていたのに。」と、彼は、ヒイていましたね。 それから、私は、彼にタロットにまつわる数々のエピソードを話すと、とても面白がっていたので、メルマガでも、この話を公開していくことにしました。霊や占いなんてバカにしていて全く興味のない彼が、興味津々で面白がっているので、きっと読者の皆様にとっても面白いお話だと思います。 私は、スペインの祈祷師からタロット占いを学んで来て、タロットを頻繁に使い始めてから3年が経ちました。今では、毎週何回か使います。最初は、半信半疑だったのですが、最近では、タロットは頼りになる分身です。 「タロットカードについて」1* タロットを使うようになったきっかけ スペインで手相鑑定をしていた頃、私の鑑定が評判になり、お客さんが増えていきました。当たりだすと、お客さんの方から私を探し出して来るようになりました。しまいには、旅行中だったアルゼンチンの大臣や、世界的にメジャーなスター歌手までが私の鑑定に訪れました。 そして、現地で祈祷師(クランデーロ)と知り合いになりました。スペインには、クランデーロと呼ばれる、祈祷師がいます。祈祷師とは、それでご飯を食べている、れっきとした職業なのです。彼らは、おまじないや占いをしています。おまじないは、目的別に色違いのロウソクを使うようです。あとは、色別の天然石を使って、悪くなった体の調子を整えたりします。スペインやスイスでは、寝そべって、7色の天然石を体の7つのチャクラに置いて、10分くらいおいて体調を整えることがあります。エイズ患者の症状も、この方法で治まるらしいし、水晶を身につけることで、頭痛が治ることもあります。ヨーロッパの古い国は、歴史が長いので、不思議なことが色々行われているようですね。スペインの祈祷師の占いは、タロットカードを使います。知り合った祈祷師に、「あなたは手相鑑定が出来るのだから、タロットカードを使って占いが出来るはずだよ。タロットをやってみたらどう?」と勧められたので、「タロットは、正直言って、信じられないのです。あれは、偶然性もあるんじゃないかと疑っています。どうして、出てきたカードで、大事なことが占えるのでしょうか?」と尋ねると、「タロット占いは、出来ない人はいくらやっても出来ないのですよ。タロットで占える人は、そのように生まれるのです。(“ Nace Asi. ”)」「え?“ Nace Asi ?”(生まれつきなのですか?)」「そうです。あなたは手相鑑定が出来るでしょう? タロットも手相も、同じ仕組みです。手相鑑定が出来る人はタロットも同じように出来ます。そういうものなのです。あなたはタロット占いが出来るはずだから、やってごらんなさい」と彼女は言うので、私は、タロット占いを少し教えていただくことになりました。彼女は、数々のタロットカードの販売もしているので、どれを買ったらいいのか、聞いてみました。「タロットカードは、とてもたくさんの種類がありますが、一体、どれを買ったらいいのでしょうか? 初めて持つ一つ目のカードは、どれがいいですか?」「これがおすすめです」といって、彼女は、長細い大きなカードを一組選びました。「22枚の大アルカナだけのカードで、世界最古のタロットカードだと言われている2つのカードのうちの一つです。誰が、どこで描いたのか分からない、とても古い絵柄です。スペインの祈祷師達は、いくつものカードを使い分けることが多いですが、彼らの中には結局一生の間、このカードだけを使い続ける人も大勢いるのですよ。私もこのカードを主に愛用しています。ですから、最初買うには、このカードだけで十分です。あなたも、このカードだけを使うことになるのかもしれないのですから。」と、彼女は私に説明してくれました。「このカードは、大昔、どこからスペインへ伝わってきたのですか?」と私が尋ねると、「さあ、分かりません。エジプトの方面かなあ? カードの端に、カバラの文字が書かれてあるでしょう?」「スペインのジプシー達が使うタロットカードは、これですか?」「いいえ、彼らは、ジプシーのタロットカードを使います。」と言って、ジプシーのタロットも見せてくださいました。一回り小さい大きさのカードでした。並べ方も違うとのことです。 後日、最近になって分かりましたが、カードのカバラの文字とは、4000年の歴史があるユダヤ教の、古い文字のことでした。カバラの文字は22文字で、22枚のタロットカードに対応しています。 タロットカードは、もともとは22枚のものだけだったのですが、後の時代になって、小アルカナカードも加えて合計で78枚のものも作られていったそうです。* タロットカードとの対話 ある日の事件がきっかけで、私は、それ以来、タロットカードの言っていることに耳を傾け、カードと対話するようになりました。今も、彼らとの対話は続いています。 友人と私の3人で、雑談をしながら、タロットで占ってあげていた時のことです。質問者が質問を考えている間、私は手持ち無沙汰になって、無意識で、何も考えずに、タロットカードを切っていました。しばらくすると、突然、激しく気持ち悪くなって、吐きそうになり、思わずタロットカードをパッと手放してテーブルに置き、胸を押さえました。すると、“あれ?”とびっくり、カードを手から離した瞬間に、気持ち悪さはすっかり治っていたのです。直感的に、カードが怒ったのだと理解しました。「どうしたの?」と、目の前で、2人の友人が心配そうな顔をしていました。「“用もないのにカードを切るな!”って、タロットカードが怒ったんだよ。ものすごく気持ち悪くなって吐きそうになったから、手を離したら、急に治ったんだもん。このカード、生きているよ。」と私は、今、何が起こったのか、友人2人に説明しました。彼らは、私の様子を目の前で一部始終、見ていたのですから、本当に、目を丸くして驚いていました。「ええ? きっと、用もないのに、体を触られているのと同じなんだよ、タロットカードにとっては。これからは、もっと丁重に扱ったほうがいいんじゃないの?」と、友人は言いました。「うん。そうだね。このカード、まるで生きているみたいだから、私は、もう一生このカードを使い続けなくてはならないし、決して捨てることは出来ないな。捨てたり、使わなくなったら、カードに恨まれそうだよ。そんなことしたら、そりゃ、怒るだろうね。他のカードも買えないな。」と私はゾーっとするとともに、大変なことに片足を突っ込んでしまったのだな、もう後戻りできないな、と真摯な気持ちになりました。 そして友人と別れて一人になった時に、私はタロットカードに話しかけました。「タロットカードさん、これからは、用もないのにあなたを切ることもしません。質問もむやみにしません。どうしても聞きたい重要な質問に絞って、あなたに尋ねます。自分についての質問はあなたにしないようにします。私のことは自分でできるだけ考えますから。ただし、道に迷っている人々の質問についてだけ、あなたにお答えいただくようにします。その時も、質問を厳選して、あなたに答えていただきます。どうか、ご立腹なさらないようにして下さい。」 すると、カードはこう私に答えました。霊と会話する時のように、テレパシーを私に送ってきました。「よろしい。貴女が自分についての質問をせずに、人のためだけに質問をするという姿勢は、とても良いです。自分のことは、カードに聞かないようにしなさい。私のカードを、常に布で包んでおいてくれないかな? 裸で放っておかないでおくれ。」とカードは言うので、「はあ。布で包んでほしいのですか?」と私が聞くと、「そうです。布で包んでほしい。シルクの布がいい。化繊は嫌いなのです。木綿もゴワゴワして嫌だ。できれば、紫色の、無地の布がいいな。模様の入った布は嫌いなのです。花柄も嫌だ。無地がいい。」「はい、分かりました。ご用意いたします」と私は答えて、きょとんとしてしまいました。カードにも、人間と同じように、好みっていうものがあるのですね。花柄が嫌いで無地が良いなんて、好みがはっきりしているのですね。笑ってしまいました。カードには男の神様が付いているのかな? カードは、男のような性別を感じます。力強い感じです。男の神様だったら、そりゃあ、花柄はカッコ悪くて嫌でしょうね。分かる気がします。 その後、私は、無地の小さめのスカーフを探しましたが、紫色一色の無地のシルクスカーフなんて、なかなか売っていませんでした。大抵は模様入りですから。すぐに見つかったのは、フェラガモの無地の、黒っぽいオーガンジーのシルクスカーフです。紫ではないけれど、今のところ、カードにはこれで我慢していただいています。紫のものは、今後もめげずに探します(笑)。 タロットカードと私の対話シリーズの、続きはまた次回! お楽しみに!
2007年10月15日
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2005年8月30発行号公開アーティスト・ブルーシャ西村のエッセイ「強引ぐ マイ ウェイ」 vol. 43 8/30/05 (火) 発行 皆様、こんにちは。お元気ですか? ニューヨークは、少し涼しくなったと思ったら、また蒸し暑くなってきて、ここ数日間は過ごしにくい日が続いています。日本はいかがでしょうか? 28日には、リンカーンセンター・アウト・オブ・ドアーズという無料のコンサートのフェスティバルで、ジャズ・ボーカリストのディー・ディー・ブリッジウォーターのライヴがあったので、行ってきました。グラミー賞を2回受賞した方です。アメリカ人の友人で、彼女の大ファンの人がいるので、初めて観に行きました。正真正銘の正統派ジャズヴォーカルでしたね。 自分で作った曲は全くなくて、誰かの曲や、スタンダードのジャズ曲オンリーのステージでした。選曲は凝っていたものもあり、満足できました。私の好きなパーカッショニストのモンゴ・サンタマリーアの「アフロ・ブルー」や、ブラジリアンの、ミルトン・ナシメントやバーデン・パウエルの曲も歌っていました。これは、カッコ良かったです!しかしっっ、「ベサ・メ・ムーチョ」を歌いだした時は、一緒に観に行った連れと顔を見合わせて、「か、帰ろーか・・・・」とつぶやきながら、曲が終わるのを我慢していました。彼女のおしゃべりはとっても面白くて、いかにも大阪にいそうなおばちゃんだったので、このキャラで、人気があるのかなと思いました。 楽しませていただきましたが、私はどうも、もっとオリジナリティーの強い、個性的なジャズの方が好きみたいです。その人が作曲した曲を聴きたいし、演奏の仕方も下手でもいいので独特なその人のカラーが出ているものの方が好きです。 尊敬するプロデューサー&ミュージシャンのアル・クーパーも、演奏は上手ではないのに、味があって個性的だし。先日書いた、ドクター・ジョンも、技術的には上手っていうわけでもないのに、濃い味とコクがあるのです。技術も大事ですが、芸術は、技術だけではなく、アーティスト独特のカラーと、他の人がまねできないオリジナリティーが強烈にあるもののほうが大切だと思います。もちろん、プロとしての最低限の技術はあって当たり前です。一番の理想は、技術とオリジナリティーとの両方が備わったアーティストですね。それに、ソウル(ハート)が加われば、最高ですね。演奏家と、作曲家(アーティスト)は、別のものなのですね。「レコーディング終了」2 さて、前回の続きです。七福神の音楽のレコーディングが無事に終了して2週間がたち、ようやく落ち着いてきました。今後のほうが、まだまだやることがあって、大変そうです。ぼちぼちこなします。 少しずつ、メルマガで、参加してくださったミュージシャンの紹介をしていきたいと思います。*人生で一番嬉しかったこと 今回の録音では、私が超大ファンであるギタリストの、ビル・ペリーが参加してくださいました。世界的に著名なブルース・ギタリストで、アメリカ国内よりもヨーロッパで人気があり、毎年ヨーロッパツアーに行っています。ドイツ、フランス、イギリスで大人気です。様々なブルース・フェスティバルには、必ずといっていいほど出演しています。 彼のギターは語っているし、歌っているし、細かいコントロールが完璧で、シビレます。オトコらしい! 濃いコクと味があって、素晴らしい! 世界最高のギタリストのうちの一人だと思います。本来なら、もっと有名になってもいいくらいのアーティストです。彼は、黒人とネイティブ・アメリカンの血を引いているので、とてもエキゾチックです。声もしゃがれ声で、渋い! 3年前くらいからニューヨークで時々お会いしたことがあったご縁で、今回の録音参加もお願いして、デモテープを送りました。彼も、他のミュージシャン達と同様に、私の曲をとても気に入ってくださって、すぐに参加の承諾をいただくことができました。彼は成功している世界的なミュージシャンなのに、私のような無名の新人の、しかもファーストアルバムに参加してくださるなんて、信じられないことでした。非常にオープンですね。その人が新人であろうが、今までの経歴がどうであろうが、出てきた作品が素晴らしければ、認めてくださるのですね。結果重視の実力社会の、アメリカらしい懐の広さを実感しました。 ビル・ペリーが参加してくださるなんて、私にとっても周りの友人たちにとっても、あまりにも信じられないことだったので、録音当日まで、「本当に来てくださるのだろうか、やっぱり用事があるといって来てくれないこともあるのではないだろうか」なんて心配していたほどです。私自身も、「本当かなあ、キツネにつままれたみたいだなあ」と実感がありませんでした。 録音当日、彼は、録音の2時間前までには来てくださって、準備万端、整えてくださっていました。プロですね。真剣に取り組んでいる姿勢が感じられます。 録音がスタートして、ノリノリで演奏している彼の姿を見ると、「ああ、自分の曲を弾いてくれているなんて、夢みたいだな」としみじみ思いました。私は小さなパーカッションを色々持ち替えて演奏に加わっていましたが、彼と目が合うと、にっこり微笑んで楽しそうに演奏してくださっていました。 私は、大勢で演奏して作品を作り上げる楽しさを、人生で初めて味わいました。音楽っていいですね。音楽は、自分一人だけの力では決して出来ないものだし、何人かのミュージシャン達と共同作業で作り上げていくものなので、とても楽しいことです。一人だけで作り上げる文章や絵画と違って、何人かで作り上げる音楽は、その分、感動も大きかったです。今回は、私が企画してミュージシャンを集めて録音を実現させたので、この音楽は、会社組織を運営するのに似ていると思います。自分ひとりでは出来ない作業や技術を、他の人々のスキルや協力を結集させて形にしていくことだからです。ミュージシャンは全部で8人を使ったので、私一人では出来ない演奏とハーモニーを実現させることが出来ました。8人の力は、大きいです。1人では、何も出来ませんよね。私がコンピューターで作ったデモテープでは実現不可能な、素晴らしい音になりました。 休憩時間に、録音したての音楽をみんなで試聴していたとき、ビル・ペリーは、私に、“ I like your music very much! ” と言ったので、“ Really? ”と私が聞き返すと、“ Yes, Very much! ”と答えて、ニコニコ微笑んでいました。信じられません。自分の耳と目を疑いました。嬉しくて嬉しくて、たまりませんでした。これは、私の今までの人生で、一番嬉しかったことです。「特に、ブルースのジャム・セッションの曲が好き。あんなメロディーは、僕たちは演奏しないよ。僕たちとは全然違うね。ものすごく個性的で面白いし、美しいメロディーでクールだよ」と彼は言うので、「あれは、あなたのために用意した曲なのです。あなたは素晴らしいブルース・ギタリストだから、あなたの良さを引き出すために、1曲だけ、ブルースのコード進行で、曲を作りました。コードにあてはめたら、自然に聴こえてきた曲なのです。」と私が説明すると、彼はうなずいて、ニコニコ微笑んでいました。 彼に得意のギターを弾いてもらうために、彼のために1曲だけブルース調の曲を用意しましたが、それは、七福神が送ってきたのかどうだか分かりませんが、コード進行を決めて、キーボードを弾きながら曲を探っていた時に、聴こえてきた音楽です。その良さを彼に分かっていただけたので、嬉しかったです。この曲は、他のミュージシャンにも同じような事を言われました。「あんなブルースの曲は聴いたことがないよ。変わっているし、僕たちとは全然違うね。個性的だよ。違うんだけど、キマッているんだよ。クールだよ。面白い」などど言うので、そんなにほめられたら、何かボケをつくろうとしてしまう関西人のクセで、「ああ、それは、私が、ブルースのことを全然よく分かっていないから、作ろうと思ってもブルースにならないんですよ。分からないから、自分の好きなようにしか作れないんです。だから個性的な曲になったんじゃないかな? それに、私が作っている曲じゃなくて、宇宙から聴こえてくる曲だから、聴いたことがなくて当たり前ですよ!(笑)」なんて私がボケると、「その通りだねえ、あんたはジェニュイン(本物)だよ」と納得していましたねえ。ビル・ペリーに、「次回録音する時も、ぜひお願いします!」と頼むと、「もちろん!」と答えてくださいました。「次は、あなたのコーラスかヴォーカルも少し入れたいです。今回は歌ナシになったけれど。」と言うと、「はい、もちろん!」と喜んでくださいました。無口な人のようです。 ほんとに、こんなに素晴らしい、私が大ファンのギタリストに録音を参加していただけて、その上、作品を気に入っていただけて、これ以上嬉しいことはないくらい、幸せです。自分がいいと思ったミュージシャン達と録音を実現させることが出来て、満足しています。私本人が、いいと思ったもの、素晴らしい録音を、レコードにして販売するので、お客様に対していいものを提供できることを幸せに感じています。 続きはまた次回!
2007年10月14日
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2005年8月23日発行号公開アーティスト・ブルーシャ西村のエッセイ「強引ぐ マイ ウェイ」 vol. 42 8/23/05 (火) 発行「レコーディング終了」 ついに、七福神の音楽のレコーディングが無事に終了しました! パチパチパチ!2005年8月15日レコーディング、16日ミックスダウン(編集)です。 直前にかなり体力的&精神的に余計な負担がかかり、無理をしすぎて、コンディションが全く整いませんでしたが、やり遂げました。人生で真剣な仕事の前には、出来る限り、余計な負担は取り除くべきだったということを学びました。今後は気をつけて臨みます。 このメルマガは、七福神の出現の話から、七福神の音楽のレコーディングまでの出来事を、リアルタイムで追った記録になりました。 DJ時代の話、マリーアとの音楽活動の話、スペイン・ブルゴスのミュージックフェスティバルに出演した話、七福神出現の話、プロデューサー出現の話、MIDIで作曲を始めた話、世界水準のジャズ・ミュージシャン達にデモ・テープを送った話、彼らに曲を認められて参加の承諾をいただいた話、パーカッショニストをコンサート時にスカウトした話、などなど。 メルマガで、録音実現までの道のりを、リアルタイムで読者の皆様と共有することができて、とても楽しかったです。いつも、読者の方々から、七福神の音楽へ、励ましのお言葉をいただいて、嬉しかったです。お陰さまで元気を出して続けることが出来ました。*予想以上の出来栄え 私を入れて合計で8人のジャズ・ミュージシャンで、同時にジャム・セッションをして、一発録りしました。私が当初予想していた以上の出来栄えになり、感激しています。参加していただいたジャズ・ミュージシャン達は、全て、世界水準の一流の人達ばかりですが、彼らのコンディションと気分を、録音当日、最大限に良い方向に引き出して乗っていただくことができたからこそ、いい録音に仕上がったのです。グルービーな、とてもノリノリの、ソウルのこもった音楽になりました。 ところで、ジャム・セッションとは、即興演奏のことです。 いくら一流のミュージシャンを集めても、彼らの気分を楽しく持っていって、ノリノリになっていただかなければ、本人たちが満足のいく最高の演奏はできないものなのです。彼らの才能と実力を最大限に引き出すために、私が気をつけたことは、1. リラックスしていただくこと2. そのために、私自身が楽しんで演奏すること、時々踊ること3. 私は小さくなっておくこと4. 好きに音を入れていただいて、伸び伸びと自由にやっていただくことなどです。 ミュージシャン一人一人に、それぞれ、16小節ずつソロで即興演奏を加えていっていただきました。この作戦は、大成功でした。*ジャム・セッションについて ジャム・セッションとは、ジャズ本来の姿で、アメリカ独特の文化です。即興で演奏していくことです。今流れている音楽を耳で聴いて、同時に、その音楽に合う音を、自分なりに即興で加えていくことです。 ジャム・セッションは、ミュージシャン全員が、即興で演奏を始めて、自分の音を次々に入れながら音楽を構築していくので、実力を積み上げた一流のミュージシャンでなければ、ピタッとタイトな音を加えることは出来ません。その皆の中に入ることは難しいですが、その音の中に入ってしまえば、中は自由で、広大な宇宙のように音が広がっているのです。自由に音を加えていっていいのですから。宇宙的です。同じ演奏は2度と出来ません。 一人でも下手な人が混じって、外した音を入れてしまったら、ジャム・セッションの音がくずれて、台無しになってしまいます。だから、なかなか、彼らの仲間に入れてもらえることは難しいのです。彼らのような世界水準のジャス・ミュージシャン達は、アメリカで生まれ育ち、子どもの頃からブルースやジャズに囲まれて育って、周りのジャズマン達からレッスンを受け、15歳くらいからプロとして演奏の仲間に加えてもらう機会を持っていました。だから、大人になってからアメリカに渡って、初めてジャズをやってみるような私たちには分からない世界だとも言えます。アメリカならでは、特に、ニューヨークならではの文化なのですね。 私は、数年前に、ジャム・セッションに興味があって、夜な夜な、ニューヨークで参加していました。ジャム・セッションのホットな場所は、なんと、ニューヨークの郊外にあります。マンハッタンではないのですね。これに、私はまず、びっくりしました。ニューヨーク州は、とても広く、北に伸びていて、いいミュージシャン達は、大勢、郊外の田舎の大きな家に住んでいます。ジョン・コルトレーンなどもそうでしたね。普段の音楽制作は、郊外の大きな家で、落ち着いた日常の中から生まれるもののようです。都会のごみごみした生活の中では、落ち着いて音楽を制作しにくい様子です。都会のマンハッタンは、仕事で音楽を演奏しに来るマーケットの場所だそうです。そういうわけで、ジャム・セッションのホット・スポットは、マンハッタンから2時間も3時間も離れた郊外に点在しています。 ミュージシャン達は、車に楽器を積んで集まり、夜中の2時、3時、4時頃にジャム・セッションは最高潮に盛り上がります。ちなみに、女の子は一人もいません。男の世界ですね。「これでもか!」と、男の勝負が繰り広げられています。 私が参加したのは、自分が出来ると思った音楽の時だけです。Dmブルース、Amブルース、など程度。楽しかったですが、ブルースはともかく、ジャズは難解すぎて、「次に参加する時は、もっと練習してこよう」と思ったものでした。*夢の中にいるようで、呆然としています。 まだ夢の中にいるようで、信じられないです。まさか、こんな録音を私が企画して、作曲して、ミュージシャンを選んで集めて、ディレクションしてやったなんて、自分でも信じがたいです。こんな録音をやり遂げてしまう可能性が、自分の中に潜んでいて眠っていたなんて、本人である私自身が知らなかったことです。「やって良かった」と、つくづく思いました。 もしやってみなければ、この録音が実現せず、この音楽も形になって存在することはなかったのですから。何でも、やりたいと思ったことは、やってみるほうがいいのですね。 きっと、七福神たちをはじめ、宇宙霊達が私を助けてくださっていたのだと思います。七福神たちの希望通り、彼らの音を外に出してあげて、形にしてあげることが出来て、とても嬉しく思っています。彼らにご奉納させていただく気持ちです。 続きは、次回。お楽しみに!
2007年10月13日
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2005年8月16日発行号公開アーティスト・ブルーシャ西村のエッセイ「強引ぐ マイ ウェイ」 vol. 41 8/16/05 (水) 発行 皆様、こんにちは。お元気ですか?昨日でお盆が終わりましたね。 さて、私のほうは、七福神の音楽の制作も、着々と進んでいます。今後も少しずつ、進行状況をメルマガでお知らせいたしますね。「ドクター・ジョン」 8月13日土曜日の晩に、リンカーンセンターの野外コンサートの初日として、ドクター・ジョンがコンサートをしたので、行って来ました。このコンサートは無料で、毎年ニューヨークで開かれるもので、今年で35周年を迎えるそうです。 私は彼の超大ファンで、日本にいた頃、コンサートに行ったことがあります。超が5つつく位の大ファンです!かっこいーぃ!渋~い!音が素晴らしい!純粋に音楽が大好きなために音楽活動をしている姿勢!海賊のボスみたい!精神的に強くてビクともしなさそうっっ!煮ても焼いても食えなさそうな強さと自信!オトコらしーーーい!男の子分達に慕われていそうなカンジ!衣装とか全体の美的センスがいい!独特! 何よりも、音楽に彼自身のワールドを持っていて、ジャンルでは一言にブルースといっても、とても個性的な彼のブルースです。難しい演奏は何もしていないのだけれど、音がキマッていて、ビシッとはまっているんです。音がかっこいい!濃い! その上、彼はサウンドのプロデューサーとしても長けていて、ソウルを持つ素晴らしいミュージシャンを、的確に、彼自身の耳で選ぶことができるのです。いつもいいミュージシャン達と共に演奏してきているので、彼のコンサートは、迫力と音が全然違います。 日本ではコンサートのチャージが高いので、彼のような人のコンサートを無料で観ることが出来るなんて、ありがたいことです。ニューヨークは、さすが、太っ腹ですね。私達は開演1時間前に行って、前から3番目の席に座りました。 ドクター・ジョンは、ニューオリンズの人で、グラミー賞(ブルース部門)を2回受賞したことがあります。大御所ですね。音楽史上に残っていく一流の素晴らしいミュージシャンです。白人なのに、ソウルのこもった濃いブルースを演奏するので、若いときから地元の黒人ミュージシャン達に認められて慕われ、ドクターと呼ばれていました。ドクター・ジョンという同姓同名の人に、当時すでに亡きブードゥー教の司祭がいたため、 “ブードゥーの司祭ドクター・ジョンの再来”と呼ばれてデビューしたそうですよ。 彼の生演奏を観たのは、10年ぶりくらいだったのですが、彼の演奏と声は衰えていませんでした。かなりなお年のはずですが、声を失ってはいませんでしたね。彼は、まだまだ何年も演奏し続けることが出来そうです。渋い声をしています。 コンサートでは、彼はグランドピアノとハモンドオルガンを弾きました。ピアノの上には人間の頭蓋骨(本物?偽物?)が置かれ、いくつかの小さなパーカッションもありました。ブードゥー教っぽく演出をしているのでしょうね。時々、彼自身も小さなパーカッションを演奏していました。*エピソード 何年も前に、アメリカでジャズ・ミュージシャン達のセッションに、夜更けに、私一人で出かけて参加していたときのことです。そういう場所には黒人が多いので、みんな、女性がぽつんと一人でいると、すごく積極的に声をかけてきます。スペインもそうですが。女性に声をかけるのがマナーだと思っているのですね、彼らは。日本人と大違いですね。彼らは、口も上手いし手も早い。ほんと、日本と全然違います。出かける場所によっては、自分で気をつけていなければなりません。世界的に、日本人女性は軽くて簡単だと有名になっているので、なおさら、日本人女性というだけで、ナメられてしまうのですよね。 何度か、ドクター・ジョンが、救ってくれたことがありました。笑い話ですが。声をかけられて困っていたときのことです。その晩、私は一人だったから悪いのですがね。一人で夜に出かけると、ロクなことはありませんね。「どんな男性が好きなのですか?」と聞かれ、「ドクター・ジョンかなあ。」「えええーーー!!! あんなワルいヤツが好きなのおおおお? 怖ーい。君は、恐ろしいヤツが好きなんだなあ。」「そう、精神的にものすごく強いヤツが好き。何があってもビクともしないヤツ。」「・・・・・・。」と、彼は、サーっと血の気が失せて、私のことが恐ろしくなって、ものすごくヒイているのが分かりました。私のことを見直したみたいでした。 ドクター・ジョンに感謝ですね。これは、使えるネタだと思いました。今後は必要ないかもしれないけど(笑)。 その後、友達にこの話をすると、「そんな場所に一人で行っちゃあ、ダメだよ!」としかられてしまいました。なんかね、私は無鉄砲なところがあるんですよね。
2007年10月11日
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2005年8月10日発行号公開アーティスト・ブルーシャ西村のエッセイ「強引ぐ マイ ウェイ」 vol. 40 8/10/05 (水) 発行 皆様、こんにちは。お元気ですか? 先週のメルマガに、マンハッタンの空気が悪いということを書きましたが、その翌日の8月3日に、ニューヨークで、スモッグ注意報が出されていたことを知りました。やっぱり、そうだったのですね。スモッグとオゾンの発生に注意ということです。気温が高くなると、発生するのだそうです。そういえば、ここ2週間くらい、マンハッタンに出かけると空気の悪さに息がつまり、目がチクチク、ピリピリと痛かったです。肺が重くなる感じがしました。 マンハッタンに住むのは、肺に良くないですね。一日中、悪い空気を吸い続けるのですから。テロの後の粉塵が舞い続けていたので、多分、今後は、マンハッタンの人々に肺病が続出するのではないかと心配です。出来れば、郊外に住んで、仕事のときだけマンハッタンに通うようにするほうが、体にはいいでしょうね。 今日は、もうすぐお盆だということで、ニューヨークなど、日本から遠く離れて住んでいる日本人の方々に、お盆にお祈りをお奨めしたいと思います。それについて、私なりに解釈していることを書きます。「もうすぐお盆」 もうすぐお盆ですね。8月13日から15日までの3日間です。この期間は、先祖の御霊が私達の近くに帰ってくると言われていますよね? 霊界にいる私達のご先祖達も、お盆には、私達の近くに帰ってくることができると捉えている様子で、毎年、お盆になると、私の側にご先祖の霊達が帰ってきているのが私には感じられます。お盆に先祖の霊達が私達の近くに帰ってくるなんて、全ての宗教で決められていることではないのに、なぜ仏教ではそうなっているのか不思議ですし、実際に先祖霊たちが帰ってくるなんて不思議な現象ですね。*この世で考えたことは、同時に、霊界にも存在する これは、どうなっているのかというと、この世で私達が決めたり考えたりしたことは、同時に、実際に霊界にも存在することができるということだと解釈しています。つまり、こちら側で考えて作ったことは、それと同時に霊界にも存在してしまうということです。 例えば、七福神が私の前に出現して、私に音楽を送ってきた現象についても考えましたが、実際に彼らは霊界に存在しているという事実に、まず私はびっくりしてしまいました。私は彼らを拝んでもいないし信じてもいなかったのに、なぜ私に出てきたのか、摩訶不思議だったからです。七福神はマンガみたいな楽しい神様だし、私は、彼らのことは架空の神様で実際には存在していないだろうと考えていたのです。それが、実際に七福神は霊界に存在して、今では彼らが一緒に7人仲良くしているのです。 七福神は、昔室町時代に、日本人が、インド&日本&中国の縁起のいい神様を7人寄せ集めて作った、民間信仰の神様だそうです。こちら側の人間が考えたり作ったものは、同時に霊界にも存在してしまうのです。この世と霊界の仕組みの関係は、お互い様の関係で、鏡合わせなのです。もともとは人間が彼らを作って祀っただけなのに、今では、七福神は実際に霊界に存在して、7人仲良くしていて、みんなを見守っているのです。面白い現象ですね。*霊界に存在している出来事は、時期が来ればこの世に実際に起こる それと反対に、霊界に存在している出来事は、時期が来れば、やがてこちらの人間界に実際に起こってきます。もし、その霊界の出来事を、そのままこちらの人間界から手を加えずに放っておくと、実際に人間界に起こってしまいます。しかし、霊界の出来事を変えるために、こちら側の人間界から強い想念を送ると、その霊界の出来事がもともとあった出来事とは内容が変化して、やがてそれが起こる時期が来ると、変化して修正された霊界の出来事が実際に人間界に起こります。「未来は変えられる」と言われているのは、このためなのです。 しかし、これは、霊界の仕組みと自分の想念のコントロールをきちんと理解していなければ、出来ないことです。簡単なことではありません。一人の力よりも、大勢が同じ内容を祈って想念を送ると、霊界の出来事も変化できます。*お盆の現象 そういうわけで、こちらの人間界から、先祖の霊を私達の近くまでお迎えする伝統と儀式と、私たちが受け入れている意識によって、霊界でもその現象が起こって、お盆には、先祖の霊たちが帰ってくるようですね。 私は、お盆には、先祖の御霊たちが私の近くまで戻ってくるのを感じます。例えば、お盆にメールを書いていたとき、最後に自分の名前を結婚した新しい姓の本名で書くと、その瞬間に“ワッ”と、主人の先祖の霊達が一度に大勢、私のところに押し寄せてくるのが分かりました。体感します。 私の場合は、結婚する前の段階から、彼氏の先祖の御霊たちと守護霊たちが、いつも大勢、私の近くに来たものですし、見守ってくれていました。彼らは上から私たちのことを見ていて、よく知っているのですね。それで、その度に、「ああ、こちら側で行動したり、考えていることは、霊界には筒抜けで、その私が考えていることに乗じて、実際に霊界が動くんだな。そしてその想念に沿って、霊界の人々は私を応援してくれて、見守ってくれるんだな。ありがとうございます。」と理解していました。 数年前に主人と2人でいた時に、主人の先祖の御霊が夜1時ごろ降りてきて、だんだん私の顔に近づいてきて、「あー、ぶつかるー!」と思った瞬間に私の顔にぶつかったので、目をつぶったことがありました。すると、目を閉じているにもかかわらず、私の額の、第三の目の部分に、ビリビリとものすごく強い電気(エネルギー)をそこから注入しました。目をつぶって見えた様子は、真ん中が直径2センチくらいの白い玉で、その周りを細かい稲妻状にビリビリと電気が発していました。ものすごく強い衝撃で、私がウワーッと構えて額に力を入れてもどうしようもなくて、ビリビリと電気が走るたびに、顔の表面がブルブルと激しく振動していました。それが数分間続いて、収まりました。彼らは、私の第三の目に霊的エネルギーを注入して、私の霊的能力を高めたのですね。霊的エネルギーは、電気だったのです。そのときは、怖い感じは一切しなくて、暖かな、やさしい愛に包まれたような感じで幸せでした。全く痛くもありませんでした。 このときに、私自身の先祖の霊だけでなく、主人の先祖の霊も私を守ってくださって、協力してくださっていることを体感して理解しました。とてもありがたく思い、感謝いたしました。今でも彼らに、感謝の気持ちでいっぱいです。ですから、主人とその家族も大切にしていこうと自然に思うようになりました。 不倫でこの世の人間関係がぐちゃぐちゃになってしまっている人は、実は、霊界にも全てばれていて、霊界の先祖たちの人間関係も同じくぐちゃぐちゃになってしまっています。上がぐちゃぐちゃの状態では、彼らはあなたを助けようがないですよね。気をつけましょう。目で見える物質的な価値観で生きるのではなく、霊的なことにも理想をおいて生きると良いでしょう。 ここまで読んだ方は、離婚とは霊的に見たらどういうことか、離婚はしないほうがいいということが理解できましたよね? 1回結婚したものは、離婚なんてしないほうがいいのです。 霊的なことに理想をおいて、生きるようにしてください。*お盆に遠隔から先祖を祈るには? ニューヨークなど、日本から遠く離れて住んでいる人に、今年のお盆には、気持ちだけでもお祈りしてみることをお奨めします。実際に自分が、先祖のお墓に行けない人でも、お祈りすると通じるものだと思います。 私は、お水を白い陶器(何も文字や模様が書いていないもの)に少し入れて、お線香を1本立てて(できれば香炉灰を入れて垂直に立てる)、般若心経を唱えています。ある霊能者から教えていただいた祀り方です。自分の名前、住所、生年月日を言って、お祈りするといいそうですよ。 きっと彼らは祈りによってパワーアップして、今以上にあなたを守ってくださると思います。お試しください
2007年10月10日
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2005年8月2日発行号 公開アーティスト・ブルーシャ西村のエッセイ「強引ぐ マイ ウェイ」 vol. 39 8/02/05 (火) 発行 皆様、こんにちは。お元気ですか? マンハッタンは、夏は異様に空気が悪くて、肺に良くなさそうです。私は郊外に住んでいるので、マンハッタンに出かけるたびに、その空気の悪さに驚きます。肺が重くなる感じです。きっと気温が上がると、スモッグが出やすいのではないかと思いました。 たくさんのお便りをいただき、ありがとうございました。皆様の励ましのお言葉は、とても嬉しく、感謝しております。これからも、どしどし、お便りをお待ちしています。どんな小さなことでも嬉しいので、お便りをメールでお送りください。出来る限り、お返事を書いています。いつも、このメルマガを楽しみに待っていてくださる人達がいるので、ありがたく思っています。過去のメルマガを友人たちに配ってくださっている方々もいらっしゃるので、感謝の気持ちでいっぱいです。 メルマガをはじめ、文章は、一つの出会いなのですね。波長が合わない人は読まないだろうし、波長が合っている人が読み続けてくださっているものです。同じ文章でも、人によって全く違う反応が返ってくるので、人の受け取り方の違いを目の当たりにして、学んでいます。結局、読者の方々は、文章の中に、自分を見つけて、自分と出会っているのですね。 途中から、七福神の音楽を制作するようになっていったことを、メルマガで同時進行でお伝えすることになり、こういう形で、読者の皆様とこのチャレンジングな「七福神とのコンタクト」を共有できるという機会は、私にとっても面白い体験です。きっとこれは、何年か後で振り返ると、興味深い記録として残っていることでしょう。 七福神の仕事なので、これから、さらに何か面白いことが私の身に起こってくるでしょう。私自身は、彼らに奉納させていただく心構えで曲を制作しています。謙虚な気持ちだし、私自身(エゴ)が作っている曲だとは思えません。この七福神の曲を楽しみに待ってくださっている、応援してくださっている方々にも、宇宙と七福神のご利益がありますようにと、毎日毎日、お祈りしています。「レコード録音準備」2 レコーディングの準備は進んできています。半信半疑だった私自身も実感が出てきました。体調に気をつけて、よく食べて体力をつけるようにしています。3キロくらい太ってから録音に臨もうと計画しています。結構1日中、長時間の録音になるので、体力仕事ですね。演奏に集中力を持続させなければならないです。 アレンジの話し合いをしていますが、各パートをどのように演奏してもらって、どんなハーモニーを作っていくか、録音当日まで決定はできないでしょう。メロディーは誰に演奏してもらうかなどなど。大人数の演奏なので、その分アレンジが大変です。私は、サウンドのプロデューサーで、バンド全体のリーダーなので、当日は、「こっちの音のほうがいい」とか、「ここをこのように演奏してください」とか、全ての音を自分の耳で判断し、選んでいかなければならないのです。 グレイトミュージシャン達が演奏するということで、当日録音を見学したいという人達がいますが、全部断りました。私も演奏するので、できるだけ集中するために、ミュージシャンと私のみが現場に参加します。私は一人で行ってきます。*運命のスタジオ決定 どこで録音するか、スタジオも決めました。私にとって運命的なスタジオで、ここの情報を得た瞬間、全身に鳥肌が立ちました。昔から私が憧れていたスタジオです。 ここに決定! 明らかに、七福神と宇宙の計らいが感じられて、「やっぱり上の先生方が動いているんだな、私の力ではない」と悟りました。スティービー・ワンダー、アル・クーパー、ザ・バンドなどもここで録音したことがあります。数々の名盤が生まれたスタジオなのです。どこのスタジオであるかは、録音が済んでからお知らせいたしますね。 大人数のバンドを、それぞれの音をセパレートで録音して、後でミキシング(音の調節)が自由に出来るように、この本格的なスタジオを選びました。ミキシングの作業も全て私が最後の決定をします。例えば、「もうちょっとドラムスの音を大きくしてほしい」とか、全体の音を何度も聴いて、全ての楽器のパートの音を調節するのです。これは、私が2~3年毎週末クラブDJをしていた時の経験が、そのまま役に立ちます。DJをやっていなかったら、チンプンカンプンなことでした。「やっぱり、七福神たちに、予行演習としてDJをさせられていたんだな」と、実感しました。 私と七福神との会話です。「録音のスタジオは、どうやって選びましょうか?」と尋ねると、「スタジオは、私たちのほうで、8年前から選んで決めています。もう霊界では、貴女のこの録音は起こっているので、心配しなくても大丈夫です。あとは、先に起こっている霊界の出来事がこの現実界に現れてくるだけです」「ええ? 8年前から今回のスタジオが決まっていたのですか?」「そうです。録音の日時も8年前から決まっていました。」「日時も決まっていたのですか?」「そうです。場所、日時は重要です。今回の録音は、その場所に住んでいる、“音楽の精霊たち”の協力をいただきます。この場所は、世界的に見て、音楽の精霊たちが、一番集中的に集まって住んでいる場所なのですよ。日時も、あなた達ミュージシャンに、音楽の精霊たちと霊界からのエネルギーが一番流れ込むことが出来る、一番エネルギーの高い時に決まりました。ですから、この音楽には、強力な霊的力が封じ込められ、強力なパワーを発する音になるのです。」「音楽の精霊たち? そういう霊的なものの力を借りるのですか? 音楽の精霊が世界で一番集中的に集まっている場所だと、なぜ決め付けるのですか? どうしてそう断言するのですか? 一番って言い切るなんて、私にとったら‘本当ですか?’と突っ込みたくなってしまいますが。」「そうです。音楽の精霊たちが世界で一番集まっているところで、今でも彼らはそこに住んでいます。貴女は、私達のお導きの内容について、一旦自分の胸に聞いてごらんなさい。このスタジオの場所を聞いた瞬間、鳥肌が立ったでしょう? 録音に参加するミュージシャン達と貴女の波長と、この音楽の精霊たちの波長が合っているので、精霊たちとのエネルギー交換が可能なのです。精霊と波長の合っていない人がその場で録音しても、精霊との交流は何も起こらないのです。貴女は、全て分かっているのですよ。」「それでは、私にDJをさせて、予行演習になるように訓練したのも、貴方方のお導きだったのですか?」「そうです。もし、貴女がDJをしていなかったとしたら、いきなり音楽を録音したり、グレイトミュージシャン達と演奏する準備は出来ていなかったでしょう? 何事も積み重ねですから。最初から、プロの人は一人もいませんよ。 貴女も、少しずつ、最初はプロのDJとして数年間活動する修行が必要だったのですよ」*オーバー・ダブ 七福神の音楽は、太鼓の音が多用されていて、パーカッシブ(パーカッションの音がたくさん入っている)です。太鼓って、浄化に重要な音なのだそうです。皮を人間が手で叩く音は、とても浄化のエネルギーがあるのです。私の前に出現したことがある、私の守り神の一人である、浄化の神様である不動明王も、太鼓の音を使います。 録音は、打楽器には、ドラマー1人と、パーカッショニスト(コンガ)1人を雇いましたが、私の頭で鳴っている音とイメージは、もっとパーカッシブなものです。ダブル・ドラムス、ダブル・パーカッションですね(ドラムス、パーカッションがそれぞれ2人ずつ)。ですから、一旦、みんなで同時にジャムセッションで録音した後に、オーバー・ダブ(再度、二重録音)をして、できるだけ私のイメージの音に近づけます。ドラマーとパーカッショニストに後日もう一度来ていただいて、ドラマーにボンゴ、パーカッショニストにコンガを叩いていただきます。そして、私もさらに小さなパーカッション(シェーカー、カウベルなど)を多用して、彼らと一緒にオーバー・ダブをします。*ダブル・ベース ある録音参加メンバーとの会話です。「貴女の音楽は、とても変わった、凝ったつくりになっていますね。ダブル・ベース(ベースが2人)ですね」「あ、そうでしたか。そういえば、ダブル・ベースになっていますね。全く気づきませんでした。これは、私が頭で考えて、自分で作っている音楽ではなくて、霊界から送られてくる音楽をそのままチャネリングしているので、それで変わったつくりになっているのですよ」「ベースが2人もいるなんて、変わっていますね。ダブル・ベースの音楽は、作ろうと思ったら難しいものなのです。複雑です。それなのに、音のバランスが取れているので、貴女の作曲の才能は、個性的だし素晴らしいです」「いえ、作曲の才能っていうより、チャネリングの才能なのです。そんな難しい、ダブル・ベースだって分かって作っているのではないのです。私の力ではないです。頭で考えて作った音楽ではありません。霊界の音楽です。だからこそ、貴方達が今まで聞いたことのない音楽なのですよ。地球上で、私以外の誰も、チャネリングして受信できなかった霊界の音楽なのですから。だからこそ、私がこの音楽を受信して作らなければならないのです。それが私のお役目なのです。」
2007年10月09日
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2005年7月26日発行号公開アーティスト・ブルーシャ西村のエッセイ「強引ぐ マイ ウェイ」 vol. 38 7/26/05 (火) 発行 こんにちは。皆様、お元気ですか?ニューヨークは、暑いです。私が主宰している、日曜日のセントラルパーク写生教室(夏季限定)に出かけると、涼しくて気持ちがよく、蘇りました。少人数ですが、続いています。早いもので、2年以上が過ぎました。3回目の夏になりました。冬季のデッサン教室と合わせて、自分自身が描き続けるペースとしても、続けていきたいと思います。公園で座って楽しんでいる間に、毎回1枚のペースで仕上がるので、自分にとっても、いい機会です。 「レコード録音準備」* 参加ジャズミュージシャン決定 七福神と交信して、彼らが私に送ってきた曲のアルバムのレコーディング準備は順調に進んでいます。参加してくださるジャズ・ミュージシャン達も決定しました。大人数でジャム・セッションします。分厚い音のゴージャスなサウンドになりそうです。この音楽を聴いて下さる方々のために、自分が出来る限り、いいミュージシャンを集めて、出来るだけいい音を残すつもりです。ミュージシャン集めにも、自分のベストを尽くしました。メンバーは、全員がソウルを持つグレイトミュージシャンで、宇宙とつながって、そこから直接音を降ろしてくることができる人達ばかりです。 七福神は、素晴らしい一流のミュージシャンを集めるためにも、駆け回って協力し続けてくださいました。彼らにも感謝しています。私の力だけではありません。宇宙の力と、七福神たちの力が大きいです。彼らは、それだけ、出来るだけいい音楽をこの世に提供したいのですね。私自身も、彼らに奉納させていただく心構えで、真剣に取り組んでいます。 参加ミュージシャン達は、全員、私よりも一回りくらい年上で、ジャズ・ミュージシャンとして成功している方々です。マイルス・デイヴィスの録音に参加した方や、ディジー・ガレスビーと活動している方もいます。私が大ファンである某ギタリストにもコンタクトを取って、参加していただけることになりました。ヴァージンレコードからアルバムを出している方です。彼のギターは、シビレます! ジャーン、と一音出しただけで、全然違います。明らかに抜きん出ています。3年前にニューヨークでお会いしたことがありました。彼に、ギターを入れていただけるなんて、そんなことが起こるなんて、生きていて良かったと思いました。 こんな素晴らしい、世界水準のミュージシャン達に、私の作った七福神の音楽のデモCDを送って聴いていただいて、参加してくださることになったなんて、自分にとって信じられないことです。まさか、自分の人生で、こんなことが起こるなんて想像もしていなかったし、その欲望も全くなかったし、予定していませんでした。作曲もデモ制作も、全て自分一人でやり遂げなくてはならない状況で、MIDIの使い方も分からず、しかも初めてのことだったので、最初は半信半疑で、“これでいいのかな? 人が客観的に聴いたらどう感じるのかな?”と不安でいっぱいだったのですから。 根性で、毎晩徹夜を続けて、一人でMIDIの使い方を勉強しつつ、作曲をやり遂げました。でも、努力の量ではなく、出てきた作品の結果だけが評価されるので、おそらく、“こんな音楽、僕らのレベルでは、お粗末だ”とか、“素人っぽいから一緒には演奏できない”とか言われるだろうな、きっと断られるだろうなと覚悟していたので、ダメもとで彼らにデモCDを聞いていただいたのです。そうしたら、自分の予測に反して、デモを送ったミュージシャン全員が、一人残さず、“これは素晴らしい音楽だ、個性的だ、これをジャズでやったらものすごく面白い作品になるだろう。自分にとっても、エキサイティングなので、喜んで参加したい”という意向を伝えてきたのです。これには、びっくりです。デモを送った方々に百発百中で、すぐにミュージシャンが決まってしまったのですから。 音楽を聴きなれた、耳の感覚が肥えたプロの言っていることなので、確かなことなのだと彼らの意見を信用しています。ですから、ますます、“おかしいなあ・・・キツネにつままれたみたいだなあ・・・”と私は思ってしまいました。変ですよね。宇宙と七福神の力が大きいということを実感しています。私の実力だなんて言うことはできません。宇宙に対してとても謙虚な静かな姿勢です。七福神の活動と関係が深いので、アルバム発売の直前に、メルマガで、ミュージシャン紹介をしていきたいと思います。* ピアニストとの会話 デモを聴いていただいたピアニストの家に遊びに行って、ゆっくり話をしました。ソニーからアルバムを出している方で、日本にも行ったことがあります。彼はこの音楽をとても気に入ってくださっていました。“この音楽はMIDIで作ったの?”“そうです。パソコンで。”“これ、全部自分で作ったの?”“そうですよ、もちろん。全部私一人で作りました。”“え?全部一人でこんなデモを作ったの?こんな複雑なリズムを、自分で作ったの?あなたがですか?”と、彼はぽかんとしていました。 彼の目には、私は十代後半の少女くらいにしか映っていなかったのです。オリエンタルは若く見られるので、いいんだか悪いんだか、分かりませんね。最近、アメリカ人に、“結婚してもう8年近くになる”と言うと、“ええーーー!!それじゃあ、あなたは11歳で結婚したのおおおお?”とびっくりされてしまいました(笑)。 そんなわけですが、彼にも、年も聞かれていないのに、あのお、私、大人なんですけどおおおおお、なんていう必要もないと、思い直して、“そうです、複雑きわまりないリズムが宇宙から聴こえてくるので、そのまんまできるだけ再現して、自分で作りました。聞いたことのない、他の音楽に無い、新しいリズムでしょう?”“はい、新しいリズムだねえ。他の音楽と似ていない。これをMIDIだけで作ったなんて、すごいなあ・・・”と彼は絶句していました。“私自身が作っている音楽じゃないのです。全部、上から聴こえてくる音を実現化しただけなのです。証明できないことですが。音楽を作曲してみようとしたことは、私にとって今回が初めてだと言えば、あなたは理解できるでしょう? 初めて作曲した人が、ここまでは作りこめないでしょう? これは、私の力ではありません。宇宙の力です。”“ええ? 作曲は、今回が初めてなのですか? 信じられない。こんなことって、世の中にあるのですね。私は、クリスチャンなので、奇跡を起こすことが出来る人はキリストしかいないと思っているので、正直言って信じがたいですが。信じられないけれど、私はあなたの言っていることをリスペクトします。これだけの音楽が現実に出てきているのだからね。”“そうです。私は、宇宙から音楽が聞こえてくるようになってしまったのです。” 他の参加ミュージシャンにも同じ事を言われました。“これ、MIDIだけで作ったの?”“そうです。MIDIだけしか使っていないですよ。パソコンで。一人でやりました。”“ええー? MIDIだけ? 本当? 信じられない! ジーザス!”“リズムも個性的だけど、特に、ベースラインが変わっているねえ。こんな変なベースは聴いたことがない。変わっているけれど、音がキマッているよね。”“聴いたことがないのは当たり前です。だって、宇宙から聴こえてきた音をそのまんま作ったのだから。私だって、こんな音楽は聴いたことがないのですから。私が作っているのではありません。この世の音楽と違って、霊界の音楽は計算された音作りとは全く違うのです。”“はっはっは。あんた、ほんとにグレイトアーティストだねえ。クレイジーだねえ。僕も宇宙から音が聞こえてくるから、クレイジーだけど。同類だ。あなたは、ジェニュイン(本物)だ。”“そうですね。仲間ですね。霊界の音は、ナチュラルで、ちょっとへこんでいたり、いぼいぼがあったりして、研磨されていない状態なのです。それもいくつもの楽器の音が、出来上がったハーモニーになって同時に聞こえてくるのです。私はその音を音楽理論で直さずに、できるだけそのまま形にしました。”* 五人種揃いました 七福神のメッセージとコンセプトである、“多様性”つまり、“多様性を受け入れて、人種を超えて地球の人類がみんな仲良くして欲しい”ということは、今回のジャズミュージシャンの決定にも現れています。 なんと、数えたら、五人種も揃っていたのです。オリエンタル、黒人、白人、ラティーノス、ネイティブアメリカン(赤色人種)と黒人のハーフです。 私達バンドのメンバーが、人種を超えて、理解しあって音楽を作り上げること自体が、メッセージなのです。* 七福神がなぜ私に吸い寄せられてきたのか? 私は、七福神を信じていたわけでもないし、拝んだわけでもないのに、彼らは私に出現して音楽を送ってきました。七福神は私のファンなのですね。別に、彼らに好かれようと思ってこれまで生きてきたわけではないですが、私の考え方とこれまでの生き方が、たまたま、七福神の波動と一致していたというだけです。それで、波動が一致したので、七福神を私が呼び寄せてしまったということです。 続きは次回! お楽しみに。
2007年10月08日
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バックナンバー 2005年7月19日発行号アーティスト・ブルーシャ西村のエッセイ「強引ぐ マイ ウェイ」 vol. 37 7/19/05 (火) 発行 皆様、こんにちは。ニューヨークは暑い日が続いています。なるべく外出したくないですが、毎日、あれやこれやと忙しく動き回っています。夏バテしないように、、ベトナミーズのフォーを時々食べています。 さて、七福神が送ってきている音楽のアルバム制作は、少しずつ進行しています。レコーディングに参加してくださるミュージシャンも、決まってきました。 まさか、自分では想像もしていなかったような、世界的に活躍しているグレイトミュージシャン達が私の音楽を絶賛して参加してくださるので、本当に驚いています。 自分で予定していた以上の、想像していた以上の良いクオリティーで音を作る計画が進んでいるので、これは、目に見えない宇宙の大きな計画の力が働いていることを実感しています。私の力だけではないです。宇宙に感謝いたします。 七福神のアルバムのレコーディングは、たくさんのミュージシャンに参加していただいて、分厚くゴージャスなサウンドに仕上げます。夢は、大人数のビッグバンドで生演奏をすることです。いつか実現できればいいなと思います。 私は、昔から、トリオとかカルテット(3人、4人のバンド)よりも、7人以上15人未満くらいの大所帯のジャズバンド、ラテンソウルバンドが大好きだったのです。分厚くハーモニーが重なった生演奏は、すごく熱いパワーに満ちていて、ライブに行くととても元気が出ます。 ミュージシャンを大勢雇うと、人件費がふくらんで高くついてしまいますが、いつかライブをすることになったら、せっかくなら、大人数のバンドで演奏を実現させたいものです。想像しただけでワクワクして、楽しみです。 パーカッシヴな音楽のリズムは、浄化の作用があり、宇宙と自分の魂がコネクトしやすくなる、ひとつの方法です。このアルバムの音楽を聴いて下さる方が、心をピュアにして音に自分の魂を埋没させると、自然に宇宙とのコネクトができますように! と祈りながら曲を作りました。 引き続き、制作を続けていますので、お楽しみに!
2007年10月07日
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アーティスト・ブルーシャ西村のエッセイ「強引ぐ マイ ウェイ」 vol. 36 7/12/05 (火) 発行 皆様、こんにちは。ニューヨークは、暑い日が続いています。 先週は、自分で愛用する予定でデザインした、0.6カラットのマダガスカル産の青いサァイアを使ったリングが完成しました。小さめですが、素晴らしい色の、美しい宝石です。指先につけていると、美しいサファイアが目に入ってきて、ヒーリング効果が大きいです。そのパワーの強さを感じて、「オ・オ・オ・・・」とシビレます。近々、ウェブサイトに写真をアップします。次は、ルビーで何かを作りたいです。少しずつ、本物の宝石を集めていくつもりです。宝石のパワーは、恐るべきものだと実感しました。私にとっては、運を集める集積装置です。ジュエリーたちが私にパワーを与えてくださることに、とても感謝して、愛でています。 さて、最近ずっと取り組んでいる、音楽製作についてメルマガに書いたところ、読者の方々から、励ましと応援のお便りをいただきました。本当にありがとうございます。七福神が送ってきている音楽を私がチャネリングして制作していますが、この音楽をとても楽しみにしてくださっている人達がいるので、私も元気が出て、作曲を続けています。 七福神の音楽がきっかけで、チャネリングで音楽を作り始めてから3ヶ月が過ぎましたが、私の魂の中に、新たな作曲のパイプが開いて、宇宙とつながったようです。曲を作り始めて、どんどん出てくるようになってきました。宇宙から曲が降りてくるのが、止まらなくなってきました。今後、活動が忙しくなってきたとしても、少しずつ作曲は続けます。音楽を作っているときは、自分自身の魂がとても生き生きしています。楽しいです。 「音楽活動の兆し 3」 デモCDを、徐々に、参加をお願いしたいグレイトミュージシャン達に渡して、聴いていただいています。少しずつ、参加してくれるミュージシャンが集まってきているところです。 最初に私の音楽を絶賛してくださったジャズミュージシャンが、その友人のピアニストにデモを渡して下さいました。彼は、「まず、この音楽を聴いてみてくれ。僕はとても面白いと思うんだ。素晴らしい音楽なんだ」といって、何の予備知識も与えず、人種も性別もふせてその場で聴いてもらったそうです。すると、そのピアニストは、「なんか、仏教徒のようなイメージを感じる。宗教家か、スピリチュアルな人が作った音楽なのですか?」と聞いたそうです。私の友人のジャズマンは、びっくりしてしまいました。「その通りなんだ! 仏教徒ではないけれど、日本人女性で、とてもスピリチュアルな人が、宇宙とのチャネリングで降りてきた曲を作ったんだよ。彼女も、僕たちと同じグレイトミュージシャンのソウルを持っていて、彼女の魂は宇宙とつながっているんだよ! 僕たちの魂も、宇宙とつながっているじゃないか! 同じ種類の仲間なんだよ。彼女と、何か音楽を作らなければならない!」と彼は説明したそうです。 このピアニストも、録音に参加したいとノリノリです。彼にも色々と協力を頼むことになりました。ハモンドオルガンを弾いてもらう予定です。 彼は、録音の前に私と会って話をしたい、イメージを膨らませたいという意向を伝えてたので、なんと、明日、お会いすることになりました。郊外にお住まいの方なので、訪ねていきます。また新しい友人の輪が広がると思ったら、ワクワクします。とても楽しみです。素晴らしい友人と知り合えるということは、エキサイティングで、刺激的です。友人から学ぶことは多いからです。 こんな、世界水準の、一流のジャスマン達に、私の作った七福神の音楽を評価していただけたなんて、自分でもまだ半信半疑で、キツネにつままれたようです。自分では、彼らのようなレベルの人達には相手にしてもらえないお粗末な音楽のレベルだろうと思い込んでいたからです。意外なことで、びっくりしています。 私は、思い返せば、いつも音楽が大好きで、止められませんでした。今回のこのレコーディングと活動につながったのは、今まで長々と蓄積してきた音楽の素養のお陰です。私の場合は、本当に、「好きこそものの、上手なれ」です。好きなことには、長年、情熱を傾け続けてしまうものなのです。 ですから、その大好きな音楽で、私の個性であるサイキックの霊感を通して、チャネリングで音楽をこの世に出して、その霊界の音楽が聴いてくださる人々のためになるなら、とてもやりがいがあるお役目だと思いました。天から授かったこの啓示を、とてもうれしく、ありがたく思い、感謝しています。 「なんで今頃、音楽活動の啓示が天から降りてきたのですか? どうして今なのでしょうか?」と、私は七福神その他、宇宙霊の先生方に尋ねました。いつものチャネリング会話です。「それは、長い年月をかけて、音楽分野の技術と知識、またその他の経験と知識を積み上げて蓄えた後に、内容とクオリティーのいいものを、人々に提供できるようにするためだったのです。土台作りが一番大事なのです。勉強期間は長ければ長いほどいいのです。」という答えが返ってきました。「そうですか。納得しました。今まで、自由に好きなことを思う存分させていただき、吸収させていただけたので、これからは、人々に、自分が吸収してきたものを表現して発信し、還元させていただきたいと思います。私が作ったものに触れて、ハッピーになって下されば嬉しいです。」と私は答え、感謝の気持ちでいっぱいになりました。「音楽の力は、とても大きいのです。あなたは、プラスのハッピーな波動を音で表現していく役割があります。文章や絵は、肉体が衰えてからでも書けるので、体がエネルギッシュなうちは、しばらく音楽で表現をすることになるでしょう。あなたは、なぜスペイン語を話せるようにマスターしてあるのか分かりますか?それにも理由があったのですよ。これも私たちの導きだったのです。」「もしかして、音楽活動で、英語とスペイン語と両方でちゃんぽんにして使うためだったのですか?」「そうです。あなたは、黒人もラティーノも率いて、スペイン語も使って活動していくお役目です。音楽はその媒体です」「そうですか。そのために、最上級レベルまでスペイン語をマスターさせられたのですね。もしかして、私が幼い時から歌が大嫌いで、楽器を弾くことと踊ることが好きだったのも、理由があるのでしょう? それは、ある歌手とともに活動するためで、私はあえて歌わないためだったのでしょう? もし私が歌好きだったなら、自分で歌ってしまいますからね。7歳ごろからいつもそのビジョンが観えていて、常に頭から振り払おうとしてきましたが、あなた達がしつこく啓示のヒントを送り続けていたのでしょう?メンバーで日本人は私一人ですね。」「その通りです。しかし、私達は、くわしいことは言ってはならないのです。でも、貴方の活動と、私たちの活動と、両方が作用しあっていることを意識しておいてください。この世の出来事と、霊界の出来事は、鏡あわせなのです。もしあなたが私達宇宙霊の活動と意向に協力して下さるのなら、もちろん、私達はあなたを助けますから。それは、お互い様のことなのです」「それは分かっています。マイナスのエネルギーも、あなた達が私に宝石を与えたりして、はね除けて下さっているのでしょう? 私は、宇宙から与えられた自分の運命とお役目を受け入れて、果たす心構えは出来ています。自分がなぜ存在しているかというと、それは自分の力ではなく、何か大きな宇宙の力によって存在させていただいているのだという、とても謙虚な姿勢があるからです。自分の力ではないのです。ですから、今後もあなた達のメッセージに耳を傾けて、宇宙からのお役目と啓示を果たします。」「お願いします。これは、私たちと貴女の両方が力を合わせなければ出来ないことなのです」「はい。ハッピーになる曲、浄化の曲など、人々がポジティブになっていくような曲を私にお授けください。音楽で人々のためになるなら、私はこの身をあなた達に投げ出しましょう。私でよければ、どうぞお使いください。私の肉体と魂の7つのチャクラを開けて、あなた方のメッセージを受信いたしますから」と、答えました。 これまでの、のどかな生活から一変して、もしも音楽で忙しく働かなければならなくなったとしても、今まで長い間自由にのんびりさせていただいたので、出来る限り自分のお役目を果たそうと決意しました。もう覚悟は出来ました。今までは、戦いの前の、静けさの時代だったのですね。これからが、私の人生の戦いの本番です。自分の運命に賭けて、全宇宙的な人生を貫くつもりです。 今までの人生の、静けさの時代に出会った友人達、家族達、パートナーを大切にして、活発な活動に入っていきます。自分が何者でもなかった時に親しくしていただいていた人は、とくにありがたい人達です。
2007年10月06日
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アーティスト・ブルーシャ西村のエッセイ「強引ぐ マイ ウェイ」 vol. 35 7/05/05 (火) 発行 皆様、こんにちは。先週は、ABTの「白鳥の湖」を観にいき、感動しました。白鳥は何度も観ましたが、バレリーナによって、それぞれに違った踊り方をするので、いろいろ観ると興味深いですよ。私は、幼少時から13年間クラシックバレエを学んでいたので、未だにバレエは大好きなのです。10年以上続けたことは、自分の一部として身体の中にずっと残りますね。その当時から、白鳥の、第二幕の、四羽の白鳥の踊りは大好きで、今でも振り付けをよく覚えています(笑)。 スペインでディスコやクラブでDJとして働いていた時も、ダンスが大好きなこともあって、3時間は踊りつづけていました。天職でしたね。気持いいです。今はニューヨークに住んでいるので、アメリカならではの文化であるタップダンスを、そのうち、週1回くらいで習ってみたいです。身体を動かすことはいいことです。ジャズバンドの生演奏をバックにタップダンスしたら、気持いいだろうなあ、快感だろうなあと想像しています。「音楽活動の兆し」続き* ミュージシャンをスカウト さて、前回の続きです。 先週は、ニューヨークで開かれている、ハドソンリバー・フェスティバルに行ってきました。 私がデモCDを送ったアメリカ人ジャズミュージシャンのうちの一人が、出演していたからです。もとザ・バンドのピアニストであるガース・ハドソンと共演していました。音楽史上に残っている大御所です。 さすが、彼等の演奏は素晴らしかったです。こんな、世界水準の一流ジャズミュージシャンに、私の音楽を理解していただけて、共演していただけるなんて、改めて思うと、信じられないことです。 それも、私の作品を「素晴らしい音楽だ」といって絶賛してくださって、協力してくださるのですから、私は幸せ者だなあと思いました。 最初に、中途半端なミュージシャンではなく、一流ミュージシャンにデモCDを聴いていただいたことが幸いしました。ライトパーソンに持っていったのだと確信しました。誰に聴いていただくかによって、運命が分かれるものだと思います。あんなに売れたビートルズでもオーディションに落ちていたのですから。(ちなみに、彼らをオーディションで落としたプロデューサーは、その後レコード会社をクビになりました。) このコンサートの時に、共演していたパーカッショニストがとても抜きん出ていたので、終了後に楽屋に訪ねて、私のレコーディングのためにスカウトしました。連絡先を聞いて、デモCDを送る約束をしました。ここはアメリカなので、ゴリゴリと積極的にアクションを起して普通くらいです。 まだ、数人のミュージシャンを集めなければならなので、現在、検討中です。私の、音楽を見分ける感覚には自信があるので、自分の耳を通じて、レコーディングのミュージシャンを選んでいきます。とても楽しい作業です。* グレイトミュージシャンから教えられたこと コンサート終了後に、私のデモCDを聴いてとても絶賛していたミュージシャンとゆっくり話をしました。世界水準の実力を保っている彼と話すと、とても勉強になります。教えられることが多いです。目に見えない良いものを吸収させて頂けることに感謝しています。「あなたはグレイトミュージシャンなので、まさか、私の音楽を気に入って認めていいただけるとは期待していませんでした。あれはデモで音も不十分だったのに。」と私が切り出すと、「君の音楽は素晴らしいよ。とても個性的で他の音楽に似ていないし、オリジナリティーが強い。あれは、アメリカでひょっとすると上手くいくかもよ。アメリカ人の僕が聴いて、とても面白いと思ったからね。それに、君の音楽には、グレイトミュージシャンに不可欠な、ソウルとフィーリングがあるよ。君はソウルを持っている!音がキマっているんだ。一番大事なことは、技術ではなくて、ソウルを持っているかいないかだ。」「どうもありがとう。私はDJをしていたので、音のセンスと耳には自信があるのですが、技術はあなたに比べて足りないのは分かっています。でも、あなたに理解していただけて、嬉しいです。ソウルって、何ですか?」「そこらへんにごまんと山ほどいる技術だけは優れているジャズミュージシャンと違って、ソウルを持っているジャズミュージシャンは、あまりいないものなんだよ。すごく少ない。僕達はお互いに見分けがつくのさ。これは、持って生まれたものなんだろうね。どうしてそうなのかは分からない。音を聴いたらすぐ分かるよ。音にはね、ソウルがある音と無い音があるんだ。ソウルのある音を出すミュージシャンとそうでないミュージシャンがいる。ソウルを持つジャズミュージシャンは、演奏中に、宇宙とつながって、そこから直接音を降ろして、自分の身体を通じて音を外に出すことができるんだ。音は、上から頭頂めがけて降って来るんよ。」「それって、もしかして、頭のここでしょう?」と、私は、頭頂のチャクラを押さえました。 読者の皆様はお気づきだと思いますが、彼の言う、頭頂めがけて音が降ってくるという話は、私がチャネリングする時の体感にそっくりですよね。「うん、そうだよ、ここに音が、宇宙から降って来るんだよ。鳴らすべき音が聞こえてくるんだ。それができるミュージシャンのことを、ソウルを持っていると呼ぶのだよ」「それって、チャネリングですよ! 私はサイキックだから、宇宙とチャネリングできるのです。あなたもサイキックですか? 人の霊体を感じますか?」「うん。僕も多少はサイキックだよ。君の霊体も感じるよ、少し近付いたら、自分の中に霊体が入ってくるよね? 君は、なんてピュアで透明なスピリットなんだ! そして、静けさがある。シーンとしているね。きみと一緒にいる人達は皆、その静けさに触れて、ほっと落ち着くことができて、気疲れしないはずだよ。」「ええ? じゃあ、ソウルを持つミュージシャンは、サイキックと同じなのですね。それでは、クンダリーニの体感があるでしょう?」と私は言って、クンダリー二の症状を詳しく説明したら、「ああ、それはよく起こることだよ。時々ね。いつもではないけれど、演奏中にも時々そうなるよ。」「やっぱり!」「ただしね、ソウルを持つミュージシャン達とだけ演奏しているときは、宇宙からものすごいエネルギーが全体に入ってくるのが分かるけれど、一人でもソウルを持っていないミュージシャンが混ざっていると、何も起こらないんだよ。だから僕は、本当は、ソウルを持っているミュージシャンと演奏するほうが好き。君の今回のアルバムも、せっかくやるなら、ソウルを持つグレイトミュージシャン達だけと録音しなさい。ギャラが安いからといってそこらへんのソウルの無いミュージシャンと録音すると、ゴミしかできあがってこないよ。10曲の駄作より、1曲でもいいから傑作を作りなさい。そういう音はずっと残っていくから。できるだけいい音を残しなさい。その音は、さらに次の活動に結びつけることができるから。」「了解しました。ヴォーカルは入れようかどうしようか考えているんだけど。歌詞が無いから。七福神が送ってきた音楽には、歌詞が無いのよ。コーラスは多少入っているんだけど。」「君の今回のアルバムは、ヴォーカル無しで、単独で作りなさい。せっかく素晴らしい音楽なのだから、ヴォーカルを入れてしまうともったいないよ。ジャズで、楽器だけの音の方が素晴らしい音が出来るよ。ヴォーカルが入ると、ミュージシャンの間で気が散って、宇宙にコネクトしづらくなってしまうんだよ。楽器だけの方が、お互いにハーモニーを瞬間的に宇宙から受け取ることが出来るから。」「分かりました。グレイトミュージシャン達に参加をお願いして、出来る限りいい音を残すように努めます。」 このように話し合いました。とても素晴らしいアドバイスをいただけました。勉強になりました。このアドバイスは、パフォーミングアーツを志している人々に、とても参考になる話だと思い、内容をシェアする目的で、公開させていただきました。アメリカで、人種を超えて人を感動させるような作品を作るために一番大切なことは、技術力ではなくて、「ソウルがあること」だったのです。何のジャンルのアートでも同じだと思います。私は目からうろこが落ちました。技術では不十分な私なのに、彼らのような世界水準の一流ジャズマン達のハートを捉えて、録音に参加していただけることになった理由が、「私の音にソウルがこもっているから」だったのですから。これは、私にとっても、私の周りの友人達にとっても、とてもショックな出来事でした。 私は、自分の魂の宇宙とのエネルギーの通り道のパイプを、詰まりを無くして開けて、宇宙からパワーや情報を自由自在に受信しています。チャネリングの音楽を作ることができるので、それが聴いてくれる人々のためになることなら、これからも細々でいいので、20年、30年と作曲も並行して続ける決心がつきました。 祈ったら、「浄化の曲」を七福神が授けてくださいました。お楽しみに。乞うご期待。
2007年10月04日
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2005年6月28日発行分公開アーティスト・ブルーシャ西村のエッセイ「強引ぐ マイ ウェイ」 vol. 34 6/28/05 (火) 発行 皆様、こんにちは。先日、ニューヨーク・シティー・バレエの「真夏の夜の夢」を取材で観に行き、その美しさに感動し、心が洗われました。すっかり元気が充実しました。美しい芸術に触れることは、ヒーリングと同じですね。 さて、最近、ジュエリーで、日本のお客様へ大作を仕上げました。時価1万ドルはするクラスの作品です。私の場合は、直接のオーダーメイドなので、良心的な価格で作ることができました。1.75カラットのイエローサファイア(輝き、色の濃さ、彩度ともに素晴らしい高価なもの)と、ダイヤモンドをびっしりとパヴェデザインで0.6カラット入れたものです。古代エジプト時代から4000年以上に渡って伝わるハンドメイドの手法で作りました。とても好評です。 宝石を扱うようになってから、ますます運が良くなったような気がします。太古の時代から、身分の高い王様達だけがいい宝石を身につけていたのは、運を自分に集めるためだったのでしょうね。宝石は、宇宙のパワーを凝縮して吸収し、自分にパワーを集める集積装置のような働きをします。私も今、自分用に青いサファイアを使ってデザインしています。 最近、いくつかの美術館にも作品が収蔵されている北欧の有名な某作家(画家、陶磁器の絵柄デザイナー)の、若い時代のオリジナル作品(印刷ではなく手描きの1点もの、サイン入り)を2枚、ニューヨークで手に入れました。1949年と1950年の作品です。直径30センチくらいの大皿に、手で細かい絵を書いたもので、お皿の裏にも手書きで本人のサインが入っています。私は彼のファンなので、その歴史的価値を詳しく知っていたため、速攻で買いました。現在の段階でさえ、1万ドル積んでも買えるようなシロモノではないのです。「ゼロが??個少ないんじゃないの?」と自分の目を疑いました。あまりにも格安だったので、売った人は全く価値を知らなかった様子です。その上、他の人々には見向きもされていなくて素通りだったのです。アメリカだなあ、と思いました。この作品に私はご縁があったのでしょうね。家にやってくる運命だったのでしょう。 宝石が凝縮したパワーの恩恵を受けて、私がこのお皿を引き寄せたのかもしれません。この素晴らしい作家のオリジナル作品から発しているパワーが、またさらに幸運を運んできてくれるでしょう。優れた芸術作品や宝石からは、恐るべきパワーをもらうことができます。「音楽活動の兆し」 さて、前回のメルマガで、デモCDを、黒人とラティーノのジャズミュージシャンに送ったことを書きましたね。月曜日に送ったので、あれから1週間が過ぎました。私は失うようなものは何も持っていないし、実はダメもとで、一流のジャズマン達に送ってみたのです。恐れ多くも、毎年世界ツアーに回るような方と、プラチナディスクももらったスター。実力派で、世界水準レベルの方々です。私の信条は「強引ぐ マイ ウェイ」だから、やるなら大きく、自分なりに出来るだけクオリティーの高い作品を作ってみようと考えたからです。エイヤっっと、思い切って飛び込んでみました。「それでダメって言われれば諦めもつくし、それなら一人で作るしかないな、それでも最後までやり遂げよう」と考えて、ドキドキしながら返事を待ちました。 数日前にすぐに電話で返事が来ました。なんと、ダメかなと心配していた予想に反して、2人とも、とても私の音楽を気に入って下さって、驚いていました。「とても個性的で面白い音楽だ。ぜひ君と音楽活動をしなければならない!一緒に活動しよう!」「すばらしい音楽だ。ぜひ、貴女と一緒に活動したい、楽しみですね!」などと、快いお返事を頂きました。ちょうど彼ら2人とも、活動していたジャズバンドを解散したところだったので、次の活動の計画がまだ具体的に立っていなかったことも幸いしました。取って付けたようにラッキーです。 七福神のメッセージの「多様性」のとおり、たった1週間で、オリエンタルに加えて、黒人、ラティーノの3人種が揃いました。 それに、アメリカ人って、オープンですね。この方達には全く人種の偏見も無く、「良いか悪いか」、「好きか嫌いか」で純粋に判断してくださいました。 人種の壁を超えて、音楽で通じ合えたので、とても嬉しくて、幸せで胸がいっぱいになりました。彼らも同じことを感じていて、すごく盛り上がってきています!「人種を超えて、音楽を通じて理解しあって音楽を創造し、自分たちが楽しんで一つになり、そのハッピーな音楽を、人種を超えた様々な人々に届けて、楽しんで頂くことが、私達の使命だね! それが実現できれば私達も幸せだよね! 音楽の力はすごいもの!」と、話し合いました。「源 愛子」(音楽でみんなに愛を与える)ですね!「私は音の感覚、耳はいいので、プロのDJとしては務まりましたが、ポップミュージックならともかく、ジャズをやるにはまだまだ勉強が必要です。ですから、あなた方の素晴らしいジャズミュージシャンの友人達にも、ぜひ参加していただけたらいなと考えています。皆様の助けが必要です。私一人では出来ません。私のアルバムという形ではなく、皆対等の立場でユニットを組みたいです。なぜなら、私はあなた達をとても尊敬しているからです。私は端っこでマラカスでも振って、小さくなっておきますから(笑)」と、私の希望と構想を彼らに説明しました。 なんだか、降って湧いたみたいに、すごいことになってきましたねえ。キツネにつままれたようで、ポカンとしています。ますます人事みたいです。今後は、ユニットで活動をしていきそうです。 めげずに作曲を続けますので、皆様も応援してくださいね。今は、私の念力で宇宙の焦点に集中して、七福神のプロジェクトが実現するように、私の方からも決意をあらたに、積極的に念を送っています。それと同時に、毎日、いらないものや悪い波動を受けないように、自分の浄化にも力を入れています。自分をピュアに保っていなければ、音楽を受信できませんから。 そして、「音楽で、人のために役立てるのなら、私でよかったらどうぞお使いください」と、宇宙に対して願い、宇宙からエネルギーが入ってくるように私の中にそれを受け入れる器を作り、開いています。謙虚な姿勢を保っていなければ、上からメッセージが入ってこないことを実感として知っているからです。
2007年10月01日
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2005年6月21日発行号公開アーティスト・ブルーシャ西村のエッセイ「強引ぐ マイ ウェイ」 vol. 33 6/21/05 (火) 発行 (さて、昨日にアップした号の続きです。) このような交信の後、心当たりのある黒人とラティーノのミュージシャンとプロデューサーに、デモCDを送ろうと荷造りしていた時、電話が鳴って、そのデモCDをソファーの後ろにバタバタッと落としてしまいました。ソファーの背もたれで作業していたもので。電話を切って、ソファーをどかしてCDを拾うと、そこに何があったと思いますか? なんと、CDの間に、20ドル札が1枚はさまっていました。これは、ありえないことです。「ああ、七福神が、物質化現象をおこして、20ドル札を出現させたんだな。」と、ゾーっとして、観念し、悟りました。どうもありがとう。 今回は、このまま、やりかけたことは最後までやり遂げる決心を、新たにしなおしました。とにかく、目の前にある仕事を、一生懸命全力でやることが大事だと思うし、そうして坦々と日常を積み重ねていった先には、今よりも成長している自分がいることだろうと期待しています。
2007年10月01日
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