PR

2006/04/05
XML
カテゴリ: 音楽生活。















吉祥寺は、雨が上がって、

人ひとり居なかった。

夜中の2時。

私は、このくらいの時間を気に入っている。

誰も居ない。

昼間の喧騒が、嘘のようだ。

空気が、冷たく澄んでいて。














結局、私が動き回る時間といったら

だいたい、陽が落ちてからなのだ。



夜目が効かなくっちゃあならないけれどね。

真夜中に、耳元に音楽をガンガン鳴らしながら、

鼻歌交じりでバイクをとばす。

濡れたアスファルトが、びゅんびゅん後ろに過ぎてゆく。

誰もいない夜の道が、びゅんびゅん後ろに過ぎてゆく。

散りかけた桜の木も、灯りの燈っていない家も、

どんどん後ろに過ぎてゆく。

気持ちよい。













私は、興奮していた。

今日の出来事、

明日のこと、この先のこと、



ぐるぐる頭の中をまわって、私を興奮させた。

ものすごいスピードで通り過ぎてゆく景色の中に、私は居て、

きっと私の毎日っておよそこんなもんでものすごいスピードで

通り過ぎてゆくものに過ぎないんだろうなぁ、なんておもった














今日も、大好きな音の中に居て



まるで、夢の中にいてぷかぷか水面でもがいている

そんな不恰好な私だったよ、

たくさん、撮っても其処に音を写し撮ることは

相変わらず不可能に近い。

しかし近付きたいとおもう。

私の感じた音、風景、感情、

そんなものをすべて、写し撮りたいなぁとおもう

不可能ほど面白いものもないじゃない

そんなことをおもう

くだらないことがやっぱり、大好きだ。
















お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006/04/06 02:54:11 AM
コメント(12) | コメントを書く
[音楽生活。] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: