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なんてったって福田進一さんですからね
日本が世界に誇るギターのマエストロ、ファンタジスタ。
「マチネの後で」で福山雅治のギターをやっていた人、
と言えばピンとくる人いるでしょうか。映画撮影中、
一番困ったリクエストは
「下手に弾いてください」
だったそう
この動画で使ってるギターも驚き。
なーんと、ミゲル・リヨベートが使っていた
楽器とのこと。
(ギターを作ったアントニオ・トーレスって言う人も有名だそうです)
「ソルの弟子コスト」
「タルレガ、セゴビアの間の人」
なんて聞くと、
ああクラシックギターにも連綿と続く歴史ってものが
あるのよね、と嬉し懐かしい思いになってしまう。
むかし、習った事があるのですよ。
弟と一緒に。
ていうか、ギターが弾けるようになりたい幼い弟が
先生の所に通うのに、
私が付き添いでつけられたってワケ。
オマケで習わせてもらいました。
父が病気で入院中、母はパートで
習いにいったのは土曜日。
その頃は土曜は午前中だけ授業があって、
給食ナシで家に帰された。
子供が下校してきた時家にオトナが働いてて家に居ないと、
子供は
「カギっ子」
と呼ばれ、
「お母さん働いてるのね、可哀そうに」
と憐れまれた。
(いまじゃ当たり前のことなんでしょうけどね。
何せウン十年前ですから)
「カギっ子」の姉弟が家にいて何か事故でも
起こすよりは、多少カネはかかっても
外に習い事に行かせた方が安心だと母は思ったらしい。
弟は弾きたいと言っただけあってメキメキ上達し
後にエレキギターに転向してアマチュアのコンサートに
出たりしていた。
私は-
付き添いは付き添いだったなあ。
練習嫌いで先生の前で冷や汗かきながらギター弾いてました。
全然練習してないってわかっただろうなあ。
でも、ギターやっててよかった。
今でもクラシックギターの曲、好きだもの。
音楽って、世界中に通じるしさ。
福田進一さんの繊細で美しい音色も好きだし、
セゴビアのしたたかで重厚な、人生を感じさせる音色も好きだ。
クラシックギターをやっていたから
リッチーブラックモアの繰り出すフレーズをカッコイイと思えるし、
ブライアン・メイの音色の情感に驚愕もできたのだ。
音楽に触れさせてくれた母に感謝している。
マズルカ・アパシオナータ〜ベスト・オブ・バリオス〜 [ 福田進一 ]
おすすめでございます。
パラグアイのギタリストにて作曲家、バリオス(*)の曲ばっかりです。
(アウグスティン・バリオス・マンゴレ 1885~1944)
美しい音色、甘い音色、激しい音、楽しい音…聴いてると、
心が悦ぶのがわかる。んでもってぜんぶの音が美しい。
きらきら、ガラスの繊細さ、つぼみの初々しさ、雷雨の激しさ。
そんな感じ。
一人の部屋で、本でも読みながらでもいいし、寝そべっててもいい。
時々、ほうっとため息ついたりしちゃう。
ラスト、「大聖堂」圧巻のド迫力です。