やまのみちの通った道

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やまのみち

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2008年03月15日
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ダイヤ改正の本日、私は丁度仕事で出ておりました。

例の鹿角花輪気動車も701系大館行の快速に置き換わり
日本海2、3号も消え、LED表示には「日本海」とだけ
出るようになりました。
連日ファンで賑わっていた駅も静まりかえり
かわってSuicaの導入によるイベントで
盛り上がりを見せておりました。



私は、まー鉄道は好きっちゃ好きです。


しかし臨時が走るからといってこぞって見に行く
廃止になるからラストランを乗りに行く
珍しい列車が回送で通るからカメラを並べる

そいういった事には全く興味がないのです。

ですから鉄道のイベントとかには見向きもしないのである。

私が好きである鉄道とはごくごく自然な形のものであり
普段何気なく走っている列車、今回のダイヤ改正で
最後の貴重な運転といって持て囃される列車ではなく
国民の生活の中に溶け込んでいる当たり前の存在という
その存在が好きなわけで、ですから今回の様な
廃止になる→もう見られないから撮影に行く


そういった概念をもたれてしまっては
結果としてそれは自然な形から相反する存在に
なってしまう。こうなるともう既にこの時点で
私の中では廃止されているも同然
一時の癒しでしかない、これは単なる
「愚にもつかぬ祭」張りぼてで作られたごまかし
でしかない様に思える。

廃止が決定したからといって写真を撮りに行く
私なら廃止になる前の自然で当たり前の列車を
撮る方がよっぽど美しく撮れるのではないか、
よっぽど価値のある写真が残るのではないかと思う。

秋田支社が過去に行った、五能線の車両を旧国鉄時代の
朱5号 というカラーにリメイクした事業があったが
あれこそが自然な形を生かし、ごく当たり前な生活の中にある
鉄道をより引き立てた、成功例の1つといっても良いと思う。
それにより五能線は今、国鉄色の車両が
当たり前の生活の中に存在している事として
密かに且つ暗黙の定着として認められている。


団塊の世代、世代交代の時代の今
高度経済成長により大量生産されたものが
今正に一斉に朽ち果ててきている。
人もそうだが建築物から何から何まで
世代交代の時期といえるであろう。
そんな中、過去の遺産を次の世代へ繋ぐというのは
難しい事ではあると思うが、ちょっと発想を変えれば
より効率的に、斬新且つ低コストで実現できるのでは
ないかと思う。これからの鉄道社会にはその点を
期待しつつ、私も今のグダグダの人生をなんとか
しなければ未来がないなーと思う今日この頃である。






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最終更新日  2008年03月16日 23時25分23秒
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Re:Alternation of generations(03/15)  
みなと奉行  さん
その通り!よくいった。

私も同感です。ほんとに・・・・

(2008年03月17日 06時21分21秒)

Re:Alternation of generations(03/15)  
鰰ぶりっ娘  さん
廃止になると聞いて撮影するだけの人は、ただ単にブームに乗り遅れないようにと思う気持ちが大きいんでねべが~。


久々に来たのに生意気申してしまいました。 (2008年04月01日 17時02分27秒)

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