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2018年03月31日
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カテゴリ: 日々の暮らし
ずいぶん長かったけれどようやく[枕草子」を読み終わりました。

現代語訳はこれまでに大庭みな子訳と橋本治訳があるそうですが、上野千鶴子さんの評によれば、今回の酒井順子さんを選んだ編者(池澤夏樹氏)の見識に大拍手とのこと。
清少納言という機知に富んだ才女で、意地悪で辛辣な人間観察、イケメン大好きなミーハーのワーキングウーマンの言葉を訳すにはピッタリのキャスティングだというのです。
ただ難を言うなら下ネタが上品過ぎるとのことで、それに相応するところがあったかしら?と確かにあまり思い出せないのは残念です!

高校の古典の時間になじんだひとも多いと思いますが、おそらくそのほんの一部だったのではないでしょうか。
私など冒頭の「春はあけぼの~」くらいしか覚えていません。
今回初めて最後まで読んだわけですが、当時の宮中での暮らしぶりが目に見えるようでとても興味深かったです。
ある程度の身分の女官たちは庭に面した広縁に並んだ「局(つぼね)」と呼ばれる個室にいて、帝がいらしたり中宮様の用事があるとき以外はその局で訪ねて来る男を待ったり、歌を詠んだり、何人か集まって人の噂やら男たちの品定めやら、とりとめのないおしゃべりをしたりして日を過ごしていたようです。

暖房といえば炭をいけた火鉢だけなのに、庭の雪の描写などがありますからさぞ寒かったことと思います。それで十二単など着ていたのでしょうか。

男性は女性のもとへ来ても明け方には帰り、必ず後朝(きぬぎぬ)の文を従者に持たせてよこします。女性はすぐにそれに返歌か、あるいはそれに代わる何か意味のあるもの(有名な和歌や漢詩などに関するもの)を持たせて返すというのが
しきたりだったようで、男女共にかなりの教養を必要としていたと思います。
どこかへ出かける時は牛車がマイカー。男車女車の別があったようです。現代のバンのように何人も乗れる大型車もあって、祭りの時などの駐車場争いは今も変わりません。

次は「方丈記」。これがまた高橋源一郎訳なので面白そうです。小見出しが全部カタカナで、鴨長明がカモノ・ナガアキラとなっています。





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最終更新日  2018年03月31日 12時19分36秒
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