日本映画の巨匠といえば、黒澤明、溝口健二、小津安二郎、成瀬巳喜男を指すことが多いと思います。 1001 movies you must see before you die でも、日本映画No.1とも言われる 「浮雲」も入っていませんから、残念ながら、成瀬監督は0。黒澤監督5本、溝口監督3本 小津監督3本と、それなりにバランスがとれているようにみえます。 世界の黒澤明は、「七人の侍」「羅生門」「生きる」「蜘蛛巣城」「乱」と、やはり頭ひとつ ぬけている感じ。 でも、私にとって、黒澤明が神でなくなったのは、「乱」を映画館で観たとき。これは失敗作だと思いました。 今年になっても、録画したものを再見しましたが、やはり印象は同じ。ただ、ディ-テイルで凝っているところを何カ所も再認識しましたが・・・・ アメリカ人も、マクベスやリア王は、お好きなのでしょうね。「蜘蛛巣城」や「乱」の評価は、日本のものより、かなり高いように感じます。