DAIの宝石箱

DAIの宝石箱

PR

コメント新着

五十六@ Re:第29回石ふしぎ大発見展(大阪ショー2023)戦利品報告(05/02) お久しぶりです ドラゴンガーネット、私…
CATDAI@ Re[1]:ムーンストーン(11/07) miimyさんへ コメントありがとうございま…
miimy@ Re:ムーンストーン(11/07) 2023年4月にこちらのブログにたどり着…
CAT'sDAI @ Re:池袋ショー番外編(12/16) そもそもがカボッションに加工するのが凄…

サイド自由欄




プロフィール

CAT'sDAI

CAT'sDAI

お気に入りブログ

【海外】デアゴステ… レッサーかずさん

2024ホセ・カレーラ… 踊るひつじさん

*ルースは裸のままが… ぽてpoteさん
「楽天プラチナ会員… パワフルスーパー主婦さん
チラシの裏で悪かっ… ももっちゃんさん

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2008.11.28
XML
カテゴリ: あ行の宝石
アクアマリン1アクアマリン2(綺麗に写りすぎw)

1.32CT、産地ブラジル、サイズ8×6mm

AQUAMARINE
アクアマリン

和名:緑柱石
硬度:7.5~8.0
分類:珪酸塩鉱物/アルミニウムとベリリウムの珪酸塩
晶系:六方(三方)晶系/六角長柱状
化学組成:Be3Al2Si6O18

比重:2.72
屈折率:1.577~1.583
副屈折率:0.006
分散度:0.014
蛍光:なし
条痕:白
主な色:青、水色、ほぼ無色、青緑
多色性:弱~中

ベリルグループの中の青いものをアクアマリンと呼ぶ
同じ仲間のエメラルドの緑の起源はクロムとバナジウムですが、このアクアマリンの青色の起源は鉄分に因るものです
このアクアマリンは上のデータでも書いたように二色性があり、見る角度によって無色見えたり青く見えたりする


過去形にしたのは今現在世界中で採れるこのアクアマリンに目の覚めるようなマリン・ブルーを放つアクアマリンがほとんどでないからです
ブラジル・エスピリト・サント州のアクアマリンや、有名なブラジル・ミナスジェライス州サンタマリア・デ・イタビラ鉱山産の「サンタマリア・アクアマリン」のものは、まさに海の色の青を呈するアクアマリンでしたが1940年ごろに枯渇してしまい今では幻の宝石と呼ばれるまでになってしまってます
サンタマリア鉱山は現在閉鎖されており、最上級の色の等級として「サンタマリア」の名が残るのみで、今現在は採れません。過去採れたものを探すかサンタマリアを冠する別産地のものを探すしかないでしょう

今現在採れるアクマリンは各国とも総じて緑がかった青色です
そしてこの「アクアマリン」にふさわしくない緑色を除去するために加熱処理によるエンハンスが行われているものが通常で、「ナチュラル」の表記がなければなんらかの人的処理が施してあるものと思っていいでしょう


このアクアマリンは大きな結晶が見つかることも稀ではなく、ジェムクラスの結晶の最大のものは1910年に発見されたブラジル・ミナスジェライス州のマラバヤで110.5kgにもなる結晶が見つかっている(長さ48.5cm、直径42cm)
ジェムクラスではないものであれば数トンにも及ぶものが見つかったこともあるそうです

このアクアマリンは高価なだけにイミテショーンも多い
ガラスや人造スピネル、ブルートパーズなどは外見上そっくりなのでこれらをアクアマリンと称して売られていることもあるので注意が必要でもあります
ただし合成宝石のアクアマリンはありません
製造は可能なのだそうですが、採算があわないらしく作られないようです
もし市場で「合成アクアマリン」として売られているものがあった場合、それはアクアマリン色の合成スピネルなんだそうです


さてではそろそろ写真の方へ・・・
アクアマリン(ナチュラル)1アクアマリン(ナチュラル)2
ナチュラル・アクアマリン
0.80ct、タジキスタン・ザラトヤ・ゲルト・クルステル産
特記すべきは「Natural×Natural」であるという点
ナチュラルのアクアでこの色って最高・・・
って1枚目はきれいに写りすぎですねw
実際はこれほど濃くはありません
しかし一目で水色と言えるくらいの青ではあるので、ナチュラルという点も加味すれば最高のアクアマリンではないかと思います
0.8ctの割に場面が大きく、一見キャラUP程度にも見えますね
このアクアマリンはは二色性もよく確認でき角度によっては完全透明に見えますね

アクアマリンキャッツアイ
アクアマリン・キャッツアイ
4.25ct、ブラジル産、10.0×10.0×5.9mm
ベリルグループ全般に言えることですがキャッツアイ石もよく出ています。
そしてこれは写真のとおりアクアマリンのキャッツアイですね
写真では裏が黒なので確認しづらいですが地色も綺麗な青ですしシャトヤンシーもはっきりとでていて、しかもでかい。見事なアクアマリン・キャッツアイですね

アクアマリン(ほぼ無色)
最後にこの
アクアマリン
0.93CT、ブラジル ミナス・ジェライス産
なんですが・・・・
見たとおり肉眼でもほぼ無色
なんとな~く水色かな?って程度ですね
もしかしたらこれもナチュラルでこれを加熱したら綺麗になるのかもしれませんw
ここまで透明だともはや「ゴシュナイト」といったほうがいいかもしれませんねぇwww





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008.11.28 17:23:27
コメント(4) | コメントを書く
[あ行の宝石] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: