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相次ぐリストラに度重なる減益報道など.....
あまりいい話が聞こえてこなかったトヨタが今年5月から
2月~4月期平均台数より3割り増しで増産し20万台規模生産することを
発表してるんだけど。
車が売れない時代であってもまったく売れないわけではなく
車種によっては減産の影響で在庫がなくなりつつある車が出てき始めたのに加え
海外での人気が以上に高いハイブリッド車の生産強化に
路線変更をしている背景があるんですよねoo
ただ、車というのは全ての車種が均等に売れる商品ではなく
ハイブリッド車と人気の有る車種限定で生産を調整していくのは
当然の流れとして、スリム化されたトヨタが落ち着きを取り戻した
形になっているんだけれど.......o
今後、よほど景気が好転しない限り、将来への不安から
一般の人たちは数百万円する車の購入を手控えるのは明らかであり
問題なのは、いつか景気が上向いてきたとしても
すでに車を大量生産できない状況になってしまってるんですよね。
この1ヶ月間だけで...なんと自動車関連の下請企業が
12社も倒産していて、それらは大手自動車メーカー(トヨタ、日産など
の3次、4次に位置するような下請け企業で、バックミラーや細々とした
車内パーツ、カーエアコン、ゴムパーツなど非常に地味な商品ではありつつも
必要不可欠な部品をコツコツと作り上げていた企業が
破綻したという事は今後パーツの調達が難しくなり
長年に渡り築き上げてきたシステムが崩壊しつつあるという事なので
例えるなら、自転車本体は出来たけどペダルメーカーが倒産してしまい
全ての自転車にペダルを装着する事が出来ないのと同じ現象が
今後起こるわけなんですよね。
これらは全てトヨタショックが飛び火した結果、体力が無い
下請企業が連鎖的に破綻してしまったわけなんだけれど。
以前も書いた、東京・大田区・蒲田にある小さな4次~5次に位置する
自動車部品下請け弱小町工場などは元々の経営が厳しかった所
昨年末、急激に大手自動車メーカーが一斉に減産してしまったため
ギリギリの状態に追い込まれてるんですよね。
ぼくは個人的に蒲田地区は詳しくて、書けないけれど...
蒲田の町工場はかなり自動車メーカーに関連しているところが多く
景気が良かった時でさえ....下請け上位メーカーから
経費削減による低価格での部品納入をさせられていたので
体力的には金融危機以前からボロボロです。
ただ皮肉な事に蒲田の小さな町工場は高度な技術を持っているところが多く
世界的に評価を与えられている工場もあるくらいレベルが高いにもかかわらず
今後考えられる事は、経営難から金融機関の貸し渋り、剥がしが
横行するのは明らかなので
先に逝ってしまった部品メーカー同様、今後消滅してしまった場合
大手自動車メーカーが将来景気が良くなり
車を大増産するぞwwwと旗を振ったところで部品を供給するメーカーが
どれだけ残っている?という事を考えれば
車を作る事が簡単ではなくなりつつ有るんですよね。
加えて、今回のトヨタショック以前から言われていたこととして
若者の車離れは顕著であり、エコに重大な関心を寄せている海外で
大人気の高価なハイブリッド車へ移行するのであれば
しばらくの間国内は見切ったという事だと思うんだ。
蒲田の小さな町工場を見れば、そこには現在から未来の
日本の縮図が凝縮されてるように思えてならないです。