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こちらのブログは、最近、ご案内ばかりになってしまっているのですが・・・京ちぇるか からのお知らせです。ご好評のこちらのツアーに6月の日程が追加になりました♪「癒しとパワーチャージの旅」サブタイトル:婚カツ☆ツアー6月13日(土曜日)6月14日(日曜日) →この日が増えました♪いずれも15名様限定です。詳しくは、こちらをご覧ください。京ちぇるか サイトhttp://www.kyo-cerca.com/plan/↓旅ぷらんの概要 ページでご覧いただけます。お申し込みは、チェルカトラベル(075)950-7149または、info@cerca-travel.co.jp15名様になり次第、締切とさせていただきます。
2009年04月22日

毎日新聞に 秀吉ツアー掲載♪2009-01-12 16:01:08 Theme: 大人の京都 今年に入ってわが社が、二つ目の記事掲載されました。。。毎日新聞・大阪版です。豊臣家の足跡をたどる東山南地域ウォーキングツアー「つゆと消えにし秀吉 夢の跡を巡る」ウェブではここでチェック出来ます!http://mainichi.jp/area/osaka/archive/news/2009/01/07/200... 毎日新聞購読者の皆様是非チェックしてみてくださーい♪
2009年01月12日

昨年末、最後に受けたトラベルジャーナルという業界誌の取材内容が新春特別号の紙面を飾りました。タイトルが「先駆者たちの挑戦」サブタイトルは、「さらば、コミッションビジネス」私自身が興味深く読むだろう記事に仕上げてあってとても嬉しい。。。この業界で、顧客からフィーをビジネスの源泉としている企業はまだまだ少なく、実際に全国でも、わが社と兵庫にある「ブルーム・アンド・グロウ」さんだけだという。両者、相談料をコンサルティング料として収受しており弁護士等と同じ時間課金制。ただ、わが社は12月から、コンサルティングを要する旅行手配の場合は旅費実費の15%行先や手配内容が決まっていて、手配のみの場合は実費の10%という形体に変えた。これが 高いか安いかはお客様が決めること。初回は、コンサル料金を、無料にし、10%のみで受け付けています。どんな旅行をしたいのかどこへ行ってみたいのかどんな雰囲気を味わいたいのか「理想」 の旅を現実化するために愉しんで話しながら、旅行プラン形成をする。プロセスから味わう「旅」は、目的地を定め、ただ足を運び、体験するだけではない「旅」を促し、日ごろの煮詰まった精神状態を緩和する作用も大いに期待できるはず。そのような「旅」には、やはり確かなコンサルティングが必要なのではないでしょうか。わが社で需要が増えているように、この業界の先を明るくする要素を含んでいる「旅コンサルティング業務」是非、活性化させていきたいと思っています。チェルカトラベル代表:井上 雪子
2009年01月09日
女性の旅を手配する旅行会社チェルカトラベルの井上雪子です。わが社では、女性の一人旅が最も多い取扱いになります。その手配例をいくつか、ご案内していきますね。その1*10月ご利用*[旅行期間] 3か月間[目的地] イタリア/フィレンツエ・モンティカティーニ[目的] オリーブオイルソムリエ講座受講ソムリエ資格取得[ご利用フライト] ルフトハンザドイツ航空(フランクフルト経由)[弊社での手配] 航空券予約、購入と、オリーブオイルソムリエ講座受講の代理手続き[一人旅経験] 無し[ご予約時期] 約1か月前*12月ご利用*その2[旅行期間] 8日間[目的地] フィジー[目的] リフレッシュ![ご利用フライト] エアパシフィック航空[弊社での手配] 航空券及びホテル、送迎[一人旅経験] 有り[ご予約時期] 3週間前その3[旅行期間] 8日間[目的地] フランス パリとルーアン[目的] 観光[ご利用フライト] エアーフランス航空[弊社での手配] 航空券、ホテル、列車[一人旅経験] 無し[ご予約時期] 約1か月前その4[旅行期間] 6日間[目的地] フランス パリ[目的] 観光[ご利用フライト] エールフランス航空[弊社での手配] 航空券、ホテル、現地発着観光ツアー、送迎[一人旅経験] 無し (初海外旅行)[ご予約時期] 3週間前その5*1月ご利用*[旅行期間] 15日間[目的地] イタリア フィレンツエ・モンティカティーニ[目的] オリーブオイルソムリエ講座受講 及び ソムリエ資格取得[ご利用フライト] ルフトハンザドイツ航空 (フランクフルト経由)[弊社での手配] 航空券予約、購入と、オリーブオイルソムリエ講座受講の代理手続き[一人旅経験] 無し[ご予約時期] 約1か月前その6[旅行期間] 6日間[目的地] フィンランド ヘルシンキ、ロバニエミ、イヴァロ[目的] 観光 (オーロラを観る)[ご利用フライト] フィンランド航空[弊社での手配] 航空券、ホテルの手配[一人旅経験] 無し[ご予約時期] 2週間前
2009年01月09日
私の経営するチェルカトラベルは、女性の旅をコンサルティングしながら、旅行手続きのサポートする 旅行会社です。例えば、「夏休み、あるけど、どうやってすごす?旅でもしようかな。。。」こんなイメージを具現化させて理想的な夏休み旅行計画を 全面サポートするお手伝いをしております。・なんとなく、どっかいきたいから。・安いから・気軽そうだし。・良さそうな感じだから。・とにかく、旅行できればいいから。こんな思いでプランを選ばれて、実際に、旅行されて、思ったとおりの癒しを手に入れ、思ったとおりの環境に身をゆだねられ、思ったとおりの時間を使うことは、実は「まれ」です。偶然であり、よほど 運が良い方です。旅行って一言でいいますが、旅行そのものって、実は、選ぶところから、始まってるんです。選ぶ段階で、「面倒臭い」 とか、 「ま、こんなもんでいいか」 とか、いう感情が入ると結果は そのまま 反映されます。交通機関の面で、「面倒臭い」ことがおこったり、「こんなもんで仕方ない」施設で泊まらなきゃいけなくなったり。。。そんな覚え、ないですか?たまたま 安くて良いツアーやプランに出会った時。そんなときは、選んでる最中から、 ウキウキしてたりするものです。一緒に行く人が素敵な人であるだけで、効果は充分に現れます。ほんとに、「行きたい♪」って旅する事自体を、愉しもう!っていう気持ちになることも、作用します。だから、ほんとは高い、安いは関係なく遠い、近いも関係なく、便利、不便も全く関係なく、あなたの気持ちが、「旅」のレベルを上げるんです。私達は、そのサポートが出来ればって常に思いながら、お仕事するように努めてます。だってその気持ちが一番 「旅」を 充実させるんですから。チェルカトラベル代表 いのうえ ゆきこ
2008年07月21日
私がいつもお世話になってる Latitude momo さんのブログでインタビューを受けました。チェコで受けたので、その時の写真など掲載されてます。是非 ご覧下さい~ (結構。。恥ずかしいもんですね~こういうのって。。。)◆latitude momo - momo club インタビュー vol.3 -momo さんのバッグ。デザインはもちろん、縫製がとても美しく、その上、丈夫。仕事ではとにかく、彼女のバッグをずっと使ってます。UAにも卸してる程の実績あり。是非、一度 持ってみてください~ちなみに、7月に、私のオフィスで Wine party with momo bag sale !ワインパーティとMOMOバッグセール)を開催します。京都近郊にいらっしゃる読者の皆様~是非、この機会に momo bag を手にとってみて下さいね。お待ちしております。 (お申し込みは、ブログ直メッセージで承ります)◆詳細はこちら。2008 Summer Wine party with momo bag !! 場所:チェルカトラベル オフィス日時:7月11日(金) 16:00~ 参加料金:¥1,000*オーガニックはちみつを使った前菜と、ワインに合うおばんざいやデザート。イタリアMioワイン等 オススメワインをご用意してます。募集人数:20名まで(スペース的に、これ以上無理なんです。。すみません・・・)人数一杯になり次第、締め切ります
2008年06月10日
もう 今年の夏の旅行計画はたてましたか?実は 私はもう既に4月にチェコに行っちゃったから 秋までどこにも行く予定がありません・・しかし。。夏は海。出来れば沖縄辺りに行きたい・・石垣島が今、マイブームで、ほんと、行って見たいと思ってる・で・・・皆さん、最近の沖縄や離島ブームってすごいんですよ。もう既に 予約が取れない日があります。うちは、特別ルートを使って、無理やり手配をお願いしてますがそれでも取れないホテル、、既にアリ。夏は、青い海!そして 沖縄!さざ波の音を聞きながら、砂浜の白さを眩しく思いながら、白いテーブルに置いた冷たいミントフレーバーのアイスティの水滴を時々 指に取りながら、海風に吹かれてみましょうよ。私がコーディネートします!私達は女性の旅をサポートするです-Cerca Travel- チェルカトラベル 代表:井上 雪子
2008年06月05日
女性の旅をサポートする旅行会社チェルカトラベルがお届けする 旅エッセイです。部屋に帰りついた頃にようやく日が落ち薄暗くなった景色を窓から眺める。そこには、昼間賑やかにしていた若者や子ども達の姿は無くひたすら、広葉樹の葉が影を作ってた。ぴったりと閉めた窓からは、風に揺れる葉音も聞こえず静かに動く背景を 何を観るでもなく、眺めるのはそこに時間を感じたいから。過ぎて行く時間は、同じ場所に留まらず常に進んでいる。その時間の波にうまく乗っていけば、私は、流れに添うように前に進んでいける気がして。面倒なパッキングを明日にして、タラタラとテレビを観たり、フライトの時間を確認したりユーロの残りを計算したりしてるうちに トロトロと眠くなり電気をオフにする直前に見た枕元の時計は、23時少し過ぎたところを指してました。懐かしむどころか、暗い時間があったのか、と思うほどに明るい日差しに変わっていた窓辺からはほんの少し、子ども達の笑い声が重なり漏れており起き上がると、思わずそちらの方を覗き込む。7時前。こんな時間に集合するんだ。植物園を見学する子ども達かな?再び仰向けに倒れこむも、目はすっかり覚めていて「ふふん♪」と 起き上がる。ここの朝食はとにかく最悪だった。なんていうか、、見た瞬間、食べるものが無い!と思ったほどおいしそうな色をしてるものが、無い。パンは見るからに固くてパサパサしてる。もともとあんまり好きじゃないカレリアパイ(牛乳で煮たお米を薄く伸ばしたライ麦粉の皮で包んだもの)は、より魅力的でなく、タマゴ料理などは、まるでスの入った茶碗蒸し状態で固まってる。・・・・・いくら宿泊者はフリーでも、こりゃないよ。オレンジジュースと、小さな堅パンを一個。それにジャムとマーガリンを1パッケージづつ 大きなテーブルに持っていき、腰掛けて 「頂きます・・」なんとか押し込んだ感じで、少し口に入れ、直ぐに退散・・・うーーーん。 外でなんか。。食べよう。とにかくパッキングをしておいて、一回外へ出る。お目当ての海沿いのカフェは、意外に近くて直ぐに行き着き、ギャーギャー鳴いてる(ほんとに子供が泣いてるみたいに聞こえる)かもめをじっと観察し、この時期から開けてるアイスクリーム屋台に立ち寄る。一個2ユーロ。。結構高いな。。ま、こんなもんか。「チョコレート味、一つ下さい」「アイスクリームの方よね?キャンディーじゃなくて」「そうそう、アイスクリーム。シングルで、小さいコーンでいいから」店番のお姉さんにと言うとしばらく奥に引っ込んで なかなか出てこない。・・・はて、そんなに時間掛るのか?と。。出てきたのは、私の「グー!!(エドはるみ調)」が2個くらい乗っかった超でかチョコアイス!!!な、、、なんちゅうデカサ!「こ、、、これは、多すぎる!ちょっと削って!」と減らしてもらうも、どっちにしてもデカイ。とにかく食べるしかないか・・と、一口パクリ。おーっ。・・美味しいやん♪などと、喜んでるのは、せいぜい5口程。後は、、、どんどん身体が冷え、冷えになり、しまいにゃ震えだした!!まだ寒いのよ、フィンランド。 まだ冷たいのよ風が・・ヘルシンキ!と言う訳で暖かいカフェに入り、暖かいカフェを飲もうとフェリーターミナル内に入るとそこは、人だかり!え~っ・・まじすか!座れませんっ・・・ってことで追い出され(自主的に・・)仕方なく港マーケットまで歩く・・・・あ。。そうだ、ここで ムイック(魚フライ)を食べるんだった。知人のオススメだったムイック。これを食べなきゃ帰れない。でも値段を見ると 一皿8ユーロ(屋台で魚フライのみ!高いっ)うーーん、迷うところだけれど、ここは食べるっきゃないっしょ。一皿頼む・・・が、きっと100匹くらい入ってたんじゃね?!というくらい ドカドカ入れるお店のオバちゃん。。 「えと。。半分でいいよ。」ここでも減らしてもらう(もちろん料金はそのまま)最初は美味しい。。お腹も空いてるし、温かいし。。でもきっと油が古いのか、、食べているうちに、うっ・・・これは 無理・・・かも。結局 半分は かもめのご馳走にしてやりました。再びホテルに戻り、ふにゃーーとベッドで休憩した後、チェックアウト。いよいよ 最後のフライトが待つ空港へ。。。空港行きバス乗り場は、中央駅広場の中。郵便局側の30番と書いた看板が上ってるところ。待ってると色んな国の人達が集まってくる。アジア人は不思議と一人も居ないのね。行きと同じようにバス入り口で切符を買い、一番前の席に腰を落ち着け見慣れた道を車窓から目で追う。到着すると、直ぐに乗り場です。分かり易くて便利で ホントにいい空港!お気に入りのラウンジレストランでのジャガイモスープを横目に残りのギリギリのユーロで買った粉っぽいコーヒーを飲み次々と離発着を繰り返す機体をガラス越しに見ながら思う。さて次はどんな旅で エッセイを綴ろうか。長い間 読んで頂いてありがとうございます!これでチェコ旅は終わりです~奇しくも私と同じ歳、39で終わりました^^今度は どこに旅しよう~ 映像を見たい方は、こちらのブログをどうぞ。http://ameblo.jp/cerca-travel
2008年06月04日
女性の旅をサポートする会社チェルカトラベル代表 井上雪子です。もうね。。。日記のタイトル書くとき、何番かわかんなくなってる私。あと2回くらいで終わりかなあ・・って実はかれこれ1ヶ月以上書いてる事になる・・・良く続いてるよな。。なんとも学生寮のような部屋には簡易ベッドが2つ。ほんとに、簡易ベッド。クッションは少し固めで、よく、病院の付き添いで泊まるような感じのベッド・・・ 最初は、「えェ~ これ、きっついなああ 3ツ星なのに。。」 と思ったけどしばらく横になってると、なんとも調子良く感じるから不思議・・・2つベッドあると、一つは物置になっちゃうんだけど、これも結構便利だったりして。窓から外は、丁度ヘルシンキ大学の付属植物園の建物の裏口があって若者や子ども達が集まって騒いでる。でも、先日のプラハの夜中の騒ぎ方じゃなく、幸せな、無邪気な声が重なってるのは、逆に心地よく思える・・不思議。とにかく、今日は一人晩餐する予定で、お店もちゃんと決めてある。が、、まだ4時半だし。。ちょこっと休憩軽くシャワーした後に、楽な服装に着替え、プラハ空港で買って来たミネラルウォーターをグビグビ飲みながらレースカーテン越の光で、読書に没頭する。。。しぁーーわせ・・・ 私はこんな優雅で余裕な時間が大好き!(→大好き多くないか?私・・)30分ほどした頃に、続きを読みたいの我慢して(帰りの機内に残しとく)バタンと本を閉じ、ちょこっと着替えて、お化粧して、いざ外出。。もちろん、手動エレベーターはバッチリ使いこなす!降りた時に、私と同じ表情してる新規のお客さんの顔みて「あは!」と心の中で笑っちゃいながら、その横を軽い足取りで素通り。4月半ば。夕方6時のヘルシンキ!まだまだ 真昼間の如く明るい!徒歩5分の中央駅の中を通り、現代美術館キアズマへ向かう。 入ってみたいんだけど・・入ったら遅くなるだろうなあ・・・しかもめっちゃ高い!(確か10ユーロくらい) なのでとにかく雰囲気だけでも。。。って事で、中のお土産屋さんに入る。ここがまた強烈な物がいっぱい売ってる。絵葉書とか普通じゃないし。ポスターも、わけわかんないし。書籍も、まあ分かるのもあるけど大概良く分かんない。っちゅうか、写真のモノクロムと、CGばっかで古典芸術が好きな私には、なんだかなあ。。目を覆いたくなるような毒舌調なのもあって、・・理解不能なので。。ある。そんな中、お土産買うなんてのは・・・正直 キツい。と言う訳でなーんも買うものないまま出てくる。あまりに気持ちよいお天気さんなのでそのまま目当てのレストランを探しに向かう。左手に国会議事堂。そのうち右手にフィンランディアホールがどーんと見えてくる。ホール横には、素敵にトゥールン湾(と言うか湖)があってキラキラ光る湖面を遠めに見ながら、左手に曲がる。スカンディック コンチネンタルホテルのすぐ裏。あった!すぐ見つかる。。エライ!私!だって、住所も知らない。名前と、凡その位置を知人に聞いただけ。ローカルなレストランだから・・と言われてた通り、中には現地の人達(と思う)しかおらず、もちろん日本人は私一人。落ち着いた色調の家具で、とてもキッチリした内装。結構値段も高いのかも・・・と、恐る恐るメニューを見たけど「!え?全然安いよ。。。」ほくほくしながら、まずは赤ワインなんて頼んだりしてその後は、オススメのスモークサーモンとジャガイモのスープ。それに、パン盛り合わせ・・まああこれが。。まあ、ほんとに。 まああ どおしたことか・・・ !!!超美味しい!!!スモークサーモンの絶妙なソテー具合。塩加減。旨味がそのままぎゅーーーーーーーーーーーっと詰まってる。その周りを意外にサラリとしたジャガイモスープがたっぷり。もちろん、ジャガイモ自体もゴロゴロ 程よく入ってる。パンは、粗塩が混ざったライ麦パンが薄くスライスされたもの。それと、プレッツエル。 これがスープに合って すんごくウマい!赤ワインも(確かフレンチでしかもボルドーだった・・名前覚えてない)丁度良い温度でサーブされてきたので、超ご機嫌!!最後には、フランボワーズのパフェをデザートにたっぷり食べ一人晩餐を終えた私。。。まだまだ日が高い北欧の夜8時半。 先ほどのトゥールン湾沿いをフラフラと気持ちよく散歩しながら歩きジョガー達に混じって走るウサギを追いかけ、歩行車を引いたお婆さんとちょっとした会話をしながら寄り添い歩きまた、見つけたタヌキだか狐だかにせっつかれて小走りホテルに付いたのは、9時半でした。明日も半日ヘルシンキ滞在。以前、行くのを断念した、海沿いのカフェ(かもめ食堂に出てた)ともう出てるだろう港のマーケットと、、ぶらぶらウィンドーショッピングでいい感じだろうなあ。映像が入ったブログはこちらです。http://ameblo.jp/cerca-travel
2008年06月03日
へとへとになった空港で、ようやく荷物を手に、出口直ぐのところにあるフィンランド航空バス停へ向かう。フィンランド航空と同じマークのバスなので直ぐ分かる。待つことしばし、入り口でバス賃を払い、乗り込む。凡そ20分程で、市内へ到着。一つ目のバス停は、まだ少し北なので、中欧駅へ行きたいなら最後まで乗ろう。見慣れた街並みに、懐かしさを感じながら中央駅の中へ入ってみる。ホテルの場所を確認する為にちょっくら地図を拝見。えっと。。実はヘルシンキの市内地図は持ってきておらずホテルの予約確認書のみ持ってきてるような無謀ぶり。。。一体 このホテルはどこに!?住所と最寄の駅名から判断して探して見る。うーーんと、えーーっと。。。あ、なるほど、駅裏直ぐだ!(この時点でどれだけ私が事前リサーチしてないか、、わかる。だって、自分のだからって出発前忙しくて全く手が付けられてなかったのだ。。)電車に乗るほどでもない距離と分かったので、ガラガラと荷物をひっぱり歩く。。。こと、10分。駅をぐるっと裏に廻ったところ、しかもちょっと寂れたエリアにその3ツ星ホテルは、あった。。入り口は自動ドアふむふむ・・・で、いきなりエレベーター 2機。うぅ。。ふむ・・・ふむ。。フロントは。。!?左手にずーーっと歩いてったところから赤ら顔のおじちゃんが手を振ってるから 分かった。色々丁寧に説明してくれて、部屋も8階のエレベーター降りたすぐって事も了解!・・・が、このエレベーターが問題だった。ボタンを押したはいいが、待てども 待てども、開かない。なんでかなーーなんでだろぉーー 疲れてるぞぉー疲れてるよなあ~・・と、歌いたくなるくらい待つ。そのうち、中からオジサンが出てきた時。。。衝撃を受ける!!こ、、このドア、手動なのか!!!そう。このエレベーターはすんごく特殊で(私が思うに)ボタンを押して、待つところまでは 他のエレベーターと一緒だがその後、 「チン!」となって、ドア上の赤いライトがチカチカしたら『自分!』でドアを開けて、入る仕組みなの・・・もちろん、外側のドアだけが手動で、内側のドアは、外側がしまってから自動的に閉まる。。。うーーん、外側・・必要なのか!?オジサンのお陰で仕組みが分かった私は、「なんだ、そーなのか!」と 乗り込み、8階ボタンを押す。乗ったとたん、ふにゃーーとなってしまい、8階についた頃にゃ、手動だったことを忘れてる私。「チン!」 ・・・あ、着いた。自動で内側のドアが開く・・・が、そこには外側のドアがもう一枚 待ち構えてた。。のに、私は、 「シーーーン」 と立ってた →まだ自動で開くと思ってる・・バカ!そのうち ドアは 『チッ!』といわんばかりに勝手に閉まって再び1階に戻される。・・・おわーーーっ なんで!?なんで 戻るの?今、ドア開いたか?→バカ・・・はい。2往復してようやく目覚め、8階で、内側ドアが開いたあと、恐る恐る外側ドアを自力で開け、ようやくお部屋にたどり着きましたとさ。チェルカトラベルは女性の旅をサポートする会社です。
2008年06月02日
プラハ空港から向かったのは、フィンランドのヘルシンキ・ヴァンダー空港。ところで、皆さんは各空港にそれぞれ通称名と言うのがあるのをご存知でしょうか?例えば、プラハだと、プラハ・ルズィニェ空港ヘルシンキは、上記のヴァンダー空港。よくご存知の場所なら、パリのシャルル・ド・ゴール空港やロンドンのヒースロー空港。多くは、その地域出身の大統領や首相の名前、或いは代表する著名人などの名前が使われています。私が好きな空港の名前は、リヨンのサンテグチュペリ空港そう、星の王子様の作者の名前!ロマンチックでしょ!?さて。この区間のフライト。実は殆ど記憶にない。それより降りた後の自分の失態の記憶が強烈だったので・・・ヘルシンキ空港に着いて、慣れた空港と言う事もあり一人で何の気遣いもなく、安心しきっちゃった私は、なーーんにも考えずに、(しかもめっちゃ眠かった・・・)人並みの流れに混じって、歩いてって、どの看板も観ずに歩いてって。。。。。外に出ちゃったのですっ!!!そう!荷物も受け取らずに!しばらく国内線のターンテーブルの掲示板でフライト名を確認してたけど、全然違うフライト名しか上ってこない。うーーーん、結構時間経ってるのに、おかしい・・・で、 「あっ!!」 やっと気付く。そう。。。ここは、国内線ロビー。国際線扱いのターミナルは、あっち!(随分離れてる)あちゃーーーっ、やっちゃったよ。。。仕方なく、インフォメーションのお姉さんに、「あのね、荷物を受け取らずに、こっちから(国内線)出ちゃったのよ。中にもいっかい入るのはどうしたらいい?」 って聞くと、「あら、そうなの。いいわよ、ここから入って」と横のチタンの扉を、 「ビーッ」って言う音を鳴らしながら開けてくれた。 「・・・・・・よかった・・・こんなのはじめてだよぉ・・・」皆さん。気をつけてくださいね。飛行機降りてからも、必ず、出口は確認してから出てくださいね。 フィンランドはとっても良心的で、安心な国なのでこんなことが許されますが、厳しい国では、、、とっても大変なのです。さて、再び中へ入って 目の前のターンテーブルのフライト名を確認し、安心した私・・・でも。荷物が出てこにゃーーーい!待てども待てども・・・で、これまた焦って、「荷物が出てこない時の受付窓口待ち整理券」(仮称・・長い。。)みたいなものを 自動機から 「ピッ」と受け取り、そこに書いてある自分の番号が、電光掲示板で表示されたら、そのカウンターに行く。。と言う、よく銀行にあるシステムみたいなのに習って待つ。で、順番が来ていくも、 「まだ出てきてないわよ。待ってて」とシャランと言われて シュンとベンチに戻る。。と、ターンテーブルの上を堂々と乗っかってる自分のバゲッジと目(!?)が合う。「おーーーっ 何してたんだよぉ。 どこいってたんだよぉ」とは言う筈もなく、大きな北欧人達を掻き分け、バゲッジにしがみつく。ま、あと1泊だしいいけど、やっぱロストバゲッジはいやです。。。 チェルカトラベルは女性の旅をサポートする会社です。
2008年06月01日
戻ってきた頃には、坂道のお陰で身体もほこほこになってて暑いくらいだった。部屋戻らずそのまま朝食を摂る部屋へと直行!既にモモさん達もいらして、美味しい朝食を頂いた。お二人に、改めて挨拶して、部屋へ戻り荷物をまとめて、チェックアウト。さっきの朝食とったレストランのバールカウンターがそのままフロントに続いている面白い構造。チェックアウトと同時に、市内の交通機関が2時間乗り放題のチケットを一枚買う。大概のホテルのフロントでは買えるみたい。近くの路面電車駅までは、徒歩2分ほど。すごく便利。駅といっても、路面に標識があるくらいなので、数人が並ぶとちょっと車道の邪魔になる感じ。赤い路面電車が坂の上からやって来て、丁度良いところで停まり並んでた人達が乗り込む。私も乗り込む。そんなに人も混んでなく、荷物と一緒に、すっぽり座席に納まる。昨日夜中に暗闇で観ただろう街並みが、次々と窓を行き過ぎ、やがてプラハ城やモルダウが見えてくる。その辺りで今度は、 Malostranskaと言う(よ、、読めねえ・・)駅から地下鉄に乗り換える。こちらも空いており、とても快適な2駅。到着したのは、Dejvicka(こ、、これも読めねえ。。) そこからは空港バスが出てる。地下鉄から地上に出て、バス乗り場を探そうと首を左右に振ったかどうだか。。くらいの瞬間に、空港行きのバスが目の前に停まってるのを発見!、すっごい、タイミング! しかし・・・乗客はかなり一杯で私が荷物を持って近づいていくと、 「え?乗るの!?」って感じで見られる。が、、負けじと、はい、乗りますよー はいはい、ちょっと すんませんねぇ~・・とは、言いませんが、そんな勢いでよいちょと乗り込む。そこからは、ひたすら北上。市内で一番の繁華街から離れていくものの、人は疎らになるどころか逆に増えてる感じ。ほとんどが労働者っぽく、手ぶらで乗り込んできては、降りていく。私が丁度ドアあたりで荷物と仁王立ちしている事もあり、その後の駅では なかなか人が乗り込んで来れない。(ご・・ごめん)しかしこのバスも、ほんの20分もしないうちに空港に到着する。まー!なんて快適で楽ちん?!ホテルから1時間程で 空港まで着ちゃいました!しかも、路面電車、地下鉄、バスと乗り継いで、ですよ!タイミングが良かったこともありますが、すごくラッキー。し・か・も 料金は、たったの26コルナ。(200円弱)貸切タクシーなら、安くても一人200コルナってことは、ほぼ10分の1!素敵・・・!あまりに早く空港についちゃったので、時間があり余り、カフェでちょっとだけ買い物。うちのスタッフさん、ずっと留守番して貰ってて、まかせっきりなのでお土産・・。正直、私はおみやげ物って買わない人なんです。自分があんまりお土産が欲しいと思わないので、余程「あの人、これ、好きだったよなあ!」と思わなければ買わない。今回は可愛らしいボヘミアグラスと、面白いお菓子をいくつか買って後はミネラルウォーター2本。フィンランドは高いだろうし。ターミナル内のひろーーーいロビーで、しばし読書。あまりに面白い内容だったので、どっぷり読み込む。と、チェックインの時間。カウンターへ向かうと、そこには、・・・日本人しか居なかった。。派手な感じの添乗員さんが一人大きな声で「はい、パスポートと、この予約確認書を持って、並んでくださいね~」と叫んでる。 総勢50名くらいだろうか。もう一人地味なサブ添乗員さんだと思う彼女は、あっちいったり、こっちいったり ウロウロウロウロしてるけど特に何かをしてる訳ではない。。新人教育だな、こりゃ。その列の間に入っちゃったもんだから・・すっかり帰国した気分になる。チェックインした後、パスポートを置いて そのままお土産屋にいったじいちゃんや、チケットを落としていったばあちゃんや、荷物を台の上に載せ損ねて、落っことし、中身がばーっと出ちゃったお姉さん達が、わぁわぁ やってる。そんな中、ようやくチェックインして荷物を預け、ゲートへ向かう。飛行機は予定通りの出発って事になってたけど、20分前くらいになり、突然 アナウンス。 あ・・・ゲート変更じゃん。。そう。。結構あるんですよ、こういうの。気をつけてくださいね、皆さん。 ゲートで予定時間になっても人が居ないとか、疎らとか、入り口にフライト番号が突然、違うモノに 変わってたりすることがあるんですよ~アナウンスが聞けなければ、その辺りに居る人に聞いてもいいしとにかく、「?!」と思ったら 聞く。でないと、乗り遅れちゃいますよ~ 映像入りのブログはこちらです。http://ameblo.jp/cerca-travelチェルカトラベルは、女性の旅をサポートする会社です。
2008年05月31日
美しい朝焼けを堪能しながら、そのまま坂を下りカレル橋まで歩く。片道約20分もかかるのに、退屈しない。。到着した頃のカレル橋は、少しづつ朝靄の中から その姿を表し始めておりやがて冷たい空気が 生ぬるい風に変わりその全貌が見渡せるようになる。向こうまで渡らず、手前でしばらく橋を眺め、完全に朝靄が晴れたのを確認してから、踵を返し、今下りてきた坂道を今度は、登りはじめる。淡々と、「帰り道」と言う事を意識しながら歩く。不思議なもので、そうすると、さっきまで「前に進む」と言う言葉からしてポジティブな感覚とはまた違った「振り返り、確かめる」という感覚に変わる。身に付く、と言うのがリアルに「感触」として味わえるとしたら、丁度 そんな感じだろうか。そして私は「旅」を、こんな感覚で自分の中に蓄積してきたんだろうなとふと思う。さて、朝食を摂り、荷物を持って、プラハを発つとするか・・ 映像入りのブログはこちらです。http://ameblo.jp/cerca-travelチェルカトラベルは、女性の旅をサポートする会社です。
2008年05月30日
気がついたら。。。寝てた。テレビは 知らぬ間に消していた・・・らしい(!?)そんな私の寝ぼけ眼に注がれる朝日はとてもやわらかで、静かで。あまりの静けさに、じっとしていると、自分までもがその静けさに溶け込んで無くなってしまう感じがして慌てて動き出す。ベッドの上に立ちおもむろに天窓を覗く朝の景色は好きだ。とても澄んで美しく神々しいばかりに、光が街や田畑や 林や山々や川に注ぐ。ところが、今回はそればかりではなく何か他にも特別なエッセンスがあったのだろうか・・息が詰まるかと想うくらいに、心が動かされた。それもそのはず、私がこれまでに見てきた中で、間違いなく、最高に美しい朝の眺めがそこにあった。予想外のその眺めに、しばし爪先立ちと言う事も忘れ思わずその景色を覚えていたい一心ですぅーーーっと息を吸い込む。これ、私の癖です。あまりに感動したり、その場を離れたくなくなったり、絶対覚えておきたい景色に出会うと、必ず息を吸い込む。まるで、その景色をそのまま自分の中に納めてしまおうかと思ってるみたいに・・・半開きになった天窓は、予想以上に冷たい空気を少しづつ その隙間から漏らしており、吸い込んだ私は、身体がジョジョに冷たくなっていくのが分かる。それでも尚、内面から熱いモノがこみ上げてきて涙腺が緩むと冷たいのと暖かいものが混じって不思議な感じ。しばらく そんな調子でその景色を見てた私はベッドから飛び降り、ボサボサの頭を隠すニット帽を被り顔をバシャバシャ粗って、簡単な服に着替えて 鍵を手に外に飛び出す。ホテルの思い木のドアを開けると、目の前に鐘楼と教会があり足元の、朝露に濡れた石畳の道を、庭掃除のオジサンが、道具を入れた台車を押しながら歩いてる。それを横目に見ながらまだ息が白く、手も悴むままにホテルの反対側に廻り、マーラ・ストラナを一望する裏庭に出る。と、歩くうちに、鐘楼が鈍く、くぐもった音を響かせて私の胸の高まりは最高潮を極める。素晴らしい。感無量です。 映像つきブログはこちらです。http://ameblo.jp/cerca-travel
2008年05月29日
チェコのホテル。2回目は、先日MOMOさんが泊まった、修道院を改装したホテル。夜中に着いたので、小さな入り口のドアは閉まっており、インターホンで呼び出す事になってるらしい。。(MOMOさんは既にここの住人化して慣れてる!!)名前を確認すると、古樽みたいな色のドアは、カチャリ・・と音を立てて開く。暗いなか、ほんのり月明かりでひんやりした石造りの廊下と階段が見える。なるべく音が鳴らないように、荷物を中へ滑らせ、指示された部屋まで移動する。MOMOさんたちは二階。私は3階。なにせ、エレベーターは無い。(ヨーロッパのホテルは4階建てまではエレベーターをつける義務は無い)荷物を持ち上げ、よいしょと階段を登る。すごく・・・静か。。。私の部屋は、シングルルームなんだけど、メゾネット式に中二階がありとても感じ良い空間になってました。ドアを開けて直ぐ右上には、鉄骨の階段があり左はバスルーム。だから入った瞬間は、「狭っ!」・・なんだけど、バスルームを越えたところに、少し広めのスペースがありそこに修道女がお勉強したであろう、デスクと椅子のセットがある。所どころ、小窓がついていて、うまい具合に外の光を取り入れてる。階段を登ると、ベッドルーム。昔、屋根裏だったんだろうと思わせる天井の低さ。ベッドはセミダブル。広い・・・斜めになった天井にも小窓がついていて、寝転がると、濃紺の空が見える。嬉しい。。。私は広々した部屋も大好きだけれど、こんな冒険心をくすぐる部屋もすっごく好き!荷物を解き、シャワーですっきりした後は、枕に置いてあった、ナイトキャップ用のチョコを頬張り(これ、美味しかった)ベッドに胡坐をかいて、明日のフライト時間を確かめる。翌日の予定を確かめる・・・・・・・・この作業が、「旅してる」って気分にさせるんだよなあああ。私は、空港が好き。空港は、そこにいるだけで、「動」を感じさせるから。人が行き交い、とてつもなく遠くへ出発する彼女らを見送りとてつもなく遠くからやってきた彼らを受け入れる。色んな国の空気が混じりさまざまな言語が飛び交い、一つのものに囚われない空間。グローバルに、ニュートラルな感覚が自分を小さく見せると同時に果てしない可能性も垣間見せてくれる。だから私は 『空港に行く』というだけでウキウキする。飛行機は。。。実際あんまり好きじゃないんだけど・・ね。 写真入りブログはこちら。http://ameblo.jp/cerca-travel
2008年05月27日
ちょっと サボっちゃいました。。。すんません。えと。ですね、チェスキークルムロフから戻ってきたのは、既に夜もすっかり更けた21時頃。チェスキーのカフェで「To go」 したお惣菜やらサンドイッチやらで夕食を済ませた私達は、そのまま地下鉄と、路面電車を乗り継ぎ丘の上のホテルへ。。。この旅、最後に渡ることになるだろうモルダウを後にしたら、すぐに人が疎らなプラハ城下の街並みになる。闇夜の、背の高い電灯が照らす石畳は、雨に濡れてもいないのにツヤツヤと光沢を増し、すっかり疲れてるはずの足音もロマンチックに響かせるんです。私が海外で夜の街を彷徨うのは、もっぱら治安が良い場所だけ。最近は、無謀にも 日本人女性が一人で街中を彷徨い、危険な目に合われている現状を、耳にするのでほんとに注意して欲しい。そんな中、私がさまよって一番印象に残っているのは(一人じゃないけど)ロンドンでの一夜まだ学生だった私は、短期ホームスティしている郊外の家へ帰るためにいつものダブルデッカーに乗ってたんだけど、何故か そのまま車庫入れとなってしまい、(故障だったか乗るバス間違えたか・・)そこから、なんとか行き先を調べて慣れない路線のバスに乗ったら・・・すごい迂回するバスだった。。しかも、超ダウンタウンエリアを通るらしく、他の乗員は全て黒人。身なりも乏しく、だんだん不安になってきた私達(二人)はとうとう、目的地まで我慢出来ずに下りちゃった・・・明るめのバス停だったけれど、下町のどこか・・なので、すごく治安悪く正直、後ろから歩いてきたデッカイ黒人の数人グループには『こ、、殺されるかも!』と思った。近くの駅まで走ってたどり着いた頃には、もう顔面蒼白。公衆電話で、ホストファミリーに電話したら、「こんな遅くまでどこ行ってるの?何してるの!?」とオカンムリ・・・なのに安心して涙ボロボロでちゃって。。ようやく、ちゃんとしたバスに乗って懐かしいホームタウンにある大きな発電所の電線を見たときにゃ・・・腰が抜けた。。そして、、その時、ひたすら地面を見つめて恐々歩いた時の石畳の感触は、忘れられない。。。もう一つは、イタリアのガルダ湖に行ったときのこと。昼食が遅かったのでと、かなり遅めの夕食をとりに行った際車から降り立った私が目に留めたのは、満月が背景となった古い石造りの塔。鳥肌が立ったほどに美しい様子には、瞬きを忘れる程だった。およそ、観光名所として商業が成り立ってる場所は、人の往来が途切れず、地元の人達も、余裕のある表情で店番をしている。だから危険性が潜む確立は極端に低いと言えるだろう。でも、そういう場所。 正直、私でも行ってみないと分からない。だから、昼間に様子を見たりして、探っておくのも、必要な事でしょう。ちなみにうちのお客様には、こういった私が得てきた情報をリソースとして目的地を一緒に選んでいったりしてます。
2008年05月26日
テラスでの昼食は、ことのほか気持ちよくワインの力も手伝って、うっとりと・・そして目がとろん・・・いや、でもこんなところで昼寝をしてる場合じゃない!チェスキークルムロフに滞在できるのは、せいぜいあと4時間。二度とこないだろうから、更に満喫しようぜー(って感じでもないが)と 今度は街唯一のヴィート教会へ向かう。あまりに天気が良いので、建物に差し掛かる影がとてもはっきり、そして美しく見え、ダイナミックな絵画を見ているような気分で退屈など程遠い道のりを歩く。 やがて見えてくる、城から少し離れた小高い丘の上に建つ教会はこじんまりとした、やさしい佇まい。緑が建物を更に やさしく魅せてる。葉間から注がれる眩しい太陽の光が石造りの壁を泳ぎ、時折聞こえる葉のサラサラ言う音が教会の静けさを、気持ちよいものに変える。中へ入ると、立派な装飾を施されたパイプオルガンがちょっと荒っぽい演奏を始めていて、あまりの響きに驚かされる。西欧の色調と形に目が慣れてるのか、とてもエキゾチックに見える彫刻の聖者達。上から見下ろす表情が、こんなにも穏やかで奢りなど感じさせないなんて人間には出来ない業かも・・・教会を観光で観る場合、それ程時間は必要ない。信者で無い限り、また深くその教会の歴史を知った人間でも無い限り、30分も居れば長い方だろう。私達も例外なく、教会裏のテラスで、街を一望したあと、その場を離れる。最後の街歩き。マリオネット博物館で、実演ビデオを見たり、劇場用の大きなマリオネットに触れたり。ただただ、街中の家々が立ち並ぶのを眺めながら。。。とうとうホテルにたどり着き、預けた荷物を受け取り駅までのバスが走ってるバスターミナルへ向かう。バスターミナルは、街への出入り門を抜けたらすぐそこ、にある。えっちらおっちら、荷物を引きつつ 人気の無いバスターミナルで駅行きのバス時間を確かめる・・・が。色んな紙が一杯張ってあって、どれがホントなんだか、どれがどこに着くのか、全く分からん・・・のです。しかも詳細はチェコ語で書いてある。うーーーーん。ようやくやってきたおばさんに聞いてみるも、お互い言葉が分からず質問も、答えもわからん・・・あちゃーーっ。 ま、でもきっとここしかバスターミナルは無いし、そこそこ人はやって来てるし間違える要素はない。後は、間違ってバスに乗らなきゃいいだけで。と思いきや。。ようやくバスがやって来て、運転手さんに聞いても「NO ,, NO...」 だけ答えてドアをぴしゃり!行き先を伝えても、説明してもらってもわかんないし・・・幸い、ベンチに若い子がやってきたので 「じゃ、英語分かるだろう」と聞いてみても、両手を耳の横にあてて 「さっぱりわかんないわ」ジェスチャー。。。ま、、まいった。けど、ここで怯む訳無い!方向は間違ってないから、次来たバスに乗っちゃれ!の勢いで幸い次のバスの運ちゃんが、なにやら分かったような分かってないような仕草をしたので、乗り込む。で。。。案の定、駅に着く・・・無事に。。よかった・・・が、その駅でも問題発生。。指定できなかった この区間。予定より一本前のに乗ろう!と言うつもりで早めに着たのに、あまりにローカルで、列車は日に数本しかなかった。。。(ここはリサーチしてなかった。。すんません)あまりに読みが甘かった・・・仕方ないので、駅で1時間程待つことに。。暗くて、寂しい駅舎で変な味のコーヒーを飲みつつ旅を振り返ったり、またまた色んな話しをしながら過ごす。こんなのも、大好き!だったりする。やがてやって来た列車に乗り込み、行きとは違って、上手い具合に予定通りのスケジュールが催行される中どんどんと暮れていくチェコの田舎景色を車窓に見ながらそろそろ意識し始める旅の終焉。この切ない感じも、この年になってからたまらなく好きになった気がする。 画像が入ったブログはこちら。http://ameblo.jp/cerca-travel
2008年05月23日
な・・・長すぎだって・・・(自分で思う)と思いながら、しつこく、しつこく、書いてます。朝散歩中の散策ルートには、前日から決めてったエゴンシーレ美術館も入ってた。入り口の古めかしい石門をくぐると、ちょっとしたテラスがあり、左手に入り口がある。テラスを囲うようにして美術館が建っていて、しかもとっても変わった構造。ドアを開けると、いきなり美術館ショップ。見るのは、後、後!受付でチケットを買ったら、入館。真ん中にでーっかいシースルーのエレベーターがドン!とありその手前に なんとも言えない、でっかいオブジェがどーーんとあった。ま、それ自体はエゴンシーレとは関係ないんだけど、めっちゃインパクトあった。とにかく、1階は倉庫みたいな天井の高いスペースに、新人芸術家の作品ばかりらしく、超斬新(と言うか奇妙)なオブジェや、絵画や、映像が雑然と並べられていて、見てるとなんか、変な気分になってくる。*例えば、分娩台に乗っかってる太ったバットマンだとか、オジサン顔の赤ちゃんとか、アーミー服着た牛とか・・・そんなの。2階は、中国のアーチスト(北京オリンピック用のデザインもしてるみたい)の作品が陳列と言うか、まさに珍列されていて、これまた不思議に、しかも気持ち悪く鑑賞(び、、微妙)3階にようやくエゴンシーレの作品が。(ほっ)でも、彼の絵画は、実はすっごいグロテスクなものが多いのを忘れてた・・・女性はちょっと、、うーーん。いいのか!?と言うものが結構ある(日本には入ってこれないだろう・・・)医学的な視点で捉えて描いてるんだろうと思える繊細な筋肉の動きとか流れとかが、「レア」に迫ってくる感覚独特です。途中、中国茶をサービスしてくれるスペースなんかもある。まったりアンティークな椅子に腰掛け、昼も近くなって暖かくなった日差が何とも言えない心地よい眠気を誘う。館内の白い壁には、窓枠の影が長細く映り込み、そこを猫の陰がすぅっと横切ると、まるで劇場の影絵を見ている錯覚に陥る。煮詰まって渋すぎるジャスミンティーをススりながら、1時間でも、2時間でも、このまま過ごせるなぁ・・なんて思う。美術館を出ると、そろそろランチタイム。お城でスケッチしてるMOMOさん父さんを迎えに行き昨日、お城の上から見た川沿いの感じ良いカフェを探してみる。マリオネットのお店が並ぶ川沿いエリアに、そのカフェがあり、二階の特別眺めの良い角テーブルを陣取る。全面に、チェスキークルムロフ城! 眼下には、小川・・・素敵・・あまりに素敵・・・・・・・・・・・なのに。 「はーい、皆さん こちらですよ~」 「あちらに見えるのが・・」・・・・・・・そうなのとうとうやってきちゃった。日本人観光客グループ達。昨日に引き続き、今日も例外なく、きっちりと。サラサラ流れる小川に架かる洒落た石橋を、きっちりと日よけ帽子を被り、ポーチを斜めがけにし、ペタンコの運動シューズを履き、地味な色合いか、極端に派手な色合いの服を着たペットボトル水筒を手に歩くおじさん、おばさん達が埋め尽くす。いや、そりゃもちろん、その人達が悪いわけじゃない。私達と同じようにチェスキークルムロフを楽しみたい人達だもの!でも、、、ちょっとこの景観のイメージが瞬間にして壊れてしまうのは・・・とても残念です。さっきまで中世の名残を見せてた向かいの家々の平たい屋根が、とたんに京都の高瀬川近辺の屋根瓦に見えてしまったのはすごく残念です。。。 画像を含むブログはこちら。http://ameblo.jp/cerca-travel
2008年05月22日
翌朝。結構さっぱり目が覚める。不思議な事に、旅先では、いつも気持ちよく目が覚めるから面白い。それに、あんなに小さいのに、この広い部屋一杯に光を満ち溢れさせてくれる窓が、なんと愛おしく感じたことか!清清しさに、飛び起き、顔を洗い(でもドアは開けっ放し・・・)朝食を摂りに、一階へ。既に数人が狭いカフェを往来し、芳しいデニッシュ系のパンが山積みにされてるテーブルには列が出来てた。ここは、オーベルジュ。隣には格式高いレストランがあり、食事には自信がある!(とテレビが放映するホテルPRビデオが言ってた)らしい。そしてそこは、ワタシの期待を裏切る事はなかった。パンをはじめ、スウィート系も、ジュースも、美味しく何より、ハム!すごい。高級レストランの前菜で出てくるようなみずみずしいハムが、綺麗に並べてあり、誰もが手を出す。その横にあるスクランブルエッグ!これ・・・最高でした!チーズがトロトロに混ざっていて、雑味が無く、(だって大概、ミルクや水やなんかでかなり薄めてあるんだもん) まさに高級オムレツ!?ほんとに美味しかった! アレを食べにもう1回チェスキークルムロフ言ってもいいくらいだ。。お腹いっぱーーーい食べた私達は、再び街へ散策。。。路地を行ったり来たり。まだ団体観光客がやってこない朝(10時まで)はとても静かで、この街の独特の空気を感じることができる。晴れ渡る空と対比して、イロトリドリの建物が美しいのなんの。モルダウの色も、しっとりしたプラハとは少し違う気がする。ちょっと野生的っていうか。。。ぶらぶら歩きを続けながら たどり着いたのは、クルムロフ城を全面に見渡せる川べり。背の高い木々が丁度良い日陰を作ってくれてまた、丁度良い場所にベンチがある。風も程よく吹いてきて、日差しも暖かく、、気持ちよい。そこに座り、川に戯れる鴨のカップルの動向を見ながら(おもろいカップルが居た)またまた色んな話しに華が咲く。。そのうち・・・えっと、、目の前でそのカップル鴨達は・・・えーーーーっと。。ついに結ばれてしまうのでした・・・って えぇーーーーーっ!!!なにも 私らの前でそんなん・・・ちょっ・・ってな感じで、優雅なクルムロフ城前で、過ごした私達でした。。。 画像が入ったブログはこちらです。http://ameblo.jp/cerca-travel
2008年05月21日
そういえば、夕食の前に、サウナに入ったんだった。中欧も、北欧の影響を受けてか、サウナを設置したホテルが、結構ある。MOMOさんとロビーで待ち合わせた。私は、ゆるい格好で(長袖Tシャツに、ジャージ)日本の旅館で頂いた、ペッたんこの可愛い草履姿を履いて。(お・・・おい)なにせ、貸切で、しかも地下にあるもんだから、人に会わないの。フロントのお姉さんに、ちらと目を合わせ 「予約の時間になったから行くね!」みたいなメッセージを送り(どんなメッセージや。。)向こうもニコリと承諾。 いざ。。サウナへ!電気もついてない地下への階段は真っ暗・・・降りてくと左側のドアが開いていて、中はロッカールーム。その奥に、木目の壁の四角い部屋がありプールサイドによくあるような、ボンボンベッドが2台。更に左手の扉にサウナ室。とにかくバスタオル一枚だけ巻いて、その中へ入る。最初は温度が低め。だったので、手前の石に、お水を気前よく、ジャバジャバ掛けて見る。と。。。もぁああああ~っと、湯煙が上ったと思ったら急激に室温、湿度共にUP!うふゃふゃ~っ 暑いです。砂時計を逆さにしてから、バスタオルをもう一枚敷いて、横になってみる。 「あっつーーーい!」 と言いながら、砂時計が落ちる5分間をゆるーい話しをしながら、待つ。二人だとあっという間なんですよね~・・・5分たって、ふうふう 言いながら、這い出し、ベッドで冷ます。しばらくしてから、また入る・・・はい・・・当然、すっごい汗かいちゃいましたよ。シャワー浴びると、すっきりさっぱり!いい気分でした~・・・でもね。実は私のお部屋。やっぱり古くて天井高くて、石造りの独特の冷たさがあって、窓が小さいって事もあり、・・・かなり寂しい。。シャワー浴びるとき。。。。ドア全開でした!シャワーカーテンまでも!(→それ、、なんでよって感じですが)結構バスタブがでっかくて助かった~...夕食の後は、疲れきって きもだるーく(注:気持ちよくダルく)ベッドに倒れこみ、テレビを付けて観る。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。どのチャンネルもチェコ語ぢゃん。 分からず・・・なのに、「はっ!」とスポーツ番組でリモコンを持つ手が止まる。おぉーーーーーっ。ヘルシンキから一緒に来たフィンランドのアイスホッケーチームが戦ってるよぉ~っ! あーーこんな選手 いたいた!おぉーーーあのよっぱらいおじちゃん、、ホントの話し、してたんだ(嘘だと思ってた)すっごおおおおおい!なんて言うも、アイスホッケーのルールも分からずつまんないから「マイアミバイス」そっくりなチェコのテレビドラマをつけたまま着替えてベッドに潜り込む・・・・・しかーーーし!あんなに疲れて、しかも前夜は騒音でロクに寝てないのに・・寝れません。眠い...のに、寝れんとは、これいかに。いや、、だって。一人で、実はすごーーく寂しい(っちゅうか怖い)。あのねぇえ・・ なんちゅうか、ここ、ホントに、本館から離れた(廊下で繋がってるけど)別館で、たぶん他に客が居ない・・・ドアをそっとあけると、まーーーーっくらな廊下が続いてて、上を見ると、古いシャンデリアが時折、風になびいて、「シャラン・・」なんて言うし、毛氈が引いてある床をずっと目線で辿っていくと、奥の方には、木目のどっしりした重そうなドアがあり、、今にも、そこが ぎぃ~っ・・なんて開いて、甲冑来た誰かが出てきそうなんだもんっ →かなり怖がりの人。シティホテルとか、リゾートホテルだと全く平気なんだけどなああ。はたまたベッドに戻り、(これまたすごく手入れの行き届いた)リネンの間に滑り込み、テレビの音とつけっぱの電灯に、抵抗を感じながら・・・結局、寝ちゃっいました・・・(ね、、ねたんかいっ)
2008年05月20日
私は、どこの国に行っても、窓とか、玄関とかにスゴク惹かれる。屋内から屋外に(または、その逆)移動する為のツール、と言う役割も好きだし何より、その生活観を表現する『仕草』が好き。正面から、斜めから、或いは広角で、 ズームで。色んな方法で映像に残して、そのお店の、或いは そのお家の『仕草』や佇まいから、後からでも勝手に想像して愉しんでる。今まではオランダが最高に素敵!だと思ってたけどチェコも負けてない。グロテスクな表情のマリオネットばかりが飾られた窓。ボヘミアグラスのお店の窓。絵画で彩られた窓。陶器が積み上げられた窓。そして、対面の景色が反射するほど美しく磨かれたガラス窓。この窓の奥には、どんな人が住んでるのか想像するの、楽しくないですか? 画像をご覧になりたい方は、こちらを どうぞ!http://ameblo.jp/cerca-travel
2008年05月18日
夕食は、ホテルの近くにあるビアレストラン。チェコは、世界で一番ビールが美味しい国!ここでは黒ビールに、煮込み料理で晩餐を愉しむ。昔は、醸造庫だったこのレストラン。 ちょっと薄暗くて、殺風景なんだけど、雰囲気ある!しかも、木造で、すっごく天井が高くて、声が響く。広いのに、端っこで騒いでるグループの声がどこまでも響く・・・ほんとに、ハウリングしすぎてるくらいに。。(要するに、ウルサイってこと)黒ビールってアルコール度が結構高いんだよなああ・・飲み進むうちに、程よい疲れの効果もあり、いい気分になる。チキンの煮込みシチュー風が美味しかった。サラダは・・・・まんまだった。(ドレッシングもないんだもの~)お腹が一杯になると、眠くなる・・・んだけど、ここで寝ちゃったら勿体無い!すたこら歩いて、クルムロフ城のライトアップを観にいく。それが・・・ほんとに、ほんとに、美しかった。静かなんです。満月なんです。青い夜空なんです。狼吠えそうなんです。これは・・・この状況でロマンチックに口説かれた女性は間違いなく 首を縦に振らざるを得ないでしょう。。。。。。もはや その粋。なんてことも話しながら、MOMOさんと女二人有意義な時間を過ごしたのでした・・・いや、あの夜のあの月は、あのお城はホントに、忘れられません。。。
2008年05月17日
そして、チェスキークルムロフは、現代アートを愉しめる街でもある。この小さな街の中の、いたるところで、シニカルなアートや、コミカルなアート作品に遭遇する事が出来るんだもの、愉しまなきゃソンです!えっと、この角を曲がると、川の方へ出て、こっちにいくと、お城の方に・・で、あっちがホテル。30分も歩き回ると、街全体の構造が分かってしまうほどの規模。それなのに、路地が行き交ってるので、簡単には制覇出来ないのが面白い。さっき、通ったかな?と思った道が、違う道だったり、さっき、観たかな?と思ったお店が違うお店だったり。なんだか、、、子供の頃に戻ったみたいに楽しくなる。ふと渡った小川の小橋から見たお城の風景に心が吸い込まれる。店頭にぶらさがってるマリオネットのオジイサンと目があった気になる。チョコレート屋さんから漂う美味しそうな匂いとデコラティブなウィンドーにペタッと張り付き、気付いたら大人買いしてる。閉まったまんまの肉屋の看板の面白さに見とれる。不思議な鳥の鳴き声に、足を止め、声主を探してみる。石畳の一つ一つの模様の違いを愉しみながら、歩く。お家から漂うほのかな夕食の匂いを感じ、なんだか暖かい気持ちになるね、ずぅっと歩いてても退屈しない。そんなのんびりした旅。実は、そうやって愉しんで、のんびり過ごしてる人って少なかったりするんだよなああ。さ。お腹減った。夕食に行きましょう~か! 映像入りブログはこちらです~http://ameblo.jp/cerca-travel
2008年05月16日
城と庭を一回り、散策した後、今度は街へ。。(といっても城出たら そこが街。。)どこの路地に入っても、ちゃんと中央の広場に繋がってるから迷うことは無い。気ままに好きな路地を歩くだけでいいなんて楽だなああ。。地図無くていいもんね。路地の坂道を 下る途中に、素敵なボヘミアガラスのお店を見つけ気になって入ってみる。店内は、ガラスのやさしい反射光で 丁度いいくらいに明るい。。手前のガラスはケースに入ってて とても高そうなんだけど、値段を見ると、そうでもない。。明るい金髪に知的な笑顔が素敵な店主のおばさまを見て、それは、大切に飾っておきたい気持ちから、だったのが分かった。すごく繊細でありながら、やさしい やさしい ガラス。奥へ進むと、窓辺に とてもすっきりと スタイリッシュに飾られたグラスたちが、私を待ち構えてた。一目惚れしてしまった。。。薄緑のグラス。斜めに入った筋が粋で、中央の窪みをよりスマートに見せてる。手にとると、しっくりと手のひらに納まり、不思議に温かみを感じる。「14世紀のアンティークを模したものなの。実際使われてた形よ」と、店主が説明してくれる。言われてみると、不思議なことに、それまで 「感じいいグラスだな」 と思って見てただけなのに、とたんに、今そこに見える中世の街並みがグラスの背景に絶対必要なものとして、私の中にインプットされてしまった。「これ・・・下さい」そのままの感覚を、持ち帰りたい・・っていう気持ちで買っちゃいました!店主の彼女はそのグラスを見ただけで、時代背景が分かるという。そんな ゆったりした話しを聞きながら、彼女が愛しげにグラスをラッピングする手元を見つめながら、幸せだなああ。。なんて 思ったのでした*映像は、こちらのブログでお楽しみ下さい。http://ameblo.jp/cerca-travel
2008年05月15日
クルムロフ城へ入る為に渡る橋の下にはある動物が飼われている。この城の守り神だそうだが・・・まるで動物園に来たと思わせるのは・・それが 「熊ちゃん」だから・・そう、でっかい熊が のそのそ ごそごそ もりもり(ぱくぱく!?)動いている。。。橋が結構高い位置にあるので、危険は感じないが(当たり前だっ)それでも 相当なデカサだという事は分かる。そういえば。。子どもの頃に行った、ジャングル風呂には、こんなシチュエーションでワニが飼われてたっけな。。城に入ると 驚くのが建物の装飾。ゴシックでは見たことない。 装飾はなんと、全て絵画。窓枠から、柱、蔦や彫刻など。全て立体的に描かれてるだけ。しかも良く見ると「あれ?」ってくらいに、陰影が上手く表現されてる。いやあ。。なんで、描いたんだろ。ってか、描こうと思ったんだろう。。と思うけど・・・お城の中には、またもや日本人。。に加えて 韓国人や中国人グループも負けじと、次々やってくる。そして、そこはやはり、、、ディズニーシー化(シーなのね)してしまう・・(う~ん)何故か、そういうタイミングに、もったいない気がするのは、、私だけ?だろうか。お城の反対側に出ると、とても広大な庭が見えてくる。この庭がまた、、、素敵。木々や植物の配置がとても、美しいから。に加えて、今の時期が余計に素敵に思わせるのだろう。まだ生えたばかりの初々しい新芽が、冬の間 弱弱しかっただろう木々の枝の間から頭をのぞかせ、こんなにも力強く魅せる。そしてそんな木々が連なった小道は、何度も私に、ファインダーを覗かせる。そして、そういったものが効果的なんだろうか。歩き出すと、なにやら自然と、仕事や人生や、恋愛の話しがつい、普段より哲学的なものになったりする。ゆっくり ゆっくり 木々の間を歩き、時折、少し肌寒い風に、キュっと身を縮めさせながらも、頭の中は、センチメンタルに傾いたり、エモーショナルな一節を思い浮かべ、それを会話に含ませたりなんかして愉しんだりもする。これは。旅してるから、そんな風に過ごせるに違いない。思いを寄せる対象から物理的にも心理的にも距離をおいた状態でだけ味わえるメランコリックな空間に、いるから。そういった、旅しないと、味わえない何かとか、感じとか・・見つけるのも 私の仕事・・・なんじゃないかと、最近になって思うんですよ。
2008年05月14日
昨日は・・・サボってしまった。。毎日書いてた旅日記・・すんませんです。さて。一旦休憩を摂って 蘇ったワタシは、(怖いし・・)再び長い通路を通って玄関へ。眩しい程に、日が差してる(夕方だけど 日が高いし)いざ、外へ!! でも、結構涼しいと言うか肌寒い感じなのでちょっと引く。(上着。。持ってくれば良かった・・)ま、歩いてれば 暖まるか。先程とは違う目線で、プラハとは違った 荒っぽい石畳を歩く。一つ一つの石が大きい。。。もちろん、磨耗しているのだけれど、出っ張ってる部分が大きいので若干歩き難い、・・・・でも 美しい街並みを静かに彩る石畳。不可欠なんだわ。。。ゆっくり 古い建物の、時間の奥行きを感じながら歩いて5分。街の中心に聳え、モスクにも見える尖塔やチェスキークルムロフ城がある門前にたどり着く。くぐると、ぱあーーっと景色が開け、途端に自然が沢山目に入ってくる。気持ちいいー!!・・・・で、お腹空いてない? (そう、私達は列車のお陰で今まで昼抜き)ってことで、城を眺められる絶好の場所にテラスカフェがあったのでピザを頂く事に。 釜焼きで美味しそうだったし・・・ちょっと寒い気もしながら、薄焼きの、ちょっと塩気の多いピザを頬張る。 うーーん。美味しくて、気持ちよくて・・・そこへ、日本人観光客達がまた、ぞろぞろぞろぞろ・・・添乗員さん 「はい、これがチェスキークルムロフ城です。一旦ここで解散して、また○時にここへ、戻ってきますからね。覚えておいて下さいよ~!私と一緒に行く人は着いて来て下さいね~」ぞろぞろぞろぞろ・・・・・↑横目で私らをちら見しながら、ほぼ、添乗員さんに、ついていく。。。う・・・うーーん。微妙な景観に変わるわん。。。腹ごしらえした後に、ワタシたちも解散。MOMO父さんは、絵描きさんなので、スケッチ。ワタシ達は二人で場内散策。まずは、尖塔頂上の展望台へ。プラハの教会じゃなくて、とても広くて、それほど数もない階段に安心。あまり高くなくても、この小さな街は、充分に一望出来るってわけね。それでも、中世そのままの街並みって言うだけでとても、とても、音楽的。情緒的。吹く風までもが、独特の成分を含んでいるように思う。一見 おもちゃ箱をひっくり返したような可愛らしい建物が作る街並みなのに、反対側の日陰に移ると、うって変わった美しい街並みの景色に変わってしまう。そんな楽しみ方をいくつか味わいながら、グルグルと展望エリアを廻り、飽きるまで眺める。そんな時間がすごく好き。
2008年05月13日
・・・・・とうとう。。20話にまでなってしまった。。。完全に連載ものだな、こりゃ。楽しみにしてるよ~って 色々な人から励まされ、書いてます。さて。チェコの世界遺産の街 チェスキークルムロフ駅の小さな舎屋から出るとそこには、、、またバスが・・・実はここから歩いても20分くらい。坂道を下っていく感じがいいらしいが、既にここまでの移動に5時間近くを要した私達は若干疲労気味だったので、「バスで10分」を選ぶ。グルグルグルと、坂道カーブを走った後、ちょっとしたバスプールに到着。私達が到着する前から既に疎らに居た日本人ツアーグループ参加者とおぼしきオジサン・オバサン達が、この後更に物凄い勢いで増殖していく。。。。あっという間に、温泉街のバス停留所化するチェスキークルムロフ!・・・な。。なんで ここまで来て。。。彼らは、私らみたいなローカル列車で ちまちま来るのではなく、専用バスでプラハから一挙にここまで来るのである。(またはどこか経由)・・・・・・しかし。圧巻。 日本人がこれだけいると、ほんとにここが、日本に見えてくるから不思議。 「こっちよ~ ○○さん、こっち。。ほら、添乗員さん呼んでるわよ~ 」 (はいはい、あそこで呼んでるよ) 「ここ、なんやったっけ?え?チェ。。チェスキ?ほぉ。世界遺産かいな」 (げっ・・知らんとここまで来てるってか!?) 「私、水筒持ってるよ。ホテルでお湯入れてきてん。便利よぉ」(関西弁 (わぁお・・・オバちゃん、来てたんかいさ→と言う気になる) とまあ、、こんな感じのが、チェスキークルムロフの街のゴツゴツした中世そのままの情緒ある石畳を歩きながら聞いた会話。。・・・・・・・・微妙です。しばし、中心部までを、地図を見ながらそんな彼らと共に歩く。ホテルが丁度反対側にあったから、一旦、横断することになる。しかし、、しかしですね。中央広場をはじめ、メインのクルムロフ城までの道のりずっと ほぼ日本人しか居ない。。。まあ、ほんとに小さな街なんで、100人ほどのグループが来たらそりゃ そこらじゅう、その人らだけが行き交うことになるはず。。。とにかく、私らは、とにかくホテルに入ってノンビリしてから散策しようと決め、回りの景色も気にせず、一目散にホテルを目指す。クルムロフ城の前を行き過ぎ(城のすぐ近くのはず)、右に折れたその先に、オーヴェルジュ風のホテルがあった。よかったあああ ここだああ。。城以外、ほぼ高さを一貫しているらしいこの街の建物らしくせいぜい3階立てのホテル。この街では、上級クラスのホテルと聞いている・・が、中は比較的質素。庶民派といってもいいくらい。そこに・・・今度は近郊の(ようするにチェコ近郊)オジ様・オバ様グループがチェックインの真っ最中だった・・・と、、とにかく ご年配に人気がある街ってこと・・・かな・・ちょっこし並んでチェックインを済ませた後、各々の部屋で少し休憩・・・私の部屋。実は、とっても不思議な部屋だった。。。きっと昔は誰かの別荘だったんだろう。ホテルにはA塔とB塔の2ツがある。 うち、私は奥のB塔。B塔のエレベーターで2階まで上がり、そこから廊下をずっと歩く。で、ドアに突き当たるンだけど、更にそのドアを抜けて、左へ。と、そこに部屋がある。・・・・・・入り口から遠い。。かなり遠い。。。しかも部屋には、小さな、ほんの小さな窓が一つしかなく。しかも手が届かないほどの高い位置にあり。まるで、お城の塔に閉じ込められたお姫様のような気分になる。。(ふふ、、お姫様・・はいいんだけどなあ。。)だから、、当然、部屋の中は薄暗い。。。電気をいっぱいつけても、なんだか 薄ぐらい。。私は窓が一杯あるのが好き!ちょっと外から見られるかもしれなくてもそういうのがイイ! だから これはかなり息がつまる・・で、ちょっと塞いだ気分になるが・・バスルームが改装したてだったらしく、すごく綺麗でとたんに嬉しくなる。→簡単な性格なんで・・・さて。ちょっこし 座って、休憩してから散策だ・・・
2008年05月11日
旅は人生也全てが計画通り、スケジュール通りに運ぶなど、ホントは奇跡に近い事なのです。今回の旅も 漏れなく、軌道からは若干反れ、しかしまたそれが、旅の醍醐味を感じる要素になった・・・先ほどのキュートな赤ひげ車掌が、再びうちの(もう家状態に和んでる)コンパートメントにやって来て、なにやら言い放って去ってった。チェコ語とエイゴが混ざると、分かったような分からないような不思議な感覚になる。えっと。。。なんか、乗り換えろって言ってるんだよね、、いや、本来一回乗り換えるから それをワザワザ伝えに来てくれたんだよね?いやあ、、親切だなあ あの車掌さん~なんて、いい気になってると、その後、予想外な場所で列車が止まる。ものすごい 小さい駅。駅名はどこにも見えず、、それに、予定の時間よりかなり早い乗り換え駅到着。・・・・・・・・いやーな予感。。。だけど、入り口付近にひっそりと座り続けてたチェコ人らしい若者に聞いてみる。 「あたしたち 、ここで降りなきゃ いけないの?」コクン、とうなづく。。。なんかわからんが、とにかく私 「あの、、ここで降りるみたいです。 なんか、予定外だけど、とにかく皆んな、降りてますよ。。降りましょ 降りましょ! 」荷物を棚から下ろし、コンパートメントから出て、皆と一緒に列車から降り線路を跨り、駅の裏側へと、ぞろぞろ歩いていく私達・・・意味が分からんが、なんかこの列車に不備があって、とにかく違う列車に乗れって事だろうが、なんで駅裏に・・!? とそこには、小さなバスが停まってる。で、みんな流れるように、そこに吸い込まれていく。。。 「の・・・乗るのか?これ!?」ダレも、、何も言わずに乗ってくし・・・何も解説ないし。。でも、これしか 他に移動手段ないし、、ここで、 「解散!」言われても、私ら どうしたらええんかわからへん~(思わず京都弁)と、仕方なく、乗る。既に椅子は全て先客で埋まっており、ドア近くに立つ。ほぼ満杯状態で、バス発車~ いや~ いいねええ。田舎街・・・どんどん 進むよ~ほら~ 名前も分かんない駅も見えなくなって、、林が見えてきて~ 畑もあるよ~・・・・・・うーん、、、で、・・・・・・ここ、どこよっ! (って突っ込むよね、そりゃ)MOMOさん 「いや~。なんか楽しい~ どこいくんだろねえ 私達♪」と超楽天的なMOMOさんでよかったぁ・・(涙私 「でも、ひとり旅だと、結構不安ですよねえ・・」 (と、一人旅お客様目線で考えながらぽつり言う)MOMOさん 「そ、、そうよね、ひとりだと、不安よねえ」 やっぱそうだよなあああ・・ 私は慣れてるし、度胸座りまくってるし平気だけど(いや、ちょっと不安はあるが) はじめて一人とかはかなり不安なはず・・・しかしそんな突っ込みや、会話をしてる間に、バスは30分か40分程走りまたまたちっちゃな駅に到着~ (ほっ。。とにかく駅には、着いた)で、確かさっき乗ったよな?同じ列車に再度 乗車。一体・・・なんだったのさ、さっきの!?ま、そんなの聞いても仕方ないし、きっとダレも分かんないだろう。。とにかく元の列車にまた軌道修正できたみたいだし。気を取り直して、また車窓を楽しみながら、列車の旅開始~フンフン、やっぱ いいわぁ~ 列車って。流れる車窓、くぐもったガタンゴトン言う車輪音定期的だけど、微妙にランダムな揺れ・・・時折入ってくる外の匂い・・すごく心地いい。なんて、愉しんでると、乗り換え駅到着~!なかなか発音できなかった ブジェジョビッチ駅。そこからは乗り換えの列車は。。いや、列車と言うか、単線の電車だな。なんの標識も目印も無く、ただ、みんなこれに乗り換えるしかないから乗り換えた電車。1車両20人くらいしか乗れない簡単な椅子の電車。なーんか、いいねええ・・田舎ぶりがいいねええ・・私達が乗ってる車両は、右側の座席は、示し合わせたように全てアジア人だった。。しかも日本人は私達だけ。 あとは中国人、韓国人、そして私達が勝手に想像してるだけなんだけど、ブータン人らしきカップル。だから、チェコ語なんて ダレも分からんわけさ。とにかく、これでいいんだよね~?!チェスキークルムロフに行くんだよね~?とお互いアジアンイングリッシュを交わしながら確認しあう。いや、だからダレも分かんないんだってば、わはははははっ!みたいな空気になる。おもしろーーい♪ こういうの好きだなあ。。訳分かんない同士の旅!電車がグラリと揺らいで、再びレールの上をゆっくり走り出した。この頃のチェコは、とにかく意外な程に、桜が咲き乱れ車窓は、さくらのピンク色と、この辺りに群生しているらしい可愛い黄色い花の色を絶やす事がなかった。暖かい日差しと、コトンコトンとレールを打つ車輪の音に眠気を押さえられなくなってきた頃、ようやく今回の旅の目的地であるチェコの世界遺産チェスキークルムロフ駅に着く気配がした。
2008年05月10日
待ち合わせ場所: プラハの旧市民広場 時計台前 待ち合わせ時間: 午前8時30分但し、団体ツアーの待ち合わせではなく、個人的な待ち合わせって。。。なんて素敵♪ だと思うのは、私だけ!?そんな気分で、キャリーバッグの上に乗っかったり、カメラのアングルを考え、デジカメを構えてみたり、昨夜、夕食を摂ったカフェレストランのテーブルに椅子が逆さまに積み上げられてるのを意味無く眺めたりしてると、そこへ待ち人来る。。。恋人が来たっ!?てくらいに、すっごくウキウキするんだなー。そこから、さっき下見したプラハ中央駅まで、最短距離を自慢気に歩くこと 約10分。更に中に入って、ここもさっき下見した、駅構内のドーム型天井になってる場所を案内し、見上げて貰う。 「ここがスゴイ素敵なんですよ~ ちょっと見上げてみて下さい!」みたいな。ビジュアル的にすっごくカッコいい場所にカフェがある。それもいい。ヨーロッパの鉄道駅には改札が無いので、そのまま電光掲示板に表示してある番号(或いはアルファベット)ホームへ向かう。この番号表示が、超見難い場所にあって、一々 近くにいかなきゃ見えない。(なんでこんなとこに表記するのか・・)愚痴る。やっと見つけて(しかも一番奥だったしっ!)階段を登り(エスカレーターはほとんど無いの) ホームへ出る。が、しかし そこのは乗るはずの列車番号表示が出てない。が、長距離移動らしき荷物を持った客が、こちらも不安気にホームに結構立ってる。。から、間違いないな。何度も確認するも、間違いなく、このホームなんて、そのまま待機。時間がきても、もちろんこない。JRでは有り得ない状況だが、こんなこと、ヨーロッパではよくあるから、慣れてる。慌てない。慌てない。一休み 一休み・・・そのために、私は常に、すごく余裕を持ったスケジューリングを心がけてるから・・ね。次の列車だってへっちゃらさ。でも、、この考えは、甘かった。。実際はここから、かなーりのイレギュラーな旅が始動する事になるのだものっ・・・・・10分程遅れ、予定通りの列車がやってきた。私達は一等車両のコンパートメント。3人なので、ほぼ貸切状態になる可能性が高い。が、一人だけヨーロッパ人と思われる男性が端っこに乗ってた。窓側は私達が陣取り、荷物を棚に上げ、どっちりと座り込む。ほっと一息。。と、すぐに列車は走りだし、みるみるうちに街の景色から畑や木々が交互に見える景色に変わっていく。列車の中ってすごく不思議。密閉された空間でありながら、窓からの景色が動いているせいか、固定された建物とは違って開放的な空気がある。しかも、動いていないのに、活動している感覚がある。ま、他動的には動いているんだから、この感覚はホントは正しいかもしれないのかな。だから、と言えるだろうか。普段話さないような内容も、すらすらと声に変わる。同行者との会話も、ドンドンと本題から脱線して 思わぬところへトリップする。Trip 中の トリップ。 なんつー楽しさ!!!そこで。。。車掌さんが、検問にやって来た。私はすかさず全員分のチケットを渡す。。。と、車掌さん曰く「一人分は、あるね。あと二人分、指定券はあるけど、乗車券は?!」(チェコ語と英語のミックス)私 : 「へっ?! そこに全部あるでしょ?」「いや、ないよ。乗車券は一人分だぜ」 →といったかは不明。(チェコ語と英語の・・)私 : 「えぇ?!あっ・・・ほんと・・だ」 (冷汗 「えーーっと あの、ごめんなさい、列車のチケット出して貰えますか?乗車券だけ別々に持ってたみたいで・・」同行人 : 「えーーっ!ホテルにおいてきちゃったよー。この区間は全部持ってるってことだったし!」オウゥ・・・・ッ・・・・・はい。そうです。 確かに私、昨晩そういいました。。(汗あっりゃぁあああ。確かめてなかった。乗車券だけ別々に持ってた事。。と言うか、指定券は通常、3人分が一枚になっており、私はすっかり乗車券も3人分一緒になってると、思い込んでた。。乗車券だけは、1人に1枚だった・・うぅ。。。 ってな気分で、薄赤いお髭がキュートな車掌さんを上目遣いに見つめる。。「ごめんなさい。ホテルにチケットを置いてきちゃったみたいで、今ここに無いの・・」(英語)「なんだか 分かんないけど、今無いみたいだから また後でくっから」↑多分。(チェコ語とエイゴ)と、コンパートメントをすたこら出てった。私 : 「どうじよぉーーーーーっ また後で来るみたいですう・・無かったら、もう1回払うしかないですよねええ・・ あーーー。ほんとにゴメンなさい・・」と自分を蔑む私を気遣って、同行人さんはやさしく「ううん、一応私も持ってこなきゃいけなかったのよね。ごめんなさい」と。。。でも、ほんとにゴメンなさい。。。数分後、【お約束通り】 きっちり 赤ひげキュート車掌さんがやって来た。で、もう1回頑張って 言い訳してみる。 「あのね、乗車券だけ、プラハのホテルに置いてきちゃったの。やっぱり、買わなきゃダメ?!」 車掌: 「う~ん。 アナタ 買ったんだよね?チケット。 で無くなった?」私 : 「うっ(ちょっと違うけど)。。ん そうそう!そうなの!」車掌: 「じゃ、いいや。もう」 と、さわやかな苦笑いを残して彼は かっちょよくその場を去った。。やったーー!負けてくれたんだっ。 もういいのねっ!? ホントにいいのねっ!?あーーーっ ブラボー!!! と 投げキッスしたいのを抑えて席に戻る。で、思う。とにかく、行きはセーフ。。後は、帰り・・だよな。
2008年05月09日
いい加減に、、終わろうよ。。なんて言わずにもう暫く御付き合い下さいな(注:強制ではありません!笑)映画のワンシーンにも通用するような夜景と、美味しいご馳走を愉しんだ後は、そのまま歩いてホテルへ。私が泊まってたホテルはそこから歩いて、10分ほど・・・なのに、MOMOさんたちは小高い高級住宅街。。というだけにかなり離れてる。。(ごめんなさい・・・私だけ先にホテルへ・・)部屋に戻った私は、浴槽にお湯を溜めたままテレビをつけ、明日の為に荷造りをする。そう、明日はプラハから列車で4時間南下したところにある世界遺産チェスキークルムロフと言う小さな街へ行く予定だから。そこで一泊した後は、一旦プラハに戻り、もう一泊するけれど、ホテルを変わるので荷物は持ってかなきゃいけない。(でも軽いから。私の。)しかし・・・極度の疲れと、ワインと、時差ボケの効果で 手を動かしながらトロトロと眠くなる・・・とにかく、ぜーんぶ詰め込んだ後、(雑に入れる事の出来ない私。。この辺りは結構神経質かも・・)湯浴みをし、アラームをリセットし、更にテレビのアラームもつけ、眠る。。。 (爆 ふと、目が覚めたのは、夜中の2時。・・・・・なのに明るい。。 でも 寝ぼけてるから意味が分からん。とにかく、窓の外を見る・・・と、数台の車がライトを煌々とつけて若者がその周りをたむろってる。。。酒飲んでさわいでんじゃんかっ!そこへパトカーがやって来て、はたまた救急車が横切り・・・・消防車が行き交う。。。。。。。(それぞれ目的地は違う。。し)暫く様子を見てると、目がサエサエになりそうだったので、もう一度ベッドにもぐる。 ここのベッドはホントにスプリングが丁度良く、リネンも肌触りよくて、清潔で気持ち良くて・・・なのに、この外の喧騒! これだけは頂けないっ くっ!寝れないじゃんか!・・・と、言いつつ、この後、2、3回 再び喧騒に起こされながら朝まで過ごす。(でも、実は各睡眠が非常に深かったので、これでもOKだった)早朝。。6時。 とぉーーーっても静かな朝を迎えて(若干嫌味)お目々パッチリ!覚めた。おぉーーーっ。。。気持ち良い感じだっ(なんで、あんな夜だったのにあんた、元気すぎ・・)ってな訳で、7時からスタートする朝食前に ひとっ風呂。。ではなくひと散歩するかっ! と、今日使う予定のプラハ中央駅視察に向かう。朝のヨーロッパ・・・すんごい好きっ! 清清しい空気、疎らな人通り、、ですが・・空はどんより灰色(この変、中欧っぽい)ご機嫌に、地図を片手に、ニット帽で寝癖を隠し、素ッピンで 「フンフン♪」歩いてると、前からスーツケースをガタゴトひっぱる金髪のおねーちゃんがやってくる。で、避けて歩こうとしてるのに、どうやらこっちに向かって歩いてくる。 「へっ?!」 私に何かっ!? 「すみませーん。 ○○通りって どこですかー?」 とフレンチだった。。しかも、地図も持たずに、ホテルの住所だけ控えて持ってるなんてなんちゅうーチャレンジャーだ!しかも・・・。私はフランス語は少し聞き取れる程度で、ちゃんとしゃべれんでもでも・・・私は超えらい!旅行会社経営者なんで(いや、そこ自慢しなくていい・・)ちゃーんと地図は持ってるし、今歩いてるところを直ぐに見れるようにその部分を表に折ってるし。。彼女の行きたい通りがすぐに分かり教えて、あ・げ・る♪ 事が出来た。。実は、私は旅先で、 必ずと言っていいほど、道を聞かれる、又は写真を撮ってと頼まれる人。しかも、、ほぼ、日本人じゃないんだなーこれが。なんでだろー・・・ 「聞いて!」 「撮らせて!」と言う顔してるのか・・ま、とにかく そんなこんなで、とにかくプラハ駅に、最も近い距離で最も無駄が無い道筋を確認しながら行き着いた私は、駅内の素敵な場所を見つけ、後で同行者を連れて来る時喜ばせてあげよう~!なんて考えながら、ホテルへ戻る。既に7時を過ぎており、部屋へ戻らずそのまま朝食レストランへ。。といっても、部屋はその隣。昨日は、コールドプレイが流れていたのに、何故か今日はマドンナ・・うーん。80年代か。しかもアメリカじゃんか。 などと思いつつまたもや美味しいケーキに舌鼓しながら、キャッフェと、バヤリースぽいオレンジジュースを頂き、部屋に戻る。さてっ! 次の目的地に出発でーす。
2008年05月08日
カフカ博物館でうっそうとした気分だったのだけれど再び川沿いの気持ち良い風に吹かれて すぐさま復活!(早っ!)で、そのままずっと歩いてホテルに戻ることにした。朝とは違い、すっごい人・人!人!!!カレル橋もそうだったけど、それより旧市民広場はほんとにすごくて、前に中々進めない程・・色んな国の言葉で解説交じりの声が あちらこちらで発せられまるでお祭り騒ぎ・・沿道のカフェは、既に風情どころではなくとにかく座りたいって人が陣取って動かぬ状況。そんな中を潜り抜け、かれこれ7時間は歩き廻った疲れでホテルに戻ったとたん、全身の力が抜けてベッドにバタンと倒れたまま・・・30分経過・・外のあまりにうるさい若者達の声で覚醒。そこから、お茶飲んだり、本読んだりしながら寛いだ後、同行者と再び待ち合わせっ!市民会館のスメタナホール、、の、地下にある小ホールでのミニコンサートを聴きに行くのです。プログラムは、スメタナをはじめ、ドボルジャーク、モーツアルトとチェコにゆかりのある作曲家達の作品オンパレード!しかも超メジャーな曲ばかりで、素人耳でも充分、いやそれ以上に楽しめましたっ。同行者曰く、「今日っていうか、さっき合わせたばっかりみたいね。それぞれはうまいのに・・・」 とのこと。確かに、微妙というか(微妙じゃないか)ずれが気になる。けど、、なにより彼らはすっごく楽しそうに演奏してるのが良かった。オペラのアリアでの声量は文句無く、 「やっぱ日本人じゃでないよなあ」という迫力があった。ホールも、小さいけれど、こじんまりとボヘミア様式で美しい。1時間のコンサートはあっという間に終了~外に出ると、パラパラと小雨が闇夜を横切っており湿った匂いが石畳を濡らしてました・・・もう一度、旧市民広場に戻り、そこにあるレストランで夕食を頂く事に。。マスの素揚げに、豚肉のソテー、もちろん、例の蒸しパン(クネドリーキ)付き。ワインを飲み、うっすら闇夜に浮かぶティーン教会を眺めながらうっとりとプラハの夜を過ごしたのでありました・・・
2008年05月07日
カフカ博物館は、モルダウ川のすぐ傍の、とても素晴らしい環境のもとにある。あまりに周りが明るく、平和な空気なのでまさかその中で、それ程 不安と恐怖を味わうことになろうとは考えてもみなかった。。。彼の作品には、学生の頃に出会い、代表作の「変身」を読んだあと、衝撃を受けて、すぐさま図書館で違う作品を探し、「審判」 や 「判決」 など読み漁った挙句、すっかり虜になったと言う訳 ・・・・・博物館は、外の賑やかさとはうってかわって ひっそりとしておりまるで 一人っきりで拝観している気になった。それくらい、疎らな客数しかいなかったから。。。よくある、だだっぴろい広場に作品が点在しているのではなく、細く、しかも、不安を掻き立てる為にはうってつけの暗さの通路が続きその間に、彼のヒストリーや、作品の謂れ、写真などが飾られている、という具合になってる。しかも、ずっと流れている「音楽!?」は、じゃっかん恐怖心をあおる静かな鐘の音だったり。。。する。一人じゃこわーーーい!かなり、いやーな気分になってきたので、急いで先へ進むと・・・今までよりもウンと暗い通路に入り込む。・・・・・・・・・・・そこには、延々と、ロッカーが並んでいる。ロッカーと言うか・・・実は死体安置所なんじゃなかろうか・・・それぞれのロッカーは、丁度人が一人は入れるくらいのサイズでそれぞれに、、、名前が入ってるからだ・・それらが、暗く、不安な音楽が鳴る通路を、数十メートルも埋め尽くす。そこを!一人で歩いてくんです。 怖いに決まってるじゃないですかっ!! しかも!しかもですよ。そのロッカー、所々、中途半端な感じに、空いてるんですっ。あーーーーーーーーーっ! そこから 何か出てくるのかっ!!怖いもの見たさで覗いて見ると(→覗くなよっ!)なにやら書類が入ってるだけで、人じゃなかった。。(当たり前だっ!)ようやく そんなロッカー死体安置所から出ると、そこには・・トドメを刺すように、拷問台のミニチュア版が 置いてある。。もちろん、使用方法の解説付きだ。。。ってなわけで、きっと私は相当蒼い顔して、明るく、暖かな陽気の博物館出口に一人、立ってただろうに違いない
2008年05月06日
お城を出ると、街まで、ずっと坂道が続く。石畳の坂道。プラハの市内は 大きく分けると、西岸の、小高い丘のマラーストラナ(修道院や別荘郡、緑が美しい公園の中にはケーブルカーが天文台まで繋がってる)東岸の、旧市街と新市街がある。それらが、この坂道から、 大まかだけれど、見渡せる。お天気も抜群に良かったので、丁度いい散歩、、、だったけどMOMOさんのお父さんは流石にここらで一息入れた方が良さそう。。ここからホテルまでは、そんなに離れてないし、一休みしてもらう事になり私は、一旦単独行動開始!大通りに出てから、お二人と別れ、そこから何気に川に向かって歩く。川が見えてくると、気持ち良さそうに散歩してる人達にならって川べりを歩く。。。気持ち良い風が川の方から吹いてきて、うっとりするほどに気持ちいい。何故か、日本の大きな川の、独特な生臭い匂いがないのはどうしてだろう?!なんて 思いながら 歩いてると目の前に、さっき坂上から見て気になってた 気球が突如現れる!まあるくて、シルバーで、なんだか人が乗ってるなああと思ってたけど近くで見ると、案外小さいもので、しかも下からロープで引っ張ってて飛ばされないように繋いである。10分いくら、とかの遊覧気球らしく、何人か順番を待ってた。座ってれば、ふわーーっと浮いて、ある程度のところで停まり川べりの街の眺めを空から独占できるって訳!!ま、、やらなかったけど・・気球を横目に、今度はちょっと細くなった道を歩いていくと、急に広い場所に出る。一角が、門から始まる邸宅になっていて、人が疎らに出たり入ったり・・・門までの壁に垂れ下がったポスターを良く見ると 「カフカ博物館」あーーーーーーーっ! 見たかったヤツだ!こんなところにあったんだ。。地図は大まかで分かり難かった上、場所が地図によって違う位置に書かれていて、どっちか分からなかった。移築されてたんだよね。。実際。もちろん!入ってみた。博物館入り口のドアを開けると、上品な金髪のオバサマが 「チケットもっていらっしゃる?」 と 聞いてきた。 「いえ。まだ持ってないです 」 と言うと、 「じゃ、あちらの売店で買っていらして」 と、やさしく促してくれる。 そーかぁあ。 ここじゃ売ってないのね。了解!土ぼこりが立つ中庭を通り、向いの売店へ・・・そこにはレジがあって、「Kafka Musium ticket here 」 と書いてある。良く見ると、ありきたりのグッズしかなかった店内はさらっと見過ごしチケットを買ってさっさと博物館へ。戻ってきた私に、にこやかに対応してくれたマダームに、別れを告げ私は。。。いままで体験したことない程、妙な気持ちになる博物館へ足を踏み入れるのよね・・・このあと。
2008年05月05日
とはいえ、寒い展望台。それ程、長くは居られず 人ごみに押されるようにして先ほどの狭い階段を、今度は下降する。グルグル グルグル。・・・行きほどの息切れは無いものの、今度は目が廻る。太ももも、登りの際、急激に使った筋肉が悲鳴を上げ若干震えだす。下まで降りると 若干温度も上っていて、少し落ち着き、外へ。城壁内には、教会や修道院、美術館もあり、1日かけてたっぷり見るのも良いだろう。ただ、一番にぎわっているのは、先ほどのヴィート教会の次に、黄金の路地。ここは、かつて城に使える従者である錬金術師達が住まいこの名前が付いたと言う。各々の家を瀟洒に設えて居た事で、今もその風情は素敵に残っています。実際は御土産屋さん通り・・ですね。入り口は屈んで入らなければならないほど狭く、中も決して広くは無いけれど、子供の頃にワクワクした穴倉感が蘇ります。それぞれの店舗も、とにかく窓辺が素敵。結局、よくあるパターンで、そういった一般の御土産屋さんでは 何も買わず店々から出てきて 満足。お店の人には悪いけど、ホントに欲しいものって、こういうところでは中々お目にかかれないもので・・店の人達も分かってるみたいで、商売っ気はゼロに等しい。お客さんが入ってきても、何を言うでもなく雑誌を読んだり、電話で話してたり。。。だもん。ま、いっか。とにかく、驚いたのは、日本人よりも、韓国人と中国人の多いこと、多いこと!実は私達が行った、この時間はツアーが流れてくる時間らしくとにかく団体のそういったアジアンが沢山、所々で写真を撮り店を出入りしてた。ここは・・・ハウステンボスだっけ!? みたいな。路地を出ると、プーンと、なんだかいい香りがしてくる。チェコ名物の焼きパン?みたいなのが露店で売られてるのを発見!その香りにつられるように、数名がその店に群がる・・・私達も・・その中の二人(MOMOさんと私・・)目の前の釜で焼くんだけど、一回に3つ程しか焼けないからなかなか順番が廻ってこず、10分ほどしてようやくGET!薄いパン生地を焼いた後、アツアツのところへアーモンド、カシューナッツ、グラニュー糖をつけるだけの簡単なモノこういうの見たら、食べたくなる私達! でも、香りほどは それほどでもないお味で・・・この後、何件か、これを売ってる店に出くわしたけれど、買わなかったです。。
2008年05月04日

列の先頭で待たされてた私達は、やがて、階段通路へと誘導される。そこからは、、ひたすら前を見て登るのみ!忘れちゃったけど200段はあっただろうか。とにかく グルグルとカタツムリの家の中!みたいになってる階段を、目が廻りそうになりながら、時々息が切れそうになりながら、登る。たまに 降りてくる人達の足音が聞こえると、ちょっと広めの空間に非難して 通り過ぎるのを待つ。これを何度も何度も 何度も!繰り返し、ようやく頂上付近になるころ。「one more step !」 とか 「Almost!」とか声を掛けてくれる人が増えてくる。あーー。。(ハアハア・・・) もうすぐ・・・(ゼイゼイ)・・・なんだ・・(フーツ!)その努力はそのあと、100%、いや それ以上に報われます!!それだけの景観を手に入れる事が出来るから!360度、プラハの市街を見渡す展望台。狭くて 寒くて、混んでて、。。。なのに、この景色を見れば、そんなのは 全部 帳消しに出来る。どこまでも オレンジ色の屋根瓦。どこまでも、「ビル」と敬称されない建物郡どこまでも、若干くすんだ石畳のやさしい色。どこまでも、中世そして、その間を悠々と、余裕の面持ちで流れるブルダヴァ川。川に架かるいくつもの橋が、その勢いと迫力を やさしく緩和してくれ、目の前の景観を一つの絵画のごとく、魅せる。激しく、まだ冷たいプラハの風に、さらされながら暫く動けなくなったのは、寒さのせいではない。その景観から、これらを死守したプラハ市民の想いが間違いなく、私のこころを、捉えて離さなかったから、ではないかと思う。
2008年05月03日
なんだか ダラダラダラと書いていたらいつもの勢いが無くなって おもしろくなくなってきたなああなんて 思いながら 記録としても書いてます。お昼をたっぷり食べ、ビールを少し飲んでしまった私達はこの後、、、非常に眠くなってしまうわけでして。。(当然っちゃー当然)でも ここまで来たからにゃープラハ城を見ない手はないわさ。とにかくさっきレストランで見えてた坂道を えっちら おっちら登りきりものすごーくでっかくて見事な彫刻が施してある城門をくぐり中庭にあるチケット売り場へと足を運ぶ。チェコだけじゃないけれど、ヨーロッパってシニアやファミリーに対する福祉や保護なんかがすごく行き届いていて、とにかくどこでもシニア割引があり、たまにファミリー割引もある。ほとんどが半額近く。 場所によっては、60歳以上だったり70歳以上だったりするんだけれど必ず聞いてみるべき。チケットは2000円くらいしちゃうので。私達はイジー広場や、奥にある黄金路地と言われる小さなショップが寄せ集められたところまで行きたいので、チケットを買う。実際・・見ごたえがあり、素晴らしかったのは、中庭を越えたところにあるヴィート教会。 ここは様々な作家のステンドグラスがもうほんとに圧巻!チェコを代表するムハのものもあれば、超古典、斬新なものなどもあり必ず好みのタイプが見つかるはず。あんなに様々な種類のステンドグラスが見られる教会って他にあったかしら。とにかく、光の入る具合や、立ち位置でも違ってくるので一人、クルクル廻りながら、夢中になって観てることに気付く。天井の梁の曲線も、とても美しくて見とれます。ガラスのある一点を見つめていると、そこから すーぅっと いくつもの光が 教会内に差し込んでいるのが見えてくる。それを目で追っていくと、やがて古木で燻しがかった年代ものの横長椅子にぶつかる。そしてそこにもグラスの色がほんのり映りこみ、それに気がつくとそれはもう見事なくらいに各々のグラスの色が椅子に沁みこんでるのを観ることが出来る。鮮やかではないけれど、独特な色となって目を癒し表舞台ではないところで、かすかに光を反射させ、皆が気付かぬように教会の中をほんのり照らす椅子達がとても高貴なものに思えたのはなぜだろう。全てのステンドグラスを観終わった頃に、ある列にぶつかる。教会の鋭塔上部まの展望台まで行く階段入り口に並ぶ列。なにせチョー狭い階段なので、渋滞すれば それこそ窒息しちゃうんじゃないかってくらいになる。だから、それを緩和させるために、上り下りする人数制限をしてその待ち列なのね。
2008年05月02日

さて。プラハ市内散策の午後バージョン。今度は、モルダウ川の対岸にあるプラハ城へと向かう。まだまだ健脚の私達はめげずに、ずっと「歩き」です。先ほどのカレル橋を渡り、ずっと右へ反れていくと、そこにプラハ城が高くそびえて見える。14世紀に完成したと言われる小高い丘に建つ このお城はプラハの美しい赤レンガが並ぶ景観を損ねることなく、美しい。ただ・・あと少し!ってところで 腹ペコになってしまった私達(実は私が一番はらぺこ)は城壁近くにあった 小さなレストランで昼食を摂る事にした。坂道に途中にあるもんだから お店も若干傾いてる感じ。でも中に入ると、その坂道がいい感じに窓からの景色を作ってる。窓辺に飾り付けてある黄色い花と蔓がなんともイイ感じに相まってベストショットが撮れましたっ!!!なぜだか両脇にはスケート靴だの、登山靴などが配置してあって、真ん中にこのタイプライター。。。 実際 どう繋がるのか、意味も分からないんだけどでも素敵じゃないですか~!? 窓辺のデコは、私が思うに、オランダの次にセンスいいかもしれません。チェコ名物 クネドリーキっていう もっちり蒸しパン(この後も、イヤ!って言うほど食べた・・)ビーフの煮込みスープみたいなのと、クレープの上に、ハム。 その上にとろーりチーズがたっぷり掛った一品は 結構美味しい。でもね。・・・濃いんです。味が。。。塩分が・・・キツイ。薄味慣れてる京都人の私には、これは。。結構キツイ。で・す・が・・・ビールがうまいっ!チェコはピルスナーの発祥地でもあるので、フレッシュでサラリとしたビールはほんとに美味しい~♪最後は、アップルパイにホイップがたっぷりついたデザートで締める。これが・・・アツアツで、、、、、美味しい~♪めっちゃくちゃ美味しい。。。もいっかい食べたい。。
2008年05月02日
最近。。。連夜 連日 外出が続いているので若干グロッキー気味ながら、毎日更新を心がけてますっ!さて。プラハの市民会館の中は、ガイド付きツアーに参加しないと見ることが出来ません。しかもこのツアーは英語ガイドのみで、1時間以上掛ってしまうので時間が限られてる私達にはちとキツイ。市長の間にあるムハ(ミュシャ)の室内装飾も魅力的だけれど今回は諦め、会館の中にある有名なカフェ≪カヴァールナ・オベツニ ドゥーム≫にて霧で冷えた身体を温めました!同じように、ツアーに参加しないまま、内部を見たいという人達がやってきており、客はほとんどが外国人。温かいコーヒーと 「美味しい」とガイドブックに書いてあることもありケーキを1カット 皆でシェアしようと、頼む。選んだのはフルーツがたっぷり乗ったジェリーケーキ。味は・・・そんなに甘くない。 そして、すっごくシンプル!日本の繊細な味付けに慣れてる私達にはちょっと物足りないかも。3人で1カット・・・充分です。市民会館を後にして、次に私達が向かったのはキュビズム博物館である 「黒いマドンナの館」いやあ。。ここは面白い。階段から、ショップ内部から、廊下からトイレから椅子から・・・なにもかもキュビズムアート。流線型に慣れてる目は、奇抜な形に釘付けになっちゃいます。2階より上は海外や彫刻、家具などが展示してあり入場券が必要。階毎に違ったキュビズムを楽しめ、2階のカフェでも面白い模様、形の家具達に、飽きることが無い。ふう。。。半日でも結構色々見れる。プラハは観たい場所が終結しているので短期間観光でも、充実度は高いんじゃないだろうか・・・
2008年05月01日
大人の女性の旅をサポートするチェルカトラベル 代表 井上 雪子です。さて 今日もチェコ旅日記続きです。霧に包まれたカレル橋は、ほんとにロマンチック。と言うか、霧のベールに包まれてるヨーロッパほどロマンチックに想像できるものはないんじゃないだろうかと思う。橋の手前(旧市街側)では、数キロ先がはっきり見えないくらい濃霧だったのに、渡りきった頃にはすっかり晴れていた。晴れてしまってもそれはそれで、ブルダヴァ(モルダウ)川の両岸が美しく鮮明に川面に写り込み それはまた見ごたえがある。橋の上には行商人がおり、絵画や置物、アクセサリーなどを露店で販売していて、それらを見るのもおもしろい。プラハ名物のマリオネットもどきもあった。(買わないけどね)あと驚いたのは、橋で 犬を散歩させてる人を良く見たこと。しかも同じ種類の犬を見ることは無く、全て違った色、大きさ、犬種。これも面白い。スーツ姿や、カッコいい皮ジャンを着た女性が、颯爽とスマートなダルメシアンを散歩させてるなんて、めちゃめちゃイケてる。日本じゃあ、、あんまりお目にかかれないなあ・・・私もちょっとお洒落に犬散歩愉しもう!って思ったくらいだもの。さて。市内散策のはじめは、川の袂から路地を抜けた、旧市街広場から。最近有名になったティーン教会、市庁舎の天文時計などがあり、多くの建物は14世紀以来、当時そのままの景観をほぼ維持している。爆撃を受ける戦争をしてきなかった功績が、その素晴らしさを増長しているのは間違いない。私が住む「古都」京都には、実はそういった古い建築物が、当時そのままの姿で残っている場所など 殆ど無い。そういった現状からしても、プラハの街そのものがどれだけ人々に愛され、守られ続けてきたのか。。。計り知れないと思う。と、そんな風に考えながら歩き出すと、足元に広がる石畳からさえ、滲み出だしてくるものを感じ取れたりするもので、散策が2倍にも3倍にも、貴重に思える。これも旅の楽しみ方の一つじゃないかな・・・更に、若干迷路のような入り組んで、曲がりくねった路地を進みアールヌーヴォー建築を代表する市民会館へと向かう。既に夕方から始まるミニコンサートなんかのチケット売り(ダフ屋もいる)がウロウロしているので、当日のプログラムを見て、気に入れば当日券を手に入れる事も可能。(人気モノは早くにSOLDOUTみたいだけど・・) 大概が、スメタナやドヴォルジャーク、モーツアルトのメジャーな作品の有名な章だけを、オーケストラではなく、管弦楽又はカルテットで演奏するもの。 1時間ちょっとで、10曲聴いて後ろの方の席で¥5,000程。 このレベルだと、日本じゃもうちょっと安くで聞けるとは思うけれど・・・
2008年04月30日
この日記。1日一回更新してます。。一応。さて。昨夜は、薄ぼんやりした意識の中で、何度かの<ピーポー~>と何度かの≪ウー~!!≫を聞いた覚えが・・・ある。と言う状態で時差ボケもあり、6時半起き。普段だったら、睡眠妨害される事が一番の弱点である私には到底我慢出来ないシチュエーション。ですが、やっぱり旅先だと違ってくる。断然元気。きっといつもと空気感が違うことで、しかも、日本以外の場所に頭の中だけじゃなく身体までをもトリップしてるこの感覚に私の中の血が騒ぐと言うか。。。そういう事なんだと、思う。慣れた作業を済ませ(洗顔とか着替えとか・・ね)、直ぐ隣にあるレストランへ朝食に向かう途中も、一人っきりな事さえ嬉しくなりフフン♪と鼻歌なぞ聞かせながら廊下を歩く。ホテル公式HPで見るより狭い感じがするレストラン。いや、実際、参った。HPとの違いを、こんなにも分かり易く、まざまざと見せ付けられたのは久しぶりだ。広さと言うか、色と言うか・・・ま、磨耗した部分や、日焼けによる色の変化なんだけれど。。。ま、それはさておき、朝食は なかなか豊富なメニューだった。シリアルも数種類、ジャム類は5種ほど。ハム、ソーセージ、ベーコン(これが結構美味しい!)タマゴはふわふわ。サラダはカッテージとオリーブとベビーリーフを混ぜた、ちょっと塩ッ辛いものだったけれど、まあまあイケた。でもホントに美味しいと思ったのはデザートのケーキ!ティラミス風のパウンドケーキ。タマゴたっぷり入ったクグロフ!お腹一杯だー・・と思いながらも大きな一切れをペロリと平らげたくらい。コーヒーは、ちょっと「?」が頭をよぎる味だったけれどフルーツジュースは新鮮で美味しかった。。。と、そんな朝食を済ませた私は、部屋へ戻らずそのまま外へ。そう、昨日のお二人と市内一巡する為に、カレル橋たもとで待ち合わせ。昨日のフロントボーイに、手を上げながら上機嫌でドアを開けると・・・ さっ。。。さぶっ!!!霧が立ちこめるプラハの旧市街・・・気温はなんとその頃2℃ほど。そりゃあ 寒いさ。皆さんダッフルやダウンジャケットなどお召しになってるのに、私は薄手のシャツブラウスと薄手のセーターの上に、カシミアではあるがショールをかけた状態で出かけたもんだから、そりゃ 寒い。んーーでも、取りに戻ってたら時間に間に合わないし・・・歩けば暖まるっしょ! と勢い勇んで歩き出す。。。。っとまあ ものの2、3分で確かに暖かくなってきた。共和国広場の美しい建物を横目に、路地を川へ向かってひたすら歩く。美しい石畳に、朝早く通勤する人達の靴音が静かに響く様は、まるで雑誌の一ページに思えて、少し立ち止まってはいちいちデジカメを取り出したくなる。待ち合わせのカレル橋に着く頃には、さっきまで疎らだった観光客がどこからともなく、ざわざわと沸いたように増えてきておりあっという間に橋は、カメラを手にする人で一杯になる。プラハ。世界遺産の街。当然の認定だと、そう思わざるを得ない景色の数々に私は出会います。
2008年04月29日
騒がしい機内から開放され、プラハ空港に降り立つと、そのままターンテーブルへ。そこで今回の同行者に会う。彼女らはパリ経由で20分前に到着しているはず・・・っと、一番奥のターンテーブル横のベンチにお二人を発見!無事合流。。とりあえず安心して、再会と初対面の挨拶。。既に夜8時半。外もやや暗くなりつつあるので早々と市内へ移動しようと、シャトルバスやタクシー乗り場へ向かう。そこには、黄色いヤッケを着た 「キャブ案内お兄さん」 が居てシャトルタクシーとお客さんを誘導してくれる。この「シャトルタクシー」 は、貸切タクシーとも言って要するに定額で、空港と市内を移動してくれるもの。貸切なので、融通が効いていいんだけど、高い!3人でホテルは二箇所、と言うと900コルナ(約6,300円)を要求して来た。市内までは、かかったとしてもセイゼイ20分程。これは高い。で、隣の乗り合いタクシーに聞いてみると、こちらは3人で600コルナ。約4,200円。 但し乗り合いなので何箇所かホテルを移動する必要がある。場合によっては最後になって、少し時間がかかる。、にしても 乗客は7名。・・じゃ、こっちにしよう!ってことで早速乗り込む。空港の敷地内の景色から、一般道路に入り、木々が閑散と並ぶ景色へ変わる。そのうち、ボンヤリ市街の明かりが浮かんできてやがて前方一面に旧市街が広がる・・・ 「あ!!!・・・ 街だ・・・素敵・・・!」プラハ城の裏側がライトアップされてぼんやり浮き上がりすぐにモルダウに架かる橋を渡り、旧市街の中へ。夜に、こういった古い街に入るのは、まるで夢の中にいるような錯覚に襲われる。映画のワンシーンのような、しかも昔の古いモノクロに近い画像と目の前の景色がだぶる。車内は、間違いなく100%観光客なので、その中の誰もがしばし 声を出さずに その景色に見入ってたはず。「やっぱり、来るべきだったんだ・・」って確信しながら これからの旅への期待は 更に膨らむ。 最初に到着したのは、なんと 私のホテルだった。旧市街のとても便利な場所にあるデザインホテル。実はここしかリーズナブルな値段で、しかも清潔そうなホテルが他に予約できなかった。一番ノリで降り立ち、荷物を受け取り、入り口へ向かった・・・はずが直ぐに階段・・・!?アパートみたいな作りで、フロントは何処?! と思ってたら 「Hey , Ms !! 」 と、どこかからか、声が・・ガラガラと入り口近くに戻ると、ドア横のガラス張り(だと思った)のドアが開く・・・あり!?これ ドアだったんだ!?そこには、、、ゴールドの巨大なボール型デスクが4つ並んでおりその向こうにフロントボーイ!が座ってるじゃありませんかっ!(なぜか興奮)「チェ、チェックインお願い!」 ・・と 戸惑いながら言って見ると「ふふ。。もうちょっとでここを見逃すとこだったね。」 と笑われてしまう。たぶん、多いんだろうなあ・・そういう人。チェックインをさらりと済ませ、一階すぐそこにある部屋に入るとそこは・・・例のそういった類のホテルみたいだった・・・バスルームとベッドルームの間は、全面 鏡張り!枕の辺りには、こんどはシルバーボールの画像が入ったシルクスクリーンベッドは上質で、リネンも真っ白なので気持ちよかったし、バスルームも洒落てて それこそ、キュビズムアートが施されてデザインと言えば、デザインなんだが・・・うーむ。それに、既に夜11時過ぎだと言うのに、外はまるで昼間の様なノリの若者達が騒いでる。。しかも頻りに救急車やらパトカーが・・ね、、寝れるか?私・・・!
2008年04月28日
ヘルシンキ発 プラハ着 フィランド航空の機内は満席。私の隣には、二人の超おしゃべり好きなフィンランドおやじ。離陸して、「ベルトのサインが消えますと」(CA風)、すぐさま立ってトイレに行きたいと一番奥のフィンおじさんが言い出した・・・でかいフィンおじさんです。移動もとても大変そうで。とにかく通路側、真ん中の二人が通路に非難して、やっと通路に出られるフィンおじさん。(わざと連呼)トイレに行ってる間。。。ひたすら待つ。。。。。。。それが長い。もう一人のオジサンと目があうと、手を広げて (全くもう・・)と言った感じ戻って来たら、すぐさまキャビンからカートが《走って!》くる。そう・・・この2時間足らずのフライトにもしっかり機内食が・・・私にはベジミールの 野菜サンドと、麦芽パンと、なにやらデザート。。。それを隣のオジサン達は不思議そうに見てる。「ベジミールですから・・」 と 何とかのCMみたいにちょこっと説明すると「あ~っ」と納得。二人には、ハムが入ったようなホットドックのようなものと、更にパンそれにデザート。デザートはティラミス風なもので、すごく美味しそうだった。に、対して私のは・・・なんと、《たぶん》 玄米シリアルに、ジンジャーとアップルのざく切りを加えて固めたオーガニックスティック。。半生風。歯ざわりはジャリジャリ、クチャクチャ。。甘さもすっごく中途半端で・・・う・・うーーーん。美味しくは、無い。半分程で食べるのをやめ、ちょっこしため息した後、「カフィ? ティー?!」 がやって来たので、「カフィ」を頂く。!? うぅっ なんだろ。いつにもまして 変な濃さ。匂いも馴染みのものじゃない。 非常に 「個性的!」な味。って事でそれも脇へやり、さっき没頭してた読書に戻る。隣のフィンおじさん二人はワインとビールで既にかなり出来上がった状態で ぴーひゃら ぴーひゃら 騒いでる。 気を良くして、私が読んでる本を覗いて、しゃべりかけてきた。「しょれって、どっちから読みゅの? 右から?左から?上から?下から?」・・・・・・・・・・下から・・・って。そんな読み方あるんかいっって突っ込みたくなるのを抑えて「右から左へ、センテンスは上から下へ読むんですよ」「ってか、しょれって何語なんじゃい? わひゃわからんわー!」「日本語ですよ 見たことないですか?」「にひょんご きゃー。ひょんなの わひゃるわけにゃーい!」ま、訳したらそんな感じで、何はなしても、面白いっちゅう状態。既に赤ら顔だし・・・「わしらは、あいしゅほっけーの試合を観にいくんだぎゃ。。こいちゅとわしゃ、サポーターなのしゃー!あしゅこにしゅわってる若いもんたちゃあいしゅほっけーの有名なしぇんしゅなのしゃー!ほい、あしゅこ!おっきなやちゅら! かっちょいーじゃろ!ひゃひゃひゃ~ 」・・・・・・・・・・そんなおっきな試合の選手じゃないでしょ。。なんて思ってたけど実際、翌日のプラハのテレビでチェコ対フィンランドの試合を生中継されてたのを見て、驚いたのは言うまでも・・ない。
2008年04月27日
1度目とほぼ同じようなメニューの2度目のベジミールを頂いた後は1時間程で、ヘルシンキ・ヴァンター空港に到着。名古屋空港からは、約9時間50分。。近い。ハワイが8時間くらいだから、ちょっと余分に乗るだけで、着いちゃう。やっぱいいよなあ。。飛行時間短いの。馴染みの空港って ほんとに安心する。シェンゲン条約協定国同士の乗り継ぎなので、ここで入国審査を終えれば後は、チェコまで国内線扱いとなる。気が楽・・・。しかも、私がとっても好きなフィンランド航空係員のオジ様が乗り継ぎ案内場所に、いつも立っていらっしゃる。お仕事熱心なのが、見ていて良く分かる。もちろん、日本人クルー。 素敵です♪ま、それはさておき。乗り継ぎ時間は約3時間。 入国審査を終えた後、空港内でひたすら次の飛行機の時間を待つ。ターミナル内は細長い構造で、ゲートまでの長い廊下には両サイドにみやげ物や、ブランドショップが立ち並ぶ。フィンランドらしく、マリメッコやアアルト、ムーミングッズそれに、スモークサーモンや、キャビアといった食材も多い。日本から持ってった分厚い本を片手に、カフェでミネラルウォーターとドーナツ一個を頂こうとレジに並ぶと。。なんとレジスターが打ち出した金額は、5ユーロ!(約900円!!)え?!500mlのミネラルウォーターと、ドーナツただの一個だよ!?間違ってないかい!?・・・いーえ。合っております。ヘルシンキの物価は超高いのでございます。もっとゆーと、ユーロ圏で、都心で、しかも空港は、とても高いのでございます。くっ・・・そうだよな。今の円は、ユーロに非常に弱い。。。ま、でもポンドよりはマシだよな・・・なんて変な解釈しながら、渋々5ユーロを出す。はあ。。しかしながら、フィンランドの針葉樹が美しく見える空港の眺めにはそんな私も癒される。北欧の独特なヒーリング効果と言うべきものだろうか。ムーミンを見てると良くわかるはず。険も棘もなさそうな・・・そのあとは、すっかり読書に没頭してしまい、あっという間の乗り継ぎ待ち時間だった。早くからゲートに居た私の横、後ろには、PCを膝の上にカチャカチャやってるスーツ姿のお兄さんや、なにやら騒がしいスポーツウェアを着たおじさんが数人。その前に、でかい図体の兄ちゃんが数人。隣の座席には、韓国人団体旅行グループが1組。ほぼ最後くらいに機内に入った私の席には可愛らしいチェコ人のお嬢ちゃんが座ってた。 「へ?」って 席を指差すと「ごめんなさい、私達三人友達なんで、ここに座らせてもらえませんか?私の席は、こっち(通路を挟んだ隣)なんです。」 「いいわよ、全然。私一人だから・・」ってニコニコその席に座ろうとすると・・・その奥には、更にニヤけたスポーツウェアオヤジが二人こっちを向いて座ってたのさ・・・ふっ。
2008年04月26日

カウンターでのチェックインには1時間を要し、あっという間に出発の30分前になってしまった。日本の免税店では、常用のロクシタングッズが随分安く手に入るので少し買い物したいって思ってた。だから検疫を済ませると、すぐさま免税店街へ。関空じゃないので良く分からずロクシタンを探す。。。この時間の出発便はほぼ、同じくらいなので、既に皆さんゲートへ向かった後と思われる。 客は疎ら・・・でも無理して行った甲斐あり、やっぱり断然安い!狙いのリキッドパフュームなんて、市内の半額!うーーん。一杯欲しい・・でもまだ往路だし、荷物もってウロウロは究極に嫌う私だもの。2本だけ。。。そんなこんなでゲートに到着したのは、出発の20分前。そこには、関西空港からの客も混じった常客でごった返してる。とたんに搭乗案内が始まり、機体までの通路を歩きながらふと雨音のする外の景色を見てみると・・・ムーミン!!?そう、今回はムーミンデコレーションされた機体だった!かわいい・・雨に濡れてちょっとかわいそうだけど。。機材はエアバスA340座席配列は、2-4-2 要するに、 窓 ○ ○ 通路 ○ ○ ○ ○ 通路 ○ ○ 窓ってな感じで 私はいつも通路側。しかも4席中の通路で、隣がこれまた空席ラッキー♪ 本やら、入り口で貰ったミネラルウォーターやらを無造作においても平気! イヤホンもそこに置いても平気!ブランケットも、ピロウも2つGET♪エコノミークラスでもこうやって2席占有できるなら全然OKですよね。なんとなく 「♪」マークを出しつつ、暫くするとSKY Bites っていう私の大好きなビスケットがやってくる。 サクサクと、ほんとに美味しい。これをオレンジジュースで頂いてるとさっき朝ご飯のお粥を食べたばかりなのに、またお腹が空いてくる。いつものことだけれど、往路はベジタリアンフードをリクエストしている。なので、ボリュームは、期待出来ないんだけど・・・ね。そのうち ほわぁああん・・・と機内食のなんとも中途半端な「いつもの」匂いが機内を充満させる。国際線の飛行機に乗ったことがある人ならダレでも覚えてる、「あの」匂いです。フィンランド航空さんは、メニューを配るのではなく(あくまでもエコノミークラスの話)1種類しかないので、アナウンスで内容を流すのです。 「今日のランチメニューはほうれん草のグラタンです 」 などと、メインメニューをさらっと流す。私はベジタリアンなんで、関係ないのですけどね。さて。スペシャルミールリクエストパッセンジャー(長い・・)の更なる特典とは・・・そう、一番に運ばれてくる事なんです。席番号と、「VGML(ヴェジタリアンミールの略)」と書かれたシールをペタっと張ったプレートを持って、ニコニコと笑顔のCAが 「are you vegi meal?」 と中途半端な英語で聞いてくる。わたしゃ ベジミールって人じゃないわさ。 で。。。やはり・・・野菜だ。。(あったり前でしょが)ラタトイユ風野菜の煮物、パスタ、野菜サラダ、ホットヴェジタブルそして、バター無使用のブレッド(多分)。これにバターがあれば、私としては満足なんだけど動物性素材を一切排除しているから仕方ない。パサパサしたパンに、大量の野菜ディッシュを、周りの人が 「え?なんであの人だけ先に?!」 みたいな視線を四方八方から投げかけるのも構わず、頬張る。結構美味しい。。。と言うか、本来は、これだと到着してからも慣れない欧州食を、そんなに無理なく受け入れられるから選んでる。美味しいなら、尚更嬉しい。さっさと頂いちゃったあとは、オンデマンドの映画を観る。うまい具合に、名古屋路線は、占有モニター付きの機材。まとめて3本の映画を観た。・ 「エリザベス」 ちょっと古いが、ケイトブランシェットの演技が迫力あってイイ!・ 「椿三十郎」 びっくりした。。。森田芳光監督ってこういう映画を撮るんだって。 こんなにパロってるとは・・・テレビドラマの粋だ。。。・ 「Lion for Lambs」 http://www.lionsforlambsmovie.com/ レッドフォード監督 メリルストリープ/トムクルース 主演のテロもの。 短い映画だけど、これが一番面白かった。 アルカイダや、ヴィンラディンが実名で出てくるし、アメリカのテロに対する 施策がすごいリアルに描かれていて、驚いた。 トムクルースが演じる、実は軽薄な議員役にも惹かれる。 ただ、政治苦手な日本人にはあんまり受けない内容かもしれないな。。。さて。少し・・・眠るか。
2008年04月25日
「ほんとに、すみません。。。 エンジントラブルでね。 関西空港発のフライトが飛ばなくなってしまって、 皆さん、名古屋発に乗っていただくようにお願いしてるんですよ・・」 と、馴染みの航空会社の方よりオフィスに電話が掛ってきたのが、 昨夜の夕方6時を過ぎた頃。 関西空港発便が飛ばないと言うか、そもそもヘルシンキから飛行機が 飛んで来てないっていうんじゃ、どうしようもない。 ここのところ、特に機体のチェックを厳重にしている、フィンランド航空は 最近、こういったフライトキャンセルが多いとは聞いてたが まさか自分が体験するとは思ってもみなかった。 面倒臭い。。京都から名古屋セントレア空港。 一度利用したけれど、新幹線から名鉄に乗り換える面倒さと 通勤ラッシュに合う可能性が高いことを考えると、もうすでにうんざり。 ただ、よくよく考えてみると、それだけメンテナンスに力を注ぎ、 お客様の移動のご迷惑より、危険の回避を最重要にしているからこそ こういった 『突然の変更』 をも余儀なくしてくるってことが分かる。 大変なクレームが出ることは百も承知。 しかもお客様の立場を考えてこそ出した苦汁の決断にもかかわらず、 日本人クルー達は、あくまでも低姿勢を続け、 お客様方への連絡と、迷惑をかける事への平謝りを 一晩中続けていたはずだ。 ブランディングや、シートや機内食など、分かり易い方法で、 単純に 客の好奇心を仰ぐようなことはしないけれど、 彼らのそういった姿勢は、私の口から 「この航空会社はホントに いいんです」 と言わせるに充分値する。 と、まあ 航空会社のPRをしてるつもりはないんだけど、 ともかくそんな事があり、朝から いつもなら関空への直通JR 「はるか」に乗るところ、京都駅の裏側に廻り、東京出張を思い出させる 新幹線に乗り込んだ。 まあまあ 混んでいたけれど 何故か私の隣だけは空席。 お。。幸先いいのかも? 名古屋までの40分弱の快適な新幹線から 今度は、名鉄に乗り換え、一路、金山へ。 ここからまたセントレア(中部国際空港)までの直通に乗り換える。 名古屋駅からセントレアまでの直行もあったのだけれど うまく繋げる列車が金山経由だったから。 私は元々荷物が多い方ではない。 けれど、この何度もの乗り換え移動。 しかも名古屋駅から金山は 通勤時間にも重なり、かなりキツかった・・ セントレアには予定の30分も前に到着したけれど、 とにかくチェックインを済ませようとすると、 「申し訳ありません。 昨夜の一件がまだこちらのコンピューターに 反映されてなくて・・ あと1時間程後に、もう一度、来ていただけますか」 。。。。。。。仕方ない。 朝ご飯でも食べるか。 腹ぺこだし。 ッてことで、荷物をガラガラ引っ張りながら、4階のショップ・レストラン街 へエスカレーターで上がってみる。 登りきったところにあった、お粥専門店にそのまま入り 「朝粥」をたっぷり頂く。結構美味しい・・それより 店員さんが とても気のつく良い人で、ほんとに 美味しい以上に、気分がよくなった。 こういうのって大事だよな。。特に今の私みたいな立場の人達には 必要だよなああ。 ってゆっくり食べて、ちょっと早めかな?とカウンターに戻ったら・・ 「ぞわっ!!!!!! めっちゃ並んでるやん!」 ・・・・・そうなんです。 チェックインカウンターには、関西空港から移動させられた 中高年グループ旅行の方々がずっらーーーーーーっと並んでおり 口々に文句を言い、添乗員さんは慌てふためき、 なかなか進まない列を睨み付ける個人外国人客達がうっそうと 立ち並んでいるそこへ 私はすごすごとカートをひっぱり後に続く・・・ しか・・・ないじゃん。
2008年04月24日
明日から海外旅行なのに、仕事が終わらずようやく終わったと思ったら今度は、パッキング。ふう。。夜10時。母に注いで貰った熱いお茶で仕切りなおしていつもの安物カートバッグにパッキングしかける。もう何度も 何度も同じ事をしているにも関わらず着ていくものだけは、旅、その都度、色々考えなきゃいけない。行き先の気温、気候、日中夜の気温の変化を予測して詰めるものを考えなくてはならないから。。今回はチェコのプラハと、そこから40キロ南下したチェスキークルムロフ。最後はヘルシンキでも1泊する。およそ北。しかも東ばかり。湿気は無く、乾燥した。。。となると、やはり秋モノって事になるな。それ程分厚くないハーフジャケットを中心に、色々と組み合わせを考える。非常用防寒のマフラー兼スカーフを2枚。手袋と帽子も。・・・実はこういうのは楽しいんだけど、こう時間が差し迫ってるととても、とても面倒臭いものになる。しかも頭が仕事のことでパンパンになってる今のワタシの頭ではいいアイデアが浮かんでこず、とにかく季節にあったものをどんどんベッドの上に放りだし、適当に選別して、いつものように端を合わせてピッタリと畳んで100円ショップに売ってる大き目のメッシュバッグにスライドさせるように入れる、と言う慣習となってる作業をするだけで精一杯。それが終わると下着類を小さな袋に、これもペッたんこに畳んで入れる。パンツ類は一番下にこれまたペッたんこに畳んで敷く。最後に四角く、どこにおいても立てられる化粧ポーチとコンタクトレンズポーチ。薬のポーチ。それに気軽に持って歩けるショルダーバッグに袋に入れたパンプスを詰めて、そのまま隙間に入れ込む。後は、お気に入りのミネラルウォーターと、ペットボトル茶を隙間に3~4本並べて終了。これがいつものワタシのパッキング。図形が得意だった私には、このパッキングパズルは結構楽しかったりするんだけど、やっぱ、いっぱいの頭では苦痛になる。終わって時計を見るともう12時。お風呂に入って、いざベッドへ入っても、、、眠れる訳ないんだよな。・・そんな頭で、、直ぐに。うとうとするだけ。それも何度も眠りかけてはふと起きる。しかもそういう状況でも不思議なくらい、律儀に目覚ましタイマーの10分前に必ずしっかり目覚めるワタシ。意識しているとそうなるのだろうか。これも体内時計というものだろうか。そして、職業病でもあるのだろうか。とにかく、鳴り出す前の目覚まし時計を止めて、寝ている息子達の頭をさらっと撫でながら、「じゃ、いってくるね」と聞こえるような聞こえないような声を掛け一階に降り、顔を洗い・・・水を一杯飲んだ後に、ちょっとだけ化粧をしてみて「ま、どうせあんまり変わんないし・・」と 鏡に変な言い訳をして玄関へ向かう。今更ながら、「どの靴にしようか」と迷う。決めてた靴が、今の服装と意外に合わない気がしたり・・・あーなんか こういうのは気にするくせに、すごく面倒。結局、見た目より長く移動する事に対する機能性を重視しいつものキャンペールの赤の入ったキャメル色の革靴を履く。こうなると、さ、もう迷わない。ドアを開けると、いつもより冷たい空気がすぅっと身体の中を通っていって、そう、今日はいつもと違う、「旅が始まる日」なんだって思わされる。また、始まります。ワタシの長い旅エッセイ。
2008年04月23日

女性の一人旅女性が一人で海外旅行をするのにとても重要だと思えるのがやっぱり、、ホテルなんです。私はホテルスティが好き。だけど、やっぱり良いホテルにスティするのが好き。(当たり前・・ですね)窓からの眺めや、部屋の感じ照明の暗さ、明るさ、インテリア。それらが自分の波長に合うものだったり、好きなタイプだったりするととても安らぎ、旅の楽しさを増長させてくれることは間違いないでしょう。 ここは、ドバイの砂漠中にあるホテル。エキゾチックな中にもシックな感じがとても良かった。なんと言っても色が素敵。照明の暗さは外から漏れる、少しキツメの日差しに丁度良くリラックスムード満開でした。ホテル施設の中にも、ところどころ、オアシスをイメージしたエクステリアのセンスが良く、1日過ごしても飽きたりず。・・・こんなスティだと女性一人でも充分愉しめますよこんな旅に興味のある方はチェルカトラベルまで。http://www.cerca-travel.co.jp お一人でも、リーズナブルに予約から出発、スティまで トータルサポート致します。ご安心してお任せ下さい。
2008年04月07日
女性の旅をサポートする女性のための旅行会社 チェルカトラベルの、井上です。ついにドルが100円きったどころか、昨日は一時95円と言う驚異的な数字を出しました!今が、正に近年では稀に見る 海外行き時なんでしょうね。。。アメリカでもヨーロッパでも。(ユーロも今安いです)ただ、気になるのは、やはり日本経済。そうやって 海外出発者が増えれば増えるほどに、日本のお金はドンドン海外に排出されていってしまうわけで。。。日本のお金の価値が更に下っていくわけで。。。手放しでは喜べませんが、そうバタバタ出ていかないだろうと思ってたこともありのほほんとしてました。ところが皆様、反応すごいです。。。さっそく、一人、二人とヨーロッパ、アメリカ行きのお客様が増えていきます。どうぞ 女性の方々も、お一人旅など 考えられる方も多いかと思いますが、海外での滞在、油断してはなりません!飛行機手配も、ホテル場所も、列車の等級も、「女性だから」 余分に気をつけて下さい!我が社では そういった 「ひとり旅」 や 「自分達で手配する旅」 をコンサルティング・サポートしています。どうぞ お気軽にお問い合わせ下さいませ ^^チェルカトラベル海外旅行コンサルタントtel:075-950-7149http://www.cerca-travel.co.jp
2008年03月18日
エッセイを書くのは好きです。小さい頃から空想癖があったのも事実で思いを口にするよりも、文字にする方がウンと楽しいし、伝わり易いと思ってました。今回の旅エッセイは、私が実際体験したものと、空想したものが入り混じって出来た物ですっかりリアルなものではありません。改めて最初から自ら読み直してみて、最初の文調と、最後の文調(これ、私の造語です。)が結構変わってしまってる事に気がつきました。後半は、エッセイと言うよりも、小説をかなり意識したものになってしまい私の本来の面白みが欠けてしまった感があります。でも。こんな私の未熟で稚拙な文面が、意外なところで反響を呼び沢山のご意見を頂いてびっくり。私の知り合いだけでなく、全く見も知らない方から「いつも楽しみにブログ(ブログでも掲載してたので)読んでます。」ってメールを頂いたこと。「この続き、次はいつUPされますか?」 といったようなコメントを頂いたこと。続けるのにとっても励みになりました~!また機会があれば、つくってみます。とにかく、皆様、未熟な私のエッセイを、最後まで読んで下さってありがとうございました!いのうえ ゆきこ
2008年03月16日
ベルギーからオランダ上空へ映り、パリまであと1時間ほどのフライトになった頃窓から見える雲が異常に多くなってきたのに気がついた。さっきまで朝日で輝いていた機内はどんより分厚い雲のお陰で 夜に近い夕暮れのような暗さに変わってしまった。徐々に着陸態勢に入ってくると、機体は少し下降気味になったりまた上昇したりを繰り返す。天候が不安定な時に、よくあることだ。しばらくして、アナウンスが流れるどうやら パリには珍しく、霧がひどいとのこと。そのお陰で視界が良くなるまで 何度か旋回する、、というような内容彼女の表情が若干曇る。 「大丈夫ですよね?」何をもって 私が、【大丈夫】などと言えるのだろうか。全くもって、私と彼女は、この飛行機のただの乗客であるというのは変わりがない。ただ強いて言うと、違っていたのは私が経験上 こういうことが「良くあること」だというのを認識しているので、「危険じゃないの?」とむやみに自分をあおる事が少ないというだけ。でも 初めて飛行機にのった彼女には、そういった認識があるはずもなく 「大丈夫。 よくあることだから 」という私の返事に、ただただ素直に《安堵の表情》を見せたのも至極当然のことだった。結局2回ほど上空旋回をして、パリのシャルルドゴール空港に到着したのは予定を、30分も過ぎた頃。私はもともと乗り継ぎのリスクを嫌うタイプで本来はパリで一泊したいくらいだったけれど、パリの市内に出るまでの煩雑さを考えると翌日の空港までの道のりがとても面倒な事に思え、出来るだけ乗り継ぎ時間を長くした上で次のフライトを選んでいたこともあり乗り継ぎに対しての不安は全くなかった・・・ただ。。。彼女のフライトパターンは知らなかった。「ちょっとさ、スケジュール見せてくれない? チケットでもいいわ」「え? えっと・・・ これですか? 」差し出された一枚の紙(Eチケット)を 暫く眺めてた私は固まった。もともとの乗り継ぎ時間が、、、、1時間10分しかなかった・・・既に30分が経過しているという事は、、、彼女は、あの広くて分かり難い空港で、たったの40分で乗り継ぎをしなければならない!初めての海外旅行初めての飛行機初めての乗り継ぎこの三重苦にして更に、乗り継ぎ時間短し!という課題!!!なぜ彼女がチケットを買った旅行会社のスタッフはそこまで 気が効かなかったのだろう。もともとの1時間10分でさえ少し危険だということを。私だったら 絶対、こんなフライトパターンで彼女を旅させたりしない!!この娘の前途多難ぶりを まざまざと見せ付けられた気がして私自身、卒倒しそうになった。ついていって、なんとか彼女を飛行機に乗せねば!いや、もう無理かも? 次のフライトを手配して貰う方がいい?空いてるだろうか。だめならパリで一泊させるか・・・・・・・・とにかく私が焦ってはいけない。落ち着いて、彼女にちょこっと伝えてみる。「 ちょっと、急いだ方がいいね。 次の便に乗るの。 」荷物をイソイソと降ろしながら、ハッチが開くのと同時に走って出ようと彼女に身支度を急かした。通路に列が出来る前に、私達はハッチ前に到着し開くのを待った。ハッチが開き、最初に目に留まったのは、エールフランスのクルーの姿だった。私は いつもと違ったクルーの様子にちょっと戸惑いながらもその間をすり抜けようとすると、 「Ms ○○?!」 と声を掛けてきた。私が 「No!」と応えようとしたその瞬間 「はい、私ですけど? 」 と彼女が応えた。 実は、私、ここへきて、彼女の名前も知らなかった事に自分でも驚いた でも 実際に驚いたのは、クルーの用件の方だった 要するに、飛行機の到着が遅れた為に、乗り継ぎする人で、 乗り継ぎ時間が少なくなった人を迎えに来ていたということだったらしく 私がそれを彼女に伝えようと、振り向いた そこには、 もう、彼女は居なかった。 既に、もう一人のクルーに、腕を引かれるようにして 彼女は通路を随分先に進んでしまっていたのだ。 後から、私に説明していたクルーもそちらへ追いつき やがて両方から支えられるようにして歩かされている彼女は、、、 まるで 連行されていくように・・・見えた。。。 そう、 逃れられない運命に 彼女は 連行されて 行ったのだ・・・・・・・・ 私には それから先の、彼女の旅のいきさつを知る由もない。 ------終わり-----
2008年03月16日
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