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2010.12.16
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もうすでにそうなってるのだが、今後はますます、 ・主体的にクリックしなくても、展開していくサービス ・意味なく、ひたすらクリックさせるサービス が存在感を増していくとおもう。 つまり、クリックに意味がなくなる。 まったくクリックしないで済むような テレビやデジタルサイネージ的なものか、 反対に、ゲーム的にひたすら脊髄反射でクリックし続けるようなものか。 一般的に、 男性はテレビを見るときに、リモコンのボタンをガンガン押すけど、 それには「選択」という意味があるわけじゃない。 ただひたすら押したいから押すのだ。 シューティングゲームで連射しているようなものにすぎない。 ほんとに必要でチャンネルを変える回数よりも、 意味なくチャンネルを変える回数のほうが多い。 「意味のある選択」をさせるようなクリックは、 全体のうちのほんの一部となり、そちらは、 限られたシチュエーションのみとなっていく。
2010.03.16
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企業の利益、売上、コストは、利益=売上ーコストである。そして、売上は、販売個数(顧客数) X 単価 である。一般に、ITを使って「売上」を上げる、 というのは、つまり、 「販路が拡大する」ことと同義である。 なぜなら、単価を上げることはITでは難しいので、(リコメンによる併売ってのもあるけど)ITを使って顧客数を増やすしかない。たとえば、「これまで届かなかったお客さんに届けることができる」 というもの。 分かりやすい例でいうと、田舎のお店が、ウェブサイトを作ったら日本中・世界中から注文されるようになった!的な話である。 もう一つのITのメリットは、後者の「コスト」も下げること。つまり、リアルなものをデジタルに置き換えたり、 情報を分析して無駄な在庫や投資を省き最適化することで経費を削減する、ということだ。 顧客を増やしつつ、コストも下げられるのがITだ。では、このITはメディア産業にとってどう作用するだろうか。 既存のメディアのうち、認知度が高かった媒体にとっては、 たとえば、新聞やテレビにとっては、前者の販路拡大効果、というのはほとんど効かない。 もともと知られており、すでに国内で大量に販売しているからだ。ITを使って、これまで新聞を読まなかった人にまで新聞を買わせることは、難しい。 海外の人に日本の新聞を買わせる、とか、地方紙が別の地域の人に購読してもらうことが実現するなら売上を増やせる。アメリカの新聞社だったら、ITによってアメリカ国外にも読者を広げられる。日本だと、日本語の壁があるので、IT化しても、海外の読者を増やすのは難しい。(海外在住の日本人には届けられるようになるけど)となると、大手メディアにとっては、後者の経費削減効果しか働かないのだ。 コスト削減も利益を拡大するための手段なのだが、 日本企業の場合、利益が多少増えても、売上が伸びなければ あまり評価されることはない。 また、たとえば新聞社のコストは、人件費と印刷代だったりするので、なかなかIT活用によっては削減しづらい。だから、すでに知名度のある大手マスコミはITをうまく使って売上を伸ばすことは、 なかなか難しいのだ。 ミクロ、すなわち、個別のメディア企業でみれば、・ITを使うことで、より読者や視聴者のニーズをつかんでよりよいコンテンツを作る、とか、・メディア認知度を利用して、低コストで物販(EC)に進出する、といった方向で、まだまだ売上を伸ばせるとは思うのだけれども。
2010.01.17
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アメブロは、登録しないけど、見たりコメントするだけ、という人が多い。 一方、GREEは登録者が多い。その結果、同じぐらいの人気の芸能人が両方のサービスを使ったとき、 GREEのほうが友達登録が多くなる。 その結果、足跡やコメントも増えて、 その芸能人にとっても、書くインセンティブが増える。 そういう意味では、 登録ユーザーの比率が高そうなGREEが有利だ。また、アメーバの場合、アメブロとアメーバなうにトラフィックが分散してしまうという問題もある。 アメブロは、登録しないとアメーバなうや芸能人のブログが見られない、 という仕組みとならない限り、コミュニケーション量の差で、 グリーが勝つ公算が高いと思う。芸能人の絶対数が多いアメブロ VS. コミュニケーション量のGREEという、面白い戦いになりそうだ。
2009.12.09
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いまや、キャズムって、超えるものではなく、捨てるものと、最近よく感じるようになってきた。 インターネットはもはやハイテクじゃなくなってきたこともあり、 最初っから一般層を狙いに行ったほうが、実はてっとり早いことが多い。 携帯公式サイトやソーシャルアプリみたいなプラットフォームが すでに完備している時代でもある。 マーケティングはそういった巨人の肩に乗っかる方法が一般化した。そうなると、実用性、面白さ この2つの要素がもっとも重要で、 それを十分にスケールするようにできるインフラ技術がポイントとなる。それ以外の、技術的に先進的かどうか、というのは、 もはや重要ではないのだ。
2009.11.26
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オンラインゲームやソーシャルゲームが注目され、粗製濫造されるようになると、かつてのアタリショックが再来するのではないか、というふうに見る人たちが出てくる。もちろん、個別企業でみれば、売れないゲーム、潰れるベンダーは山ほど出てくるだろう。しかしそれが業界全体を包み込む可能性は低い。しかし、消費者の側からみると、いくつかの理由から、アタリショックは来ないと見てよい。1. もともとゲームのレベルが低くてもよい人が相手、というだけで、ゲームの程度が低くても楽しめる。人間相手だったり、ギャンブル性があれば、ジャンケンだって面白いのだ。ゲームのレベルは、ゲームウォッチレベルでも構わない。ゲームバランスは人間によって作り出されるネットワーク外部性が効くので、たくさんの人がやっていれば、それ自体が面白みとなる。(ただ、後発が当てるのは難しくなるけれども)オンラインゲーム自体のストーリーやゲームバランスが悪くても、なんとかなるものだ。2. 無料+課金モデルアタリショックの時代は、実際に買ってみるまで試すことができなかった。ゲーム会社と消費者に、情報の非対称性が存在していた。今は、とりあえず無料で利用できるので、そもそも面白くなければ、お金が1円も必要ないので、時間があればいろいろなものを試せる。ゲームベンダー側にとっては辛い時代ではあるが。3. あとから変えられるゲームバランスオンラインゲームなので、あとからアップデートできる。4. 低い参入障壁アイデア次第で低コストで開発できる。飽きるスピードよりも、どんどん新しいものがでてくる。既存の大手にとってはしんどいけれども。5. 評価システムの存在オンライン上に口コミが存在しているので、ダメなゲームが長期ではびこる可能性は低い。一時的には十分にあるけど。ちなみに、iPhoneアプリは、発売本数でランキングされており、あまりレビュー機構がまだ生かされていない感じで、買ってみたらいまいち、というものも多いので、購入の満足度が低く、危ない気がする。
2009.11.15
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クリエイターと打とうとしたら、 「栗栄太ー」と変換されてびっくりした。 漢字変換の辞書がどんどん崩壊している気がする・・・。 それはさておき。 音楽系のアーティストというのは、ほんとに大変なんだろうなあと思う。 若くしてメジャーになっても、その後も有名であり続けることが難しい。 とくに音楽業界は、 コンテンツとプラットフォームが切り離されすぎていて、 過去に大ヒットを出していても、次の新しいCDが売れる保証がまったくない。 売れ行きと評価は必ずしも連動するものではないが、 販売ランキングだけを成功指標としてしまうと、 大御所であっても、つねにガチンコ勝負が必要となる。 そのあたりのプレッシャーは大変なものであろう。 そして、例外もあるけれど、 通常は、コンテンツ作成者側から、プラットフォーム側に回るのも難しい。 一方、IT系サービスの場合は、コンテンツでヒットを出せなくても、 クリエイターからプラットフォーム側になって長期に存続することもできる。 しかし、iPhoneのアプリのような世界では、 もはやクリエイターはプラットフォーム側に行くことは難しくなってくる。 そこが、日本の携帯とiPhoneの大きな違いであり、iPhoneシェアが上がると、プラットフォーム側に廻ることは音楽業界並みに非常に難しくなるだろう。
2009.08.25
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Googleのビジネス的な戦略はきわめて単純だ。 ダンピング(無料化)して、スケールさせ続ければ、一番インフラコストの安いGoogleが勝つ、というものだ。 固定費用である人件費はたとえ高くても、 変動費用であるインフラコストは極限まで安い。 この前提だと、 小さい市場では単に高コストだが、 スケールする市場ほど、他社を圧倒できる。・自社だけが(広告とかで)ギリギリなんとか利益が出る ・ひたすらスケールする というターゲットをつねに探しているのだ。
2009.08.04
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自分自身も、「インターネットベンチャーは、人数が少ないほうがうまくいく」と思っていた時期が、昔はあった。たしかに、人が少ないほうがオーバーヘッドは少ない。そして、3000人の社員を本気にさせるのは、2、3人を本気にさせるほうがずっと難しいのは事実だ。また、大成功する企業は、少人数のスーパーマンが何十人分の力を発揮した場合が多いから、少人数のほうがうまくいく、と誤解しまうのかもしれない。昔は、スモールスタートでリスクを小さくした方がうまくいく牧歌的な時代だったから、というのもある。でも、人数が少ないことは、うまくいくための十分条件ではない。むしろ最近は、人間が持つ生命力、みたいなものをフルに活用しなければなかなか勝てない。
2009.07.05
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ドワンゴ社長のブログに、「テレビが大型化して、気軽につけっぱなしにしておく人が減って、視聴率下がっちゃてんじゃないの?」という内容の日記があった。大型テレビって、とくにプラズマだったりすると、やたら電気代かかるからこまめに消すかもしれんし。http://d.hatena.ne.jp/kawango/20090702/1246496187鋭い視点だなー、と思う反面、「ん??」とも思った。視聴率って、テレビ単位での視聴率ではなく、あくまでも「世帯視聴率」である。http://www.videor.co.jp/rating/wh/09.htmだから、その家庭のどこかで、1人でもテレビを見てたら、カウントされる。つまり、視聴率100%というのは、全世帯で1人以上が見ている、という意味であって、全国民が見ていることを意味しない。大型テレビを購入しても、古い小型テレビを捨てずに別の部屋で使ってたら、視聴率は下がらない。家の構成員が多ければ多いほど、テレビの台数が多ければ多いほど、自動的に視聴率は上がる。(逆に、一人暮らしの人が増えると、視聴率が下がってしまう可能性はある)視聴率モニターを募るとき、どの程度こういう事情を考慮しているのかわからない。
2009.07.02
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今の時代において、ニュースとは、生活に必要不可欠な商品ではない。ニュースを見ずに困ったとか、新聞読まないとバカになる、なんてことはまずない。反対に新聞読んでるおかげで、賢い、なんて言われている人を見たことがない。じゃあ、価値があるメディアとそうでないメディア、意味がある記事とそうでない記事の差って、なんなんだろ。記事の価値って、周囲の人がたくさん読んで、それをネタにどれだけコミュニケーションに使えるか、だ。だから、その人の周りのみんなが読んでいる記事かどうかが重要なんだ。小説や音楽は、他人が興味がなくても自分だけが好きだから買う、というのは成立する。でも、ニュースにはそれがほとんどない。たとえ狭いターゲットでもいいから、そこで話題として流通すること。それがニュースの価値なんだ。
2009.06.21
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ブログツールは、編集ツールと表示ツールが別だった。SNSの日記の革命的な部分は、 日記を書くUIと表示するUIが同じデザインであること。Twitterの革命的な部分は、 自分、他人のタイムラインが見えているページ上で、 書き込みができること。 まっさらなところで書くよりも、 人の話や自分の前の話しに絡んで話すほうが楽だ。 ほとんどの人にとっては、 講演よりも、パネルディスカッションのパネラーとして話しをするほうが、 気の利いたことを言えるのと、同じように。
2009.06.16
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ウェブも、メールも、無線技術なんかも、 当初、研究用や趣味として成立したものは、 時代とともに、 エンタメ性を追求した「娯楽」 と、 日常の利便性を上げるための「実用」 との、二つのものに分かれていくものが多い。いまや、2chもSNSも、いまや趣味ではなく、実用として使っている人と、娯楽として使っている人に 分けられると思う。 Twitterは、まだ「趣味」の段階である。 将棋もまた、趣味なのであろう。 歌舞伎や落語鑑賞が趣味という人は多いが、 娯楽として楽しむ人は少ない。 漫才は、完全に娯楽化していて、 趣味という人はあまり聞かない。 音楽だって、インディ系を聴く人は趣味かもしれないけど、 浜崎あゆみを聴くのは趣味ではなくて、娯楽だと思う。 一番のボリュームゾーンに刺さるかどうか。 市場が大きくなって、ボリュームゾーンに刺さるようになると、 趣味でやっていた人から蔑視されるようになるのかも。
2009.06.07
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IE6のマシンで、 デフォルト検索にしていたGoogleが、 強制的にBing.comに切り替わった。 http://www.google.com/support/forum/p/customsearch/thread?tid=7e907aa8280aa661&hl=en ツールバーの既定の検索エンジンをGoogleに設定しているにもかかわらず、 Bingに飛ばされてしまう。 しかもGoogleに戻すことができないという仕様。 IE7では大丈夫らしい。 我慢してbingを使うか、IE7にバージョンアップするかしかないらしい。 さすがだなー。MS。
2009.06.06
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ウノウのサービスで、はじめてよく出来ているなーと感心した。
2009.06.06
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ウェブの事業者、という立場を離れて言えば、 ソフトウエア、サービスも、もっと値段が下がるべきだ。 回線はこの10年で劇的に下がった。 ハードウエアも、サーバーやノートPCの主要価格は5分の1ぐらいまで下がった。 性能は格段に向上しているのに。 OSもソフトも有料ASPも、値段はほとんど変わっていない。 機能もあまり増えていない。 まだまだ余力はあると思うのだ。
2009.05.26
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テレビ局自体がテレビショッピングをやるようになって久しい。このままいけば、音楽番組をみせて、直接、着うたを売る、とか、そういう販売業者としての売り上げがテレビ局を支えていくことになるだろう。売り手側が増えて純広告を買ってくれる景気のいい時期は、広告枠を売り、不景気は、番組連動で、自社でモノを売って行く。地デジ化後は、テレビ局はますますなりふりを構わなくなっていくことだろう。
2009.05.24
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otobokuのサービス自体は、 荒らしが多くなってしまい、うまくいかないかもしれない。 しかし、サービスの評価はどうあれ、サイバーエージェントという組織を高く評価したいと思った。 公開企業でも、新しいサービスを若手が作ってリリースできる、という点において。 そして、それを組織としてバックアップしているという点において。 http://ameblo.jp/cair/entry-10259506471.html
2009.05.17
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富士通が世界最速となるCPU「Venus」を開発、処理速度はIntelの最速モデルの2.5倍 CPU単体のスピードが速いことへのニーズは、 もうすでにほとんどの分野でなくなってきている。 物理シミュレーションやってる研究機関はほしがるだろうけど。 ニーズが小さければ、数がはけないので、 数倍速いかわりに、結局価格は数百倍、数千倍になるだろう。 戦時中、飛行機の機動性が重要だった時代に、 戦艦大和を作ってしまう巨艦主義のようなものだ。 サービス的に生き残れなければ、 すぐに数の捌ける民生用のCPUに追い抜かれてしまう。
2009.05.13
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夏から、アマゾンのAPIが、いっそう使いにくくなる。 これが何を狙ったものなのか、よくわからない。 アマゾンアフィリエイトを使う企業が減ると、1社あたりの売り上げが増える、 ということはあるのかもしれないが。 次の何かのための布石なのだろうか。
2009.05.10
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出版社も、既存の書店も、顧客が何を欲しているかを理解していない。グーグルもアマゾンも、 顧客一人一人が何を欲しているかを理解している。勝ち目がなさすぎる。 ただ、書店にとっての救いは、立ち読み買い、があること。 家電だと、実店舗で商品を見るけど、買うのはネット、 みたいなことにはなりにくい少額商品である、ということか。
2009.05.05
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・とにかく大容量メモリ サービスという点においては、メモリさえ大量に詰めればいい。複数CPUのサーバーを利用する理由だって「メモリスロットが多いため大規模メモリーを詰める」という部分が大きい。CPUパワーに依存するサービスは少ない。 ・小規模バッテリーを装備した電源装置 電源ケーブルが抜けてサービスダウンというトラブルは結構多い。バッテリーがあればそういうトラブルも減らせるし、電源落とさずに移動させることもできる。あとUPSでは、電源自体のトラブルに対処できない。 ・取り回しのいい電源ケーブル いまの標準的な電源ケーブルは無駄に長すぎるし、太すぎる。 ・無線LAN そろそろ、高トラフィックではないサーバーについては、無線LANに移行すべきころだとおもう。LANのケーブリングがなければ、データセンターの作業はずっとシンプルになる。 ・省電力CPU 電源容量に余裕が出る、電気代が安くなる、廃熱の悩みが減る、と、いいことづくめ。 そう考えていくと、 理想のサーバーは、大規模メモリを積めるようにしただけの「ノートパソコン」であればいい。 そういう意味においては、サーバーベンダーのブレードサーバーは、ユーザー企業にとっては少し誤りだったように思う。 ベンダー側の囲い込みにはいいけども、客にとっては省スペース以外はメリットがほとんどない。 あと、SSDかどうかは、多くのサービスにとっては、あまり重要ではない。 大規模データのシステム以外は、ディスクに頼ったらそもそも駄目なのだ。OS起動にしかディスクを使わないなら、そもそもSSDじゃなくて、コンパクトフラッシュかSDカードで十分だ。壊れてもすぐ交換できるし。 ユーザー企業がサーバーに一番欲しているのは、ディスプレイがなく、メモリスロットの大きいノートパソコンなんだけど、(ノートPCを売っているメーカーでさえ)そういうサーバーを安く販売するようになるまで、あと何年かはかかるとおおう。
2009.05.05
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マスメディアが凋落してきた、というけれど、 単なる「価格調整」「数量調整」という面も大きいと思っている。 僕がコミュニティサイトを作ってたころ、 たしか、個人の書いた日記のPV単価は、0.1円から0.05円 ぐらいで、掲示板はもっと安くて、値段がつかなかった。 そもそもPV保証でコミュニティに広告を出す人なんて いなかった。 一方で、ニュースサイトは、PV単価1円以上、 いいメディアだとPV単価5円ぐらいだったと思う。 その差を、媒体の人も、代理店の人も当たり前のように思っていた。 よく考えたらおかしな話だ。 同じ人が、仕事で記事を書いた場合と、自分の日記に書いた場合とで、 50倍も価値が違うなんてことがあるだろうか。 だから、世のコミュニティサービス屋はきっと悔しい思いをしていた。 時代が経って、掲示板や日記も、CGMというメディアの一種のように 次第に扱ってもらえるようになってきた。 PV単価の時代からクリック単価、アフィリエイトが主流になり、 効果測定がなされるようになってきた。 そうなったときに、個人の日記の差とメディアの記事が それぞれ本来の価格に調整されはじめて、 そこまではメディアが高いのはおかしいんじゃないか、 と広告主が媒体に払う金額を下げたり、お金を払っていた 読者がメディアに払う購読料を割高に感じ始めているのだと思う。 (潜在的に) しかし、メディアは、そう簡単に 広告単価も下げないし、購読料も下げたりはしない。 価格調整がなければ、かわりにそれは数量調整となり、 消費量が減り、生産過剰になっていく。 通常の商品とはもちろん多少違うから、 同じに扱うことはできないかもしれないのだけど、 多分そういう話だと思うのだ。
2009.04.17
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名刺ガジェットのPokenひさびさに、「ネットワーク外部性」の効果がダイレクトに出るプロダクトが日本上陸してきた。まだ現時点では、流行るとも流行らないとも確定していないサービスであるが、数十年スパンで考えれば、名刺交換のシステム化は必ず実現される。なぜなら、何十年後も、世間の人が紙の名刺を皆が使っているとはまったく想像できないから、「誰か」が「いつか」当てるサービスであると思うのだ。ただ、それがPokenなのかはまだ分からない。(ケータイの赤外線通信も、あんなの使わないよなーと思っていたが、ある時点から一気に普及した)とりあえず数万個単位でタダ配りしないと軌道に乗らないと思うけれども。
2009.04.12
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グーグルのサーバーは、 UPSで電気をバックアップするのではなく、 バッテリーを個別サーバーに内蔵している、 という情報が公開された。グーグル、自社設計のサーバを初公開--データセンターに見る効率化へのこだわりhttp://japan.cnet.com/special/story/0,2000056049,20390984,00.htmhttp://d.hatena.ne.jp/shibataism/20090406/1239018943これをコストだけのメリットだと考えてはいけない。ほかにも理由があるのだ。UPSの場合、停電の確率だけでなく、サーバー電源ユニットが壊れる可能性も考慮にいれなければならない。 UPSだと、停電対策にはなるけど、各サーバーの電源ユニットが壊れたら、UPSの意味がなく、サーバーが停まってしまう。電源ユニットが壊れても大丈夫なようにするには、電源も冗長化する必要がある。 その点、個別のサーバーにバッテリーをつけた場合、各サーバーの電源ユニットが壊れても、しばらくマザーボード等に直接電気が供給される。 またUPSだと数年おきに交換する必要があるし、UPS自体が故障するリスクもある。 その際に、サーバー電源ユニットが1個だと、 交換時に電源を停止しないといけない。 バッテリーだったら、はずして差し替えるだけ。 設計者はそのあたりまで考えていると思う。
2009.04.07
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「Wikipedia:発表/50万項目達成」を元に、語彙の追加スピードをグラフにしてみた。日本のWikipediaに語彙が追加されるスピードが落ちてきている。 ・もう必要な語彙はほぼ網羅してしまい、新規の必要性が減ってきた? ・Wikipedia編集の参加者が減っている? ・意味のない項目を新規追加しないようにする圧力が以前より高まった? などいくつかの理由があるのだと推測する。------------------------------------ 1万項目増えるのにかかった平均日数 ------------------------------------ 1万から5万項目まで、平均52.0日 5万から10万項目まで、平均52.2日 2005年2月11日10万から15万項目まで、平均51.0日 15万から20万項目まで、平均33.4日 2006年4月9日20万から25万項目まで、平均28.2日 25万から30万項目まで、平均21.8日 2006年12月15日30万から35万項目まで、平均21.8日 35万から40万項目まで、平均25.8日 2007年8月10日40万から45万項目まで、平均27.6日 45万から50万項目まで、平均36.4日 2008年6月25日
2009.04.03
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たくさんの人が、くちコミサイトを利用するようになれば、 いい商品に当たる確立は上がるし、ババを引く確率は下がる。 でも、世の中の人が全員、他人のレビューに頼るようになると、 新しい商品の発掘がされにくくなる。 世の中には、一定数、第三者評価を気にせず直感だけで意思決定する ユーザーがいたほうが、社会全体の効用は上がるのかもしれない。
2009.03.22
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共有付箋てきな、メモツール。テストしてみた
2009.03.05
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当たり前の話だけど、不動産業界は、 上昇トレンドにあるときに強くて、 景気の下降局面に弱い。 もちろん、 必要となる資金が大きすぎるってのもあるんだけど、 プロダクトの調達や価格調整に必要となる「時間」 というファクターがけっこう効いているんだろう。 買った人に気兼ねして、値下げがしたくてもできない、っていう ビジネスモデルはしんどいだろうなあ。 マンションが半額でさばけるなら、価格弾力性は相当あるはずなので、なんとかなるはずなのに、実際にはそれは許されないだろう。そういう商売は、景気サイクルが早くなればなるほど大変そうだ。一方、ITや広告も景気の影響をダイレクトに受けるけど、 価格調整が容易(メニューコストが低い)だから、数量調整はあまりされずにすむ。 コスト削減努力ができる企業は、なんとか利益を守ることができる。 データセンターみたいに、既存顧客のリピートが多いと インフラビジネスだと、下方硬直的な価格にせざるを得ないため、数量調整が効いちゃうのだろうけども。
2009.02.01
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もはや、mixiがSNS事業で海外市場展開、 というのはかなり厳しい状態かもしれない。 そこで売り上げの柱になるのが国内ECなのだろう。 今回の年賀状サービスでユーザーの住所と個人情報をゲットしていき、 住所を知らない同士でのオークションやプレゼントなどの サービスを提供していく。 これから広告が厳しくなった段階で、 mixiの売り上げの一部はECになるのだと思う。 ユーザーを持っている他社サービスが同様の展開をする 来年の年賀状シーズンまでに、どれだけ前に進めるかが 焦点となるだろう。
2008.12.10
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PC売り場に行くと、EeePCなど、ネットブック(およびイーモバイル)が猛烈に売り場が大きくなっててびっくりする。 Vista搭載ノートがダメダメなところに、そこそこのハードでXPモデルを安く出した、という理由もあるのだけど、そういった技術上の説明ができないぐらい売れていると思う。 とくにPCマニアな層に。 彼らはネットブックを持ち歩く、という意味でのモバイル機として使っているわけではないと思う。 今あれだけ流行っているのは、彼らに「選ぶ楽しみ」を与えているからだと思う。 Vista搭載の10万以上のPCは何を買ってももう同じ、というレベルまで来ている。どれを買ってもはずれはないが、面白みもない。 一方、ネットブックは、初期の携帯や昔のノートPCのように、得意な分野(デザイン、SSD、メモリ、搭載OS)に差があったり、デザインも全然違ったりと、まだこなれていない感じがする。 そういった点で悩める、そして、手に入れた人が色々カスタマイズできる、という点が、ひさしぶりにPC市場にワクワク感をもたらしたのだと思う。
2008.11.16
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のかもしれない。 インターネットのオリジナルのコンテンツにおいて、 「更新されるのが楽しみで、待ち遠しくてしょうがない」 という情報がどれくらいあるだろうか。 コンテンツとしてみたら、 新聞や雑誌のほうが、 毎日楽しみに読んでいる、という人が圧倒的だ。 そういう意味ではラジオに似ているのかもしれない。 ラジオは、毎日たくさんの人が聴き続けてしまう、 というほど普遍的に面白いものではないとおもうが、 自分(リスナー)がコミットできる感がある、 あるいは、「穴場感」がある、 といった点により、人によってはハマるコンテンツになる。 あるいは、カラオケに似ているのかもしれない。 知り合いとみんなでカラオケに行くというのは、 有名なアーティストのライブとはまったく違った楽しさがある。 たとえクオリティが低くても。 ネットサービスの運営者は、 「利用者に参加させる」ということができなければ、 たんなるチラシやタウンページの代替か、 会社で働く人の暇つぶしツールにしかならないのだろう。
2008.11.09
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オトナは、 自分たち大人は客観的で、 コドモは主観的な生き物だ、 と思っている。 でも、子供のほうが客観的だと思えることのほうが多い。 大人は、競争にさらされていない。 競争しないから、いつも自分の能力を過信する。 子供はつねに競争にさらさている。 勉強をすれば、順位が出るし、 スポーツをすれば、何回戦負け、とかって、 自分の「客観的」なグレードがすぐに分かってしまう。 ゲームをやっても、近所では一位になれても、全国レベルで対戦すると即負けする、という話はあるだろう。もちろんそれを受け入れないフリをすることはできるけど、 だいたいの人間は自分がトップになれないことを思い知るのだ。 「なんとなく野球を始めたら、甲子園に出れちゃった」 みたいなマンガはよくあるけど、 野球をしない大人は楽しめても、 実際に野球をやっている子供にとっては、 こういうストーリーはあんまりリアリティのない話だろう。 数百人規模の選手が出場する大会に行けば、 上位になるには、才能も精一杯の努力もマネージメントもすべて必要だと思い知らされる。 いっぽう、 根拠なく自分に自信を持ち、 かつての武勇伝を語るオジサンは、 もう今は、競争にさらされていないのだ。
2008.11.05
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もちろん、技術的な理由もあるとは思うが、おそらく戦略上の理由が大きいのだと思う。Flashではなく、独自のアプリ仕様を作ったことで、たしかに、アプリ開発者にとっての敷居は高くなってしまった。もしiPhoneがFlash対応だったら、一気にアプリがiPhone用に流れ込んでくるだろう。これだと、市場がすぐに出来上がる代わりに、「新規にアプリを作る人間が大儲けする」っていう確率も下がるだろう。そして、これはアップルにとって重要なことだが、iPhone用のキラーアプリがたくさん出揃ってきた際、もしオープンな仕様だったとしたら、人気アプリは別のプラットフォーム(Androidなど)にも一気に流出してしまい、iPhoneのプラットフォームとしての優位性はなくなるが、独自仕様のアプリにしておくことで、流出はある程度防げる。つまり、公式サイト主流だった時代の、有料コンテンツ時代のiモードのような、アプリ(コンテンツ)作者に売り上げを還元する仕組みを提供し、プラットフォームとして独占することがアップルの狙いなのだろうと思う。
2008.10.31
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ためしにiPod Touchを触ってみているけど、 言われているほど使いにくいわけではない。 ただ、「ネットワーク外部性」 への依存度が強すぎるプロダクトだと感じた。 周りの人が持っていれば、 そして、たくさんの使いたいアプリがあれば、 ものすごい価値のあるプロダクトだけど、 そうでないとイマイチ。 すでにヤマほどサードパーティが乗っかってる 国内ケータイがある以上、 よほどのキラーアプリがぽこっと出てこない限り、 日本では売れないだろうなあとおもった。 (DSでいうところの、どうぶつの森やポケモン、マリオカート 的なソフト。時間をかければこういう大当たりが出る可能性はある) そんな商品ほかにあったかなと考えてみると、 Xboxを思い出した。
2008.10.14
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地元の家電量販店のPCソフトコーナーが 一気に縮小されていた。 (もちろん都心のお店にはまだまだ置かれている)ホームページ作成ソフト系の棚などは全廃され、 ・ウイルス対策ソフト ・年賀状印刷ソフト ・MS製品 ・ソースネクストなど一部の企業のソフト しかもう置かれなくなっていた。 一方、カメラ系のコーナーや iPod、テレビなどの売り場は一気に拡大していた。
2008.10.06
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(以下は単なる推測であり、不確定な記述を含む) Googleがストリートビュー・カーを ただ写真を撮るためだけに走らせているとは考えがたい。 また撮った写真を、「単にユーザーが閲覧するため」だけ のために利用しているとも考えがたい。 それだとコストをかけるメリットがなさすぎる。 道路を移動することで得られる情報はもっと大量にあるはずだ。 入念に考えた上で、それ以外の調査も相当実施しているだろう。 将来的な携帯電話ビジネスに役立てるための情報や、リアルな広告ビジネス、既存のサービスの強化に役立つような情報を集めているだろうと思う。 ぱっと思いつくのはこんなかんじか。 ・Place Engine的な、Wi-Fiスポットの調査 ・暗号化されてないWi-Fiのトラフィック解析、IP調査など(さすがにこれは可能性は低い) ・携帯キャリアの電波状況 ・携帯電話以外の電波帯域の調査 ・通りを歩く人の量や街の属性調査 ・周囲の看板広告の量や質、文字内容の調査 ・道路状況の調査(ルート計算とか) 騒音、信号待ち、道路の整備状況、傾き ほかにもたくさんの情報を調査しているのだろう。 Googleのことだから、普通のPCをベースにしたシステムに いろんなセンサーや受信機を接続しまくって、 可能な限りの情報を大量に保存しているのだと思う。 もちろん、安全なデータセンター内と違って、調査システムが警察などに物理的に押収されてしまう可能性もあるので、リスクがあるデータは集めていない、という可能性もあるけども。 (あ、耐タンパーにしておけば問題ないか) ここからは、 グーグルや彼らの技術がどのぐらい危険か、 についての個人的な意見。 まず理解しておくべきことは、 どんな企業であれ、技術的には、 調査費用とシステムさえあれば、 このぐらいの調査は必ず実施できてしまう、ということだ。 その前提に立つと、 他の企業が同じ調査をするのに比べて、 まだグーグルという会社はずっと安全な気がする。 もちろん、拙速だった点で 責められるべき点はたくさんあるだろうけども。 一番懸念されている、写真のプライバシー関係の問題は、 時間が経って、数回同じ場所が撮影されるようになれば、 高さを変えたり、安全な写真に切り替えたりすることで 次第に解決されていくとは個人的には思っているし、 グーグルがそういう改善をしてくれる会社であることを、 願っている。
2008.09.22
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あまりしっくりとこないビジネス用語の一つに、 外資系ITの人とかがよく言う 「PDCAサイクルを回して、、、」 っていうのがある。 PDCAという概念自体はいい考え方だと思う。しかし、そうアドバイスするのはイマイチな気がしている。そういうふうに言う側は、 本質的なアドバイスをすることを もう放棄してしまっている気がする。 アドバイスされる側としても、 「PDCA」っていちいち意識しないと改善ができないのなら、 そもそもビジネスに向いていない
2008.09.19
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先日、書いた話の補足。http://plaza.rakuten.co.jp/chime/diary/200809050000/DELL、あるいはHPが自分のラインナップとカニバってまで、 なぜ激安ミニノートPCを売るのだろうか。 なるほどなー、 と思ったのが、↓これ。 --------------------- [期間限定] 好評発売中のInspiron mini 9キャンペーン! デスクトップまたはノートと一緒に買うとミニノートが39,980円! --------------------- つまり、既存のお客さんに、 もう一個一緒に買わせる、という戦略。 これならオマケとして買うだろう。 反対に、ミニノートPCを買おうと思っているお客さんに、 ついでに大きいPCも買わせることができてしまうかもしれない。 DELL、さすがだなーと思った。
2008.09.16
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アジアメーカーによるミニノートPC市場が 活性化してきた。 これに対し、 これまで小型ノートPCに弱かったHPやデルが、 まさに出る杭を打ちにいった。 いっぽう、 日本メーカーは、自社の高額製品のラインナップ が崩壊するのを恐れ、ミニノートPCを返り討ちに 行くことはしない。 しかしながら、 ・Atom登場 ・ユーザーがスペックをもう求めない ・Vista普及の失敗 ・Webアプリが主流化 ・SSDの低価格化 と、高額PCを取り巻く状況は最悪だ。 2年後には、PCの売れ筋はすべて 5万円以下のモデルになっていそうだ。
2008.09.05
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インターネットのマーケティングをやる人間は、大手サイトのPVと登録ユーザー数を比較したグラフを作ってみよう。大手サイトは全体のPVが大きいだけではなく、 1人当たりのPVも大きいのだ。 これは、PCインターネットでもモバイルインターネットでも同じだ。 結局、インターネットって、 アクティブ率高い=リーチも大きくなる の法則が成り立つので、 一人当たりPVはめちゃ大きいけどリーチ小さい「ニッチ」なサイト なんてはほとんど存在しえないようだ。 逆に言えば、 一人当たりPVが大きいサービス作れれば、 リーチも結構行ける可能性がある。
2008.08.27
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モバイルサイトのユーザーは、相対的にどんどん地方の割合が高まっている。そんな気がする。リアルのコミュニケーションや交通に近いサービスでは当然都会が強いだろうけど、アクティブ率は、いずれ地方が勝るかもしれない。
2008.08.27
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駄目だ駄目だといわれているVista。でも、細かいところは、よく作りこまれてるなー、という感じもあるし、慣れればそれほど使いにくいわけではない。でも、決定的に駄目なのが、レスポンス。遅すぎる。あといくつかあるけど、それはまたいずれ。
2008.08.20
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乗り換え案内サービスの歴史を考えてみよう。駅すぱあとやジョルダンの、パッケージソフト世代 ↓ 駅探などの、PCインターネット世代 ↓ NAVI TIME(iモードの地図アプリ)による、ケータイ世代 ■インストール型が普及 ⇒弱点は、更新頻度が低い、インストールがめんどい、など ■インターネット型が普及 ⇒そもそもPCないと使えない、外で使えない、など ■モバイル型の普及⇒画面が小さすぎ、回線遅い⇒でも今は解決世代を追うにつれ明らかによくなっているし、 ユーザーも爆発的に増えていると思う。そういうことが、どこにでも起きているのだ。
2008.08.20
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仕事には、「仕事としてしか存在しえない仕事」 と、 「趣味と地続きになっている仕事」 がある。 前者はどんなに安くても時給六百何十円以上はもらえる。 反対に、後者は、まずは給料をもらえるどころか、 お金を払う状態からスタートする。 たとえば、音楽が好きな人は、 最初はカラオケにお金を払ったり、 スタジオやライブハウスにお金を払いながら音楽をやる。 音楽でお金がもらえる層はほんの一部で、 しかし、そのうちのトップはとんでもなく稼いでいる。 こういうタイプの仕事を、 前者の仕事のように考えてはいけない。 後者のタイプの仕事でどうやれば生き残っていけるのか、 そのキャリアパスを意識しておくのは、とても重要だと思う。
2008.08.09
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・iTunesは音楽の価値をLISMOの4分の1でしか評価してない? http://slashdot.jp/mobile/08/07/30/110245.shtml ・LISMOは本当にiTunesより4倍音楽の価値を見出しているか?(境先生)http://d.hatena.ne.jp/masays/20080731 アーティストにとっても、音楽業界にとっても、 実際のところ、1曲の値段(=限界収益)がいくらか、 というのはそれほど重要ではないのだろうな、と思う。 彼らが気にするのは、 あくまで、どちらが総売り上げが大きいか、というだけのはなしで。 音楽をはじめとするソフトウエア産業は、 (とくに物理メディアを介さない場合) 限界費用は限りなく小さいのだから。 LISMOが4倍マージンを払っていても、iTunesが4倍以上に売れるなら、 そちらのほうが音楽業界にとってはうれしいだろう。 一方で、購入者にとってみれば、 安いほうが間違いなくうれしい。1/4の値段なら、 同じ金額で4倍の曲数を購入できるからだ。 そうやって考えると、 音楽が、他サービスと比べたときの、価格弾力性自体 が問題になるのだと思う。 この理解の上で、 日本では、金額が1/4になったからといって、おそらく、 購入数は4倍にはならないはずなので、 だとしたらKDDIの言い分が正しいのだろうな、とも思う。 ただ、KDDIの発言を聞いた賢い消費者は、 携帯のダウンロードストアではなくて、 iTMSで音楽を買うようにしよう、と思ってしまうかもしれない。だとしたら発言自体はヤブヘビだったと思う。 もちろん、LISMOとiTMS両方使ってるユーザーなんて そもそもいないから関係ないのかもしれないけど。
2008.08.04
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日本だと、 「Alexaのデータなんて間違ってるよ」 という言い方はよくされている。 しかし、実感値としては、デイリー30万PV超えるぐらいの中規模サイト以上なら、 (UUにもよるけど)とりたてて間違っている感じはしないのだ。 ■Alexaの正しい使い方 (1)デイリー10万PV以下の小規模サイトとか、 ユーザーのジャンルが偏るサイトの場合、ほんの参考程度にとどめよう。 (2)別ジャンルのサービス同士を比較しない (たとえば、ギーク向けのサービスと、高齢者向けサービスを比較、 といった場合は、2つのサイトを正しく比較できなそう) (3)ときおり計算方式が変わったり、 一時的にデータがブレることを前提としておく (※今年の5月中旬から6月ごろのデータがかなりおかしい感じがする) (4)Google Trendsと併せてチェック (精度が低いデータであっても、複数データがあればそれなりに精度が出せそう)(5)海外が伸びているので、相対的に日本のサイト全体は下がってる、という認識を持っておく(同じリーチだとすると、徐々にAlexa上のデータでは下がっていくはず)
2008.07.22
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コンテンツを無料で配信する仕組みと、 そこで集めたトラフィックをマネタイズする仕組みができることによって、 インターネットがナレッジの「高速道路」として機能するようになった。cf. 「私塾のすすめ」 梅田望夫 齋藤孝インターネットを使う人々のスキルが一気にアップし、 そしてその結果、また新たな「渋滞」が起こった。 それ以前は、インターネットで、 出来る人を見つけて、勝手にその人の弟子になる、 ということがまだできなかった時代だった。 そんなころに僕らは社会人になった。 僕らは、会社で有能な上司、上司でなくても優秀な先輩を見つけて、 その人から学び、その人ならどう考えるかを常に考えるトレーニング をし、どうしたらいいかを真剣に考えた。 それが僕らにとっての「高速道路」だった。
2008.07.13
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アメブロは伸びていて、一人勝ちしてきている。アメブロは、 日本の月間の新規ブログ50万のうち、アメブロの新規で20万 つまり、40%ぐらいの新規シェアを持っているはずだ、という。 (なお、この50万ブログ、という数は、エントリーが書かれた実ブログ数の推測値。アメブロの20万のうち、1回もブログを書かずに終わるユーザーも多いだろう。1回以上ブログを書くユーザーが90%ぐらいだとすると、それでも35%以上ぐらいのシェアはあると思う。) この強さはなぜだろうか。 単に、金を大量に突っ込んでいるからではない。 アメブロはブログで一人勝ちするための策を ユーザーの行動をよく見て、正攻法でやってきているからだ。 入ったユーザーを持続させることを真剣に考えている。それは、このエントリーを見てもよく分かる。 ttp://ameblo.jp/cair/entry-10114871092.html 「更新されなくなる理由」をきちんと把握してるのだ。 一方、他社は、本気でブログに金を突っ込んでも、 どうせ儲からないと諦めているだろう。 ブログ単体の無料ASPモデルが、ビジネスとして筋がいい、とは普通の人はだれも考えるまい。(僕もあまり思っていない)しかし、囲い込みの施策をきちんと入れて、補完的にネットワーク外部性を効かせようとしている。そこに突っ込んでいくCAは、そういう意味では、まさにベンチャーなのだ。
2008.07.12
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年がいってて、なにか実績がある、という人ならば、その実績を載せれば、コンテンツになるだろう。でも、若い人には、経歴も実績もまだない。そういう人がなにか自分のコンテンツを作ろうとすれば、自分が今どういう考えか、自分が何に興味を持ってるか、自分の趣味嗜好はなにか、ぐらいしかないだろう。若者が簡単に充実したコンテンツを作るには、プロフが一番なのだろう。そして、プロフサービスは単機能なので、プロフ以外のコミュニケーション機能については、外のサービスを併用することになる。つまり、外のサービスからユーザーをプロフページに引っ張ってくる、という力が働く。そのあたりがプロフサイトの成功要因だったのだろう。(あとから気づいて、ロジカルに解釈することにはなんの意味ないけど)
2008.07.02
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