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2004年05月12日
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これからの徴兵制反対論について。


今の世界の軍事的潮流からすれば、日本における徴兵制復活の可能性は、JSFさんの主張どおり低いでしょう。
しかし、徴兵制が必要とされるような情勢になる可能性を私は零とは考えませんので、徴兵制に反対する貴方の懸念も分からないではありません。

政府は、必要と有ればどんな手段でも採りますし、国民はそれがトータルで自らに益すると判断できる限り、時間がかかってもそれを追認します。
そういう場合に政府および国民に違う選択肢を提示する場合、冷厳なる現実に対する論理的な回答と、それを理解する知性を有する国民に、情実に立脚した論を展開しても、顧みられる事は全く望めません。


では、その時に我々が何が出来るか。

私は、安全保障に徴兵制が必須かどうかという観点から理論を組み立てるしかないと思います。
政府や国民が、誤解、または情報不足により、徴兵制復活を唯一の道筋と考えている可能性も無いわけではないからです。

ただし、手に入る限りの全ての情報を集めて検討しても、回答が一つしかない場合も有りえます。

徴兵制復活に賛意を示しつつも、「時限で、または条件を満たせば廃止できるようにしておく」「従軍者への十分な手当てを、事前に確約させる」等、現実的かつ国民の立場に立ったアプローチを試みるべきと考えます。
どの分野でもそうですが、"悪"が完全に阻止できない場合、その"悪"による被害を最小限に押さえる事が最も重要になるのです。


また、回答が一つしなかい状況に政府や国民が陥る事を予防する事も大切です。
そのためには、少ない人数で効果的に日本を防衛するための手段を、常に検討しなければなりません。
そして、不幸にも有事になった際、自国の損害および兵士の犠牲を最小に止めて事態を収拾できるような安保外交を常々心がけなければなりません。
つまり、徴兵制阻止を論理的に突き詰めていくと、それは現在の日本政府が目指している方向と、あまり変わりが無くなるのです。






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最終更新日  2004年06月07日 06時54分56秒
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