La Rosa Negra

Feb 14, 2005
XML
こっちにいると、メジャーな映画ばかり見てしまいますが、

そして、主人公も映画の世界でとても少数派なイケてない女の子。
そんな映画が「ウェルカム・ドール・ハウス」です。

ニュー・ジャージーの中学校に通うドーンは大きなめがねが特徴のどこかぱっとしない女の子。
子供っぽい柄のだぼだぼなTシャツをズボンのなかにいれたファッションではもちろんのこと、
まだ子供体型のせいなのか、ワンピースを着てもどこかさえない。
学校ではどんな子供からもいろんな方法でいじめられ、彼女の生活は本当にイケてないのだ。

しかし彼女が幸せでない理由は、学校だけでなく家族にもある。

私はこの家族がドーンにひどいことをするたびに、いらいらしていました。
とにかく両親はドーンの小さい妹を溺愛し、甘やかしているのです。
そして当然のことながら、そんな両親に育てられた妹は
大人の前でだけぶりっこするようないけ好かない金髪の女の子。
自分をかわいいと思っているのか、いつもバレエのトゥトゥでひらひら踊っています。
ドーンのお兄さんは家族のなかでいちばんまともな気がしますが、
悲しいドーンの生活を守りきれていません。

こんな彼女のみじめな生活を描写しているだけの映画なのですが、
私はこんな映画があってもいいと思います。
この映画の題名、「ウェルカム・ドールハウス」は
見苦しくないものだけを扱い、醜いものは省いてしまうようなドールハウスのような世界観を


ドーンが恋に落ちてしまうお兄さんのバンドの女好きのボーカルの男の子が歌う
"Welcome to the Doll House"という歌が印象的で、いまだに耳に残ってます。
ダウンロードしようかな。(笑)

ドーンを演じているのは、「プリンセス・ダイアリー」で主人公の女の子の友達で出演している
へザー・マタラッツオです。

この映画は成り立たなかった気がします。
ドーンに恋に落ちてしまう不良の男の子を演じていた男の子の
どこか同情を誘う演技もよかったです。

たまにはこんな変り種の映画も鑑賞してみてはどうでしょうか。

ウェルカム・ドールハウス
ものすごくずれた格好をしてしまっている彼女が目印。









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  May 3, 2005 09:51:59 AM
コメント(8) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Archives

Nov , 2025
Oct , 2025
Sep , 2025
Aug , 2025
Jul , 2025

Comments

PINGE @ Re:映画 「あるスキャンダルの覚え書き」(03/14) おもしろかったですね~ というか、こわ…
pannie @ Re:映画 「バンテージ・ポイント」(04/01) これが観たいと思って行ったけど、時間が…
カイザーソゼ2世 @ Re:映画 「バンテージ・ポイント」(04/01) この映画って派手さは正直無いけど(←失礼…
シナモンヤミー @ Re:映画 「バンテージ・ポイント」(04/01) ノーマークだった映画だけど、けっこう評…
★chica★ @ PINGEさん 納得してくださって、ありがとうございま…

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: