晴走雨読

晴走雨読

July 18, 2006
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カテゴリ: つれづれ・・・






「お父ちゃん! お母ちゃん!」


我一生ここに定まる。
お父さんへ、いふことなし。
お母さんへ、ご安心下さい。決して僕は卑怯な死に方をしないです。
お母さんの子供ですもの。
それだけで僕は幸せなのです。

日本万歳、万歳、かう叫びつつ死んでいつた幾多の先輩達のことを考へます。
お母さん、お母さん、お母さん、お母さん!
かう叫びたい気持ちで一杯です。何か言つてください。

お父ちゃん!お母ちゃん!僕は何度もよびます。

(中略)

「お母さん、決して泣かないでください」
修が日本の飛行軍人であつたことに就いて、大きな誇りを持つて下さい。
勇ましい爆音を立てて先輩が飛んで行きます。
ではまた。


海軍中尉 富田 修
昭和19年9月3日
台湾にて殉職






数え切れない爆弾を国土に受け
日本人の誇りを根こそぎもぎ取った戦争から60年が経った。

戦争を生き延びた人達の血ににじむ努力の末、
僕らは飽食の時代に生き、快適な生活を享受している。


戦後作られた”軍隊を持たず、戦争を放棄する”という精神を盛り込んだ日本国憲法は
それだけを見れば理想の精神だと言える。
実際、日本が戦争に巻き込まれることはなかった。

ひたすらお金を稼ぎ、そのお金で世界最強の米軍を雇っている為に平和がもたらされているに過ぎない。




先日、国連安保理で北朝鮮への非難決議が採択された。
拉致問題から始まり、先日の北朝鮮のミサイル実験に至る過程で
日本はこれまでになく積極的かつ強行な行動を示した。
これにより北朝鮮はますます苦しい状況に追い込まれるだろう。


僕らはこの後に起こることをどれだけ想像しているだろう。
僕らはこれからの行く末に関してどれだけの覚悟を持っているだろう。


忘れてはならない。
北朝鮮の本当の脅威は”テロ”である。
大韓航空爆破もそうであるが、
そもそも拉致をしたのはテロやスパイ要因育成のためである。
追い込まれた北朝鮮の行動は読みきれるものではないが、
ミサイルよりも安価で確実なテロ行為を行う可能性は十分ある。
今回彼らを追い込んだのは間違いなく我々だ。
彼らがまず初めに敵視するであろう我々は
その事を真剣に受け止めなくてはならない。


同じ顔を持つ隣国のテロ行為に
今の平和ボケした日本人は立ち向かえるのだろうか。







靖国で会おうと散っていった多くの人々の思いは
今、この国の礎となっているのだろうか。








yuu


神風 両親への遺書 より引用














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Last updated  July 18, 2006 10:47:08 PM
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