シネマに賭けた青春「夢を追いかけた日々」の想い出

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カテゴリ: マ~モ
メリナ・メルクーリ

日曜はダメよ

開巻早々、ギリシャの港町で、豊満な肢体の娼婦イリヤ(メリナ・メルクーリ)がビキニ姿でいきなり海に飛び込む。港の男たちも次々後を追って海中へ。

見事な出だしという他ない。見る者の心を掴んだダッシンの演出である。このショットでイリヤが娼婦でありながらも港の男たちに好かれ、愛されるマドンナ的な女性であることがよく分かる。

この作品で監督、製作、原作、脚本、主演の5役をこなしたのは、アメリカ人のジュールス・ダッシンだ。彼はヒッチコックの助監督を経て、「裸の町」「真昼の暴動」などセミ・ドキュメンタリータッチの作品で監督として名前を上げた。

だが、50年に”赤狩り”によってハリウッドを追われ、ヨーロッパに活動の場を移した。「日曜はダメよ」は新天地でギリシャ人女優メルクーリと出会い、彼女の大らかな生き方に感銘したダッシンが創り上げた記念碑的作品と言えるだろう。

この映画の撮影時、二人は恋仲で、66年に結婚したそうだ。いずれにせよ、この作品には暗い陰など全く見当らない。貧困もSEXの問題も全て笑いの中に埋没させてしまうのである。

最近、これくらい楽しい映画を私は見たことがない。もし未見ならば、一度見られるといい。映画の面白さがよく分かる。


メリナ・メルクーリは1920年10月18日、ギリシャ・アテネで生まれた。祖父、父親共に政治家の家庭である。女優として、「宿命」「トプカピ」などジュールス・ダッシン監督の作品に出演している。1965年には「太陽が目にしみる」で日本女優岸恵子と共演している。後にギリシャの文化大臣を務めた。



1997年には彼女に因んで、文化景観保護および保護活動の促進に貢献した施設・団体を表彰する「文化景観保護と管理に関するメリナ・メルクーリ国際賞」が設置され、2003年に古河総合公園が同賞を受賞している。

2003年にメリナ・メルクーリ国際賞を受賞した古河総合公園には、受賞記念碑が設置されている。夫は映画監督のジュールズ・ダッシンだ。

彼女は1994年3月6日、73歳で天国へ旅立った。





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Last updated  2010.01.23 15:06:27
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