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公衆電話を探すことが今もある。束縛感を覚え、携帯電話はなかなか所持しなかった。必要な時に必要なものが見当たらないことはよくあることだ。ボックスを探し、途方に暮れたことがあったなぁ。携帯電話はあるけれど、この公衆電話ボックスが全て無くなってしまったら、困ることがきっとあるはず。携帯電話を使用出来なくなる理由は結構あるものだと思うもの。トイレに・・あ!ってね。落として・・あら!?って。そんな時、辺り見回しても公衆電話は無いんですよねぇ。
・・・公園にさしかかる一角に、公衆電話ボックスがある。代々、色変え形変えてきたもの。友人と電話で話すようになり、次はその会話を家族の前ではしにくくなる。そんな年代にこのボックスまで走り、小銭の枚数を気にしながら話していた。外と遮断された空間では普段話せないことも話せるが、その遮断が逆に怖くて、妙にそこだけ明るく照らす光は、今でも不気味に見える。
公衆電話ボックスから連想するのは・・・『ローズ』
この作品は何十回観たかわからない。だから、浮ぶシーンは鮮明だ。ローズ演じるベット・ミドラーがボックス内で「operator・・・operator・・」あの声が甦ってくる。この『ローズ』は ジャニス・ジョプリン
ジャニスが亡くなってちょうど十年後だっただろうか?記憶が曖昧だけれど、新宿でレイトショーがあった。現在フィルムとして観れる『JANIS』が公開された。日本では初の公開であったし、その時期は強烈なジャニス熱にかかっていた。仕事を休んで出かけ並んだ。オープニングでかかった"MERCEDES BENZ"は、会場内の皆が口ずさみ合唱していた。
ジャニスの曲は滅多に聴かなくなった。もともと好きなのに聴けないところがあった。あの声が、魂を自ら削っているようで・・・あの笑いが切なくて。今あるジャニスの名残は、マルボロを吸っていることだけだなぁ。ローズの映像からジャニスの笑い声・・・懐かしい記憶、言葉が不意に甦る。公衆電話ボックスから拡がるアンソロジー。