2009.06.08
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カテゴリ: 栄養療法


「もう忘れら去られてるかもな~」と思いつつの
久しぶりの更新でしたが 温かいコメントいただいて嬉しかったです。 
ありがとうございました。相変わらず お返事できる状態じゃなくてゴメンナサイm(_ _)m


分子栄養学に基づく栄養療法のための 血液検査の結果が出まして

これが いただいた栄養解析レポートです。

IMG_5730g.jpg



血液検査のデータは こんな感じです。

IMG_5730h.jpg

総蛋白:7.6,アルブミン:4.6,A/G:1.5,蛋白分画(アルブミン:66.2,α1:グロブリン2.5,α2:グロブリン6.8,βグロブリン:8.3,γグロブリン:16.2),AST(GOT)24,ALT(GPT)15,LD(LDH)185,総ビリルビン:0.8,直接ビリルビン:0.1,間接ビリルビン:0.7,ALP:163,γ-GT(γ-GTP)11,コリンエステラーゼ:299,CK(CPK)153,血清アミラーゼ:112,尿素窒素(UN)7.7,クレアチニン:0.51,尿酸(UA)2.7,ナトリウム(Na)143,クロール(Cl)104,カリウム(K)3.8,カルシウム(Ca)9.9,無機リン:3.6,マグネシウム:2.4,血清鉄:142,UIBC:159,総コレステロール:213,HDLコレステロール:59,TG(中性脂肪)59,遊離脂肪酸:0.81,グルコース:89,グリコアルブミン:14.7,CRP定量:0.03,白血球数:3800,赤血球数:415,ヘモグロビン:13.0,ヘマトクリット:39.3,
血小板数:25.5,MCV:95,MCH:31.3,MCHC:33.1,網状赤血球:14,NEUT:63.7,LYMPH:30,MONO:4.7,EOSINO:1.1,BASO:0.5,白定性(-),糖定性(-),ウロビリノーゲン定性(±),ビリルビン定性(-),PH:6.5,比重:1.017,尿中ケトン体(+),潜血反応(-),尿沈渣(赤血球1~4/HPF,白血球1未満/HPF,扁平上皮1~4/HPF),血清銅:99,亜鉛:116,TSH:2.15,T3:107,インスリン:2.5,フェリチン:30.1



一般的にみれば 「肝機能,腎機能,糖尿,コレステロール,貧血,特に問題ないですね」で,終わってしまうようなデータですが・・・分子総合栄養医学的に 読み解いていくと、問題のある部分が見えてくるようです。

問題のある点については、このような詳しい説明表があります。

IMG_5730b.jpg


総合評価: D(要治療)
顕著な栄養障害が見られます。本格的な栄養療法を受けることをお奨めします。

(分子総合栄養医学的見地の 理想値より高い=   理想値より低い=  )

重度

尿中ケトン体: (+) ↑↑


A/G: 1.5  ↓↓ 
組織や酵素などの原料になる、血液中のアルブミンという蛋白質が減少

γ-GTP: 11IU/l  ↓↓ 
蛋白質やアミノ酸の摂取量が不足している

尿素窒素: 7.7mg/dl  ↓↓ 
蛋白質アミノ酸の代謝が低下しています。

フェリチン: 30.1ng/ml  ↓↓
貯蔵鉄の欠乏状態です。 

遊離サイロキシン: 1.0ng/dl  ↓↓
甲状腺機能低下を疑います。


 軽度                                                  

血清アミラーゼ: 112IU/l  ↑ 
脾臓への軽度の負担があります。 糖やアルコールを控えることが大切です。

血清鉄: 142μg/dl  ↑ 
血清鉄の上昇は鉄分の過剰を意味するものではなく蛋白質やビタミンEの適応です。

遊離脂肪酸: 0.81mEq/l  ↑
体内でのエネルギー利用に異常があります。糖質の代謝に影響があります。

網状赤血球数: 14%  ↑
赤血球の造血機能が更新しています。蛋白質やビタミンEの不足を疑います。

ALT(GPT): 15IU/l  ↓
体内でのビタミンB6活性が低下していることを示します。

クレアチニン: 0.51mg/dl  ↓
軽度の筋肉量の減少が予想されます。栄養アプローチと運動が効果的です。

尿酸: 2.7mg/dl  ↓
蛋白質の代謝障害を予想します。蛋白質代謝に関係する他のデータと併せて判断します。

カリウム: 3.8mEq/l  ↓
ストレスや血糖調節の異常で血中濃度が低下します。

中性脂肪: 59mg/dl  ↓
摂取カロリーの不足や血糖調節の異常を疑います。炭水化物の摂取状況を見直してください。

赤血球数: 415万/μl  ↓
鉄欠乏、造血能の低などと併せて評価します。

ヘモグロビン: 13.0g/dl  ↓
酸素運搬能が低下します。いわゆる貧血に伴う症状がおこりやすくなります。 




Drによると「長期に渡って栄養が不足している。蛋白質(特に動物性)の中には、
鉄分など他にも いろいろな栄養素が含まれているので しっかり摂らないといけない。
これだけ栄養の状態が悪ければ うつ状態や、いろいろな体の不調が出てくるでしょうね」
というようなことも言われました。

特に驚いたのが、貧血があるということでした。
今までの検査では 赤血球数と血色素量に異常がないから 貧血はないと
言われていましたが、フェリチンを調べることで貯蔵鉄が少ないと分かり 驚きました。

言われてみれば 思い当たることは数々あります。 

蛋白質に関しては、昔 玄米菜食、ベジタリアン、マクロビっぽいことを
やって、ものすごく具合が悪くなったことがあり、、、

その後  丸元淑生さん ダダモ博士 の本を読んで 
動物性の蛋白質を摂ることは悪くない 蛋白質を摂るのも大事と 
ちゃんと摂るようになってはいたんですが、

ストレスで食欲が落ちたり、うつで朝がつらくて 
朝ご飯を作るのも食べるのも辛い 食べると気持ち悪いと言う時に 

石原結実先生 の 人参ジュースだけ飲む朝断食 
そして昼は軽く、夜しっかり食べるというのに出会って 
うつのリズムに丁度良いやとやってきたから・・・

蛋白質は 摂ってはいたのですが 少なかった 足りてなかったと思います。
玄米菜食は止めても 頭のどこかに「動物性蛋白は悪」って残ってて
体も小さいしと、控えめに食べていたところがありました。

Drの薦める量を見て、この半分ぐらいしか摂れてなかったなと感じました。

そんなんだから ヘム鉄も充分摂れてなかったでしょうし
貧血はないからと思って、マルチビタミンは鉄抜きのを飲んでいたし
女性は生理などで失われるから、不足させてしまったんだと思います。

子供の頃から弱くて 栄養も充分取れなかった
体に充分の貯蓄がないのに加えて 補給も足りず 
少ない蓄えを 使い果たしている

お金で言えば 貯金も 収入も少ないのに
支出は多くて 赤字になりそう。。。
そんな状況なんだろうなと感じました。

身をもって感じた事、学んだ痛い教訓は・・・
玄米菜食も、ベジタリアンも、マクロビオティックも、断食療法も
ダイエットも 悪いことではないのでしょうが

栄養の貯蔵が十分であったり、栄養過剰で毒が溜まっているような場合の
毒出しには いいのかも知れないけれど、子供の頃から弱くて
栄養が充分取れなくて 消耗させて生きてきた人間には
合わない むしろ危険ですらあるということです。

こういった食事療法をする場合は 医師の指導の下
こういった詳しい血液検査をして 栄養が充分満ちてるか
調べてから 行ったほうがいいなと感じました。

受けた食事のアドバイス、 必要なサプリメントの種類や量
については時間の出来た時に また分けてブログupします。
興味のある方は、気長にお待ちくださいね。スマイル






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Last updated  2009.08.31 20:12:47
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