演説映画!!!!!!
切り口上映画でもいいかもしれませんね。
「任侠SF」なんてジャンル、どうですか?
原作とはなーも関係なかったですものねぇ・・・。

でも、個人的には、そこまで嫌いじゃなかったんですけどね。トラバ、させていただきますね。 (2004年06月07日 00時43分05秒)

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2004年06月06日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日も「キャシャーン」について書こう。
昨日、さんざん貶して、またか、と言われそうであるが、今回は
別の視点で述べてみよう。

紀里谷監督は、海外での活動経験もあり、また、従来のパターン化された人生を歩んでいるようでもなく、仕事自体も常に前衛にいることを求められるものである。そうした人が映画を作るとなると、完成度よりは、どれほど前衛的で、従来から飛躍したものが生まれるのかを期待するのは、当然である。
では、この作家は、この最初の監督作品でいかなる新しいものを生み出したのだろうか、少しばかり検証してみよう。

まず気付くことは、この「キャシャーン」を形成しているものが、何とも古臭いということである。親子の関係や国家観もそうであるが、この映画のコピー自体が、「キャシャーンがやらねば、誰がやる!」と、まるで体育会系のノリというか、任侠映画のノリである。
「俺が行かねば、誰が行く!男、秀次郎、ドスを片手の殴りこみ!」というようなものである。
よくよく考えてみれば、「親に授かった生命から新造生命のキャシャーンに生まれ変り」という点は「親からもらった大事な肌を墨で汚して」「任侠道の世界に入って堅気の世界に別れをつげて」という点と全く同じである。
ストーリーそのものも、ベースは、かっての東映やくざ映画にありそうなものだ。


では、古臭い素材に、新しい才能が新たな生命を吹き込み、再生させたであろうか。
また、異種の出会いによる、新たなものを生み出したであろうか。
それらの対しては、「NO」と言わざるを得ない。

この作品は、現代の戦争をなぞっている部分もあり、シナリオと演出によっては、現代を撃つ衝撃的な作品になったはず。
それは実現できたであろうか。

しかし、紀里谷監督は、映画を撮ること自体に喜びすぎたのか、映像の外観、つまり画面の構成、色調、キャメラアングルといったもののみに関心が向き、肝心の「何を述べるか」は、疎かになったのではなかろうか。
もしかしたら、彼自身、製作途上でテーマの追求が不十分であり、内容の空疎さや映像が何も物語っていない点に気がついたのかも知れない。

演説調のセリフや古臭い構成要素は、そうした破綻を糊塗する為に必要なものであったのではないか。それによってある種の観客には、それらしきキーワード満載のセリフが目くらましとなり、映画全体の破綻を気付かれないですむと企んだ可能性はある。

これによって映画「キャシャーン」は<演説映画>という、新しいジャンルを切り開いた。
昨日の日記では『妻が主題歌を唄っている素人監督のファミリー映画が間違って劇場に出たと思うことにしよう。』と述べたが、これではあまりにも酷評かもしれないので、この映画が<演説映画>第一号の栄誉を担っていることをお伝えしておこう。






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最終更新日  2004年06月06日 18時58分09秒
コメント(4) | コメントを書く


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原作とシナリオ  
アネマジロ  さん
キャシャーンの原作を知らないのですが、映画とどれだけのギャップがあるのでしょう?

監督の年齢からすると 郷愁のような部分を追いすぎたのかもとの推測は いかがでしょう?

そこに自分の技術を重ね合わせてしまったとか。


実は ホワイト・アウトの時もそうだったのですが、シナリオが原作者であるにもかかわらず あの出来になってしまいました。

その成り行きを 原作者、現場双方から聞いているので書こうと思っているのですね。

これが 映画だけではなく テレビ化の時もそうだったので。

キャシャーンからはずれて すみません。。。

  (2004年06月06日 19時17分39秒)

あはははは  
ももちき☆  さん

Re:原作とシナリオ(06/06)  
哲0701  さん
アネマジロさん
>キャシャーンの原作を知らないのですが、映画とどれだけのギャップがあるのでしょう?


申し訳ない。私は「キャシャーン」の原作を知りません。
今回は、全くの白紙の状態で観ました。

原作をよくご存知の方のご意見を知りたいです。


>実は ホワイト・アウトの時もそうだったのですが、シナリオが原作者であるにもかかわらず あの出来になってしまいました。

>その成り行きを 原作者、現場双方から聞いているので書こうと思っているのですね。

>これが 映画だけではなく テレビ化の時もそうだったので。

>キャシャーンからはずれて すみません。。。

> 
-----

「キャシャーン」からははずれていますが、非常にいい課題だと思います。
「ホワイトアウト」のときは、おそらく原作者が、「映画ならここまでやれるはず」と思って、小説で切り捨てた表現やシチュエーションを織り込んだのですが、それをうまく映像表現できる人がいなかったということではないかと推察します。
映画は一人だけの力でできるわけではなく、いろんな人の技術力の結集なので、その点でのリスクが大きいと思います。
(2004年06月07日 11時16分35秒)

Re:あはははは(06/06)  
哲0701  さん
ももちき☆さん
>演説映画!!!!!!
>切り口上映画でもいいかもしれませんね。
>「任侠SF」なんてジャンル、どうですか?
>原作とはなーも関係なかったですものねぇ・・・。


トラックバックをありがとうございます。
「任侠SF」!
この映画は、新しいジャンルをきりひらいた作品として
歴史に残るのかも・・・。

「演説映画」、考えてみれば、多くの日本映画が、このようになっていると思います。 (2004年06月07日 11時18分59秒)

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