自分を愛することは他をも愛すること

自分を愛することは他をも愛すること

PR

×

Profile

まりあのじいじ

まりあのじいじ

2008.07.15
XML
カテゴリ: 日記
【 お気に入り ご登録に感謝 】
ブログランキング仲間一覧。
お気に入り登録ブログ一覧。
お気に入り登録下さったお客様のブログ一覧




【 本 文 】


「ありがとうございます」が
飛び交う病室





看護師のお嬢さんたち(多少、過去の方も含めて)が
立ち去るとき、必ず
「ありがとうございます」と言う挨拶を残して行くのだ。
それも近頃、コンビニエンスストアーやファミリーレストランで耳にする
マニュアル化したスタイルの
「ありがとう・・・ご・ざいま~す」などと言う
あの独特な癖のあるイントネーションの「ありがとうございます」ではない。
ごく普通の、とても明るくさわやかな
「ありがとうございます」と言う気持ちのよい挨拶である。

こんな具合だ。
「ご自分の名前を言ってください」
「けがさわつよしです」
「けがさわさん、血圧を測らせていただいてよろしいですか?」
「はい、お願いします」
「上が160、下が90です。ありがとうございました」
「けがさわつよしさん、点滴を交換させていただきます」
フルネームで名前を呼ばれるのは久しぶりで、新鮮な感じがして嬉しいものだ。
「はい、お願いします」
車輪付きの金属スタンドに、ビニール袋がいくつもぶら下がっている。
その一つが空になったのだ。
てきぱきと取り替えると
「ありがとうございました」と去っていく。
「けがさわさん、血糖値をはからせていただきます」
「はい」
「ちょっと、チクンといたいですが、よろしいですか?」
「はい、おなかの傷の重さに比べたら、この痛さは気持ちがいいくらいです」
「まあ、その前向きさは、すばらしい」
私は、自分の置かれている状況、立場も忘れて、思わずうれしくなってしまった。
「はい、終わりました、ありがとうございました」
「けがさわさん、血糖値が200以上ですので
お注射させていただいてよろしいですか?」
「お願いします」
「ちょっとチクッとしますよ」
「はい」
「ありがとうございました」
それで思わず、次の血糖値測定の時
「血糖値を測らせていただいてよろしいですか」と言われたら
「喜んでっ」って言って見ようかなと思った。
埼玉の居酒屋チェーンで注文する度に
とても元気よく「喜んでっ」と答えていた楽しい店員のおばちゃんに出会い
可笑しくって楽しくって笑い転げたことを思い出した。
これは、ひょっとして受けるかもしれないと思ったら、一人で吹き出してしまった。
もろに、傷に響いて、思わず「うっ」と唸った。
だから、これを言うのをあきらめたのは勿論だが
今にして思えば、ナースの反応も見たかったなと、少しは悔いている。

そんな風景は一般病室にうつされてからも同様で
4人部屋なので、担当の看護師さんはそれぞれ違うから
朝夕は「ありがとうございました」のラッシュになる。
「この病院は素晴らしい」と私は、思わず感動を抑えられなくて涙した。。
この「ありがとうございました」の挨拶に
最初のうちこそ何となく違和感を感じていた。
「おれは、薬を買っている、客になったわけか」と、少々いぶかんだ。
しかし、その「ありがとうございます」の明るい元気な響きは
まるで「天使のうたごえ」のように、爽やかで、清らかであった。
私は、すぐに慣らされた。
事実、胃と胆嚢を切除され、麻酔から覚めたばかりの私は
未だ、まな板の上の鯉状態がつづいているのである。
今の私にとって、看護師さんは「地獄に天使」である。
次から次へと、交代して現れるのだが、天使たちは
大変な美人揃いだと思った。・・・このときは(後にはそれなりの・・・・いえいえ・・・)。
ともあれ「ありがとう」と言う日本語は何と、素晴らしい言葉だろう。
それにしても、看護師さんたち全員が
「ありがとうございます」という挨拶を、これほどまでに
自然且つ徹底して実践できている集団が
日本に存在すること自体が、大変な驚きだった。

数年前、私は著書の中でこんなことを書いたのを思い出した。
《 幸せを呼ぶ 三つの言葉 》
 人生で幸せを呼ぶ三つの言葉は
「はい」
「ありがとう」
「ごめんなさい」
この三つの言葉が使えさえすれば、相当に幸せになれると言われている。
しかしながら、他のおしゃべりはペラペラと、大得意なのにもかかわらず
この三つの言葉だけが言えない人を私も知っている。
話しかけても「はい」の代わりに反論が帰ってくる。
「そんなこと言ったって」
さらに悪いのは「・・・・・・・」完全無視。
「そんな人は損な人」なのだが本人は気付かないのか傲慢なのか。
誠に気の毒な人である。
一方「はい」を明るくはじけるように
返すことが出来る人は、誰からも好印象を得る。
とても得をしている人だと思う。
「ありがとう」と言う感謝の言葉も
人間関係において欠かすことのできない、最高の言葉である。
人からの頂き物が非常に多い人は「もらい上手」とも言われる。
そんな人は「ありがとう」の言い方がひときわ素晴らしいのだ。
「うれしいっ。ありがとう」と喜びと感謝がほとばしっている。。
更に、何か、あげたくなるように相手を気持ちよくさせてしまうのである。
「ごめんなさい」も重要な言葉である。
「ごめんなさい」
謙虚さと素直さがにじみ出て
責める気も萎えて許してしまう。
「はい」「ありがとう」「ごめんなさい」を
照れずに、さらりと言えたら、素晴らしいことだ。

この病院に入院できたことは大変な幸運だった。
「宇宙さん、ありがとう」と思わず心の中でさけんだ。
このあたりで人生が終わりになるかもしれないが
「感謝する心が足りなかったから、仕上げのつもりで実践してごらん」と
宇宙さんの計らいかも知れない。
「看護師さん達に負けないように
『ありがとう』を実践してみるね宇宙さん」







トップへ



じいじの、ホームページです。人生の幸福、成就について書いています
宇宙の愛に学ぶ「こころと心の行い」







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.07.15 09:07:49
コメント(7) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: