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飲食店や貿易会社などを個人で開業なされている知り合いは、皆尊敬します。やはり、人脈や資本の力が物をいう中国の世界において、1から立ち上げて飯を食おうとなされているからです。その1つ1つの行動に感動します。個人で商売をされる際は、日本人を頼らざくてはならないのは仕方ない部分もありますが、これからずっとこの地に根を下ろそうとする意思が、何より尊敬する所です。当地でも、生活面で色々とお世話になっているのは、大体そういう人が主なので彼らのおかげで生活に安定感ややすらぎを与えて頂いているので感謝しております。ありがたく存じます。海外に出て特に感じたのですが、人の結びつきが無ければ何もできないんだなあ~と、感じております。日本では、ある程度好きなことや、与えられたことだけでも生活することはできますが、こちらではなかなか・・結局、誰かの手助けの元に成り立っているのを実感します。ある、友人は好きな道を15年続けてらっしゃいますが、少し壁にぶつかってらっしゃるように感じます。こう言うときに、お金だけでは無い、何かのお手伝いができないかな~とも思います。先日、海外駐在歴約20年のある人と話していたのですが、結局海外駐在においての一番のポイントは、人と接してそれを効率的に運用することに他ならない。語学や専門性は、あくまでその方法でしかないのだと言うことを、話しておりました。自分がここで何を身に着けなければならないかは、根を下ろす人や現地の方々を拝見すると、おのずと判って参ります。最近続けているお勉強も、その一貫でもありますので頑張ろうと思います。
2006年10月14日
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最近は、色んな人や外出なども含め、色々と新たな出会いなどが増えております。そこで雑記。この頃色々と感じていることは、中国の方でも多様性が更に増え、都市部の若年者の意識の変化を感じている所です。結構、意識の中に余裕が出てきている。これ、本音。(中高齢層は、そうでもない)一方、資本主義以上の資本主義と言われる?中国において貧富の差がやはり大きくなっているなあ~と、実感するこの頃でもあります。久しぶりにスラム街など色々と拝見してみましたが、生活が苦しい人はどんどんと苦しくなって、中流以上層の人の安定感が目立って来ている感じがします。でも、貧富の指標として、以前は良くその地の駅前などで野宿者の状況を拝見していたのですが、絶対数的には減ってきている様な気もします。相対的には、この経済の好調が全体を押し上げているのは事実の様ですが、一方で競争社会の荒波は厳しくなってきている様です。その一番良い例が、受験戦争でしょうが、毎年個々に話を聞くと、学生さん達の勉強時間は年々増えている感じがします。成功する一方、脱落者のその後が少し心配・・(学卒者の就業者と接してみて)まだまだ、こちらでは大学卒、大学院卒である事と、それ以外の年収差異は数倍に膨らんでおり、更にひろがっております。(大学にもよる)何より、この差は学歴と共に就業機会や人脈形成の面において絶対的な差異がある様に感じられます。だから、親としては子供になんとしても良い学歴を与える義務がある、と言う雰囲気があります。そうすると、更に就学水準の低い農村部の方との差が広がっていく。経済的に、チキンレースを行なっている現在において、この差はどこまで広がっていくのだろうか?10数年前に、毎日北京図書館に通って各地の経済指標や物価指数などをまとめたり、実際に市場の調査をしたりしたことがあるのですが、その当時は、まだまだ都市部の生活もこじんまりとしていました。でも、今は主に海外の資本流入により、別世界になってしまった。更に、何を目指すのかが興味を引かれるところです。また、日本でも同じですが、この国においての人脈は大きな意味を持ちます。例えば、スーパーを作りたいと思っても、その許認可権を持っている人間に近づくためには人脈が必要だし、特に不動産においてはそれが顕著に出ております。実際に何度も経験してきておりますが、場合によっては法まで捻じ曲げる力があるのもこの国の凄いところです。人と出会う機会さえ見つけることができないのも、結局その出発点において大きな差異が生じている実態があるようです。これが、学歴や戸籍、出身に大きな意味をもち続けています。例えば、友人の父が元外務省の関係の人間で、親戚に軍隊の将軍級と近い方がいるのですが、副業で石油関連をなされています。実際にその人脈と関係あるかは判りませんが、普通、副業で石油関連とは行かないですよね。その人の人生とは、その人の幸せとは。国の力や世情によって、大きく翻弄される比率が日本人より相当高いこの国の人を見ていると、色々と刺激されます。これは、本音ですが先進国と比べて、むしゃらに働くだけでは成功の確立は低い事を実感しております。その判断において、総合力やタイミングを掴むことが必要な事を感じます。その辺り、ある程度公平であり、恵まれた立場である日本人であることをいかに使っていかなければとも思います。彼らの頑張りを見習って、自分の範囲でどんどん邁進していこうと思います。また、もしかすると、中国の方とはこれからも色んなところで、接していかなければならないかもしれませんので、できるだけ自分の目で見て、その変化も10年単位で見て判断して行きたいと思います。絶対に、判断を変えなくては駄目な時期も来るはずなので、そのタイミングを計りたいと思います。面白いな、大陸の文化って。。島国の人間としては、経験になります。P.S.先ほどメールをやりとりしていたのですが、アートを手がけている日本人の友人。更にブログに磨きがかかって来ているような気がします。見てやってくださいね天安門ぶらぶら節
2006年10月14日
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