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2006年06月20日
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カテゴリ: 中国現場一般
組織において、定期的に人を替えていくことは絶対に必要だなあと、この国に来て切に思った。
また、専門職として変更ができない時は、いかに牽制作業を行なうのか本当に必要だ。

この辺りの気苦労は、日本に居る時の比ではないかも知れない。

日本だと、「任せる」「信用」と言う言葉が根本文化に根付いているような気がするが、
こちらにおいては、先ず「疑う」ことを初めに行なわなくては信用できないので本当に体力がいる。
性悪説が必然だから。また、その様な文化だとも思う。
また、人の心の中はどんどん変わるし、仕事の信用度合いもどんどん変わっていくのだなあと、色々勉強させてもらっている。

日本と同じような感じで、人に任せていらっしゃる会社さんがあればそれは、必ずトラブルが起きると思う。
これだけは、自信を持ってお伝えできる。



外部に対しては、契約書などで雁字搦めに物事を進めるのに、片や身内に対して甘すぎる対応を
行なう日本企業の文化。客観的に見ていて、どっちもどっちかもしれないと思うようになった。

簡単な事例で見てみると、ある程度の職責で当地に来ると、接待攻勢を受けることがある。
日本人でさえ、これに溺れる人たちもたくさん見たりしてきたが、人って本当に弱い生き物だと思う。

しかし、逆に捉えれば接待攻勢を受ける回避を行なうシステム作りを行なっていない、その会社が悪いのだと思う。
結果が、全てを物語る。

お客様をおもてなしをする接待自体は、顔つなぎにおいて、商売において全く悪いことではないと思う。
会社さんにおいては、接待費予算を相当繰り入れられている会社さんも当然あるし、
ココでは絶対に書けない面白いアイデアを実行される様には感服する。
(ブログ上は、現場一般水準のみ記載)
逆に、知識だけを頭に入れて論じる人より、よほど役に立つことが多い。


当地に長くいればいるほど感じるのだが、中国の商売と海外の商売の文化のバランスをいかに自分の中で自制して活用できるかは、当地で長く商売を行なうだけの、また投下資本を預かるだけの信用を得るための絶対的条件かもしれない。
営業力・管理能力・技術力、色々あるけど根本的な人間的な力がココでは一番大切だと思うし試される。

赴任者を拝見して、その赴任者の半年・一年後にお会いした時に、大体その人の信用度合いがわかる。
当地で、ご活躍され尊敬している人は皆、この能力が素晴らしいと思うし勉強になります。

以前、知り合いの大学教授にプライベートでお話を頂いたが、大よその知識は体を張れば大体3ヶ月でクリアできるが、人間的な力は簡単には構築できないので、そちらを養うことを説教いただいたのが、今の考えの根本。

その通りだと思う。

見えないものを見える様にする、努力とノウハウ。商売を行なう上で、色々勉強させられ面白く感じますね。

まあ、実際に中国人の方を見極めるのは、本当に難しいのですが・・





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最終更新日  2006年06月20日 18時17分03秒
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