ここらのやがてのあかるいけしき

2008.10.06
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カテゴリ: 日記



その長い年月を病院に入院したことのないままぴっちぴちのダルダルで生きている私が、
かよわいワケがない。

そう固く信じているので、
春先と秋の半ばにへっくしょいとくしゃみを連発しても、

「花粉症って自ら名乗り出るの、恥ずかしいじゃん」

と、自分は花粉症と認めずに来ている私だ。


このような私が、


「わたしぃ、アレルギー体質なのぅ」


なんて名乗りをあげるのは、ちゃんちゃらおかしいと思うわけです。
ほら、アレルギー体質って、なんだかか弱くて儚げで、可愛らしい感じがするじゃないですか。
たぶんに妄想ですけど。

低血圧ってのは、構わないんです。
私と旅行や出張した者全員が、
「ココちゃんてさ、低血圧でしょ」
と、朝のバイキングとか朝の鮭が並ぶ食堂などで、すんごくつまらなさそうに、あるいはすんごく気を遣いながら言ってくれたり、
大学の医務室で、
「あなた、この血圧、ほとんど仮死状態よ」
と言われたりしたものですから、自分が、
「あっりゃあ、私って低血圧なのかしらねえ」
と思う間もなく大きくレッテルを貼られて今に至ります。
低血圧はか弱いとか、かわゆいとかではなく、私にとっては「無愛想」の一言に尽きる体質。
どうやら迷惑をかけているらしい、と最近思う。ごめんよ。


でも、なんだかアレルギーとかっていうのは、
「この世の中、なんだか私には合わないようにできているの」的な、
あ、お蕎麦が苦手なの。じゃあお蕎麦屋さんはやめときましょう、的な、
守ってあげなくちゃ、みたいな響きがあって、
これが私には非常にこしょばゆいのです。
こんな頑健に出来ている私が、そのような可愛らしい響きの体質を持つわけがない。


そう思って生きて参りましたが、
エビ・カニあるいは貝などを食すると、それが新鮮でない場合、100パーお手洗いの住民になることにある日気がつきました。
ものの見事に消化不良を起こし、胃や腸が、わけのわからない生物になってうごめいているかのように、
「敵機来襲!」
ってな感じで拒否反応をしめすのです。

でも、新鮮なエビ・貝、あるいはシンガポールでいただいたカニのから揚げなどは大丈夫だったので、
「なんちゃって」
と自分では確定ボタンを押さずに来ました。

それが、どうしたことか先日、
カラダ中をばーっと花が咲いたような赤味を帯びたカユカユが出来、
非常に不愉快になりながら、
「全身カイー。カイイんだ!!」
と我が家で訴えてみましたら、
家の者が口をそろえて「それは蕁麻疹だ」と言う。

「じんましん?ざけんな」

頑健が売りの私は否定したわけなのですが、痒くて非常に腹立たしい。
家人は私が拾い食いをしたのだろう、とか、腐ったものを食べたのであろう、などと言われない中傷を浴びせるものですから、
私は指折り数えておとついの夕ご飯は~?
と脳トレみたいに思い出してみて、やっとわかったのです。


妹が、いらん、とくれたキトサン アフター ダイエット。


原材料. キチン・キトサン(カニ由来)


カニ由来。


友達とケーキだランチだという宴が続いたときに、
「一応ね♪」
と飲んでいたそれがいかんかったらしい。


というわけで、私は
「カニとかアレルギーらしい」
と名乗りをあげることがどうやらできそうな塩梅なのですが、
アレルギー体質ってのも、かよわいとか可愛らしいなんてもんじゃなく、
顔とか足とか腹とか尻とかがカユカユになって赤くなってボリボリしてしまう
非常に不細工なものであるということを知ったのでした。

やってみなきゃ、わからないもんですね。











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Last updated  2008.10.06 23:53:04
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