食を楽しむ

OL美容ライター　高橋りんね
　「米・食味鑑定士」という言葉を知っていますか？これは食味鑑定士協会が認定する資格制度で、一定のお米の知識を持ち、ご飯の味覚テストに合格した人だけが取得することができます。いわゆる「お米のソムリエ」ですよね。

この協会は、国産米の消費拡大により、生産者・流通業者・外食産業の活性化をめざす民間団体なんだとか。

そういえば私は外国人の知人が多いのですが、みんな口をそろえて「ニッポンのお米は、もちもちして美味しい！」と言っています。

今ではあたり前のように食べているコシヒカリですが、北米、南米、そして東南アジアのお米を経験すると、ほんとうにニッポンのお米に勝るものはない、と感じますよね。

例えばお米大国のタイでも、ニッポンのコシヒカリが人気で、自ら栽培にも成功し、日本が逆輸入し始めているのですから驚きです。

このように海外で日本米が人気を博しているなか、日本では「ただの白米じゃＮＯ！」という傾向がでてきました。

精米しすぎると栄養が削がれていき、しかもダイエットには不向きだというわけです。

　カラーのついたお米を楽しんで栄養もしっかり！
　そこでダイエット中の人々にじわじわと人気を呼んでいるのが、

雑穀。
たとえば「黒米」は、ポリフェノールの一種、アントシアニン系色素をもち、炊き上がりは黒っぽい紫色に。

カレーとあわせて食べるとすごく美味しいことを発見しました。

さらに「赤米」は、ポリフェノールの一種、タンニン系色素をもち、赤飯のルーツとして古くからお祝いごとに食されてきましたが、
ロハスブームでいま再認識されているヘルシーなお米です。

「緑米」は、緑色色素のクロロフィルを含んでいて、普通のもち米より粘りが強く甘いのが特長。

そして「もちきび」は、野生種でアルカリ性の穀物。
短期間で育つ貴重な食物として、中国では昔から栽培されてきたのだそうです。

最後に「もち麦」はβ-グルガンなど食物繊維の含有量が穀物類の中でも高く、
プチプチとした食感で粘りがあり、固くなりにくい性質を持っています。

　食べ方にアイデアを凝らしてカフェ風ごはんに

　それでも、雑穀はちょっと食べにくい…という方におすすめなのが、発芽玄米です。
白米の６倍の食物繊維、10倍のγアミノ酪酸（ギャバ）、さらにカリウム、亜鉛、カルシウムなどのミネラルが豊富に含まれているんです。

いつもの白米に少し混ぜるだけなら、見た目もきれいだし、お子様にも食べやすい味になりますよ。

このごろ私は、時間のある週末などに“カフェ風ごはん”作りに挑戦しています。

たとえば、麦、粟（あわ）、稗（ひえ）、豆（大豆・小豆）の五穀米を各種取り揃えて、
まるでおかずを作る感覚で、いろんなお米レシピを楽しんでいるんです。

時には松の実や胚芽もブレンドしてお野菜と一緒にチャーハンにしたり、お粥にしたり。

見た目のカラーコーディネートも考えながら、カップルやファミリーでナチュラル生活を満喫してみてはいかがですか？

Infoseekより