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January 8, 2007
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カテゴリ: 映画(映画館)
この映画に対して鳥越俊太郎さんは「たとえそれがどんなに立派な大義名分であろうとも、暴力(武力行使)の陰には必ず悲劇が生まれる。そんな思いがずっしりと胸に残る一作。」と評しています。ああ、勘違い。はっきりとケン・ローチ(この作品の監督)は言っています。「残念ながら、英国の占領軍が今、無理矢理そして不法にどこを占拠しているのか、ここ(共同記者会見)にいる皆さんには話す必要もないでしょう。また、この作品はすばらしい友情と勇気、そしてその中の悲劇的な対立の物語でもあります。私たちが最終的に避けて通ることの出来ない話だと思えたんです。」と。
つまり、ブッシュに乗っかってイラクを不法占拠する英国軍に対する抗議の意味合いも大いにあるのです。
国家による汚い暴力を非難しているのです。それにむかってのテロを非難して、お互い暴力は悪いことだよっていうのはおかしい議論です。これは、アメリカの尻馬に乗ってイラクに自衛隊を派遣している日本に対しても問題を投げかけているのですが、防衛庁の省への格上げに対してもまったく意見をいわなかった日本の国民・マスコミはどうしたものでしょうか。
こういう映画を見た後の脱力感は、つまり日本での「ホテル・ルワンダ」の受け入れ方につきまとうものであり、フジテレビによる映画産業の支配に対する脱力感でもあります。

主人公であるデミアンは医者であるのに、ロンドンの病院に行く機会を自ら振ってしまいます。そして祖国独立のための兵士となるのです。医者であるのに、裏切り者である幼馴染を射殺します。停戦条約が締結された後の内戦にも身を投げ込むのです。いや、患部を切り取る必要があるときは、患者の体にメスをいれる外科の心情かもしれません。僕はテ○○ズムを全面的には否定しません。例えば、イス○○ルのようなテロ国家、アメ○○のようなテロ国家に戦争をしかけられたときに暴力なしにどうしろというのでしょうか。そこでは、鳥越さんの思想など、役に立ちません。デミアンの献身が美しいと僕達が感じるのはそういうことではないでしょうか。そして、それがいろいろな矛盾を含んでいるのは当たり前であり、かなしいのは当たり前だと思います。
カンヌでパルムドールを獲った本作品の意義は、もちろんその美しい映像とかではなくて、その悲劇が普遍性をもつものであることからであると僕は思います。





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Last updated  January 8, 2007 11:39:14 PM
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