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p5 「2025年2月末。合計特殊出生率」が、「前年の0.72よりもわずかに増え」「0.75」となった話から、始まります。韓国の話。ただでさえ若年人口が減っているのに、そこに首相率が下がっているわけですから、二重に効いている状態です。
人口維持には2.07程度が必要とされます。日本も人口減少の状態ですが、やはり韓国の出生率の低さは、注目されます。
勿論、韓国でも少子化は解決すべき課題です。でも、そう簡単に解決できそうにないなと、この本を読んでいて思いました。
韓国には、相対的剥奪感という言葉があるそうです。
p170 「親にお金がなければ、資産がなければ子どもが惨めな思いをするって強く思いました」という言葉が出てきます。
これは、本文にあるように日本で言う「親ガチャ」という概念に近い。尤も、親ガチャは子どもが親を評するものですが、上記の文章は逆です。自分が持っている経済力等を顧みて、自分の子供が、親ガチャハズレになってしまうようなら、子どもを産むのが躊躇われるという状況です。
これは、私も最近気になっています。と言っても、子どもを既に二人設けた後でなんですけどね。自分の持っているスペックがある程度遺伝するとして、自分の遺伝子が残っていいのだろうかと。
「バカを気にして生きる程 世間は狭かないだろう」という尾崎の言葉に、励まされて昭和は生きていけた気がします。でも、この後はどうなんだろう。日本も韓国と程度の差こそあれ、少子化で高齢化で、労働人口は減り続けます。そこにAIなんていうのが急速に発展してきて、この後の社会で求められるスペックってなんだろうと。自分の遺伝子はそれに対処できるのかと。そういう能力に劣ってしまっていた場合、きっと子どもは苦労するのだろうなと、考えちゃいますよね。
なんにも考えなかったら子どもを作れたので、真面目に考えていたらきっと子どもを作るのは躊躇われたと思うんですよ。でも、あの頃は無性に子ども欲しかったんですよね。
もう一つ本書に触れられていたのは、移民問題。結局、少子化である以上外国人労働者は必要なんですよね。「移民はもういらん」と威勢よく言うのは簡単ですけど、じゃどうするのって訳で。ただ、p203にあるように「日本は選ばれな」いらしい。あまり、旨味のある国ではなくなりつつあるそうです。
そもそも「移民はもういらん」と言う前に、来てくれなかったりね。それならそれでいいのですが、その後足りない労働力をどうするかってことですね。
とにかく、少子化というのは、社会に大きな変革を求めます。
出生率の低下は、今解決しても効果が出るまでに時間がかかります。
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