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2004年12月11日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
現在、医療改革で「混合診療」の解禁について
議論されている。


「混合診療」とは、初診から治療終了までの一連の
診療中に「保健診療」と「自由診療」を併用することを
言う。


現在の医療保険制度で、病院にかかったときの
治療費の3割が自己負担ということになっている
ことはみなさんご存知だろう。

こういった医療保険制度が適用される診療が

である。

一方、全ての治療費について3割自己負担、つまり
保険が利くかというと、実はそうではない。

あくまでも、この医療保険が適用されるのは
国が認めている治療に限る。

例えば、インフルエンザの予防接種。
これは保険適用外なので、全額自己負担。

インフルエンザの予防接種程度のものであれば、
仮に保険が適用されなくてもそれほど経済的な
負担はない。

が、最もこの「混合診療」の禁止の弊害として


「抗がん剤」の中には欧米ではその効果も認められ、一般的に
使用されているものが、日本ではまだ未承認のものが多くあり、
その数は約80種類と言われている。

がんの部位や症状によっては、効果が期待できそうな抗がん剤
であれば、当然そういった未承認の抗がん剤を使用することも


が、もし未承認の抗がん剤治療を受けた場合、現在の制度では、
その治療費については医療保険の適用ができず全額自己負担
となってしまう。

全額自己負担となれば、かなり高額な治療費を払うことに
なってしまうことが多い為、未承認の治療を受けるか
どうかは、全ては患者の意志で決まる。


こういった未承認の治療を受けることが
「自由診療」
である。



では次に、この「保険診療」と「自由診療」の併用、
つまり「混合診療」に何の問題があるか?

普通に考えて、全額負担でも「自由診療」を希望すれば
受けることが出来るので、特に問題がないのではいかと
思われるかもしれない。

が、実は現在の保険制度では、この「自由診療」を
受けた場合、保険適用治療分である「保険診療」に関しても
全額自己負担となってしまう。

分かりやすく言うと、例えば、がんの治療をする際に
未承認の抗がん剤投与を受けてしまうと、本来保険の適用
となる入院費なども含め全ての治療に保険の適用が無くなり、
そのがんの治療にかかった全ての治療費が自己負担となる。

もし、自分の家族が病気になって、効果が期待できそうな
治療が保険適用外であったとしたらどうしますか?
恐らく、家族の為なら全額負担してでもその治療を受けさせて
あげたいと思うだろう。

が、必ずしもそうできるとは限らないのが現実。

仮にがんにかかった場合、その治療には月平均90万円が
必要とされているが、それを全額自己負担となると、
十分な治療を受けさせてあげることが出来ないことも多い
のではないだろうか。


先に書いているインフルエンザの予防接種についても
同じように、例えば、心臓病の患者に対して、入院中に
インフルエンザの予防接種を行うと、その心臓病の治療に
関する保険が一切きかなくなり、全額自己負担となる。

んなアホな話があるかい!
って思いませんか?


もともとこの「混合診療」は、
「お金のあるなしで受けられる医療に差が生じ、
医療の平等性が損なわれる」
と考えられ、タブーとされてきた。

が、この「混合診療」はある意味患者にとって不可欠なもの
ではなかろうかと私は考える。


現在、小泉はこの「混合診療」について全面解禁を年内までに
まとめるように指示をしているが、反対する声も多い。

小泉は、一見いいことをやろうとしているように
見えるが、本音はこうだ。
この先財源が底をつくことが予想されるので、
医療費の政府負担を減らしたい。

下手すると、今まで保険が利いていた医療も
保険適用外にしてしまうかもしれない。
そんなのクソ食らえである。


主に反対意見を出しているのは医師会と厚生労働省。

ではそれぞれの意見を見てみよう。

医師会は、
「混合診療」を解禁にしてしまうことによって、
保険外の医療が増えてしまい、結果的に保険会社を
太らせるだけだ。
とのこと。
だが本音は、保険外診療のできるのは限られた医者で、
患者もそこにしか行かなくなり、潰れされてしまう医者が
増えてしまうのが困る。
であろう。

厚生労働省は、
保険証一枚でいつ、誰でも安い医療を保証する日本の
国民健康保険制度は、世界に誇れる優れたもの。
混合診療は医療格差を生む。医療に弱肉強食の世界を
持ち込んではいけない。
だが、これは建前だと思う。
本音は、
保険医療でまかなえるものも、保険外の医療を行い
設けようとする悪い医者を抑えきれない。
である。


「混合診療」の解禁を指示するもの、反対するもの、
はっきり言ってどっちもクソ。

実際に苦しんでいる患者の事なんかこれっぽっちも
考えていない。
私たち国民にとってこんな恐ろしい話はない。


何故にもっと核心をつかないのか?

悪い医者が増えそうなら、医者の中でルールを作って
違反したら免許を剥奪するくらいのことをすればいい。
ていうか、そんなヤツが医者になれること自体どうかしてる。


何故にもっと国民のことを考えないのか?

患者も家族に出来るだけ迷惑をかけたくないと思い、
自ら自由診療を拒むだろう。
家族にしても、助かる可能性のあるものを見捨てるような
ことが出来るわけが無いし、もしそんなことになって
しまったら、一生その家族は後悔してしまうだろう。


やはりもう国は頼れないのか?

世界を誇る「国民皆保険」が聞いてあきれる。
「国民皆無保険」と言い換えたほうがいいかも。



私は保険の宣伝のために言うわけではない。

が、仮に「混合診療」が認められたとしても、これから先
もっともっと民間の保険の必要性が出てくる。

だが、国民保険と違って、民間の保険は入りたても
全ての人が入れるわけではない。

病気をしてしまってからでは入れないし、年を取れば保険料
が高くなる。

早めに準備しておくことをおすすめします。

今更であるが、近いうちに保険に入るときに考え方について
書いてみよう。






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最終更新日  2004年12月11日 17時01分57秒
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