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2023.11.04
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コニカ・ミノルタ連合が写真事業からの全面撤退を発表されてから随分な月日が流れましたが、昨今の残存メーカーからのデジタル一眼の撤退など、この分だとまだまだカメラ界にはビックリするような事象が起きるでしょうね。

 昨年からこのブログで、海外で細々と生産されているいくつかのフィルムをご紹介していますが、まさに崖っぷち状態にある銀塩フィルムを少しでも知っていただき、海外には結構いろいろなフィルムがあるのだナァと、頭の隅にでも記憶しておいていただけたらと言う気持ちで続けているものです。



 ということで、今回はドイツ・クラシックフィルム社の「CLASSIC-PAN 200」というフィルムをご紹介いたします。このフィルムの製造所はよほど小規模なのか、あるいは私が勉強不足なのか、まったくその存在さえこのフィルムを手にするまで知りませんでした。で、実際にこのフィルムをよく観察すると、実に手作りチックで小さな小さな工場(こうば)で作られたことがよく分かりますよ。  上のタイトル写真からもお判りのように、化粧箱にすら入っていません。ポリケースにフィルムがポンと入っているだけ。パトローネ自体もどこかのリサイクル品でもあるかのように赤と黒の2色で印刷された簡便な上質紙シールが周りに貼られただけのシンプル極まりない体裁で、もちろんDXコードなどは及ぶべくもありません。

 さて、このフィルムを企画・製造した人物はいかなる理由で「クラシックパン」と名付けたのか、我々はクラシックを古典的なという意味でとることが多いのですが、「最優秀・超一流」という意味も”クラシック”にはありますね。以下に試写をしたモノを並べましたのでご覧ください。はたして、最優秀な写りをしてくれるのか、それとも大昔の乾板写真のような写りなのか・・・・?












​ いかがでしたでしょうか、web上の表示で詳細な解像をご理解頂くのは無理なのですかが、おおよその感じはお判り頂けると思います。どのコマを見ても中間調をきめ細かく出そうという意図はさらさらないようで、かなりぶっきらぼうな絵になりました。私の第一印象では銀塩粒子のツブツブが非常に大きいと感じました。そして、その銀を含ませた乳剤がフィルムベースにたっぷり乗っている感じがあります。それは指で触っても分かりますが、現像すると焼き落ちた銀が液の中にドッと落ちます。いまどき、原材料をケチらないでしっかりした製品に仕上げていることに好感が持てましたが、はたして、このような偏った写り方をするフィルム、フジの”アクロス”の精緻さに慣れた日本の人々にはどのように評価されるものやら・・・。
今週も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。



#classicpan​ ​​





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最終更新日  2023.11.06 20:25:14
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