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昨年からこのブログで、海外で細々と生産されているいくつかのフィルムをご紹介していますが、まさに崖っぷち状態にある銀塩フィルムを少しでも知っていただき、海外には結構いろいろなフィルムがあるのだナァと、頭の隅にでも記憶しておいていただけたらと言う気持ちで続けているものです。

ということで、今回はドイツ・クラシックフィルム社の「CLASSIC-PAN 200」というフィルムをご紹介いたします。このフィルムの製造所はよほど小規模なのか、あるいは私が勉強不足なのか、まったくその存在さえこのフィルムを手にするまで知りませんでした。で、実際にこのフィルムをよく観察すると、実に手作りチックで小さな小さな工場(こうば)で作られたことがよく分かりますよ。 上のタイトル写真からもお判りのように、化粧箱にすら入っていません。ポリケースにフィルムがポンと入っているだけ。パトローネ自体もどこかのリサイクル品でもあるかのように赤と黒の2色で印刷された簡便な上質紙シールが周りに貼られただけのシンプル極まりない体裁で、もちろんDXコードなどは及ぶべくもありません。
さて、このフィルムを企画・製造した人物はいかなる理由で「クラシックパン」と名付けたのか、我々はクラシックを古典的なという意味でとることが多いのですが、「最優秀・超一流」という意味も”クラシック”にはありますね。以下に試写をしたモノを並べましたのでご覧ください。はたして、最優秀な写りをしてくれるのか、それとも大昔の乾板写真のような写りなのか・・・・?



