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2022-0110ルビーとピエロ

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2026.03.06
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階段の途中で出くわした聡美とタムタム。叫ぶ聡美。
「あ〜ごめんなさい ごめんなさい」
「あっ こっちこそ あの時もし廊下に誰もいなかったら部屋に入ったかもしれない」
「タムタムさんはそんな人じゃないんです」
「いやいや」
 ため息混じりながらも笑顔になって二人はデッキを向かった。
 デッキにはスタッフ28がいた。そして頭を下げた。
「先日は申し訳ありませんでした 私はいつもスタッフです」
「こっちこそ」
「お互い様だね」
タムタムの一言で話が進んだ。スタッフもホッとして
「実は片山さんがノートが見つからないと言ってらして」
「ノートって?」
と首をかしげる聡美。
「お手紙さんにお見せしたいと」
「どなた?」
「さぁ」
「わからないわ」
タムタムも首をかしげた。
「片山さんは聡美ちゃんを部屋に連れて来てって」
顔を見合わせる聡美とタムタム。
「そう呼んでいらっしゃいました」 
二人は裕子の部屋を向かった。だがわざわざ一緒に来てくれたが聡美は一人で行った方がいいと思ってタムタムを断った。タムタムは
「何があったら呼んで」
と戻って行った。
 裕子の部屋の近くには何度も来たが入ったことはない。部屋の隅が見えていつも段ボールがあふれていることは気づいていたが。ドアを叩いた。どうせ入れてはくれないと思いつつ。だが突然開いたドア。思いっきり引っ張られた聡美。裕子が叫んだ。
「聡美ちゃん お そ い」
「あ〜裕子さん 転んじゃうわよ」
部屋の中はまさしく段ボールがあふれていた。無理やりドアを閉める裕子。
「聡美ちゃん以外の人には見せたくないから」
「それより見つからないのノートって何? それにお手紙さんって誰のこと?」
「聡美ちゃん何言ってるの 私がお願いしたいのは段ボールのこと?」
「段ボール?」
「まだ開けていない段ボールがまだあって」
「マサカ」
「マサカはないでしょ」
「裕子さん 私たち帰るのよ」
「どこへ?」
「日本よ 横浜よ もう船は日本に向かってる 段ボールはもう開けなくていいのよ」
 そしてやっと納得した裕子がベッドに座り込んだ。






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最終更新日  2026.03.06 17:44:48
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