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2022年09月08日
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カテゴリ: 横川典視
木曜担当のよこてんです。

 先日の馬運車の火災事故。現在も調査継続中であり補償等の問題も絡む話なので現時点で細々書く事はできませんが、ひとまず人馬共に無事で良かったと思います。

 「高速道路で事故を起こした場合・車が故障して停まらざるをえなくなった場合」は車内や道路上に留まらずガードレールの外側等安全な場所に避難すること、が推奨されています。これは自分の車が止まっているのが例え路肩であってもそこに突っ込んでくる車が決して少なくないためにそういう対応を採るようにいわれています。
 高速道路に馬を降ろしたのは非常に危険だったでしょうし批判される事も理解できます。結果的に多重事故にならなかったのは幸運なだけだったのかもしれません。この場合の“正しい行動”は「人間だけガードレールの外側に避難している」事だったかもしれない。

 ただ、火が燃え広がった場合に車中の馬を見殺しにするのか?と、それはできないと判断した厩務員さん達の判断を一概に批判する事はできない。もちろんそれは人馬に何事もなく終わったからこそ言える事かもしれません。“道路上に出たところに居眠り運転の大型トラックが突っ込んで来る”という想像する限り最悪の事態も起こらないとは言い切れないわけで、要は結果論に過ぎないのかもしれません。ここは冷静なふりをして“人間の命を守るのが最優先”と言うべきかもしれない。ただ今回に関しては結果論と言われてもいいから馬も人もよく頑張ったと言いたいです。

 ところで、例えば今回のような高速道路上での馬運車の事故の場合の“対応マニュアル”のようなものはあるんでしょうか?岩手でというだけでなく各地の主催者さんとか輸送業者さんとか。馬運車が多重衝突に巻き込まれるとかの事故もごくまれに起きますよね。そういう時に馬はどう扱う事になっているんでしょう?

 さて先週は2歳と3歳の重賞が行われました。いずれも秋以降の路線につながる重要な一戦となりました。

 まず日曜に行われた3歳重賞『不来方賞』。人気を集めたのはここまでの3歳二冠を制しているグットクレンジングでしたが、勝ったのはこれが転入初戦のマナホクでした。門別でのホッカイドウ3歳三冠戦線であと一歩及ばなかった雪辱を盛岡で果たした形。


★不来方賞優勝/マナホク

 門別の北斗盃・北海優駿ではシルトプレ・エンリルそしてマナホクが三つ巴の形でした。あちらの三冠最終戦・王冠賞ではしかし、エンリルがシルトプレを破る形で幕を閉じたもののマナホクは少し後れをとって5着。それも勝ったエンリルからは16馬身差と、それまでの僅差の戦いぶりからすると大きく離された印象がありました。


★北海優駿でのマナホク



 次戦はダービーグランプリ、その後はさらに他の地区に移籍予定とのこと。これは当初から岩手では2戦という前提での移籍だったそうですので、この先も岩手所属の馬として応援したかったですがそこは仕方がない部分。ダービーグランプリでどんな戦いを見せてくれるのかに期待しましょう。





 ところで岩手でマナホクを管理している佐藤雅彦調教師は同馬の半兄にあたるカッチャオ・ティアラアデントロも管理していました。カッチャオはちょうど不来方賞の日の7Rに出走していましたね。
 カッチャオは岩手で8勝していますがいずれも短距離の部類に入る距離で、マイル以上での出走経験もありません。そんな実績の違いもあってか「きょうだいだけどタイプは全然違う」というのが佐藤雅彦調教師の感触だそうです。


★8月22日秋桜賞優勝時のカッチャオ(左)。マナホクの4つ上の半兄です

 カッチャオは父ショウナンカンプだから短距離に出るのが普通として、トゥザワールドも結構短距離方向に出ますよね。実際マナホクも1200mの準重賞を勝っているし。中距離もイケるのはサンデークロスの影響??

 三冠達成目前と思われたグットクレンジングは8着に終わりました。序盤からちょっと行き脚に余裕がなく3コーナーでもう後続に捲られるような勢い。今までの強さが影を潜めたような走りでした。初めての左回りの影響もあるでしょうけども、マナホクも左回り初は同じですしね・・・。休み明けがイマイチなのか、あるいは“初コース”がイマイチなのかも。ちょっと次戦を待ってみたいと言うしかないような今回のレースでした。


★グットクレンジングは三冠達成ならず



 そして火曜に行われた2歳重賞『ビギナーズカップ』。こちらは1番人気フジラプンツェルが期待通りの快勝、それも2着馬に1秒9、大差の圧勝でした。


★ビギナーズカップ優勝/フジラプンツェル


 ここまでの4連勝で強さは分かっていましたし、今回は前走の若鮎賞とはまた少し違うメンバーとの対戦で変化があるか?でしたが、その点も何の問題もなし。1分26秒3の勝ち時計も優秀と言っていいでしょう。強さがより際立ったという結果になりましたね。

 次戦は南部駒賞かエーデルワイス賞かの両にらみになる模様。どっちにしろ北海道勢が相手になるわけですから、だったらエーデルワイス賞で見てみたいですねえ。勝ち負けみたいな話はいったん置くとして、今のフジラプンツェルの完成度は門別の2歳勢と比べても遜色ないと感じますし、どれくらいやれるのか殴り込んでみてほしいです。






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最終更新日  2022年09月09日 06時25分33秒


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