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2022年11月16日
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カテゴリ: 坂田 博昭
水曜日の担当は、坂田博昭です。

 今回は、先週の金曜日。
 11月11日のポッキーの日……もとい。 名古屋競馬場 の東海菊花賞当日。



 この日の朝に北海道から名古屋へ飛んできたのですが…
 天気が良くて、暑かった!
 上着は勿論いらないし、なんなら半袖で十分、みたいな陽気。
 行ったり来たりしていると、まず着るものからして難しいです。

 秋深まる、とは言っても、日差しはなかなかの強さでした。


 取材に出かけた前日、11月10日
丹羽克輝騎手  63歳
 通算1700勝を達成!



(この写真は、名古屋競馬広報から頂戴しました)
 11月10日 最終12レース
 ネオヴォイスで勝利!!

 最近は、話を聞きに行くと……

「老体にむち打ってやってます!!」





 左が ​丹羽克輝騎手​
 右は、先週の開催から怪我明け復帰した 加藤誓二騎手
 加藤誓二騎手も、この開催2勝の活躍!

「負けたくないという気持ち。自分の場合はそれだけだね。勝負は下駄を履くまでわからない、っていうから…最後まで一生懸命乗らないと申し訳ない。それだけは、昔から今まで変わらないかな。」



 取材に行った日も。2レース・ケントホープで勝って破顔一笑


 この弥富の新競馬場に移ってきてから、しばらくはかなり苦労している様子でした。勝ち鞍も上がりませんでした。3~4ヶ月経ってからかな……本当に彼らしいプレーが戻ってきたのは。
 きっと思うところもあったのだと思います。

「1勝1勝の重みは、変わってきたね。やはり馬も、昔のようには回ってこなくなっているし。それでも出来ることをやるしかないし、気持ちの方は変わらないかな。」

 続けていれば、流れも変わる。
 彼自身の感じ方も、もしかしたら変化しているのかも知れません。やることは変わらなくても。

「自分は、『青年』と思ってるから(笑)。もう少し頑張りますよ。」

「63歳・青年」 の奮闘に、まだまだ期待しないといけませんね。



 先週の開催から、この人が短期移籍でやってきました。



​  保園翔也騎手  26歳
 浦和から短期移籍で、名古屋では川西毅厩舎所属です。

「1年ぐらい前から、どこかよその競馬場で乗りたい、という気持ちを持っていました。今回、いい話を頂いて、すぐに名古屋に来ることを決めました。」



 一昨年は34勝を挙げていましたが、昨年は21勝。
 そして今年はここまで14勝に留まっていました。

​「存在感を出したい」​

……尋ねると、こんな答えが返ってきました。

​「南関東で成績が上がったときもあったけれど、正直勝ち鞍も騎乗数も減ってきているのはわかっていました。名古屋に来てまず思うのは、日々の調教に精を出すことにより、実戦に乗る機会にストレートにつながる。その意味では、すでに手応えを感じています。」​

 ひとつでも多く乗ること。そして勝つこと。
 いまは、単に「勉強の機会」「武者修行」的な意識認識よりも、こうして 「騎手としてレース乗りたい」 という具体的なテーマを持って短期移籍する人が、少しずつ増えているように感じます。



「違う環境の中で、メンタル面は鍛えられますね。(勝てていなかったり、1番人気の馬が競走中止になったり)ほろ苦デビューにはなっていますが……とにかく結果を出したいです。」

 所属の 川西毅調教師 にも聞きました。

「『保園なら』っていうことで、すぐに引き受けを決めました。すでに馴染んで、周囲の人々からも『いてほしい』となっている。素晴らしいことだと思います。」

 短期移籍での人の行き来については、こんな話も出ました。

「こういうことが、もっと自然に、頻繁に起きるようになっていいと思うんですよね。(今回の保園騎手のことも)名古屋の騎手や、周囲の人たちへのいい影響もあるんじゃないですか?まだ勝っていないけれど、すぐに勝ち始めると思うし、そうなったら年の近い騎手は刺激にもなるし、危機感も持つようにななりますよね。」


 やはり、人がリアルに「動く」ことにより、物事は活性化する。エネルギーが生まれて、そこから新たな何かも生まれる。競馬自体も、きっとそれによりいい意味で変わっていくことになるのでしょう。



 名古屋での騎乗は、年明け1月6日まで。
 まずはその間に、どれだけのことが出来るか。何が起きるか。
 こちらも目が離せません。


 ここで、ちょっとブレイク。
 特集「今週のキッチンカー」(仮題)



エビスカレーワークス  キッチンカー
 みんな大好き!! カレー専門店です。



 品揃えも豊富。メニューを見ていると、本当に目移りします
 しかも、結構お値打ち。

 もともとは、東京にある会員制の肉割烹のお店の系列店。
 カツなどの肉の仕入れは、その系列関係で安くていいものを手に入れられるんだとか。

 エビスカレーワークスのリアル店舗は東京の五反田にあって、このキッチンカーは愛知エリアで営業しているフランチャイズ店なんだそうです。



 キッチンカーを運営している  高木さん

「2年前ぐらいに転職して、仲間と一緒にはじめました。何かやろうってなったときに、知人の縁でこのフランチャイズを始められて。東海地区で、イベント会場とか、あとは病院や会社のランチの時間に合わせて出させてもらったりしていますね。」

 やはり、コロナの期間に自身の先行きを考えて、こうしたキッチンカーを始める方は、本当に多いですね。

「昨年は…本当に苦しかったですね……五反田のリアルのお店は、閉めちゃったんですよ。」

 とは言え、続けて行くにはこの道も平坦ではなさそうです。



 季節の野菜カレーは、軽く揚げた野菜がこのようにたっぷり!
 あと、おすすめはやはりカツカレーだそうです。

 エビスカレーワークスのカレーの特徴は、 牛すじの出汁 を使ったカレールー。
 そのまま頂くと、とてもとてもマイルドで優しい、いかにも「出汁が利いてる」っていう感じの味なんです。

 しかし、これに……写真右奥の赤い部分にある……
 自家製特製の ​「食べるラー油」​

 これを入れると、カレーらしいパンチの効いた辛さにします。
 とてもスパイシー。



 ルー自体の仕込みにも、野菜など様々な食材を惜しみなく使っています。

「カレーって言うのは、バカ売れするものではないんですよね。ですから、こういう場所に出させてもらえるのは有り難いです。少しでも多くの人に味を知ってもらって、その味のファンになってもらうしかありませんから。」

……とは、先ほどの高木さん。

 いい食材を使って丁寧に作られたカレー。
 是非一度食べてみて下さい。
 きっとファンになること、間違いありません。

 来週の名古屋競馬場のナイター開催にも、来られるとおっしゃっていました。
 いつ来られるかわかると有り難いのですが…競馬場のHPにもまだ、キッチンカーの出店予定は書いてないな(汗)。

 ナイター開催だけに、キッチンカーのラインナップも、連日楽しみですね。



 さて、メインレース。
 全国交流で行われる重賞・東海菊花賞は、競馬場移転で2100m戦に模様替えしました。この後行われるダートグレード競走の名古屋グランプリのトライアルレースに指定されています。



 名古屋の新競馬場の2100m
 向正面、2コーナーの出口からスタートして、コースを1周半します。



 最初のゴール板前

 昨年の東海地区三冠馬・ トミケンシャイリ は、このレースが休養からの復帰戦。
 まずはこの馬が先手。

 直後2番手に、大井から遠征の ​コバルトウィング​
 地元期待の ブンブンマル は、3番手の内

 今年の東海地区三冠馬 ​タニノタビト​ は、中団の外目(橙帽、黄色と黒の勝負服10番)

 向正面で、前が楽に行っていると見るや、岡部誠騎手の タニノタビト が前へと進出。これに合わせて番手から出て行った コバルトウィング に襲いかかっていきますが……



コバルトウィング (写真左緑帽)が、タニノタビトの攻撃を退けて抜け出す。
 一番外から、船橋の トーセンブル が猛然と追い上げる。



コバルトウィング が抜け出し、2馬身半差の完勝!!



 首筋をポンポンと叩いて、馬の労をねぎらう 吉原寛人騎手
 これで、名古屋の新競馬場では、重賞ばかり5戦4勝

 レース後のインタビューの模様は、​ 名古屋競馬オフィシャルYoutube映像 ​でご覧下さい。



 コバルトウィングを管理する、 藤田輝信調教師 の話

「覚醒しましたね。セン馬にして良くなりました。レースで安定して力を出せるようになりましたね。ゲート内の駐立が悪い馬なんですけれども、今日はなんとかこらえて、きちんとゲートを出てくれたのが勝因だと思います」

 レース直後の時点では、次走は未定とのことでした。



 ナイター照明設備のある弥富に移転し、冬が近づき日が短くなるこの時期でも、17時前後までレースが行われている名古屋競馬場。12月のデイ開催の日は、最後のレースは日が落ちた中で行われることになりそうです。

 その前に……次の11月22日からの開催は、4日間オールナイター。
 11月22日火曜日は、2歳馬の重賞・ゴールドウィング賞が夜の11レースに組まれています。

 寒いよね…きっと。
 防寒しっかりして、また出かけてきます。


 来週は、その名古屋・ゴールドウィング賞の話と……あともう一カ所出かけてくる予定です。





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最終更新日  2022年11月16日 14時24分01秒
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