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2023年01月11日
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カテゴリ: 坂田 博昭
水曜日の担当は、坂田博昭です。

 今回は、先週の名古屋開催で聞いてきた話を、もう少し。



 寒い中、皆さんご来場ありがとうございます。


 取材に出かけた、先週の名古屋競馬場
 今年最初に行き会ったプレイヤーは、この人でした。



山田祥雄騎手  来週18日で38歳になります
 昨年の勝利数は、その前よりもすくない46勝に留まりましたが……
 なんと言っても、自厩舎所属の2歳馬・セブンカラーズの主戦としての存在感がありました。



 昨年11月22日 重賞・ゴールドウィング賞を勝った セブンカラーズ

 山田騎手に、今年は 東海ダービー が楽しみですね!と水を向けると……​

「そんな、いまから意識してもな~まだ何ヶ月もありますから。疲れちゃう(笑)。馬もまだ厩舎には帰ってきていませんしね。」

 どうやら、こちらが少々入れ込み気味なのかも(汗)。
 山田さんは今年も、こんな感じのマイペースで​行くのでしょう。

 セブンカラーズの動向とともに、要注目ですね。


 続いては……
 年末大晦日の笠松・東海ゴールドカップ
 ウインユニファイドでの優勝が見事だった、この方



沖田明子調教師
 開業2年目に入った昨年は、名古屋で43勝・13位
 全場合計では47勝でした。あれ……笠松も含めて、他場では意外と4勝か……
 でもそのうちの2勝が、 ウインユニファイド での重賞制覇(佐賀と笠松)。

「今年の目標は、名古屋でリーディングのベスト10!!」

 実に明快でした。



 昨年6月23日
 名古屋・トリトン争覇で重賞初制覇を果たした ウインユニファイド

「(東海ゴールドカップは)このメンバーなら勝たなければと思っていました。馬体重が増えていましたけれども、世の中の情勢に合わせて、いま厩舎で使う飼料を変えているということもありましたね。身体の中が変わるのに1ヶ月、身体自体が変わってくるのに1ヶ月。様子を見ながらの仕上げになります。」

 世の中、色んなものの値段が上がっていき、競馬関係でも無関係ではいられないみたい。これも厩舎の経営努力の一環なのでしょう。

 ウインユニファイドの2023年についても、こうなると期待が高まりますが…

「いやいや……年齢考えて(笑)。もう11歳だから。」

 ​具体的な目標については、明言がありませんでしたが……
 馬の元気が続く限り、頑張ってくれるでしょう。


 騎手の方はどうかというと……



丸野勝虎騎手  48歳
 昨年は名古屋で111勝の5位。全場トータルでは138勝でした。

「(ウインユニファイドに関しては)自分は追い切りで乗るだけだから。あとは厩舎の皆さんがしっかり仕上げてくれた結果だと思います。東海ゴールドカップは、馬体重が増えてさすがにちょっと重い感じはしたけれど、結果が出て良かったです。」



 取材に出かけた日も、勝利があった丸野騎手
 今年すでに3勝。地方競馬通算3000勝まであと60勝です。

「この3~4年、怪我なんかが多くて……1年間通じて乗れたことがないんですよね。今年こそは一年通じて怪我なく乗りたい。それが今年の抱負です。」

 控えめな話のようにも思えますが…
 これが、騎手としての「本音」なのでしょう。
 今年は、事故なく怪我なく。
 そして区切りの勝利の時も楽しみに待ちたいです。



​ 先週お伝えした、名古屋記念での角田輝也調教師の話もそうですが…
 やはり年の初めは、結果が出ると気分的なものが違う。
 それが勝負の世界。

 新競馬場に映ってから存在感が増した、この人もその様子。



​丸山真一騎手​  32歳
 昨年は、名古屋で36勝の13位でしたが……
 笠松でも頑張って、トータルでは52勝の活躍でした。



 今年最初の勝利をあげて、この表情……

「1つ勝てて、ホッとしました。いつも最初の開催でひとつも勝てなかったりするから……」



 取材に出かけたこの日、最終レースも勝って2勝!
 なんだか最近、最終レースでこういうシーンをよく見るような気が……

 人気薄での勝利も多いですから、「一発逆転ファイナルジョッキー」として注目しても面白いかも知れないですよ(笑)。


 最後は、笠松から乗りに来ていたこのひと。
 この日1月4日が、レースでの騎乗としては仕事始めになりました。



深澤杏花騎手  昨年12月で21歳になりました
 昨年は全部で48勝。

「昨年の年末、笠松の最後の開催で50勝到達を目標にしていたのですが…開催の滑り出しでリズムに乗れなくて、チャンスがあったのに逃してしまいました。今年は是非50勝を超えたいです。」



 レースのあと、宇都英樹調教師と


「自厩舎の馬でもっと勝たないといけませんね。勝ちたいです」​


 所属の田口輝彦調教師からは、どんな助言があるのだろう……。

「先生からは『競馬をもっと好きになりなさい』といわれているんです。お客さんが自分のレースでの姿をどう見ているかを意識しろ、ということなんだと思います。例えば、スタートして位置を取ろうとしたとき、自厩舎の別の馬が外から来たら、思わず引いて行かせて後ろの位置で折り合ってしまったりすることがあって……先生は『それを、お前の馬を買っているお客さんが見ていてどう思うか考えろ』と。言われている意味はわかる。わかるんですけど……。」

 難しいですよね。確かに。それって。

 見ているこちら、客側は「なんであそこで行かないんだ!」って簡単に言いますよ(汗)。でも、プレイヤーの立場では、瞬時の判断と、それに則ったプレーが求められますから。私たちが口で言うほど簡単ではありません。

 そういうことにも対処できるようになれば、お客さん方からも、そして厩舎周りの人々からも、信頼されるようになっていくのでしょう。



「年末、名古屋の沖田(明子)先生のところの馬が笠松に来ていて、乗せてもらえて勝てたんです。その日は重賞があって、名古屋からも先輩騎手が大勢来ている中だったのに、私を乗せてくれた。勝てて本当に嬉しかったですね。こういうことがもっと増えてくるように頑張ります!」

 まだまだ、色んなことが整ってくるのはこれから、ですよね。
 彼女にとっての2023年、どんな年になるかな。




​​​​​​​ 次週は、また取材に出かけてリポートしますね!





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最終更新日  2023年01月11日 10時05分09秒
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