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金曜日に、新宿文化センターに、「新春名作狂言の会」を観に参りました。
この日の番組は、大蔵流狂言「水掛婿」、和泉流狂言「しびり」・「小傘」。
まずは、例年どおり、茂山正邦さんと野村萬斎さんのトークと小舞共演。
今年は、「柳の下」。
同じ曲でも、大蔵流と和泉流では、というより、家によってでしょうか、微妙に違うところが面白い。
狂言」「水掛婿(みずかけむこ)」。隣同士の田を耕す舅(茂山千五郎)と婿(茂山正邦)。
婿が田を見に来ると、水がないのです。
舅の田から水を引いて帰ると、そこへ今度は舅が来て、水を引き返します。
そこへ、また婿が引き返してきて、舅と口論になって…。
水や泥を掛け合った揚げ句に、取っ組み合いに。
仲裁に妻(茂山茂)がかけつけるのですが、父と夫の板挟みになって右往左往…。
狂言「しびり」。来客用の魚を買いに、和泉の堺まで行けと命じられた太郎冠者(野村万作)。
親譲りの足のしびれが出て歩けないと仮病を。
太郎冠者の仮病がわかっている主人(石田幸雄)は、伯父の宴に招かれていると嘘の話をすると、早速太郎冠者は、しびれが治ったのでお伴すると言い出します。
確かに、京都から堺まで行くとなると、交通網のない時代だから、仮病を使いたくなるかもしれませんね。
狂言「小傘(こがらかさ)」。在所に作った草堂の堂守になってくれる僧を探しに海道に出た田舎者(深田博冶)。
食い詰めたバクチ打ち(野村萬斎)が坊主に姿を変え、手下(高野和憲を)新発意(しんぽち・寺の小僧)に仕立てて旅をしているのに出会い、それとは知らずに草堂に連れ帰ります。
偽坊主は、博奕で聞き覚えた傘の小歌をお経代わりに唱え、参詣人たち(内藤連、中村修一、飯田豪、岡聡史、月崎晴夫)が、ありがたい法悦に浸っている隙に、新発意に施物を盗ませて、まんまと逃げだします。
やがて騙されたと気付いた人々が追いかけます。
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