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2007年12月28日
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テーマ: 映画と原作(87)
カテゴリ: カテゴリ未分類
魍魎の匣  ポスター



【監督・脚本】 原田眞人
【原作】 京極夏彦
【出演】 堤真一 阿部寛 椎名桔平 宮迫博之 田中麗奈 黒木瞳 宮藤官九郎 柄本明 清水美沙 篠原涼子 マギー 堀部圭亮 荒川良々 笹野高史


映画『 魍魎の匣 』公式サイト
【関連作品】
映画『姑獲鳥の夏』 (2005) 第1作



▼『超映画批評』 30点





戦後間もなくの東京。元・女優、陽子の娘が行方不明になり、探偵・榎木津が捜査を担当していた。一方、作家・関口と記者・敦子は、不幸を匣(はこ)に封じ込める謎の教団の陰謀を掴むべく調査していた。更に巨大なはこ型の建物の謎を追う木場。全ての事件は、複雑に絡まり、一つに繋がっていた。それぞれの謎を解くため、彼らは古書店・京極堂の店主、中尊寺のもとに集まった。


感想

原作を読んで、こんなにすぐ映画を観るのも珍しいのですが、原作読んでおいて良かったかな~っと今回は思いました。原作はめちゃハマリました。ただ今、『鉄鼠の檻』を読み終わりましたが、感想はアップアプ。読むのはいいけど、日記にまとめるのはしんどい作業ですね。
で、映画ですが、。

まるで寄り合い



前作『姑獲鳥の夏』の時との大きな違いは、このワイワイ感でしょうか。原作でもそうですが、仲間同士の毒舌、掛け合い、テンポの良さ、。これは良かったですね。 関口役を永瀬サンから椎名サンへの交替はその辺の空気を出す為だったのかな?



魍魎 京極堂


まさに、”京極堂”ですよね。イメージぴったりだと思いました。
堤サン、再放送で「やまとなでしこ」を先週頃見ましたが、若かったですね~。

それにしても、「ALLWAYS 三丁目の夕日」では頑固親父で、ドラマSPでは敏腕SPで、この人は凄いな~。やれない役は無いくらい、今ノリノリの中堅役者さんですね~。渡辺謙サンや役所サンのように、押し出しが立派です!貫禄。

あの、最後のほうでの謎解きに"憑き物落とし"に いよいよ京極堂が乗り出していく、、という場面を楽しみにしていたのですが、なんだか、ウヤムヤ。

せっかくの見せ場、迫力のあるシーンを期待したのですケド、もうひとつ、、足りない気がしたのです。御匣様(オンバコ様)の屋敷に入るときや、匣研究所とか。。

柄本明のマッドサイエンスぶりは、狂気迫るものが感じられました。研究一筋で他は目に入らない。、思い返してみると怖いな~~。







魍魎 榎木津

もちろんこの人も!阿部寛さんも又、も~、出まくりですね~。42歳?はぁ~。椎名サンと堤サンとで同い年だそうですね。ホントに榎木津にこれまたイメージピッタリですよ~。「俺は神だ」とか、人の記憶が見えてしまう能力をもつ迷探偵。原作では、彼が登場すると、現場はシッチャカメッチャカになるし、関口君はこき使われるしで、まー奇天烈な人物ですから、阿部寛さんのこれまでの役のハイテンション?ぶりも合わせるとまさに適役という感じでした。映画では、もっと落ち着いてました(笑)。


魍魎 関口



この関口役に椎名サンは微妙に違うと、わたしも感じました。
椎名サンがいくら七三ワケの髪型にしたって、元々野球で鍛えた体育会系の人というイメージのせいか、脆弱な鬱症の小説家というのは合わないですよ。でも、ドモッたり、会話というよりブツブツ独り言の早口で話す場面などではうまくやってましたね。  
『姑獲鳥の夏』での永瀬サンは、原田知世さんとのバランスや役柄のイメージに合ってました。でも、京極堂とのバランスはいまひとつでした。
椎名サンは、京極堂の相棒としてのバランス愛称は良い感じでしたが、役柄そのものが違うと感じてしまう。。なんだか、役所のヒト、税理士のような。。

この<京極堂シリーズ>、京極堂がホームズなら、ワトソンの関口は、どうも誰がやればピッタリというのは、ないのかもしれないですね。今後も続編の映画化があるなら、関口役は、毎回違うというのも、また、いいかもしれませんよね~>



魍魎の匣 田中麗奈


敦子役は、彼女がピッタリですね。理知的で、清潔感があり、男のような雰囲気でもあり、男性は惹かれるケド引け目を感じてしまう。


魍魎 木場



木場刑事は、骨太の人。 宮迫さんは普段はトークが好きですし、器用で芸達者で、現代的なドラマでの主夫役は良かったデスが、こういうのは、無理っぽい。もっと明るい役。かえって鳥口(敦子の雑誌記者仲間)のような、軽口役のほうが良いでしょう。 胸に秘めた想いや自分との苦闘は、なかな難しそうでした。



魍魎の匣じゃない篠原涼子



このシーンがめっちゃ好きだったんですよ。『姑獲鳥の夏』のラストの方。特に篠原涼子サンがしっとりしてて目に焼き付きました。
今回も細君たちが出演しますが、着物ではなく洋服で、ちょっと残念。



九藤カン



この役、何故クドカンが?でも、彼も良かったデスね。ヒョロ~っとしていて。



ジェットコースターミステリ。スピーディでよくまとまってました。
人物たちは、皆個性強くて、イメージと合ってるとか違うとか、ひとりで楽しんでましたが、ミステリ部分はちょっとグズグズになってしまったかな? 誰が誰を、というのは分かりましたが。一筋縄ではいかない二重三重の、謎。で複数の話が錯綜。 

途中ちょっと、正直、長くて退屈の時間がありましたが。

「マトリックス レボリューションズ」のマシンシティで、ネオが対峙する、顔をかたどった”マシン創造主”とシンクロする場面がありましたが、。それを本人(犯人)が希望したので(自ら箱の中に納まりたいから、五体満足な身体をわざわざ。。)、ということには触れてませんでした。 膨大な原作の映画化、大変な作業だったろうな~と、感じました。


かなりシンプルに作り変えられた映画でしたが、例の、”みっしりと”と ” ほう ” の表現には、こだわって作っているのが感じられました。 そこは、楽しみでしたから、期待通りで良かったデス。ラスト映像が 象徴的な絵だったのは、途中、凄惨なシーンもあっただけに、それこそ、「ほ~~」となりました。 








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最終更新日  2009年06月16日 16時12分37秒


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