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2007年発生の英語講師殺人事件で、死体遺棄容疑で捜索中の市橋達也(30歳)が逮捕・送検された。
英語の個人講師であった英国人女性リンゼイ・アン・ホーカーさん(当時22歳)が遺体で見つかった。
市橋容疑者の自宅ベランデの浴槽内であった。
市橋容疑者は、死体遺棄容疑で指名手配されたのだが、状況としては殺人・死体遺棄の容疑である。
逃亡・顔面整形と注目を集める事件・逮捕劇である。
市橋容疑者の両親は、逮捕当日記者会見を行った。
雨の中、自宅前での会見は親としての心情を語ったもので、親の思いとして、その心情を察するものを感じた市民も少なくないものであったかも知れない。
事件であったのか、事故であったのか真相が分からない段階での親の思いには市井の同情がなくもない。
続く12日、二回目の会見を行ったが、息子をやさしい子と言ったり、飼い犬を引き合いに出してのエピソードはいただけない。
両親の会見は、広義には、息子の法廷闘争の援護とも取れるが、作戦失敗と言わざるを得ない。
第一は、親の育て方に関心が寄せられるのに対し、息子の経歴については家庭でさえ語られなかったとして、会見でも口を閉ざした。
親の教育こそが事件の素因であるとの感触は市民の多数が思うところであろう。
やさしい人は人殺しなどしない、それが市民の認識である。
両親には2年7ヶ月の猶予があった。
息子が自殺した場合、逮捕された場合、時効を迎えた場合とそのそれぞれに対しての会見を準備できていた時間がある。
第一回の自宅前の会見は、失敗ではなかった。むしろ成功かも知れなかった。
しかし、その中で予定していた息子の優しさアピールが足りなかったと感じたのであろうか。
第二回はその失点稼ぎの付け焼刃な会見になってしまった。
作戦失敗といわざるを得ない。
逮捕後は黙秘していると伝えられる。
市橋容疑者は、医師・歯科医師一家に生まれ、進路について葛藤していたものと思われる。
親の期待に沿えないことについて、頑なに沈黙することが唯一の手段であったとすれば、反抗についても頑なに供述を拒否しようとするであろう。
沈黙(黙秘)・断食を何時まで続けるか注目される。
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