とし坊の青春

とし坊の青春

2005年01月26日
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カテゴリ: 旅行
 ガイドブックには以下のように記載されている。
 「雁鴨池:文武王14年(674年)に建築された庭園。 新羅は領土を拡張していくに従い国の収入も豊かになっていった。 王族たちは派手で贅沢な生活を送るようになり、大きくて華麗な宮殿を築くのに関心をおいた。 そうして朝鮮半島統一直後の674年にはこの雁鴨池を造り、679年には華麗な宮殿を建てる。 宮殿は臨海殿と呼ばれたが、今は建物の跡しか残っていない。 雁鴨池という名前は、庭園が本来の豪勢な姿を失い、池にアシや浮き草が生い茂り、鴨と雁が飛んでいるのを見た朝鮮王朝期のある文人が付けたものだという。」
 更に検証するべく、もらった観光ブックを見てみると、「三国統一を成就した偉大なる英主文武王が統一後に造成した離宮であり造園技術の白眉と評価されている。 1975年池と周辺の発掘調査が行われ新羅時代の宮中生活の断面を知る貴重な各種遺物3万3千余点が出土し、現在国立慶州博物館の雁鴨池館に展示されている。」と記載されている。 
 「臨海殿址(雁鴨池)」の中は非常に綺麗に整備されている。 池も手入れが行き届いている。 また、3棟の社のうち、入口から2つ目の社の中には、その中央にガラスケースがあって、ミニチュアの臨海殿が入っている。 ミニチュアの大きさは3m×3mもあるだろうか。 写真を撮って来たが、ミニチュアと言えど風格があって、さすがに立派である。 現存すれば、さぞかし素晴らしいんだろうなぁって思ってしまう。
 「臨海殿址」を出て、「月城路」沿いを南東に400mも行くと交差点がある。 ここを右折すると、100mも行かないうちに「国立慶州博物館」だ。 
 着いたのは午後5時15分だった。 まだ周囲は明るい。 閉館時間は午後7時だから、まだ大丈夫。 時間は十分ある。 入場料は400ウォンだった。 日本円で39円だ。 本当に安い。 因みに、7歳から24歳までの学生は200ウォン。 日本円で19円だ。 24歳まで学生ってことは、韓国には徴兵制があるからかなぁなんて思ってみたりする。 当然、6歳以下は無料だ。 それに、30人以上の団体も1人当たり200ウォンだという。 と言うことは、30人以上で押し掛ければ、1人19円ということだ。 当たり前なんだろうけれど、兎に角、安い。 
 日本の物価と韓国の物価を単純に比較すると、日本を100とした時、韓国は70~80だと思う。 否、80~90かも知れない。 それなのに、韓国の歴史的な観光名所の拝観料だとか、入場料だとかは日本に比べて10分の1とか、20分の1程度になっている。 これじゃ、そこで働く人の給料も出ないじゃないなんて心配になって来る。 
 日本人が韓国に来て観光地をあっちこっちと廻って、安い、安いって感激するのは良いんだが、韓国の方が日本に来て、観光名所を廻れば、目の玉が飛び出す程、びっくりするんじゃないかとさえ思ってしまう。 その驚きようが目に浮かぶようだ。








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最終更新日  2005年01月26日 22時16分21秒
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