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今月はサイカニア クルサネンシス(Saichania chulsanensis)を取り上げます。 サイカニアは白亜紀後期のモンゴル国南部から産出し、体長4mあります。サイカニアは鎧竜(よろいりゅう)と呼ばれるアンキロサウルスの仲間です。鎧竜は背中や尾にかけて骨質()のスパイク状のとげが鎧のように覆()っているのが特徴()です。 いかつい印象を受けるサイカニアですが、骨の中はすかすかのスポンジ状になっていて、体を軽くする工夫が見えます。 また、鼻の穴から頭の内部にかけて、複雑な形をしています。サイカニアは砂漠地帯にすんでいましたので、暑く乾いた空気を吸い込んでも冷やして湿()らせるようにしていたようです。 恐竜も環境などに合わせて体の内部を進化させていたことが、これらからうかが()えます。 とはいえ、ライブシアター上映中にサイカニアが登場したとき、「あっ、ブタさんだ」といった女の子の声が私の耳に残っています・・・By 恐竜センター(佐藤)
2010年01月28日
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こんにちは、「サウルスくん」ですぅ今日は博士に地層のことを教えてもらうですぅ博士「まず、地質学の基礎となる『地層累重の法則』だね。これは基本的に、地層は下の方ほど古く、上の方ほど新しいということなんだね。」でも、博士それって、普通なんじゃないですかぁ博士「これの重要なところは『基本的に』ということなんだね。例えば、神流町の地層を見てみると、斜めになっていたり、上下が逆になっている場合もあるんだよ。」えっ、そうなると、どうやって上下を判別するですかぁまずは化石などを調べることだね。博士「もし、地層の中に入っている物を調べて、下の方からタルボサウルスの化石が、上の方から空き缶が出てきたら、間違いなく、上の方が新しいよね。」はいですぅ博士「他にも地層中の堆積物の粒度を調べる方法もあるんだ。小さい粒子よりも大きい粒子の方が水中を落ちる速さが速くなるから、大きい粒子がある方が下になるんだよ。こういう層を『級化層理』っていうんだ。」へぇ、そうなんですかぁ博士「でも、この堆積物が土石流とかで堆積したものの場合、逆級化といって、大きい粒子の方が上方になるときもあるから、よく地層を観察することが必要なんだよ。」ふ~ん、地質学って奥が深いですぅ
2009年02月06日
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今回は神流町から産出するサメの歯のうちミツクリザメの仲間である、スカパノリンカスScapanorhynchus sp.を取り上げます。 スカパノリンカスはネズミザメ目ミツクリザメ科に属す、中生代白亜紀に生息していたサメです。神流町では石堂層、瀬林層の最下部から見つかっています。私が初めてサメの歯を発見したのは5年前で、調査に入ったところ、偶然黒光りするものを見つけ、クリーニングをして調べた結果、スカパノリンカスであることが分かりました。右下の写真は出前講座などで使用しているサメの歯がたくさん入った石です。ちなみに、サメの歯は一生のうち何度も生え代わりますので、一度サメの歯が見つかるとその周辺からサメの歯がたくさん産出します。 また、写真の剥製はミツクリザメで、鼻先が伸びたような特徴的な体をしています。また、水深1200mくらいの深海にすんでいるため、実際の生態などについて、謎の多いサメです。 現在や過去でもよくわからない生き物がたくさんいます。でも、未知なることに挑戦することはわくわくしますよね。By 恐竜センター(佐藤)
2009年12月24日
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